【R18】【Bl】イケメン生徒会長αは俺の運命らしいです。えっと俺βなんですが？？

10 煽らないでくれ ※

彼は俺をソファに押し倒すと唇を奪った。

「う…いやだぁいや…やめっ…うむむむっ」

乱暴に口の中をかき回され、暴れると舌を噛まれる。
厚い舌でいつものように歯茎から頬の裏までくちゅくちゅ舐められた。

指先は絡め取られ俺の上に跨るように彼が乗っているので身動きが取れない。

長すぎる口づけに酸欠で頭がくらくらしてきた。

「はぁ…っんんんん」
だめだ口の中が気持ちいい。溶けそうだ。こいつとキスするといつも頭がくらくらする。

彼は一瞬口を離すと、俺の唇をぺろりと舐めた。
そしてまた余裕がなさそうに眉をひそめ、ぐりゅぐりゅと舌を口内に押し込んできた。

ちゅくちゅくと激しい音がする。

会長はそのまま俺のネクタイを解くとボタンを外していった。
やばい…。このままだと食われる…。彼はまるで獲物を狙う捕食動物のようで本能的に逃げたくなった。

彼は俺の体を見ると息を呑む。
「お前…」

そのまま勢いよく今度は肩に噛み付いてきた。
「いだっ…っ」

「どこまでした」
今度は首に歯を立てる。

「正直に話せ」

「う…」
ぎりぎりと歯が首にめりこんでいる。

やっぱりすごい怒ってる。なんで恋人でもないのにそんなにキレられないといけないのか。俺は顔をそらした。

それが気に食わなかったのか会長は次に俺の乳首に舌を這わせた。

「ひっ」
ぴちゃぴちゃと唾液を含んだ舌がなんども乳首を吸ったり押し込んだりを繰り返す。

「ぁ…っうううっ…それやめってぇ」
触ったことのない場所なのにすごく気持ちいい。
俺が彼の髪をつかむと会長は胸の先に噛み付いた。

「ひっぁっっっ！！いっいだい！いだいっ」
そしてガリっと軽く歯で挟むとゆっくり引っ張ってくる。

「のびちゃうっっやめて…あんんん」

「なら話せ」

「なにもしてないっ跡つけただけ！」

「そうか」
俺が叫ぶとようやく引っ張るのをやめ、慰めるように胸の先を優しく舐めた。

さっきの痛みで敏感になったそこは少しのヌルっとした感覚にすら激しく反応する。

気づくとカチャカチャとベルトを緩める音がする。

「え、なんでズボン脱がして…」
彼はズボンと一緒に下着まで剥ぎ取ると足を広げさせた。

「うわっ…」

「確認だ」
外気に触れたそこは少しヒヤリとする。
確認？なんのことかわからず様子を伺っていると彼はあろうことか俺の穴に舌を挿れたんだ。

「え…な…なにして」

「お前のここ…ピンク色で透明な汁が溢れてる」

な、なんで濡れてるんだ…っ今βのはずなのに。

彼は頬を染め欲情した顔で再度舌を突っ込んだ。
ぬるぬるした感覚が浅いところをなんども掠める。

「あっあっあぁ…っ」

それが気持ち良すぎて思わず声が漏れた。慌てて口をおさえる。
厚い舌を、口の中をかき回すように激しく動かすからぴちゃぴちゃ音がしてる。

うう…っ。

彼が舌を引き抜くとそこからツーッとトロトロの液が糸を引いた。

「あのαはだめだ。あいつには絶対渡さない」
そう力強く言うと俺を抱きしめた。

「ぁん…っ」

「ナギ…抱かせてくれ」
会長は苦しそうに呟く。
さっきから強いシトラスの香りが部屋に充満していて頭がくらくらした。

「かいちょ…っ」

その時扉がノックされた。
「会長いらっしゃいますか？」




「…」
「…っ」
誰か来た！こんなところ見られたらやばいっ。
あたふたする俺とは反対に会長は、はぁと大きくため息をついただけだった。

「ちょっとまってくれ」

そう呆れたように言うと俺のボタンをしめていく。そしてズボンを手渡し窓を開けるとこちらを振り返った。

「あまり嫉妬させないでくれ。我慢するのかなりきついんだ」

「…」

「次こんなことしたら無理やりでも犯すからな」

会長はそう言うと俺を部屋から追い出した。