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おまけ
11.5 傘の行方
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「いらっしゃいませ」
ラビィの家からの帰り道。アルヴェルドはとある雑貨屋に来ていた。なぜかと聞かれると
ラビィと同じ傘を買うためである!
愛しい人の私物など欲しいのは男として健全だろう!
怪しまれないよう全く同じものを買い新品を渡す
我ながらいい考えだ
そう考えながら傘コーナーに向かった。
ピンクの花柄・・・
ピンクの花柄・・・
自分の持ってる傘と同じ物を探しているアルヴェルド
「あった。」
お目当の物を見つけレジへと向かう
その時ふと目に入ったウサギの髪留めも一緒に持っていった
「ラビィに似合いそうだ」
傘と髪留めを包んでもらい満足そうにアルヴェルドは雑貨屋を後にした
次の日、アルヴェルドは新しくなった傘と可愛いらしくラッピングされた袋を持って登校した
「ラビィ、おはよう」
朝一番にラビィに挨拶する
これが僕の恒例行事だ
「あ、おはようアル!」
ステキ笑顔で返してくれるラビィ
あぁ、今日も可愛いな
ただ僕の名前がおかしかったのは空耳だろうか?
「昨日はありがとう」
傘をラビィに渡す
「いえいえ・・・ん?なんか私の傘が新品になっているような・・・」
まじまじと傘を見るラビィの気を変えようと僕は秘密兵器を出した
「あとこれは昨日のお礼にラビィに似合うと思って」
可愛くラッピングされた包みをラビィに渡す
「え?良かったのに・・・開けて見てもいい?」
「別にかまわないよ」
僕の返事を聞いたラビィは恐る恐る包み紙を開いた
ラビィ、別に怪しい物なんか渡さないから普通に開けてくれよ
緊張感が半端ないぞっ!
「あ、可愛い」
包み紙から出てきたウサギの髪留めを見つめたりかざしたりしている
「正直アルがくれる物だからヤバイ物が入ってるのかと思ってヒヤヒヤしたよ」
可愛い笑顔でなに言っちゃってんの!?・・・まぁ、可愛いから許すけど
こうして僕はラビィの傘を手に入れたのであった
え?その傘をどうするのかって?もちろん部屋に飾るに決まってるだろ!
ラビィの家からの帰り道。アルヴェルドはとある雑貨屋に来ていた。なぜかと聞かれると
ラビィと同じ傘を買うためである!
愛しい人の私物など欲しいのは男として健全だろう!
怪しまれないよう全く同じものを買い新品を渡す
我ながらいい考えだ
そう考えながら傘コーナーに向かった。
ピンクの花柄・・・
ピンクの花柄・・・
自分の持ってる傘と同じ物を探しているアルヴェルド
「あった。」
お目当の物を見つけレジへと向かう
その時ふと目に入ったウサギの髪留めも一緒に持っていった
「ラビィに似合いそうだ」
傘と髪留めを包んでもらい満足そうにアルヴェルドは雑貨屋を後にした
次の日、アルヴェルドは新しくなった傘と可愛いらしくラッピングされた袋を持って登校した
「ラビィ、おはよう」
朝一番にラビィに挨拶する
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「あ、おはようアル!」
ステキ笑顔で返してくれるラビィ
あぁ、今日も可愛いな
ただ僕の名前がおかしかったのは空耳だろうか?
「昨日はありがとう」
傘をラビィに渡す
「いえいえ・・・ん?なんか私の傘が新品になっているような・・・」
まじまじと傘を見るラビィの気を変えようと僕は秘密兵器を出した
「あとこれは昨日のお礼にラビィに似合うと思って」
可愛くラッピングされた包みをラビィに渡す
「え?良かったのに・・・開けて見てもいい?」
「別にかまわないよ」
僕の返事を聞いたラビィは恐る恐る包み紙を開いた
ラビィ、別に怪しい物なんか渡さないから普通に開けてくれよ
緊張感が半端ないぞっ!
「あ、可愛い」
包み紙から出てきたウサギの髪留めを見つめたりかざしたりしている
「正直アルがくれる物だからヤバイ物が入ってるのかと思ってヒヤヒヤしたよ」
可愛い笑顔でなに言っちゃってんの!?・・・まぁ、可愛いから許すけど
こうして僕はラビィの傘を手に入れたのであった
え?その傘をどうするのかって?もちろん部屋に飾るに決まってるだろ!
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