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国王攻略
西の国王グリン攻略
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胸板に触ってみると、体温が高く、弾力のあるいい筋肉だ。
力を入れれば鋼鉄のように硬く引き締まって。
無駄な部分などない、バッキバキに割れたシックスパック、鬼の背中。ナイスカット! と叫びたい。超キレてる。
まだこっちは”えっちなからだ”を晒してないってのに。
すでに怒張は凄まじく、めちゃくちゃ血管が浮いてる。つついたら破裂しそう。
それを握って。
「グリン。俺はお前のこれを口に含まないし、挿入も口付けも赦さない。……その上で、奉仕してみせろ。……できるか?」
命じてやったら。
†††
グリンは応、と張り切って。
口の周辺以外、すべて舐め回されてしまった。熱くて厚い舌で、耳の穴も、へそも。
手の指も。足の指までも。一本一本、熱心に舌を這わせて。
足の指も性感帯なのだと知った。
熱心に右足の指をしゃぶっているグリンを見下して。
「犬のようだな」
と、蔑んだ目で見てやる。大サービスです。
どうよこの無駄な演技力。
伊達に小中高と舞台の主演を張ったわけじゃないぜ! 全部女装だけどな!
「ええ、そうです。……私は、魔王様の犬です……」
うっとりして見上げている。
グリンの怒張から、ぷくりと透明な液体が出てきた。
左足の指先で、それを撫でてやる。
「く……っ、」
「ふふ、犬風情が、ご主人様より先にイくのか?」
すると、かぷりと食むように、股間にしゃぶりつかれた。
大きな口で。睾丸ごと、含まれて。
凶暴な男に急所を奉仕されているというのに、恐怖はない。
心底、俺に落ちているから。
「んっ、」
イかされてしまった。あっさりと。
だって気持ちよかったし。
「ああ、何と甘露な……」
俺の精を口にしたグリンは、うっとりしてる。
「……それでは、これより本格的なご奉仕を致しましょう」
コキコキと、身体の関節を鳴らして。
やる気満々な様子だが。
え?
これ、まだ序の口だったの? これからが本番って。嘘だろ!? 嘘って言ってよバーニー!
寝技マスターは、夜の寝技もマスタークラスだったわけで。
挿入禁止で、ほんと良かったと思った。
†††
次は、南の国。
アカム王の攻略だそうだが。
……今、とんでもねえ事実に気付いた。
北のシロエは白の鎧だった。
東のアオイは青。
グリンは緑。
南の国王はアカムという名前だと……!?
そのまんまじゃねえか!
グリンだけ英語とか何だよ、統一しろや! ミドゥとかリョクとか、他にもあるだろ! てか王の名前付けたの誰だよ!!
絶対日本語知ってるヤツだろ!? あと英語!
「王の名付け親は教皇と決まっている。ミドゥは、西の先代国王の名だが……」
あ、口に出してた? ヤダー。
名づけの犯人は教皇か。次の次だな? 待っていやがれ。
教会は何色で、名前は何なんだ……!?
くっそ、気になる……!
ある意味、ミチサキアンナイの母ちゃんの名前より気になるかもしれない……!
「エイゴとは?」
リオンは不思議そうに首を傾げてる。
ああ、そこが疑問なんだ。そうか。
「えーと、元の世界の、他の国の言葉……」
元の世界はこことは違って、いくつも大陸があって、国もいっぱいある。国連加盟の国数だと193ヵ国、日本政府承認の国家数だと196ヵ国あって。
5000~8000語にもなる沢山の言語や、新興宗教も入れたら数え切れないくらいの宗教があるんだと言ったら驚いてた。
こっちは宗教、ひとつだけだもんな。
いっそ元の世界も宗教を統一してくれれば争いも減るだろうな、と思わないでもない。
しかし。
何人か、何十人かは知らないが。
俺みたいに異世界から流れてきたヤツ、わりといたんじゃないかって気がするんだよな。何となく。
東の国の文化もそうだけど。類似点多いし。
同じ神様が作った世界だから、だったりしてな。
力を入れれば鋼鉄のように硬く引き締まって。
無駄な部分などない、バッキバキに割れたシックスパック、鬼の背中。ナイスカット! と叫びたい。超キレてる。
まだこっちは”えっちなからだ”を晒してないってのに。
すでに怒張は凄まじく、めちゃくちゃ血管が浮いてる。つついたら破裂しそう。
それを握って。
「グリン。俺はお前のこれを口に含まないし、挿入も口付けも赦さない。……その上で、奉仕してみせろ。……できるか?」
命じてやったら。
†††
グリンは応、と張り切って。
口の周辺以外、すべて舐め回されてしまった。熱くて厚い舌で、耳の穴も、へそも。
手の指も。足の指までも。一本一本、熱心に舌を這わせて。
足の指も性感帯なのだと知った。
熱心に右足の指をしゃぶっているグリンを見下して。
「犬のようだな」
と、蔑んだ目で見てやる。大サービスです。
どうよこの無駄な演技力。
伊達に小中高と舞台の主演を張ったわけじゃないぜ! 全部女装だけどな!
「ええ、そうです。……私は、魔王様の犬です……」
うっとりして見上げている。
グリンの怒張から、ぷくりと透明な液体が出てきた。
左足の指先で、それを撫でてやる。
「く……っ、」
「ふふ、犬風情が、ご主人様より先にイくのか?」
すると、かぷりと食むように、股間にしゃぶりつかれた。
大きな口で。睾丸ごと、含まれて。
凶暴な男に急所を奉仕されているというのに、恐怖はない。
心底、俺に落ちているから。
「んっ、」
イかされてしまった。あっさりと。
だって気持ちよかったし。
「ああ、何と甘露な……」
俺の精を口にしたグリンは、うっとりしてる。
「……それでは、これより本格的なご奉仕を致しましょう」
コキコキと、身体の関節を鳴らして。
やる気満々な様子だが。
え?
これ、まだ序の口だったの? これからが本番って。嘘だろ!? 嘘って言ってよバーニー!
寝技マスターは、夜の寝技もマスタークラスだったわけで。
挿入禁止で、ほんと良かったと思った。
†††
次は、南の国。
アカム王の攻略だそうだが。
……今、とんでもねえ事実に気付いた。
北のシロエは白の鎧だった。
東のアオイは青。
グリンは緑。
南の国王はアカムという名前だと……!?
そのまんまじゃねえか!
グリンだけ英語とか何だよ、統一しろや! ミドゥとかリョクとか、他にもあるだろ! てか王の名前付けたの誰だよ!!
絶対日本語知ってるヤツだろ!? あと英語!
「王の名付け親は教皇と決まっている。ミドゥは、西の先代国王の名だが……」
あ、口に出してた? ヤダー。
名づけの犯人は教皇か。次の次だな? 待っていやがれ。
教会は何色で、名前は何なんだ……!?
くっそ、気になる……!
ある意味、ミチサキアンナイの母ちゃんの名前より気になるかもしれない……!
「エイゴとは?」
リオンは不思議そうに首を傾げてる。
ああ、そこが疑問なんだ。そうか。
「えーと、元の世界の、他の国の言葉……」
元の世界はこことは違って、いくつも大陸があって、国もいっぱいある。国連加盟の国数だと193ヵ国、日本政府承認の国家数だと196ヵ国あって。
5000~8000語にもなる沢山の言語や、新興宗教も入れたら数え切れないくらいの宗教があるんだと言ったら驚いてた。
こっちは宗教、ひとつだけだもんな。
いっそ元の世界も宗教を統一してくれれば争いも減るだろうな、と思わないでもない。
しかし。
何人か、何十人かは知らないが。
俺みたいに異世界から流れてきたヤツ、わりといたんじゃないかって気がするんだよな。何となく。
東の国の文化もそうだけど。類似点多いし。
同じ神様が作った世界だから、だったりしてな。
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