12 / 64
魔王転生
勇者に夜襲され、レベルが上がった!
しおりを挟む
「ふぁ、」
視界がかすむ。
うわあ。出しちまった……。
ヤロウの口の中なんかに。
……おい、何ナチュラルにゴックンしてやがんだテメー。
「いとけない君に、初めて快楽を与えたのが私だ。光栄に思う」
嬉しそうに笑ってるが。
確かに、他人に口でされたの初めてで。気持ちよかったけど。
射精したのは、初めてじゃねえし。
いとけないはねえだろ! 幼児じゃねえんだぞ!
†††
「次は、私の番だね」
エロ勇者は夜着の前をはだけた。
……危うく、絹を裂くような悲鳴をあげるところだった。
勇者のつるぎは凶悪だった!
とりあえず。
「い、挿れたら、舌噛んで死んでやるかんな!」
と泣きながら暴れたおかげか。
最後の一線までは越えなかった。
男のプライドなど。自分より体格の恵まれた男に組み敷かれて凶悪なブツで犯されそうになる恐怖の前では掻き消えた。
マジでヤバかった。
太股の間で擦られて、出したのを舐めさせられたが、セーフだ。
セーフと思わなきゃやってらんねえ。
異世界の男が出したものは、何故か甘かった。糖尿病なのか?
翌朝になって。
身体中のあちこちに散らされたキスマークは、HP自動回復の指輪をはめいたせいか、消えていた。
身体の疲れは消えたが、心のダメージまでは回復できてねえし……。
……あ、レベル、上がってやんの。
こっちの経験値も、アリなのか?
†††
次の日の夜。
「俺がしてやる」
拘束される前にリオンの足に乗り上げて、手で擦って、出してやった。
リオンは積極的で嬉しい、と喜んでいたが。俺は内心ゲンナリだ。
ヤられるよりは、自分でヤったほうがまだマシなだけだっつの。レベルも上がるし。
レベルが上がれば、勇者くらいワンパンで倒せるだろうしな!
まずいならともかく、甘くて美味いし。
……まあ、気持ち良いのは確かだから、触るくらいなら許してやろう。
最後まではやらせねえけど!
男同士ということは、不思議と気にならなかった。
嫌悪感もなかった。
触るのも、触られるのも。
生前は、たまに乗る電車とかで、服の上からでも男なんかと接触するのは気持ち悪いし、嫌だったもんだが。
あいつの場合、男も見惚れるような美形だし。なんか、いい匂いがするからかもしれない。
美形ってのは、ほんと得だよな。
†††
一度してしまったら、癖になったのか。
リオンは毎晩俺のところに通ってくるようになった。
リオンは俺とキスを交わしたかったようだが、最初の時に一度拒んだら。
「全てを受け入れてもらえるまで、口付けは我慢しよう」
とか言って。
以後も、その約束を守った。
そんなことで誠実さをみせるつもりなら、手ェ出すのも我慢しとけっつーの。
ともかく、高レベル勇者の精え……いや、精気は、こうかばつぐんだった。
レベルはみるみる上がってって。
レベル35になっていた。
もう、簡単な元素魔法なら使えるようだった。火をともしたり、水を呼んだり。
移動魔法も使用可能になっていた。
移動できるのは最初の野原と、ここくらいだが。
どうやらチェックした場所は自動で記録されるようだ。
毎晩のように俺とそういうコトを致してるせいで、リオンの勇者レベルも上がっていた。
レベル170……俺の身長とタメじゃねえか。
しかし、MPはリオンが人間族の限界値999で。
俺が3500だから、俺のが上だ。ヤッター。
だが、まだまだリオンに勝てる気がしないのは何故だ……。
†††
……そろそろ、あいつが部屋に来る時間だな。
俺、いつまでここにいるつもりなんだ? と自問自答してみる。このままあいつと暮らす、でいいのか?
それも悪くない、とか考えてんじゃねえよ。アホか。
思わずベッドの上をゴロゴロする。
あーもう、落ち着け俺。
魔王として、それはさすがにどうなんだよ?
いや、村人に討伐されかけたのを、よりによって勇者に保護された上に。
挿入はしてないものの、身体の関係を持ったって時点で相当アレなんだが。
視界がかすむ。
うわあ。出しちまった……。
ヤロウの口の中なんかに。
……おい、何ナチュラルにゴックンしてやがんだテメー。
「いとけない君に、初めて快楽を与えたのが私だ。光栄に思う」
嬉しそうに笑ってるが。
確かに、他人に口でされたの初めてで。気持ちよかったけど。
射精したのは、初めてじゃねえし。
いとけないはねえだろ! 幼児じゃねえんだぞ!
†††
「次は、私の番だね」
エロ勇者は夜着の前をはだけた。
……危うく、絹を裂くような悲鳴をあげるところだった。
勇者のつるぎは凶悪だった!
とりあえず。
「い、挿れたら、舌噛んで死んでやるかんな!」
と泣きながら暴れたおかげか。
最後の一線までは越えなかった。
男のプライドなど。自分より体格の恵まれた男に組み敷かれて凶悪なブツで犯されそうになる恐怖の前では掻き消えた。
マジでヤバかった。
太股の間で擦られて、出したのを舐めさせられたが、セーフだ。
セーフと思わなきゃやってらんねえ。
異世界の男が出したものは、何故か甘かった。糖尿病なのか?
翌朝になって。
身体中のあちこちに散らされたキスマークは、HP自動回復の指輪をはめいたせいか、消えていた。
身体の疲れは消えたが、心のダメージまでは回復できてねえし……。
……あ、レベル、上がってやんの。
こっちの経験値も、アリなのか?
†††
次の日の夜。
「俺がしてやる」
拘束される前にリオンの足に乗り上げて、手で擦って、出してやった。
リオンは積極的で嬉しい、と喜んでいたが。俺は内心ゲンナリだ。
ヤられるよりは、自分でヤったほうがまだマシなだけだっつの。レベルも上がるし。
レベルが上がれば、勇者くらいワンパンで倒せるだろうしな!
まずいならともかく、甘くて美味いし。
……まあ、気持ち良いのは確かだから、触るくらいなら許してやろう。
最後まではやらせねえけど!
男同士ということは、不思議と気にならなかった。
嫌悪感もなかった。
触るのも、触られるのも。
生前は、たまに乗る電車とかで、服の上からでも男なんかと接触するのは気持ち悪いし、嫌だったもんだが。
あいつの場合、男も見惚れるような美形だし。なんか、いい匂いがするからかもしれない。
美形ってのは、ほんと得だよな。
†††
一度してしまったら、癖になったのか。
リオンは毎晩俺のところに通ってくるようになった。
リオンは俺とキスを交わしたかったようだが、最初の時に一度拒んだら。
「全てを受け入れてもらえるまで、口付けは我慢しよう」
とか言って。
以後も、その約束を守った。
そんなことで誠実さをみせるつもりなら、手ェ出すのも我慢しとけっつーの。
ともかく、高レベル勇者の精え……いや、精気は、こうかばつぐんだった。
レベルはみるみる上がってって。
レベル35になっていた。
もう、簡単な元素魔法なら使えるようだった。火をともしたり、水を呼んだり。
移動魔法も使用可能になっていた。
移動できるのは最初の野原と、ここくらいだが。
どうやらチェックした場所は自動で記録されるようだ。
毎晩のように俺とそういうコトを致してるせいで、リオンの勇者レベルも上がっていた。
レベル170……俺の身長とタメじゃねえか。
しかし、MPはリオンが人間族の限界値999で。
俺が3500だから、俺のが上だ。ヤッター。
だが、まだまだリオンに勝てる気がしないのは何故だ……。
†††
……そろそろ、あいつが部屋に来る時間だな。
俺、いつまでここにいるつもりなんだ? と自問自答してみる。このままあいつと暮らす、でいいのか?
それも悪くない、とか考えてんじゃねえよ。アホか。
思わずベッドの上をゴロゴロする。
あーもう、落ち着け俺。
魔王として、それはさすがにどうなんだよ?
いや、村人に討伐されかけたのを、よりによって勇者に保護された上に。
挿入はしてないものの、身体の関係を持ったって時点で相当アレなんだが。
3
お気に入りに追加
175
あなたにおすすめの小説
ヒロイン不在の異世界ハーレム
藤雪たすく
BL
男にからまれていた女の子を助けに入っただけなのに……手違いで異世界へ飛ばされてしまった。
神様からの謝罪のスキルは別の勇者へ授けた後の残り物。
飛ばされたのは神がいなくなった混沌の世界。
ハーレムもチート無双も期待薄な世界で俺は幸せを掴めるのか?
モテる兄貴を持つと……(三人称改訂版)
夏目碧央
BL
兄、海斗(かいと)と同じ高校に入学した城崎岳斗(きのさきやまと)は、兄がモテるがゆえに様々な苦難に遭う。だが、カッコよくて優しい兄を実は自慢に思っている。兄は弟が大好きで、少々過保護気味。
ある日、岳斗は両親の血液型と自分の血液型がおかしい事に気づく。海斗は「覚えてないのか?」と驚いた様子。岳斗は何を忘れているのか?一体どんな秘密が?
赤ん坊なのに【試練】がいっぱい! 僕は【試練】で大きくなれました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前はジーニアス
優しい両親のもとで生まれた僕は小さな村で暮らすこととなりました
お父さんは村の村長みたいな立場みたい
お母さんは病弱で家から出れないほど
二人を助けるとともに僕は異世界を楽しんでいきます
ーーーーー
この作品は大変楽しく書けていましたが
49話で終わりとすることにいたしました
完結はさせようと思いましたが次をすぐに書きたい
そんな欲求に屈してしまいましたすみません
魔王の求める白い冬
猫宮乾
BL
僕は交通事故に遭い、別の世界に魔王として転生した。最強の力を貰って。だから何度勇者が訪れても、僕は死なない。その内に、魔王はやはり勇者に倒されるべきだと思うようになる。初めはそうではなかった、僕は現代知識で内政をし、魔族の国を治めていた。けれど皆、今は亡い。早く僕は倒されたい。そう考えていたある日、今回もまた勇者パーティがやってきたのだが、聖剣を抜いたその青年は、同胞に騙されていた。※異世界ファンタジーBLです。全85話、完結まで書いてあるものを、確認しながら投稿します。勇者×魔王です。
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
【R18】魔王様は勇者に倒されて早く魔界に帰りたいのに勇者が勝手に黒騎士になって護衛してくる
くろなが
BL
【第8回BL大賞にて奨励賞頂きました!!投票本当にありがとうございました!】
2022/02/03ユタカ×リスドォルの番外編を追加開始です。全3話17時頃更新予定です。
~内容紹介~
勇者に倒されないと魔界に帰れない魔王様が、異世界転移の高校生勇者に一目惚れされてしまった。しかも黒騎士となって護ると言われ、勝手に護衛を始めてしまう。
新しく投入される勇者を次々に倒して仲間にし、誰も魔王様を倒してくれない。魔王様は無事に魔界に帰ることができるのか!?高校生勇者×苦労人魔王
三章まで健全。四章からR18になります。ほのぼの大団円ハッピーエンドです。【本編完結済】
表紙は(@wrogig8)はゆるふ様から頂きました。
小説家になろう(R15)・ムーンライトノベルズ(R18)に掲載しています。
異世界転生!ハイハイからの倍人生
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は死んでしまった。
まさか野球観戦で死ぬとは思わなかった。
ホームランボールによって頭を打ち死んでしまった僕は異世界に転生する事になった。
転生する時に女神様がいくら何でも可哀そうという事で特殊な能力を与えてくれた。
それはレベルを減らすことでステータスを無制限に倍にしていける能力だった...
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる