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愛してほしかった 前編
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「ふむ…まずはそ奴らが邪魔じゃのぅ」
ミストルティンの一言にビクンと肩を震わすサイモン。
灼熱の視線は真っ直ぐとモンスターの群れを見据えている。
その小さな桜色の唇が唄うように流れ、言葉を紡いだ。
「【轟雷荒びて野を駆けん。閃光瞬きて包囲破らん】―――――――フラッシュショック!!!」
強力な光が輝き、乾いた炸裂音が響く。
光は怒涛の雷となり群れへと押し寄せた。
カンナギはこれ程までに強大な〝フラッシュショック〟を見たことが無かった。
それこそ2,3体を倒せる程度のソーサレスだって強い人間と称されるのだが
ここまでのは在り得ない威力。
まさに一瞬。
20体はいたモンスターが黒く焦げた物体となってどさりと地に沈む。
「うむ。やはり、リエライを触媒にするとマナが巧く練れるの♪」
ニルの姿をした灼熱色の瞳の伝説のソーサレスは
炎を纏うスタッフをくるくると片手に楽しそうに笑った。
〝大魔道師〟ミストルティン。
灼熱の瞳の少女は確かに自分のことをそう名乗った。
かつて追従者の塔の竜を討ち取り、文字通り世界を救ったギルド。
英雄が集うと云われた伝説の五人組少数精鋭派ギルド【五天将星】
その一人がこのミストルティンである。
5人の物語は吟遊詩人達が謡い伝え世界各地へと残されている。
だが【五天将星】は10年以上も昔に謎の解散をしたという。
それでも結成から解散までの3年間、たった五人のみで誰一人にすら負けなかった不敗記録の持ち主達だ。
強くないわけがない。
「あの数を一瞬でだト……!?」
サイモンはそのあまりの強さに驚愕した。
このままでは負ける。
そう思った矢先の事だった。
「―――――――っっ!!!」
突然、少女が左胸を掴んで崩れるように片膝をついた。
「ぐ、うぅ…やはり久し過ぎたのぅ…これ以上はニルの身体がもたぬ……」
そのよく分からないが、何らかの手負いを思わせる〝少女〟にサイモンは勝機を見た。
「今ダ!!メアっ!!まずは〝大魔道師〟から殺セ!!!」
その声にうつ伏せで倒れていたメアは怯えの色を顔に出す。
本来ならここで何かの『制裁』が来るのだが、本人はそんな余裕は無いのか自分を急かすばかりだった。
それでも、どうだっていい。
今、自分のやるべきこと。それは…
「……………はい」
造られてでも自分を生み出してくれた父親の命令を聞くこと。
たとえこの存在が嫌われようとも父親を護ること。
傷つけられようとも父親を信じること。
この手をどれだけ血に染めても―――――――
死に逝くひと達に〝ごめんなさい〟を言い続けようとも―――――――
もう、殺したくなんかなくても―――――――
すべてはただ―――――――
「ふぅっ……ぐぅぅぅううう!!!」
もはや他人のもののように何も感じなくなった自分の身体の一部に
全身全霊を込めて活をいれる。
両腕の紋章から鎖を取り出し、踏み込む。
焼け焦げた脚では在り得ないほどの跳躍。
動けない少女へと
薙ぎの一閃。
だが、それは少女には当たらなかった。
「―――――――え?」
目の前には2メートルはあろうかという、赤い精霊。
巨大な剣で受け止められた。
なぜ、エレメンタルが?どうやったらこんなに巨大なエレメンタルが創れる?
そもそも―――――――
これは誰が創った
「どうだっていいんだよ…」
その声が、巨大なレッドエレメンタルの後ろから聴こえる。
聞き覚えのある声。
さっきまでメアを真ん中に、少女の対向側にいたはずの青年。
(この距離を一瞬で・・・!?)
驚きを隠せないメアを見て、カンナギは鋭い眼光を突きつける。
「お前の事情も、お前が想っていることも、何を信じるかも……」
どうだっていい。
その一言が、メアの心の中を真っ白にする。
「俺には別にもう護りたいものなんて無いんだよ」
カンナギは呟き続ける。
「大切な想いも、夢見た理想も、消えた。みんな、みんな消えて失くしちまった」
それでも
そう続けて―――――――
「俺にはやるべき事がひとつだけ、まだ残ってんだ…」
その声が、激昂した。
「死ぬわけにはいかねえ…それ以上に、誰も死なせたくねぇんだ!!」
だから、誰も傷つけさせない。
だから、それを脅かすお前たちを許さない。
だから
「お前の〝せかい〟は破壊するっ!!!」
「―――――――!!」
やっと機能を取り戻したメアは後ろへ跳躍。
だが、それを追うレッドエレメンタルに身体を掴まれる。
「これが俺の覚悟だ」
そしてその先の〝言葉〟がやがて〝術式〟へと変わる。
「【我が一声に誓い謳う汝よ。変わらぬ忠誠を顕わにせよ】―――――――」
その術式にメアもサイモンも少女ですら凍りついた。
『サマナーにとって操ったモンスターとは違い、エレメンタルは言わば〝術者の精神の分身〟である。
傷付いた程度では支障はないが、消滅した場合はそのエレメンタルの『最もの死因』が術者に跳ね返る。
外傷は無い。精神的な〝苦痛〟を形として脳が感じてしまうのだ。
今のように首をへし折られて消滅されれば、術者であるカンナギも首を激痛に襲われる。』
それが何を意味するか解かるからこそ、そのスキルはありえなかった。
「ドミネーション!!!」
メアの眼前で、レッドエレメンタルは『自爆した』
激しい爆発と共に、白煙が巻き起こる。
「くぅっ……どこヘ!?」
辺り一面煙に遮られ何も見えなくなったサイモンは硬直した。
目の前。煙から出てきたカンナギの掌。
「〝カーテンコール〟じゃねぇよ―――――――」
一気にサイモンの顔を眼鏡を弾いて、右手で掴んだ
「―――――――これで〝ピリオド〟だ」
蒼い波動がサイモンの頭部を貫く。
ソウルブラスター。
サマナーの基礎。
掌で衝撃を放つ自立攻撃用のスキルで本来『離れて使う』スキルである。
接近、それどころか零距離で放とうものなら腕に甚大な過負荷がかかる。
それでもカンナギは迷うことなく放った。
ぐしゃりと機械じみた床に倒れこむサイモン。
「ぐ、がっ……!!」
瞬時に顔をあげる。
見上げた先にはだらりと右腕を垂れ下げるカンナギが立つ。
サイモンはその見下ろす双眸に恐怖した。
殺される。
そう確信した。
だが、
右肩のはだけたワンピース姿で、両手を広げ「行かせない」とでも言いたげに
メアが二人の間に割って入った。
「絶対に、パパは殺させない……!!」
ツインテールに縛っていた髪はほどけ、黒く焦げた両足でガクガクと震えて立つ姿は満身創痍だった。
カンナギは口を開く。
「なんでそこまで、こいつを…」
「パパは私にとってすべてだから」
そうだ。
造られてでも自分を生み出してくれた父親の命令を聞くこと。
たとえこの存在が嫌われようとも父親を護ること。
傷つけられようとも父親を信じること。
「この手をどれだけ血に染めても―――――――」
血を吐いて、それでも叫ぶ。
「死に逝くひと達に〝ごめんなさい〟を言い続けようとも―――――――」
涙をぼろぼろと流して、
「もうひとを殺したくなんかなくても―――――――」
言いたかったこと。
すべてはただ―――――――
「パパに…愛してほしかったから……」
その言葉に、サイモンは何も言えなかった。
カンナギが黙ったままのサイモンに問いかけた。
「いいのか、あんた?」
「……エ?」
「娘じゃなくても、ただの道具であったとしても―――――――
愛して欲しいって…自分の命はいらないってよ……」
「……………」
「あんたは!こんなになっても立ち続ける、自分の前に立つこいつを見て、何にも思わねぇのかよ」
「……………」
「何にも思わねぇのかよ!!!!」
もう一度。今度は強く言い放つ。
ドミネーションで自爆したエレメンタルの苦痛を受けて。
零距離で放ったソウルブラスターで右手を血だらけにして。
それでもカンナギは激昂した。
「もういい、メア……」
静かに、全ての力を振り絞るようにサイモンは告げた。
「……パパ?」
「怖かったんダ。死んだ妻の最後に残した娘が…妻の後を追って、
私を残して、永遠に眠ってしまったあの日カラ」
「…………」
「造ったメアの眼を見ることが、怖かっタ。造ってしまった自分自身のことも
こんなことをしてまで、娘を手元に置こうとするワタシを」
一呼吸して
「見られたくなかっタ」
「パパ……」
「愛される…そんな資格などナイ、だが、また失いたくはナイ…
縛り付ける以外に思いつかなかっタ」
「……愛しかたを忘れたわけではなイ。ただ逃げていたんダ」
その心を見透かされることを恐れていた〝凶知への欲望〟は
「……ワタシ〝達〟の、負けダ」
静かに。
ただ、そう口にした。
ミストルティンの一言にビクンと肩を震わすサイモン。
灼熱の視線は真っ直ぐとモンスターの群れを見据えている。
その小さな桜色の唇が唄うように流れ、言葉を紡いだ。
「【轟雷荒びて野を駆けん。閃光瞬きて包囲破らん】―――――――フラッシュショック!!!」
強力な光が輝き、乾いた炸裂音が響く。
光は怒涛の雷となり群れへと押し寄せた。
カンナギはこれ程までに強大な〝フラッシュショック〟を見たことが無かった。
それこそ2,3体を倒せる程度のソーサレスだって強い人間と称されるのだが
ここまでのは在り得ない威力。
まさに一瞬。
20体はいたモンスターが黒く焦げた物体となってどさりと地に沈む。
「うむ。やはり、リエライを触媒にするとマナが巧く練れるの♪」
ニルの姿をした灼熱色の瞳の伝説のソーサレスは
炎を纏うスタッフをくるくると片手に楽しそうに笑った。
〝大魔道師〟ミストルティン。
灼熱の瞳の少女は確かに自分のことをそう名乗った。
かつて追従者の塔の竜を討ち取り、文字通り世界を救ったギルド。
英雄が集うと云われた伝説の五人組少数精鋭派ギルド【五天将星】
その一人がこのミストルティンである。
5人の物語は吟遊詩人達が謡い伝え世界各地へと残されている。
だが【五天将星】は10年以上も昔に謎の解散をしたという。
それでも結成から解散までの3年間、たった五人のみで誰一人にすら負けなかった不敗記録の持ち主達だ。
強くないわけがない。
「あの数を一瞬でだト……!?」
サイモンはそのあまりの強さに驚愕した。
このままでは負ける。
そう思った矢先の事だった。
「―――――――っっ!!!」
突然、少女が左胸を掴んで崩れるように片膝をついた。
「ぐ、うぅ…やはり久し過ぎたのぅ…これ以上はニルの身体がもたぬ……」
そのよく分からないが、何らかの手負いを思わせる〝少女〟にサイモンは勝機を見た。
「今ダ!!メアっ!!まずは〝大魔道師〟から殺セ!!!」
その声にうつ伏せで倒れていたメアは怯えの色を顔に出す。
本来ならここで何かの『制裁』が来るのだが、本人はそんな余裕は無いのか自分を急かすばかりだった。
それでも、どうだっていい。
今、自分のやるべきこと。それは…
「……………はい」
造られてでも自分を生み出してくれた父親の命令を聞くこと。
たとえこの存在が嫌われようとも父親を護ること。
傷つけられようとも父親を信じること。
この手をどれだけ血に染めても―――――――
死に逝くひと達に〝ごめんなさい〟を言い続けようとも―――――――
もう、殺したくなんかなくても―――――――
すべてはただ―――――――
「ふぅっ……ぐぅぅぅううう!!!」
もはや他人のもののように何も感じなくなった自分の身体の一部に
全身全霊を込めて活をいれる。
両腕の紋章から鎖を取り出し、踏み込む。
焼け焦げた脚では在り得ないほどの跳躍。
動けない少女へと
薙ぎの一閃。
だが、それは少女には当たらなかった。
「―――――――え?」
目の前には2メートルはあろうかという、赤い精霊。
巨大な剣で受け止められた。
なぜ、エレメンタルが?どうやったらこんなに巨大なエレメンタルが創れる?
そもそも―――――――
これは誰が創った
「どうだっていいんだよ…」
その声が、巨大なレッドエレメンタルの後ろから聴こえる。
聞き覚えのある声。
さっきまでメアを真ん中に、少女の対向側にいたはずの青年。
(この距離を一瞬で・・・!?)
驚きを隠せないメアを見て、カンナギは鋭い眼光を突きつける。
「お前の事情も、お前が想っていることも、何を信じるかも……」
どうだっていい。
その一言が、メアの心の中を真っ白にする。
「俺には別にもう護りたいものなんて無いんだよ」
カンナギは呟き続ける。
「大切な想いも、夢見た理想も、消えた。みんな、みんな消えて失くしちまった」
それでも
そう続けて―――――――
「俺にはやるべき事がひとつだけ、まだ残ってんだ…」
その声が、激昂した。
「死ぬわけにはいかねえ…それ以上に、誰も死なせたくねぇんだ!!」
だから、誰も傷つけさせない。
だから、それを脅かすお前たちを許さない。
だから
「お前の〝せかい〟は破壊するっ!!!」
「―――――――!!」
やっと機能を取り戻したメアは後ろへ跳躍。
だが、それを追うレッドエレメンタルに身体を掴まれる。
「これが俺の覚悟だ」
そしてその先の〝言葉〟がやがて〝術式〟へと変わる。
「【我が一声に誓い謳う汝よ。変わらぬ忠誠を顕わにせよ】―――――――」
その術式にメアもサイモンも少女ですら凍りついた。
『サマナーにとって操ったモンスターとは違い、エレメンタルは言わば〝術者の精神の分身〟である。
傷付いた程度では支障はないが、消滅した場合はそのエレメンタルの『最もの死因』が術者に跳ね返る。
外傷は無い。精神的な〝苦痛〟を形として脳が感じてしまうのだ。
今のように首をへし折られて消滅されれば、術者であるカンナギも首を激痛に襲われる。』
それが何を意味するか解かるからこそ、そのスキルはありえなかった。
「ドミネーション!!!」
メアの眼前で、レッドエレメンタルは『自爆した』
激しい爆発と共に、白煙が巻き起こる。
「くぅっ……どこヘ!?」
辺り一面煙に遮られ何も見えなくなったサイモンは硬直した。
目の前。煙から出てきたカンナギの掌。
「〝カーテンコール〟じゃねぇよ―――――――」
一気にサイモンの顔を眼鏡を弾いて、右手で掴んだ
「―――――――これで〝ピリオド〟だ」
蒼い波動がサイモンの頭部を貫く。
ソウルブラスター。
サマナーの基礎。
掌で衝撃を放つ自立攻撃用のスキルで本来『離れて使う』スキルである。
接近、それどころか零距離で放とうものなら腕に甚大な過負荷がかかる。
それでもカンナギは迷うことなく放った。
ぐしゃりと機械じみた床に倒れこむサイモン。
「ぐ、がっ……!!」
瞬時に顔をあげる。
見上げた先にはだらりと右腕を垂れ下げるカンナギが立つ。
サイモンはその見下ろす双眸に恐怖した。
殺される。
そう確信した。
だが、
右肩のはだけたワンピース姿で、両手を広げ「行かせない」とでも言いたげに
メアが二人の間に割って入った。
「絶対に、パパは殺させない……!!」
ツインテールに縛っていた髪はほどけ、黒く焦げた両足でガクガクと震えて立つ姿は満身創痍だった。
カンナギは口を開く。
「なんでそこまで、こいつを…」
「パパは私にとってすべてだから」
そうだ。
造られてでも自分を生み出してくれた父親の命令を聞くこと。
たとえこの存在が嫌われようとも父親を護ること。
傷つけられようとも父親を信じること。
「この手をどれだけ血に染めても―――――――」
血を吐いて、それでも叫ぶ。
「死に逝くひと達に〝ごめんなさい〟を言い続けようとも―――――――」
涙をぼろぼろと流して、
「もうひとを殺したくなんかなくても―――――――」
言いたかったこと。
すべてはただ―――――――
「パパに…愛してほしかったから……」
その言葉に、サイモンは何も言えなかった。
カンナギが黙ったままのサイモンに問いかけた。
「いいのか、あんた?」
「……エ?」
「娘じゃなくても、ただの道具であったとしても―――――――
愛して欲しいって…自分の命はいらないってよ……」
「……………」
「あんたは!こんなになっても立ち続ける、自分の前に立つこいつを見て、何にも思わねぇのかよ」
「……………」
「何にも思わねぇのかよ!!!!」
もう一度。今度は強く言い放つ。
ドミネーションで自爆したエレメンタルの苦痛を受けて。
零距離で放ったソウルブラスターで右手を血だらけにして。
それでもカンナギは激昂した。
「もういい、メア……」
静かに、全ての力を振り絞るようにサイモンは告げた。
「……パパ?」
「怖かったんダ。死んだ妻の最後に残した娘が…妻の後を追って、
私を残して、永遠に眠ってしまったあの日カラ」
「…………」
「造ったメアの眼を見ることが、怖かっタ。造ってしまった自分自身のことも
こんなことをしてまで、娘を手元に置こうとするワタシを」
一呼吸して
「見られたくなかっタ」
「パパ……」
「愛される…そんな資格などナイ、だが、また失いたくはナイ…
縛り付ける以外に思いつかなかっタ」
「……愛しかたを忘れたわけではなイ。ただ逃げていたんダ」
その心を見透かされることを恐れていた〝凶知への欲望〟は
「……ワタシ〝達〟の、負けダ」
静かに。
ただ、そう口にした。
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