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本編
11もう一つの雨イベント
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「さて、私も帰りますか」
隠密を解除し私は自分の傘をさして下校しようと外へ出ようとした
ガシッ
途端に腕を掴まれました・・・
「はぅっ!」
「ラビィ、傘壊れちゃったから一緒に入れてくれない?」
ニッコリしながら魔王が降臨しました
魔王様。傘が真っ二つなんですけどどうしたらこんな事になるのでしょうか?
そんな事を考えるのだが現状は蛇に睨まれた蛙状態だ
とにかくオーラが怖いです
「・・・は、はい」
答えはコレしかなかった。
他に答えがあるのならその場で教えて欲しいです
ピンクのお花の傘に2人の人影
「ほら、ラビィもっとくっつかないと濡れちゃうよ」
肩に手をかけそっと自分の方に寄せるアル
そう言えばアルは普通の制服だ
あっちゃんがあんな格好だったのでアルも黄色いレインコートを持ってるのかと思いきや制服姿で難なく歩いている
・・・うん、あっちゃんが異常だったか。
「ねぇ、アルも雨苦手?」
「そう言えば姉貴が昼休み叫んでたな。まあ、僕も梅雨時期は憂鬱になるけどあそこまではないね」
「そうなんだ。でもさっきのあっちゃんの服装は私でも少し引いたよ」
「あぁ、僕も見てたけどあの格好は笑ったな。」
「「完全装備だった」ね。」
2人の声がハモりその後2人で笑った。
今日はなんだかアルに近づいた気がするな
「あ、ここで良いよ」
気づいたらもう家の前まで着いていた
「ああ、ここがラビィの家か。そうだラビィ、傘借りてて良いかな?僕の傘あんなんだから・・・」
「あ、うん良いよ。でも私の傘よりお父さんの傘の方が良いかな?」
「ラビィのが良いな!」
あ、即答ですか・・・
「じゃ、じゃあ」
「ラビィ、ちなみにこの傘どこで買ったの?」
「え?近くの雑貨屋さんだけど」
それを聞いたアルヴェルドは少し考え
「・・・近くの雑貨屋さんか。ありがとう。」
そう言うとアルは雨の中へ消えてった。
「あ、そのうさちゃん柄可愛いね、ラビィに似合ってるよゴチソウサマ!」
そう一言残して・・・
え?うさちゃん柄?ゴチソウサマ?何のことだろう?
ふと下を見ると雨で若干透けている自分の制服姿。
ラビィのささやかな乳を守護しているうさちゃん柄のアーマーがそこにいた。
「あぁぁあぁぁああぁあぁぁー」
ラビィのなんとも言えぬ叫びがこだましたのは言うまでもない。
人目につかぬよう急いで風呂へと向かった
隠密を解除し私は自分の傘をさして下校しようと外へ出ようとした
ガシッ
途端に腕を掴まれました・・・
「はぅっ!」
「ラビィ、傘壊れちゃったから一緒に入れてくれない?」
ニッコリしながら魔王が降臨しました
魔王様。傘が真っ二つなんですけどどうしたらこんな事になるのでしょうか?
そんな事を考えるのだが現状は蛇に睨まれた蛙状態だ
とにかくオーラが怖いです
「・・・は、はい」
答えはコレしかなかった。
他に答えがあるのならその場で教えて欲しいです
ピンクのお花の傘に2人の人影
「ほら、ラビィもっとくっつかないと濡れちゃうよ」
肩に手をかけそっと自分の方に寄せるアル
そう言えばアルは普通の制服だ
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・・・うん、あっちゃんが異常だったか。
「ねぇ、アルも雨苦手?」
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「そうなんだ。でもさっきのあっちゃんの服装は私でも少し引いたよ」
「あぁ、僕も見てたけどあの格好は笑ったな。」
「「完全装備だった」ね。」
2人の声がハモりその後2人で笑った。
今日はなんだかアルに近づいた気がするな
「あ、ここで良いよ」
気づいたらもう家の前まで着いていた
「ああ、ここがラビィの家か。そうだラビィ、傘借りてて良いかな?僕の傘あんなんだから・・・」
「あ、うん良いよ。でも私の傘よりお父さんの傘の方が良いかな?」
「ラビィのが良いな!」
あ、即答ですか・・・
「じゃ、じゃあ」
「ラビィ、ちなみにこの傘どこで買ったの?」
「え?近くの雑貨屋さんだけど」
それを聞いたアルヴェルドは少し考え
「・・・近くの雑貨屋さんか。ありがとう。」
そう言うとアルは雨の中へ消えてった。
「あ、そのうさちゃん柄可愛いね、ラビィに似合ってるよゴチソウサマ!」
そう一言残して・・・
え?うさちゃん柄?ゴチソウサマ?何のことだろう?
ふと下を見ると雨で若干透けている自分の制服姿。
ラビィのささやかな乳を守護しているうさちゃん柄のアーマーがそこにいた。
「あぁぁあぁぁああぁあぁぁー」
ラビィのなんとも言えぬ叫びがこだましたのは言うまでもない。
人目につかぬよう急いで風呂へと向かった
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