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第一章 蜘蛛の糸(ブラック職場崩壊編)
第21話 まだ舞えると言え ※side下戸葛を編集
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side 下戸葛
「当機はまもなく離陸します……再三のお願いになりますがシートベルトの着用を……」
ここは某大手航空会社の飛行機……その貨物室。
(ククク……我ながら良いアイディアだったな……)
千擁の職場だった場所、親切探索者事務所の所長である下戸葛がそこに隠れ潜んでいた。
(まさか人間が楽器ケースに隠れているとは誰も思うまい……)
下戸は元来、人を信用しない。金だけを信じてきた。
その為、知り合いの誰にも協力を要請せず。
空港での買収だけでここまで潜り込んだのだ。
(さてと……確かこの飛行機はハワイ行きだし、ほとぼりが冷めるまでゆっくりバカンスでも楽しむとするか!)
*
side???
「あら? 貨物室に何か用?」
「はい、ちょっとお客様がスーツケースから出し忘れてたものが有るとかで」
「ふーん……」
(……? あんな若いCA居たかしら?)
若いCAは、貨物室に入るなり動きを止めた。
次に息を潜め……耳を研ぎ澄ます。
「――そこですね」
やがて、目的のモノを見つけると、静かにそれを持ち上げる。
彼女が持ち上げたのは……下戸が潜むスーツケースだった。
(……!? な、何か揺れていないか!?)
当然下戸は異変に気づくものの、密航している手前騒ぐ事は出来ない。
「ったく無駄に重たいですね……」
そして、目的の場所。外へと繋がる扉の前にたどり着いた。
「よい……しょ!」
ブオオオオ!!!
もちろん安全の為に扉は開かないようにされていた。
だが、彼女は腕力と糸を活かして強引に突破する。
扉が開いた瞬間、気圧差による凄まじい風が機内に流れ込み轟音を響かす。
「ちょ、ちょっと待て! いったい何をして……げぇ!? 雲上愛羽!?」
「『げぇ』とはなんですか『げぇ』とは。失礼な人ですね」
下戸は流石に我慢が出来ず、楽器ケースから飛び出した。
飛び出すなり、CAに扮した雲上と目が合い。
下戸は怯えて踏み潰されたカエルの様な声を挙げてしまう。
「いやー危ない所でしたね、後一歩遅れてたら貴方を取り逃していました。神陀の時に比べると苦労させられましたし」
そう、雲上は下戸を捕まえる為にCAに変装してここまで潜り込んでいたのだ。
……まるで映画のスパイの様な芸当である。
「……っ! やはり神陀はお前が……わ、私にもあんな拷問をする気か!?」
「んー……まあ直接千擁先輩を虐めてた訳じゃないらしいですし。そこまで厳しい事はやりませんよ。ただ、貴方に相応しい場所はハワイじゃない。日本の刑務所ですよね?」
「まさか……待て! お前確か17だよな!? だからちゃんと考えて行動とかした事ないだろ! 今ここが何処か分かってるのか!? 高度10000mの飛行機だぞ!? 地上に私を落としたら死ぬぞ!?」
「まだ離陸したばっかですから5000mくらいですよ」
「どっちにしろ死の結果は同じだろうが!!!」
「そんなに騒がないでくださいよ。あ……そろそろ人が来そうですね」
「おいおいおい! 本当にやる気じゃないだろうな!」
「大丈夫です。私もこの盗ん……借りてきた制服返さなきゃいけないんで。放り投げる様な真似はしませんから!」
タンッ!
雲上はそう言うなり、下戸入り楽器ケースを小脇に抱えて飛び降りた!
「いぎゃあああああああああああああああ!?!?」
下戸の身体はいつの間にか、雲上の糸で楽器ケースに縛り付けられていた。さながら絶叫アトラクションの様な恐怖が下戸に叩きこまれる。
「立つ鳥跡を濁さずです!」
下戸が絶叫する真横で、雲上は飛行機が離れる前に糸を操り、律儀に貨物室の扉を閉じた。彼女は少しも恐怖を感じていないようだ。
「死ぬっ! 死んでしまう!」
そのまま下戸と雲上は空を舞い、高度はどんどん下がっていく。数分もしない内に、地面は見えてきて……
「あれは!?」
見えてきた地面は……郊外に有る、ゴミの最終処分場だ。
リサイクル等が不可能な、本当の意味でゴミを埋め立てて処分する為の場所である。
「嫌だああああああ! ゴミ山に墜落死なんてぇぇええええ!」
墜落する寸前。地面との距離がたった5mしか無くなったその瞬間。下戸入り楽器ケースら空中で静止した。
「あえ……? た、助かったのか……?」
「私は『愛の天使』ですからね。空を飛ぶのも、空中で止まるのもお手のものです」
なんだ殺す気は無かったのか……下戸がそう安心したのもつかの間。
「さっき言いましたよね。あなたの行先は日本の刑務所だって」
「え? ギャア!?」
雲上は空中で大きく振りかぶり、楽器ケースを地面に向かって投げ飛ばした。楽器ケースはゴミ山に深々と突き刺さる。
「よし。……忘れない内に制服は返しに行きますか」
雲上は下戸がゴミ山から脱出しようと呻いている様子を確認した。
そうしてふよふよと空中を飛び、空港に向かったのだった。
*
「ほうここが匿名の通報先か」
「イタズラじゃないと良いですね。こんなゴミ山に逃亡犯が潜んでるなんて」
数十分後、匿名の通報を受けて若い警官二人が下戸の落ちた最終処分場を訪れた。
「……っぺ……おぇぇ」
「なんだあの全身ゴミ塗れ人間は。新手の変態か?」
「あれは……下戸葛!? 今話題の親切探索者事務所所長!?」
(マジかよ写真撮ってSNSに晒したろ)
「なにぃ!? と、とりあえず保護及び確保だ!!」
「当機はまもなく離陸します……再三のお願いになりますがシートベルトの着用を……」
ここは某大手航空会社の飛行機……その貨物室。
(ククク……我ながら良いアイディアだったな……)
千擁の職場だった場所、親切探索者事務所の所長である下戸葛がそこに隠れ潜んでいた。
(まさか人間が楽器ケースに隠れているとは誰も思うまい……)
下戸は元来、人を信用しない。金だけを信じてきた。
その為、知り合いの誰にも協力を要請せず。
空港での買収だけでここまで潜り込んだのだ。
(さてと……確かこの飛行機はハワイ行きだし、ほとぼりが冷めるまでゆっくりバカンスでも楽しむとするか!)
*
side???
「あら? 貨物室に何か用?」
「はい、ちょっとお客様がスーツケースから出し忘れてたものが有るとかで」
「ふーん……」
(……? あんな若いCA居たかしら?)
若いCAは、貨物室に入るなり動きを止めた。
次に息を潜め……耳を研ぎ澄ます。
「――そこですね」
やがて、目的のモノを見つけると、静かにそれを持ち上げる。
彼女が持ち上げたのは……下戸が潜むスーツケースだった。
(……!? な、何か揺れていないか!?)
当然下戸は異変に気づくものの、密航している手前騒ぐ事は出来ない。
「ったく無駄に重たいですね……」
そして、目的の場所。外へと繋がる扉の前にたどり着いた。
「よい……しょ!」
ブオオオオ!!!
もちろん安全の為に扉は開かないようにされていた。
だが、彼女は腕力と糸を活かして強引に突破する。
扉が開いた瞬間、気圧差による凄まじい風が機内に流れ込み轟音を響かす。
「ちょ、ちょっと待て! いったい何をして……げぇ!? 雲上愛羽!?」
「『げぇ』とはなんですか『げぇ』とは。失礼な人ですね」
下戸は流石に我慢が出来ず、楽器ケースから飛び出した。
飛び出すなり、CAに扮した雲上と目が合い。
下戸は怯えて踏み潰されたカエルの様な声を挙げてしまう。
「いやー危ない所でしたね、後一歩遅れてたら貴方を取り逃していました。神陀の時に比べると苦労させられましたし」
そう、雲上は下戸を捕まえる為にCAに変装してここまで潜り込んでいたのだ。
……まるで映画のスパイの様な芸当である。
「……っ! やはり神陀はお前が……わ、私にもあんな拷問をする気か!?」
「んー……まあ直接千擁先輩を虐めてた訳じゃないらしいですし。そこまで厳しい事はやりませんよ。ただ、貴方に相応しい場所はハワイじゃない。日本の刑務所ですよね?」
「まさか……待て! お前確か17だよな!? だからちゃんと考えて行動とかした事ないだろ! 今ここが何処か分かってるのか!? 高度10000mの飛行機だぞ!? 地上に私を落としたら死ぬぞ!?」
「まだ離陸したばっかですから5000mくらいですよ」
「どっちにしろ死の結果は同じだろうが!!!」
「そんなに騒がないでくださいよ。あ……そろそろ人が来そうですね」
「おいおいおい! 本当にやる気じゃないだろうな!」
「大丈夫です。私もこの盗ん……借りてきた制服返さなきゃいけないんで。放り投げる様な真似はしませんから!」
タンッ!
雲上はそう言うなり、下戸入り楽器ケースを小脇に抱えて飛び降りた!
「いぎゃあああああああああああああああ!?!?」
下戸の身体はいつの間にか、雲上の糸で楽器ケースに縛り付けられていた。さながら絶叫アトラクションの様な恐怖が下戸に叩きこまれる。
「立つ鳥跡を濁さずです!」
下戸が絶叫する真横で、雲上は飛行機が離れる前に糸を操り、律儀に貨物室の扉を閉じた。彼女は少しも恐怖を感じていないようだ。
「死ぬっ! 死んでしまう!」
そのまま下戸と雲上は空を舞い、高度はどんどん下がっていく。数分もしない内に、地面は見えてきて……
「あれは!?」
見えてきた地面は……郊外に有る、ゴミの最終処分場だ。
リサイクル等が不可能な、本当の意味でゴミを埋め立てて処分する為の場所である。
「嫌だああああああ! ゴミ山に墜落死なんてぇぇええええ!」
墜落する寸前。地面との距離がたった5mしか無くなったその瞬間。下戸入り楽器ケースら空中で静止した。
「あえ……? た、助かったのか……?」
「私は『愛の天使』ですからね。空を飛ぶのも、空中で止まるのもお手のものです」
なんだ殺す気は無かったのか……下戸がそう安心したのもつかの間。
「さっき言いましたよね。あなたの行先は日本の刑務所だって」
「え? ギャア!?」
雲上は空中で大きく振りかぶり、楽器ケースを地面に向かって投げ飛ばした。楽器ケースはゴミ山に深々と突き刺さる。
「よし。……忘れない内に制服は返しに行きますか」
雲上は下戸がゴミ山から脱出しようと呻いている様子を確認した。
そうしてふよふよと空中を飛び、空港に向かったのだった。
*
「ほうここが匿名の通報先か」
「イタズラじゃないと良いですね。こんなゴミ山に逃亡犯が潜んでるなんて」
数十分後、匿名の通報を受けて若い警官二人が下戸の落ちた最終処分場を訪れた。
「……っぺ……おぇぇ」
「なんだあの全身ゴミ塗れ人間は。新手の変態か?」
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