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赤ずきん①

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「…ねぇ」
「ねぇ、起きて」

誰かの声がする。
目を覚ますと見た事のない場所にいた。

「貴方には物語を完成させてもらいます。」

少し甲高い声が頭の中に響く。
「うっ…」
少し吐き気がする。


体を起こして吐き気を落ち着けていると声が聞こえて来た。
どうやら鬱蒼と茂った茂みの中かららしい。
耳を澄ましてみた。

「大丈夫?本当に1人でいける?」

「大丈夫よ!もう私も13。おばあちゃんの所くらい1人で行けるわ!」

「そう…じゃあこれ。ぶどう酒。おばあちゃんによろしく言ってね。」

どうやら母娘おやこらしい。



『赤ずきん②に進みますか?』
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