56 / 74
J・J
城から出る
しおりを挟む
部屋に戻る前。
アンリは報告書を読み、クロエに告げた。
「そうそう、明日には診察室が使用可能になるそうだ」
王命で、外出後のうがい手洗いの徹底。
咳や熱のある者は診療所に来るよう通達したという。
では、早くも明日から患者が来るのか。
「診察室には俺もついていく。多少なら医療魔法も使える。助手に使え」
部屋に戻るなり、クロエに告げた。
「え、でも……」
「患者を診る医師が一番危険にさらされるのだろう? 心配だ。クロエから離れたくない」
森のことなら、少々離れていてもわかる。
今は狩りの時期でもないし、俺が行かねばならないような事件は滅多に起こらないだろう。
クロエを危険から遠ざけなければならない。
俺の命に代えても。
†‡†‡†
「カゼなら何度か引いたことあるし。僕は大丈夫だよ。むしろ、もしジャンがダウンしたら誰がその巨体を運ぶの?」
困ったように言われた。
俺が病に倒れる? そういう可能性もあったか。
想像したことも無かった。
確かに、クロエの細腕では、俺を運べないだろう。
危険だからと他人を呼ばず、自分で何とかしようと考えるクロエは立派だが。
重力の魔法は習得できなかったようだ。
デュランは得意なんだがな。
伝染病というものに罹ると、高熱が出て体力を奪われ衰弱し、動けなくなるという。
俺は今まで、そんな状態にはなったことが無い。
伝染する病なら、その辺に放り出しても構わない、とは言えない。
実際、なってみないとわからないかもしれないが。
「なら、診察室の近くに寝台を置かせよう。そこまで、這ってでも行く」
それまでは、クロエの傍で支えてやりたい。
絶対に離れない、という俺の気概を酌んでくれたようだ。
「じゃあお願いするね」
苦笑して、手を差し出してきた。
クロエは握手を求めたのだろう。
だが。
俺はその小さな手を掴み、自分の方へ引き寄せた。
†‡†‡†
「挿れないから、触らせろ」
柔らかな頬に顔を摺り寄せ、懇願する。
「愛している。クロエ」
愛を告げると。
照れたように目を伏せた。
この様子では、嫌ではないようだ。
すぐに抱き上げ、寝台まで運び、愛しいツガイを押し倒した。
顔を寄せずとも、首筋から、たまらなく芳しい香りが漂ってくる。
すでに感じているのだ。
鼓動は早鐘のようだ。可愛らしい。
鼻腔いっぱいに甘く官能的な芳香を吸い込みながら、クロエの服を脱がしていく。
無論、抵抗はない。
「うぁ、……ん、」
性器に触れただけで、真っ赤になりながらびくりと身体を震わせたが。
それが拒絶ゆえの反応ではないことは、後孔に触れずともわかる。
感じているクロエの顔は、普段の幼く見える容姿に反し、とてつもなく色っぽい。
「こんなに可愛いのに、年上とはな」
口づけをしながら告げると。
ムッとしたように睨まれるのも愛おしい。
「ひゃ、……や、」
桃の花弁のような乳首を吸い、舌先で捏ねてやると、可愛らしい鳴き声を上げる。
充血し、紅く色づいたそこは唾液で濡れ、てらてらと光っている。
目が合う。
クロエはそれを見て、恥ずかしがっているようだ。
俺がこうしたんだぞ、と。
わからせるようにぴんと立った乳首を指先でつまんでやると、内股がびくりと震えた。
後ろに、欲しいのだろう。
疼いている。
俺が、クロエの身体をそのようにしたのだ。
†‡†‡†
あまり焦らすとクロエが泣くので、性器と後孔を可愛がって達かせた。
快楽で鳴かせるのは良いが、泣かれて嫌われては台無しだ。
気持ち良いことだけをしてやることに決めている。
「クロエ……、」
射精の後の虚脱でぼんやりとしているクロエの太股に己を挟ませる。
……挿れたい。
指を挿れるだけでは、太股で擦るだけでは足りない。
クロエの中に入りたい。
貫いて。
奥の奥まで味わい、熱く締め付けるはらわたの中で達し。
精を放ち、腹が膨らむほど注ぎ込みたい。
クロエの中を、俺で満たしたい。
狂おしいほどの衝動を、必死に耐える。
俺は獣ではない。獣人だ。
襲い掛からない、理性があるはずだ。
なのに、どうしようもなく、欲しくなる。
クロエの何もかも、全て。
骨の一欠片も残さず喰らい尽くしてしまいたい。
ツガイというのは、これほどまでに理性をかき乱される存在なのか。
「ん、」
クロエが俺の腕に掴まった。
小さな手。
俺とは違う、柔い肌。
優しくしなくてはいけない、と反射的に思い、動きを止める。
「痛かったか? 乱暴に擦り過ぎたか」
「ん、へいき」
愛しいツガイの額に口づけを落とし。
クロエの足を抱え上げた。
滑らかで柔らかな太股の間に己を挟み、そこで遂情するために。
†‡†‡†
朝食の席でクロエは、感染の危険を防ぐため、俺とクロエはここの客室ではなく、診察室の傍に移すと宣言した。
これからは食事も別々に摂るべきだと。
報告や連絡の伝達すら、直接口頭で伝えるのではなく文書形式が良いという。
かなり徹底している。
「そこまで用心せねばならぬほどのことなのか?」
ロイは眉根を寄せ、不満そうだ。
賢く愛らしいクロエと、こうして一緒に食事をするのを、ロイやメイベル、アンリも楽しみにしていたのだろう。
だが。
「それほどのことです。そこまでしても、足りない可能性もありえます」
真剣な顔で。
何が起こるかわからないので、万が一のことを考えて用心しておくのが大事だとクロエは言った。
メイベルだけでなく、ロイやアンリすら不安そうな表情を浮かべ、クロエを見ている。
伝染病とは、そこまで恐ろしいのかと怯えたのだろう。
「後で過剰に用心しすぎたと笑い話にできることを願ってください。騒動が収まったら、またご一緒に食事が出来るのを楽しみにしてますから」
クロエは明るく言ってみせた。
「ああ、一日でも早くそうなるよう、その日を待とう」
ロイも不安げな表情を笑顔に変えて了承し。
アンリはそのように手続すると言った。
「うん。一緒にお菓子食べようね。異世界のお菓子、楽しみにしてるよ」
メイベルは泣きそうだったが。
涙をこらえ、微笑んだ。
随分と成長したのだと思った。
おそらく、俺も変わっただろう。
クロエというかけがえのないツガイを得て。
アンリは報告書を読み、クロエに告げた。
「そうそう、明日には診察室が使用可能になるそうだ」
王命で、外出後のうがい手洗いの徹底。
咳や熱のある者は診療所に来るよう通達したという。
では、早くも明日から患者が来るのか。
「診察室には俺もついていく。多少なら医療魔法も使える。助手に使え」
部屋に戻るなり、クロエに告げた。
「え、でも……」
「患者を診る医師が一番危険にさらされるのだろう? 心配だ。クロエから離れたくない」
森のことなら、少々離れていてもわかる。
今は狩りの時期でもないし、俺が行かねばならないような事件は滅多に起こらないだろう。
クロエを危険から遠ざけなければならない。
俺の命に代えても。
†‡†‡†
「カゼなら何度か引いたことあるし。僕は大丈夫だよ。むしろ、もしジャンがダウンしたら誰がその巨体を運ぶの?」
困ったように言われた。
俺が病に倒れる? そういう可能性もあったか。
想像したことも無かった。
確かに、クロエの細腕では、俺を運べないだろう。
危険だからと他人を呼ばず、自分で何とかしようと考えるクロエは立派だが。
重力の魔法は習得できなかったようだ。
デュランは得意なんだがな。
伝染病というものに罹ると、高熱が出て体力を奪われ衰弱し、動けなくなるという。
俺は今まで、そんな状態にはなったことが無い。
伝染する病なら、その辺に放り出しても構わない、とは言えない。
実際、なってみないとわからないかもしれないが。
「なら、診察室の近くに寝台を置かせよう。そこまで、這ってでも行く」
それまでは、クロエの傍で支えてやりたい。
絶対に離れない、という俺の気概を酌んでくれたようだ。
「じゃあお願いするね」
苦笑して、手を差し出してきた。
クロエは握手を求めたのだろう。
だが。
俺はその小さな手を掴み、自分の方へ引き寄せた。
†‡†‡†
「挿れないから、触らせろ」
柔らかな頬に顔を摺り寄せ、懇願する。
「愛している。クロエ」
愛を告げると。
照れたように目を伏せた。
この様子では、嫌ではないようだ。
すぐに抱き上げ、寝台まで運び、愛しいツガイを押し倒した。
顔を寄せずとも、首筋から、たまらなく芳しい香りが漂ってくる。
すでに感じているのだ。
鼓動は早鐘のようだ。可愛らしい。
鼻腔いっぱいに甘く官能的な芳香を吸い込みながら、クロエの服を脱がしていく。
無論、抵抗はない。
「うぁ、……ん、」
性器に触れただけで、真っ赤になりながらびくりと身体を震わせたが。
それが拒絶ゆえの反応ではないことは、後孔に触れずともわかる。
感じているクロエの顔は、普段の幼く見える容姿に反し、とてつもなく色っぽい。
「こんなに可愛いのに、年上とはな」
口づけをしながら告げると。
ムッとしたように睨まれるのも愛おしい。
「ひゃ、……や、」
桃の花弁のような乳首を吸い、舌先で捏ねてやると、可愛らしい鳴き声を上げる。
充血し、紅く色づいたそこは唾液で濡れ、てらてらと光っている。
目が合う。
クロエはそれを見て、恥ずかしがっているようだ。
俺がこうしたんだぞ、と。
わからせるようにぴんと立った乳首を指先でつまんでやると、内股がびくりと震えた。
後ろに、欲しいのだろう。
疼いている。
俺が、クロエの身体をそのようにしたのだ。
†‡†‡†
あまり焦らすとクロエが泣くので、性器と後孔を可愛がって達かせた。
快楽で鳴かせるのは良いが、泣かれて嫌われては台無しだ。
気持ち良いことだけをしてやることに決めている。
「クロエ……、」
射精の後の虚脱でぼんやりとしているクロエの太股に己を挟ませる。
……挿れたい。
指を挿れるだけでは、太股で擦るだけでは足りない。
クロエの中に入りたい。
貫いて。
奥の奥まで味わい、熱く締め付けるはらわたの中で達し。
精を放ち、腹が膨らむほど注ぎ込みたい。
クロエの中を、俺で満たしたい。
狂おしいほどの衝動を、必死に耐える。
俺は獣ではない。獣人だ。
襲い掛からない、理性があるはずだ。
なのに、どうしようもなく、欲しくなる。
クロエの何もかも、全て。
骨の一欠片も残さず喰らい尽くしてしまいたい。
ツガイというのは、これほどまでに理性をかき乱される存在なのか。
「ん、」
クロエが俺の腕に掴まった。
小さな手。
俺とは違う、柔い肌。
優しくしなくてはいけない、と反射的に思い、動きを止める。
「痛かったか? 乱暴に擦り過ぎたか」
「ん、へいき」
愛しいツガイの額に口づけを落とし。
クロエの足を抱え上げた。
滑らかで柔らかな太股の間に己を挟み、そこで遂情するために。
†‡†‡†
朝食の席でクロエは、感染の危険を防ぐため、俺とクロエはここの客室ではなく、診察室の傍に移すと宣言した。
これからは食事も別々に摂るべきだと。
報告や連絡の伝達すら、直接口頭で伝えるのではなく文書形式が良いという。
かなり徹底している。
「そこまで用心せねばならぬほどのことなのか?」
ロイは眉根を寄せ、不満そうだ。
賢く愛らしいクロエと、こうして一緒に食事をするのを、ロイやメイベル、アンリも楽しみにしていたのだろう。
だが。
「それほどのことです。そこまでしても、足りない可能性もありえます」
真剣な顔で。
何が起こるかわからないので、万が一のことを考えて用心しておくのが大事だとクロエは言った。
メイベルだけでなく、ロイやアンリすら不安そうな表情を浮かべ、クロエを見ている。
伝染病とは、そこまで恐ろしいのかと怯えたのだろう。
「後で過剰に用心しすぎたと笑い話にできることを願ってください。騒動が収まったら、またご一緒に食事が出来るのを楽しみにしてますから」
クロエは明るく言ってみせた。
「ああ、一日でも早くそうなるよう、その日を待とう」
ロイも不安げな表情を笑顔に変えて了承し。
アンリはそのように手続すると言った。
「うん。一緒にお菓子食べようね。異世界のお菓子、楽しみにしてるよ」
メイベルは泣きそうだったが。
涙をこらえ、微笑んだ。
随分と成長したのだと思った。
おそらく、俺も変わっただろう。
クロエというかけがえのないツガイを得て。
0
お気に入りに追加
766
あなたにおすすめの小説
聖獣王~アダムは甘い果実~
南方まいこ
BL
日々、慎ましく過ごすアダムの元に、神殿から助祭としての資格が送られてきた。神殿で登録を得た後、自分の町へ帰る際、乗り込んだ馬車が大規模の竜巻に巻き込まれ、アダムは越えてはいけない国境を越えてしまう。
アダムが目覚めると、そこはディガ王国と呼ばれる獣人が暮らす国だった。竜巻により上空から落ちて来たアダムは、ディガ王国を脅かす存在だと言われ処刑対象になるが、右手の刻印が聖天を示す文様だと気が付いた兵士が、この方は聖天様だと言い、聖獣王への貢ぎ物として捧げられる事になった。
竜巻に遭遇し偶然ここへ投げ出されたと、何度説明しても取り合ってもらえず。自分の家に帰りたいアダムは逃げ出そうとする。
※私の小説で「大人向け」のタグが表示されている場合、性描写が所々に散りばめられているということになります。タグのついてない小説は、その後の二人まで性描写はありません
魔女の呪いで男を手懐けられるようになってしまった俺
ウミガメ
BL
魔女の呪いで余命が"1年"になってしまった俺。
その代わりに『触れた男を例外なく全員"好き"にさせてしまう』チート能力を得た。
呪いを解くためには男からの"真実の愛"を手に入れなければならない……!?
果たして失った生命を取り戻すことはできるのか……!
男たちとのラブでムフフな冒険が今始まる(?)
~~~~
主人公総攻めのBLです。
一部に性的な表現を含むことがあります。要素を含む場合「★」をつけておりますが、苦手な方はご注意ください。
※この小説は他サイトとの重複掲載をしております。ご了承ください。
小悪魔系世界征服計画 ~ちょっと美少年に生まれただけだと思っていたら、異世界の救世主でした~
朱童章絵
BL
「僕はリスでもウサギでもないし、ましてやプリンセスなんかじゃ絶対にない!」
普通よりちょっと可愛くて、人に好かれやすいという以外、まったく普通の男子高校生・瑠佳(ルカ)には、秘密がある。小さな頃からずっと、別な世界で日々を送り、成長していく夢を見続けているのだ。
史上最強の呼び声も高い、大魔法使いである祖母・ベリンダ。
その弟子であり、物腰柔らか、ルカのトラウマを刺激しまくる、超絶美形・ユージーン。
外見も内面も、強くて男らしくて頼りになる、寡黙で優しい、薬屋の跡取り・ジェイク。
いつも笑顔で温厚だけど、ルカ以外にまったく価値を見出さない、ヤンデレ系神父・ネイト。
領主の息子なのに気さくで誠実、親友のイケメン貴公子・フィンレー。
彼らの過剰なスキンシップに狼狽えながらも、ルカは日々を楽しく過ごしていたが、ある時を境に、現実世界での急激な体力の衰えを感じ始める。夢から覚めるたびに強まる倦怠感に加えて、祖母や仲間達の言動にも不可解な点が。更には魔王の復活も重なって、瑠佳は次第に世界全体に疑問を感じるようになっていく。
やがて現実の自分の不調の原因が夢にあるのではないかと考えた瑠佳は、「夢の世界」そのものを否定するようになるが――。
無自覚小悪魔ちゃん、総受系愛され主人公による、保護者同伴RPG(?)。
(この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています)
異世界へ下宿屋と共にトリップしたようで。
やの有麻
BL
山に囲まれた小さな村で下宿屋を営んでる倉科 静。29歳で独身。
昨日泊めた外国人を玄関の前で見送り家の中へ入ると、疲労が溜まってたのか急に眠くなり玄関の前で倒れてしまった。そして気付いたら住み慣れた下宿屋と共に異世界へとトリップしてしまったらしい!・・・え?どーゆうこと?
前編・後編・あとがきの3話です。1話7~8千文字。0時に更新。
*ご都合主義で適当に書きました。実際にこんな村はありません。
*フィクションです。感想は受付ますが、法律が~国が~など現実を突き詰めないでください。あくまで私が描いた空想世界です。
*男性出産関連の表現がちょっと入ってます。苦手な方はオススメしません。
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
異世界転生先でアホのふりしてたら執着された俺の話
深山恐竜
BL
俺はよくあるBL魔法学園ゲームの世界に異世界転生したらしい。よりにもよって、役どころは作中最悪の悪役令息だ。何重にも張られた没落エンドフラグをへし折る日々……なんてまっぴらごめんなので、前世のスキル(引きこもり)を最大限活用して平和を勝ち取る! ……はずだったのだが、どういうわけか俺の従者が「坊ちゃんの足すべすべ~」なんて言い出して!?
女神の間違いで落とされた、乙女ゲームの世界でオレは愛を手に入れる。
にのまえ
BL
バイト帰り、事故現場の近くを通ったオレは見知らぬ場所と女神に出会った。その女神は間違いだと気付かずオレを異世界へと落とす。
オレが落ちた異世界は、改変された獣人の世界が主体の乙女ゲーム。
獣人?
ウサギ族?
性別がオメガ?
訳のわからない異世界。
いきなり森に落とされ、さまよった。
はじめは、こんな世界に落としやがって! と女神を恨んでいたが。
この異世界でオレは。
熊クマ食堂のシンギとマヤ。
調合屋のサロンナばあさん。
公爵令嬢で、この世界に転生したロッサお嬢。
運命の番、フォルテに出会えた。
お読みいただきありがとうございます。
タイトル変更いたしまして。
改稿した物語に変更いたしました。
みなしご白虎が獣人異世界でしあわせになるまで
キザキ ケイ
BL
親を亡くしたアルビノの小さなトラは、異世界へ渡った────……
気がつくと知らない場所にいた真っ白な子トラのタビトは、子ライオンのレグルスと出会い、彼が「獣人」であることを知る。
獣人はケモノとヒト両方の姿を持っていて、でも獣人は恐ろしい人間とは違うらしい。
故郷に帰りたいけれど、方法が分からず途方に暮れるタビトは、レグルスとふれあい、傷ついた心を癒やされながら共に成長していく。
しかし、珍しい見た目のタビトを狙うものが現れて────?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる