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第14話 墓守スケルトン
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「……なんにせよ。これはかなり重要そうだね、ギルドに提出しないと」
「ん」
僕の一言で沈黙が破れ、気を取り直したアシュリーは日記帳を懐にしまった。
「さて、情報は見つけたけど、あと一部屋残ってるよね。どうする?」
「何かあるかもしれないし……行こう」
「了解」
僕達は書斎を出て、
最後の部屋に向かった。
「……あれ? 開かない」
ドアノブを捻ったアシュリーがそう言う。
「鍵かな?」
「……何かが引っかかってる感じがする」
僕もドアノブをガチャガチャして押したり引いたりするが、確かに何かが引っかかっている感触だ。
古い家だし、建付けが悪くなってるのかな?
「仕方ない。壊そう」
「どうやって?」
「そりゃもう……力づくで!」
棍棒を思いっきり扉に振りかざす!
カァン!
「金属音!?」
どう見ても木製の扉にも関わらず、なぜか子気味いい金属音が響いた。
しかも、扉には多少傷がついた程度で壊れる気配がまったくない。
どういうこと?
「ん……? あ、これって」
「いてて、思いっきりやり過ぎて手に痺れが……ところでどうしたのアシュリー?」
「なんか、魔法で強化が施されてるみたい。たぶん見た目よりかなり頑丈な扉」
「それ先に言って欲しかったな……」
しかし、引き出しの鍵すらも壊れてる家で、わざわざ魔法を使った戸締りがしてあるなんて……
相当な物がこの奥にはあるんじゃないか?
ますます気になってきたぞ。
「よし、こうなったら二人の力を合わせよう」
「?」
「こーいう時はね、二人で息を合わせて体当たりするって相場が決まってるんだよ」
僕はそう言って、少し離れた所で構える。
「行くよ! アシュリー」
「あ、うん」
「3、2、1、せーのっ!」
僕達はタイミングを合わせて勢いよく扉に体当たりをした。
バギッ! っと激しい破砕音と共に木製の扉は外れる。
そして僕達は勢いのまま部屋に転がり込んだ。
ゴチン!
「痛って!」
勢いがつき過ぎていたようで、僕は何かに頭をぶつけてうつ伏せに倒れ込んだ。
「…………侵入成功」
アシュリーの声が聞こえる。
そっちは何処にもぶつけなかったのか、良かった。
「いやー……いてて。上手くいったね……?」
身体を起こし、目を開けたその瞬間、視界に異様な影が映った。
大柄な……スケルトン。
そしてそいつは大きなスコップを両手に構えて、振り上げている。
「避けろ!」
「!?」
ザシュ!
「ッ……!」
アシュリーは咄嗟に反応して見せた。
だが、致命傷を避けれただけで、スコップは彼女の右足を切り裂いていた。
「アシュリー! こいつッ!」
僕は棍棒を振り回し、スケルトンに攻撃を仕掛けた。
だが、スコップで容易く止められてしまう。
……ただの雑魚じゃない。外のスケルトンより相当強い。
「……」
ブォン!
「くっ……!」
力強く押され、僕は数歩後ずさる。
骨しかないのにどうしてこんな力が……?
「アシュリー、大丈夫か!」
「傷は浅いけど……足に力が入らなくて」
「そうか……直ぐに片付けるから!」
VS謎のスケルトン
「……」
ブォン!
振り下ろされたスコップを、僕は半身になって躱す。
「せやっ!」
その隙に、僕はスケルトンの足元を狙って棍棒を振る。
棍棒は命中し、スケルトンは足の骨が外れ、バランスを崩し倒れた。
しかし、奴はスコップを杖にしてゆっくりと立ち上がろうとしている。
「トドメだ!」
ガスッ!
立ち上がらせまいと、勢い良くスケルトンの顎を蹴りあげてやる。
頭蓋骨は部屋の壁に叩きつけられた後に、床に転がった。
そして、奴の身体はバラバラに崩れ落ちた。
「……流石に焦ったな」
なんでこんな奴がいきなり……
僕は脱力して壁に寄りかかる。
「終わったよ。さっさとこんな所帰ろう……」
僕はそう言ってアシュリーの方を見た。
「……待って!」
「え?」
彼女が叫ぶ。
さっき僕が頭をぶつけたモノ。
部屋の中央にある、ピラミッド型の祭壇から紫の光が放たれた。
「……」
カラカラカラ……。
「なっ!?」
光が収まると、スケルトンの骨が空中を漂う。
みるみるうちに骨は寄り集まって、元のスケルトンの形に再生した。
「おいおい、ちょっと面白くなってきたな……」
スケルトンは再び動き出し、僕の目の前に立ち塞がる。
カタカタカタ……。
奴はスコップも回収し、僕に向かって走り出す。
「リバティー! 危ない!」
アシュリーが叫ぶ。
「はっ……!」
僕は屈んでスコップの突きを避けた。
その先端が壁に深く突き刺さる。
外の奴らに比べると攻撃が本気過ぎるって……!
「……ッ!」
僕は追い詰められまいと、いったん壁から離れた。
「……」
ブン! ブン! ブォン!
「くっ、ふっ、ひゅっ!」
ヤバい。攻撃の激しさが増してる。
反撃の目が見えないな。
面白い展開になってきたけど……怪我人がいるんだ。
さっさと片付けなきゃ。
「リバティー……!」
「なにかな? 危な!?」
アシュリーが声をかけてくる。
僕は攻撃を避けながら返答した。
「たぶんその祭壇を壊せば復活はしなくなる……! 私も援護するからなんとか頑張って……! 『火球』!」
炎の玉がスケルトンの顔面に当たり、怯んだ。
「ありがとう! 祭壇は……!」
僕は祭壇の方に近づき、棍棒を振るう。
カァン!
「クソっ……全然壊れる気配がしない……!」
扉の時と同じ感覚だ。
おそらくこの祭壇も僕一人の力では厳しいのだろう。
「……」
ブォン!
「おっと!」
体勢をたてなおしていたスケルトンのスコップフルスイングを屈んで躱す。
ガッ!
「……」
スコップが祭壇に突き刺さった。
そうだ……この粗末な棍棒じゃ無理でもあの大きいスコップならなんとかやりようがあるかも……!
「オラァ!」
バキッ!
「……!」
スケルトンが祭壇からスコップをぬこうとした一瞬の隙を突いて、
奴の肋骨に全力の一撃をいれた。
奴はバラバラになり、スコップも地面に落ちる。
「貸してもらうよ!」
僕は地面に落ちたスコップを両手で、上段に構えた。
「オラァ!」
ドゴオ!
全体重を乗せた一撃。
だが、祭壇は全く壊れていない。
「……駄目か」
「リバティー! 補助魔法!」
諦めかけた時に、アシュリーがそう叫んだ。
そうか、補助魔法……でも、そうしたらMPを使い切っちゃうから彼女の治療が……
「……!」
アシュリーと目が合った。
「私の事はいいからやれ」そう言いたげな目だ。
「……『硬化』『筋力強化』『鋭化』『頑強』!」
僕は使える全ての補助魔法を自分にかけた。
そして、再び祭壇目掛けて振りかぶり……
「ぶっ――壊れろォ!」
ドゴオオ!
「……!」
ピシッ、パキィン……!
祭壇に大きなヒビが入った。
そう思った次の瞬間には、それはガラスのように砕けて粉微塵に変わる。
「……! ア、ア……アリガ……」
カラカラ……
再生しかけていたスケルトンも続いて崩れ落ち、ただの白骨となった。
「終わった……?」
補助魔法の感覚もゆっくりと消えていく。
おそらくMPが底を尽きたのだろう。
僕は全身の力が抜けて床に座り込んだ。
「お疲れ……様」
アシュリーが床を這ってこっちに来た。
「無理するなよ……」
「大丈夫……止血は自分でやった」
「そう……」
アシュリーは足を押さえながら立ち上がろうとする。
だが、すぐにバランスを崩し、座り込む。
「やっぱり大丈夫じゃないじゃん。僕が色々やるから指示だけお願い」
「……分かった」
僕は彼女の指示に従って、祭壇の破片と、
スケルトンの骨をそれぞれ別の袋につめた。
これらもきっと魔物異常発生の証拠となるはずだ。
「後は帰れば昇格試験完了だね」
「ん……」
僕はアシュリーを背負って廃屋から出ようと……
「ちょ、ちょっと待って」
「ん? なに?」
「なんていうか……あまりにも普通に持ち上げられたからビックリした」
「まともに歩けないでしょ? なら背負うしかないじゃん」
「そ、それはそうだけど……」
アシュリーは顔を赤くしながら言う。
「でも……! もっと普通に肩貸したりとか……
こんなに密着する必要は無いはず……」
「でもそうすると遅くなっちゃうからさ……」
廃屋を出た僕は深く息を吸って構えた。
「しっかり捕まっててよ……!」
「え……」
「『縮地』!!!」
「……っ! ……ッ!」
サバンナを駆ける動物のようなスピードで、僕は道を走り抜けていく。
背中のアシュリーが何か言おうとしてた気がするが、風切り音にかき消されて何も聞こえなかった。
「ん」
僕の一言で沈黙が破れ、気を取り直したアシュリーは日記帳を懐にしまった。
「さて、情報は見つけたけど、あと一部屋残ってるよね。どうする?」
「何かあるかもしれないし……行こう」
「了解」
僕達は書斎を出て、
最後の部屋に向かった。
「……あれ? 開かない」
ドアノブを捻ったアシュリーがそう言う。
「鍵かな?」
「……何かが引っかかってる感じがする」
僕もドアノブをガチャガチャして押したり引いたりするが、確かに何かが引っかかっている感触だ。
古い家だし、建付けが悪くなってるのかな?
「仕方ない。壊そう」
「どうやって?」
「そりゃもう……力づくで!」
棍棒を思いっきり扉に振りかざす!
カァン!
「金属音!?」
どう見ても木製の扉にも関わらず、なぜか子気味いい金属音が響いた。
しかも、扉には多少傷がついた程度で壊れる気配がまったくない。
どういうこと?
「ん……? あ、これって」
「いてて、思いっきりやり過ぎて手に痺れが……ところでどうしたのアシュリー?」
「なんか、魔法で強化が施されてるみたい。たぶん見た目よりかなり頑丈な扉」
「それ先に言って欲しかったな……」
しかし、引き出しの鍵すらも壊れてる家で、わざわざ魔法を使った戸締りがしてあるなんて……
相当な物がこの奥にはあるんじゃないか?
ますます気になってきたぞ。
「よし、こうなったら二人の力を合わせよう」
「?」
「こーいう時はね、二人で息を合わせて体当たりするって相場が決まってるんだよ」
僕はそう言って、少し離れた所で構える。
「行くよ! アシュリー」
「あ、うん」
「3、2、1、せーのっ!」
僕達はタイミングを合わせて勢いよく扉に体当たりをした。
バギッ! っと激しい破砕音と共に木製の扉は外れる。
そして僕達は勢いのまま部屋に転がり込んだ。
ゴチン!
「痛って!」
勢いがつき過ぎていたようで、僕は何かに頭をぶつけてうつ伏せに倒れ込んだ。
「…………侵入成功」
アシュリーの声が聞こえる。
そっちは何処にもぶつけなかったのか、良かった。
「いやー……いてて。上手くいったね……?」
身体を起こし、目を開けたその瞬間、視界に異様な影が映った。
大柄な……スケルトン。
そしてそいつは大きなスコップを両手に構えて、振り上げている。
「避けろ!」
「!?」
ザシュ!
「ッ……!」
アシュリーは咄嗟に反応して見せた。
だが、致命傷を避けれただけで、スコップは彼女の右足を切り裂いていた。
「アシュリー! こいつッ!」
僕は棍棒を振り回し、スケルトンに攻撃を仕掛けた。
だが、スコップで容易く止められてしまう。
……ただの雑魚じゃない。外のスケルトンより相当強い。
「……」
ブォン!
「くっ……!」
力強く押され、僕は数歩後ずさる。
骨しかないのにどうしてこんな力が……?
「アシュリー、大丈夫か!」
「傷は浅いけど……足に力が入らなくて」
「そうか……直ぐに片付けるから!」
VS謎のスケルトン
「……」
ブォン!
振り下ろされたスコップを、僕は半身になって躱す。
「せやっ!」
その隙に、僕はスケルトンの足元を狙って棍棒を振る。
棍棒は命中し、スケルトンは足の骨が外れ、バランスを崩し倒れた。
しかし、奴はスコップを杖にしてゆっくりと立ち上がろうとしている。
「トドメだ!」
ガスッ!
立ち上がらせまいと、勢い良くスケルトンの顎を蹴りあげてやる。
頭蓋骨は部屋の壁に叩きつけられた後に、床に転がった。
そして、奴の身体はバラバラに崩れ落ちた。
「……流石に焦ったな」
なんでこんな奴がいきなり……
僕は脱力して壁に寄りかかる。
「終わったよ。さっさとこんな所帰ろう……」
僕はそう言ってアシュリーの方を見た。
「……待って!」
「え?」
彼女が叫ぶ。
さっき僕が頭をぶつけたモノ。
部屋の中央にある、ピラミッド型の祭壇から紫の光が放たれた。
「……」
カラカラカラ……。
「なっ!?」
光が収まると、スケルトンの骨が空中を漂う。
みるみるうちに骨は寄り集まって、元のスケルトンの形に再生した。
「おいおい、ちょっと面白くなってきたな……」
スケルトンは再び動き出し、僕の目の前に立ち塞がる。
カタカタカタ……。
奴はスコップも回収し、僕に向かって走り出す。
「リバティー! 危ない!」
アシュリーが叫ぶ。
「はっ……!」
僕は屈んでスコップの突きを避けた。
その先端が壁に深く突き刺さる。
外の奴らに比べると攻撃が本気過ぎるって……!
「……ッ!」
僕は追い詰められまいと、いったん壁から離れた。
「……」
ブン! ブン! ブォン!
「くっ、ふっ、ひゅっ!」
ヤバい。攻撃の激しさが増してる。
反撃の目が見えないな。
面白い展開になってきたけど……怪我人がいるんだ。
さっさと片付けなきゃ。
「リバティー……!」
「なにかな? 危な!?」
アシュリーが声をかけてくる。
僕は攻撃を避けながら返答した。
「たぶんその祭壇を壊せば復活はしなくなる……! 私も援護するからなんとか頑張って……! 『火球』!」
炎の玉がスケルトンの顔面に当たり、怯んだ。
「ありがとう! 祭壇は……!」
僕は祭壇の方に近づき、棍棒を振るう。
カァン!
「クソっ……全然壊れる気配がしない……!」
扉の時と同じ感覚だ。
おそらくこの祭壇も僕一人の力では厳しいのだろう。
「……」
ブォン!
「おっと!」
体勢をたてなおしていたスケルトンのスコップフルスイングを屈んで躱す。
ガッ!
「……」
スコップが祭壇に突き刺さった。
そうだ……この粗末な棍棒じゃ無理でもあの大きいスコップならなんとかやりようがあるかも……!
「オラァ!」
バキッ!
「……!」
スケルトンが祭壇からスコップをぬこうとした一瞬の隙を突いて、
奴の肋骨に全力の一撃をいれた。
奴はバラバラになり、スコップも地面に落ちる。
「貸してもらうよ!」
僕は地面に落ちたスコップを両手で、上段に構えた。
「オラァ!」
ドゴオ!
全体重を乗せた一撃。
だが、祭壇は全く壊れていない。
「……駄目か」
「リバティー! 補助魔法!」
諦めかけた時に、アシュリーがそう叫んだ。
そうか、補助魔法……でも、そうしたらMPを使い切っちゃうから彼女の治療が……
「……!」
アシュリーと目が合った。
「私の事はいいからやれ」そう言いたげな目だ。
「……『硬化』『筋力強化』『鋭化』『頑強』!」
僕は使える全ての補助魔法を自分にかけた。
そして、再び祭壇目掛けて振りかぶり……
「ぶっ――壊れろォ!」
ドゴオオ!
「……!」
ピシッ、パキィン……!
祭壇に大きなヒビが入った。
そう思った次の瞬間には、それはガラスのように砕けて粉微塵に変わる。
「……! ア、ア……アリガ……」
カラカラ……
再生しかけていたスケルトンも続いて崩れ落ち、ただの白骨となった。
「終わった……?」
補助魔法の感覚もゆっくりと消えていく。
おそらくMPが底を尽きたのだろう。
僕は全身の力が抜けて床に座り込んだ。
「お疲れ……様」
アシュリーが床を這ってこっちに来た。
「無理するなよ……」
「大丈夫……止血は自分でやった」
「そう……」
アシュリーは足を押さえながら立ち上がろうとする。
だが、すぐにバランスを崩し、座り込む。
「やっぱり大丈夫じゃないじゃん。僕が色々やるから指示だけお願い」
「……分かった」
僕は彼女の指示に従って、祭壇の破片と、
スケルトンの骨をそれぞれ別の袋につめた。
これらもきっと魔物異常発生の証拠となるはずだ。
「後は帰れば昇格試験完了だね」
「ん……」
僕はアシュリーを背負って廃屋から出ようと……
「ちょ、ちょっと待って」
「ん? なに?」
「なんていうか……あまりにも普通に持ち上げられたからビックリした」
「まともに歩けないでしょ? なら背負うしかないじゃん」
「そ、それはそうだけど……」
アシュリーは顔を赤くしながら言う。
「でも……! もっと普通に肩貸したりとか……
こんなに密着する必要は無いはず……」
「でもそうすると遅くなっちゃうからさ……」
廃屋を出た僕は深く息を吸って構えた。
「しっかり捕まっててよ……!」
「え……」
「『縮地』!!!」
「……っ! ……ッ!」
サバンナを駆ける動物のようなスピードで、僕は道を走り抜けていく。
背中のアシュリーが何か言おうとしてた気がするが、風切り音にかき消されて何も聞こえなかった。
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