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エンディング/BADEND
再び、ゼロの世界・Ⅲ
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魔界を映した画面は、固定されたままで。
リオンが、いとおしそうに、俺に。”魔王ユウキ”に、キスを落としていた。
抜け殻の俺を、裸にして。足を抱え上げている。
人間界から奪ってきた精気を、注ぎ込むために。
ああ。
……リオン。
それはただの抜け殻で。そこに、俺は居ないのに。
†††
「ひっ、や、あっ、あ、」
めちゃくちゃに、揺さぶられている。
画面の向こうでは、わざとなんだろう。全く同じ体位で。リオンが腰を振っているのが見える。
魂の存在しない、血の気の失せた白い足が、力なく揺れている。
こっちは、花嫁のドレスをたくし上げられた姿で。
リオンじゃない男に、ズンズンと腰を突き上げられて。犯されている。
「ん、ひっ、あっ、あっ、あん、」
嫌なのに。快感に、鳴かされてるなんて。……こんなの、嘘だ。
悪い夢に決まってる。
「リオン君、精気集め、頑張ってるようだね。本物のコレキヨ君は、ここで、わたしに犯されて。自分以外の男に抱かれて、こんなに悦がって啼いてるのも知らないで。可哀想だね?」
耳元で囁かれて。
「ひぁん、」
それにも感じて、締め付けてしまう。
魔神の精は、媚薬だから。ただの人間な俺には、抵抗できない。だから。
リオン。
……ごめん。俺、リオンじゃない男に、汚されちゃって。
でも。心だけは、渡さないから。
†††
「ふふ、コレキヨ君は、泣き顔も可愛いよね。もっと快楽に鳴かせてあげる。きもちいいの、大好きだものね」
ドレスは脱がされて。
手袋と、ガーターストッキングだけの姿にされる。
「……ひっ!?」
腕を後ろから引っ張られて。
深く、貫かれる。……こわいくらいに。
「っは、う、ああっ!? な、なに、これ、」
「ん? 今。先っぽ、結腸の中に突っ込んであげてるの、わかる? こっちのお口も、犯さないとね?」
自分の薄い腹が。突き上げられる度に、自分を犯しているモノのかたちが浮き上がるように動いているのが見えて、怖ろしくなる。
このまま、腹を突き破られるんじゃないかという恐怖と。
「かは、っあ、あ、いや、やぁ、やだ、」
こんな、最悪な奴に、無理矢理犯されているのに。嫌なのに。こんな。
……気持ちがいいなんて。嘘だ。
これは。意識のない身体をずっと犯されてたせいだ。魔神の精が、媚薬だから。
「もう、やだぁ、いや、やめ、……いやぁ、お願い、」
涙が溢れて来る。
「ああ、いいね。最高だ……。可愛いよ、コレキヨ君。泣かないで。いや、もっと啼いておくれ。……わたしの、可愛い花嫁」
魔神のくせに、興奮してるように言って。
奥に、叩きつけられるように注がれる、大量の精液。
人間の身体には、それは媚薬になる。
終わらない悪夢の始まりだった。
†††
「おはよう。目は覚めたかな? わたしの可愛い花嫁さん」
暗黒大魔神は、俺の隣で横になっていた。
タキシード姿ではない。均整の取れた見事な身体を惜しみなく晒している。……頬をつつくな。
俺も裸だが。
あれが夢ではなかったことに、がっかりする。
なのに、何故かどこも痛まないし、痕跡が消えている。
どういうことなのかと思ったら。
不老不死(自動リライブ)というのは、肉体の時間だけ、6時間ごとに最初に設定したときの状態にリセットされて元に戻る、という意味だったらしい。
身体の時間がループしてるってことか?
「そう。君のカラダも、リセットされるように調整してあるんだ。だから、今の君は処女だよ?」
それはそれは。
さすが変態だ。考えることがゲスい。
しかし、何で6時間なんだ?
「そりゃあ、一回のプレイ時間……」
「もういい」
一回6時間? 長えよ!
……待て。
ということは。あっちの俺も、そうなら。
リオンがいくら精気を注いでも。無駄なんじゃないのか?
リオンが、いとおしそうに、俺に。”魔王ユウキ”に、キスを落としていた。
抜け殻の俺を、裸にして。足を抱え上げている。
人間界から奪ってきた精気を、注ぎ込むために。
ああ。
……リオン。
それはただの抜け殻で。そこに、俺は居ないのに。
†††
「ひっ、や、あっ、あ、」
めちゃくちゃに、揺さぶられている。
画面の向こうでは、わざとなんだろう。全く同じ体位で。リオンが腰を振っているのが見える。
魂の存在しない、血の気の失せた白い足が、力なく揺れている。
こっちは、花嫁のドレスをたくし上げられた姿で。
リオンじゃない男に、ズンズンと腰を突き上げられて。犯されている。
「ん、ひっ、あっ、あっ、あん、」
嫌なのに。快感に、鳴かされてるなんて。……こんなの、嘘だ。
悪い夢に決まってる。
「リオン君、精気集め、頑張ってるようだね。本物のコレキヨ君は、ここで、わたしに犯されて。自分以外の男に抱かれて、こんなに悦がって啼いてるのも知らないで。可哀想だね?」
耳元で囁かれて。
「ひぁん、」
それにも感じて、締め付けてしまう。
魔神の精は、媚薬だから。ただの人間な俺には、抵抗できない。だから。
リオン。
……ごめん。俺、リオンじゃない男に、汚されちゃって。
でも。心だけは、渡さないから。
†††
「ふふ、コレキヨ君は、泣き顔も可愛いよね。もっと快楽に鳴かせてあげる。きもちいいの、大好きだものね」
ドレスは脱がされて。
手袋と、ガーターストッキングだけの姿にされる。
「……ひっ!?」
腕を後ろから引っ張られて。
深く、貫かれる。……こわいくらいに。
「っは、う、ああっ!? な、なに、これ、」
「ん? 今。先っぽ、結腸の中に突っ込んであげてるの、わかる? こっちのお口も、犯さないとね?」
自分の薄い腹が。突き上げられる度に、自分を犯しているモノのかたちが浮き上がるように動いているのが見えて、怖ろしくなる。
このまま、腹を突き破られるんじゃないかという恐怖と。
「かは、っあ、あ、いや、やぁ、やだ、」
こんな、最悪な奴に、無理矢理犯されているのに。嫌なのに。こんな。
……気持ちがいいなんて。嘘だ。
これは。意識のない身体をずっと犯されてたせいだ。魔神の精が、媚薬だから。
「もう、やだぁ、いや、やめ、……いやぁ、お願い、」
涙が溢れて来る。
「ああ、いいね。最高だ……。可愛いよ、コレキヨ君。泣かないで。いや、もっと啼いておくれ。……わたしの、可愛い花嫁」
魔神のくせに、興奮してるように言って。
奥に、叩きつけられるように注がれる、大量の精液。
人間の身体には、それは媚薬になる。
終わらない悪夢の始まりだった。
†††
「おはよう。目は覚めたかな? わたしの可愛い花嫁さん」
暗黒大魔神は、俺の隣で横になっていた。
タキシード姿ではない。均整の取れた見事な身体を惜しみなく晒している。……頬をつつくな。
俺も裸だが。
あれが夢ではなかったことに、がっかりする。
なのに、何故かどこも痛まないし、痕跡が消えている。
どういうことなのかと思ったら。
不老不死(自動リライブ)というのは、肉体の時間だけ、6時間ごとに最初に設定したときの状態にリセットされて元に戻る、という意味だったらしい。
身体の時間がループしてるってことか?
「そう。君のカラダも、リセットされるように調整してあるんだ。だから、今の君は処女だよ?」
それはそれは。
さすが変態だ。考えることがゲスい。
しかし、何で6時間なんだ?
「そりゃあ、一回のプレイ時間……」
「もういい」
一回6時間? 長えよ!
……待て。
ということは。あっちの俺も、そうなら。
リオンがいくら精気を注いでも。無駄なんじゃないのか?
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