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魔王様のレベル上げ
魔王の側近・スレイⅢ
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『ああ……、素晴らしい……、』
正直、上手いとは言い難い技巧だろうに。スレイは気持ち良さそうだ。
うっとりと目を細めていたのが、突然、カッ、と見開いて。
……おい、どこ凝視してんだよ。
『……魔王様の御宝も、少々窮屈なようにお見受けしますが?』
ん?
見ると、確かに俺のも反応していた。
弄ってただけなのに。
何でだ?
強い魔族の精液には、媚薬の効果があるらしい。
でもって男同士だとわりと乱交に発展することが多いって?
そういうことは先に言え。
†††
スレイの目が、爛々と輝いている。
『私に、魔王様の御宝に触れ、ご奉仕させて頂くことをお赦しください!』
と訴えられ。
絶対、挿入だけはナシ! と言いつけておいて、触れさせることにした。
毎夜リオンに弄り回され、快楽を覚え込まされてしまった”えっちなからだ”は、かなり欲求不満に陥っていたようだ。
スレイの口に含まれた途端、放ってしまった。
だって、スレイの舌って、先が割れてて、マジでヤバイんだよ。それで鈴口を舐められると、もう即昇天っていうか。
『もう一度、……よろしいですか?』
頷いてみせると、なんか凄いワザを使ってきた。
さすが千歳近いだけある。積み上げてきた経験値が違う。
めちゃくちゃ気持ちよかった。
出たのを舐めるのまでは、何とか大丈夫になったが。
アレを直接口に含むのは嫌だ。絶対にお断りしたい。
いや、全力で断る。
だって、男の性器だぞ!? さすがにそれは無理だ。
エロ勇者リオンは置いといて。スレイもよく他人のアレなんかを躊躇なく口に出来るもんだ、と感心する。
絶対的に敬愛する魔王サマのモノだからか? やっぱり、精を得るのが当たり前の魔族だから、こういうの、慣れてんのか?
うわ……。
気付けば、ベッドがスレイの我慢汁でびしょびしょになっていた。
こんだけ水分出して、よく干乾びねえな……。
そんなに我慢させすぎたのが少々申し訳なくなって、またスレイのに手を伸ばしたら。
「わぷ、」
限界だったのか、顔にぶっかけられた。
「……スレイ……、」
危うく目に入るとこだったじゃねえか。このヤロウ。出そうなら言えよ!
『も、申し訳ありません!!』
平身低頭だが、股間は元気でやんの。いや萎えろよ。この場面なら。
……まあ、赦してやるか。かなり、補給できたようだし。
お陰でお腹いっぱいだ。
†††
うわあ……。
……備考欄の”えっちなからだ”の表記が、”無垢”から”未貫通”に変わってやがる……。
細けえな……。何だよ”未貫通”って。
うん、ナニで貫通したら、もう処女じゃなくなるんだよな。
アナルバージンをロストするわけだ。
知ってる、俺。
こういうの、処女ビッチって呼ぶんだよな!
ってふざけるな!!!
思わず枕に八つ当たりをする。
高級羽毛枕なので、いくら叩いても痛くないからな!
……チクショウ、いったいどこで間違えたんだ!? 俺の果てしない魔王道!!
†††
しばらくして。
どこからか、というか。確実に出所はスレイだろうが。
新しい魔王が、高レベル男魔族の精気を欲している、という噂が流れたようだ。
それを聞きつけた、我こそは! という高レベルの男魔族が、世界中……いや魔界中? から続々と魔王城へ集まってきていたのだった。
そのせいか、魔王城は彼らの魔力で、より禍々しい雰囲気を放ってる。
せっかく集まってもらったんだ。
レベル上げに協力してもらおうじゃねえか。
ヤッター。これでレベル上げもサクサクだ、チクショー。もう一人も二人も十人も百人も同じだ。どんときやがれー。
スレイの協力のお陰で、レベル99まで上がったしな!
……泣きたい。
世界中の魔族に新しい魔王は男好きって思われたらどうするんだ。
とはいっても、一人ずつ相手にするのはさすがに嫌だったので、精液を提出させて。
味見して厳選し、イマイチなのは帰す、という手法を取ることにした。ナニサマだよ俺。ああ、魔王サマか。
俺がルールだ!
正直、上手いとは言い難い技巧だろうに。スレイは気持ち良さそうだ。
うっとりと目を細めていたのが、突然、カッ、と見開いて。
……おい、どこ凝視してんだよ。
『……魔王様の御宝も、少々窮屈なようにお見受けしますが?』
ん?
見ると、確かに俺のも反応していた。
弄ってただけなのに。
何でだ?
強い魔族の精液には、媚薬の効果があるらしい。
でもって男同士だとわりと乱交に発展することが多いって?
そういうことは先に言え。
†††
スレイの目が、爛々と輝いている。
『私に、魔王様の御宝に触れ、ご奉仕させて頂くことをお赦しください!』
と訴えられ。
絶対、挿入だけはナシ! と言いつけておいて、触れさせることにした。
毎夜リオンに弄り回され、快楽を覚え込まされてしまった”えっちなからだ”は、かなり欲求不満に陥っていたようだ。
スレイの口に含まれた途端、放ってしまった。
だって、スレイの舌って、先が割れてて、マジでヤバイんだよ。それで鈴口を舐められると、もう即昇天っていうか。
『もう一度、……よろしいですか?』
頷いてみせると、なんか凄いワザを使ってきた。
さすが千歳近いだけある。積み上げてきた経験値が違う。
めちゃくちゃ気持ちよかった。
出たのを舐めるのまでは、何とか大丈夫になったが。
アレを直接口に含むのは嫌だ。絶対にお断りしたい。
いや、全力で断る。
だって、男の性器だぞ!? さすがにそれは無理だ。
エロ勇者リオンは置いといて。スレイもよく他人のアレなんかを躊躇なく口に出来るもんだ、と感心する。
絶対的に敬愛する魔王サマのモノだからか? やっぱり、精を得るのが当たり前の魔族だから、こういうの、慣れてんのか?
うわ……。
気付けば、ベッドがスレイの我慢汁でびしょびしょになっていた。
こんだけ水分出して、よく干乾びねえな……。
そんなに我慢させすぎたのが少々申し訳なくなって、またスレイのに手を伸ばしたら。
「わぷ、」
限界だったのか、顔にぶっかけられた。
「……スレイ……、」
危うく目に入るとこだったじゃねえか。このヤロウ。出そうなら言えよ!
『も、申し訳ありません!!』
平身低頭だが、股間は元気でやんの。いや萎えろよ。この場面なら。
……まあ、赦してやるか。かなり、補給できたようだし。
お陰でお腹いっぱいだ。
†††
うわあ……。
……備考欄の”えっちなからだ”の表記が、”無垢”から”未貫通”に変わってやがる……。
細けえな……。何だよ”未貫通”って。
うん、ナニで貫通したら、もう処女じゃなくなるんだよな。
アナルバージンをロストするわけだ。
知ってる、俺。
こういうの、処女ビッチって呼ぶんだよな!
ってふざけるな!!!
思わず枕に八つ当たりをする。
高級羽毛枕なので、いくら叩いても痛くないからな!
……チクショウ、いったいどこで間違えたんだ!? 俺の果てしない魔王道!!
†††
しばらくして。
どこからか、というか。確実に出所はスレイだろうが。
新しい魔王が、高レベル男魔族の精気を欲している、という噂が流れたようだ。
それを聞きつけた、我こそは! という高レベルの男魔族が、世界中……いや魔界中? から続々と魔王城へ集まってきていたのだった。
そのせいか、魔王城は彼らの魔力で、より禍々しい雰囲気を放ってる。
せっかく集まってもらったんだ。
レベル上げに協力してもらおうじゃねえか。
ヤッター。これでレベル上げもサクサクだ、チクショー。もう一人も二人も十人も百人も同じだ。どんときやがれー。
スレイの協力のお陰で、レベル99まで上がったしな!
……泣きたい。
世界中の魔族に新しい魔王は男好きって思われたらどうするんだ。
とはいっても、一人ずつ相手にするのはさすがに嫌だったので、精液を提出させて。
味見して厳選し、イマイチなのは帰す、という手法を取ることにした。ナニサマだよ俺。ああ、魔王サマか。
俺がルールだ!
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