28 / 74
リヒト
救世主の帰還
しおりを挟む
国境を越え、暁の森を抜けて。
村を通って、城へ向かう。
インターンの二人は、興味深げに車窓を覗いている。
『こちらは、随分復興が進んでいるのですね?』
『獣人だから体力があるんでしょう?』
『そうでもない。力自慢もいるが』
今まで沈黙していたジャンが、二人に答えた。
僕も、以前は獣人って全員がジャンみたいな体力自慢みたいな印象があったけど。
種族によってはか弱い獣人もいるって、医者になってから知った。
ルロイ王は、城の改修よりも村の復興を優先して予算を回して。
食糧を確保するため、牧場や農場を再生させたという。
だからまだ城壁の一部は崩れたままだと。
立派な王様だなあ。
『国王より、ルロイ陛下はとてもお強い方だと聞いてます』
『ジャン=ジャック先生よりもお強いのですか?』
きらきらと目を輝かせたインターン二人に。
『ツガイを得た俺のほうが、ずっと強い』
真顔で言い切った。
ルロイ王のことは尊敬していても、そこは譲れなかったようだ。
†‡†‡†
城門が開いて。
馬車は石畳の道を走る。
お城の前では、ドレス姿の少女……いや美少年が待っていた。
メイベルだ。
隣には、パーシヴァル。
手を振りながら、全開の笑顔を向けている。
『おかえりなさい、クロエ。久しぶり! 待ってたよ!』
「わわ、……ただいま、メイベル」
メイベルは僕が馬車を降りるなり、抱きついてきた。
消毒したし、ウイルスが残ってないことは確認済みだけど。
無防備だなあ。
『よ、おかえり』
『ああ』
パーシヴァルとジャンは淡々としてる。
もうちょっと無いんかい。
診療所にこもってから、しばらく会ってないのに。
僕は仲の良い友達はいないから知らないけど、これが男の友情なのだろうか。
インターン二人は、可愛らしい姫様に見惚れていた。
どうやらメイベルはプリマット国でも噂になるほど有名らしい。
可愛い姫だって。噂より可愛いだろ?
†‡†‡†
とりあえず、ルロイ王に報告だ。
スキップするように嬉しそうな足取りのメイベルと、僕とジャン。
ガチガチになっているインターンの二人、しんがりを護衛のパーシヴァルが歩くのを、城の兵たちに見送られる。
『クロエよ、世を救う大役、ご苦労だった。ジェリーは健勝であったか?』
ジェリーって。
ああ、ジェローム王の愛称か。
そういえばあっちもロイって言ってたな。マブダチか。
「なかなか復興が進まないようで憂鬱そうでしたけど、健康でした」
『なるほど。こちらからも人員を回すとしよう。……アンリ、』
アンリと相談して。
力自慢の職人を復興支援に送ることを決めたようだ。
こんな風に、フットワークの軽いトップがいるから、この国の復興も進んだんだろうな。
ルイとベルナールも、王様の決断の早さに感心していた。
ジェローム王から預かった親書を渡して。
ボール村であったことを話した。
こちらでも、動物とするのは禁止したほうがいいと進言した。
『そのような変態はこの国にはいないと思うが。国民にそう伝えておこう』
変態なんだ。
そして、後ろで緊張しながら跪いているインターンの二人、ルイとベルナールを紹介した。
二人はアンリから、滞在許可証をもらっていた。
僕はそういうのもらって無いけど。
いいのかな?
†‡†‡†
「では、午後の診察があるので。これで失礼します」
今日の午後から診察を再開する、とデュランが看板を出してくれたらしい。
ドニの様子も見たいし。
『そっか。今日の晩餐は? 来られる?』
メイベルが小首を傾げた。
「残念だけど。ドニの具合が良くなるまで、念のため、城には入らないほうが良いと思う」
診察や看病をすると、ウイルスが付着するだろうし。
万が一、ということもある。可能なら、根絶したいから。
『じゃ、完全に治ったらパーティを開こうよ。その子も呼んでさ』
楽しみにしてるね、とメイベルは微笑んだ。
『看病はデュランの魔導人形に任せればよいではないか』
『陛下、子供のような我儘を言ってクロエ殿を困らせてはいけません』
アンリがルロイ王を抑えているうちにお城から退出して。
診療所に向かったら。
……いつの間にか、診察所の隣に見慣れない邸宅が建ってるんですけど。
え、これ、僕とジャンの家?
ここに住めって?
ルロイ王からのはからいだとか。
そうか。
暑苦しいほどのご厚意ありがとう……。
お城から、徒歩2分くらいかな?
うわ、診察所の前。
早くも患者が並んでいる……。
「お待たせしました。すぐ開けるので!」
診察所に飛び込むと。
中ではデュランが待っていた。
『おかえり、救世主。君はこの国じゃなく、世界を救ったよ!』
占いの結果が出たんだ。
ってことは。
最悪の未来は、回避出来たんだ!
†‡†‡†
荷台を返しに来た兵士から、僕とジャンがボール村の処置を終えてプリマット国の城へ招待された、と知らされて。
デュランはまた、占いをしてみたそうだ。
占いの結果というのは、時間の経過や、占いを聞いた人の行動などによって変わるので。
そしたら。
この国どころか、他の国も。
病に倒れる未来はすっかり消えていたという。
どう転んでも、これ以上の被害は出ないって。
死人も最小限で済んだっていうけど。
発生源がわかっていれば、もっと多くの人を救えたかもしれない、と思うと。
やるせない気持ちになる。
でも。この先、病に苦しむはずの人を救えたんだ。
現在病で倒れている人の命も。
自分に出来る限りのことはしたと考えよう。
「そうだ、初めの村で耐性の出来た人の血から作った抗体があるんだ。これ、ドニに打ちたいんだけど」
『そりゃすごいや。僕の魔導人形でやっておくよ。君は診療所を開きなよ。患者が待ってるんだろ?』
「そうだった。ありがとう、デュラン」
『これくらいお安い御用さ』
ドニの処置が終わったら。
さっそく占いの結果をルロイ王に報告しに行くという。
よほど嬉しいのか、ぴょこぴょこ飛び跳ねてる。
僕も嬉しい。
自分の知識が役に立ってよかった。
村を通って、城へ向かう。
インターンの二人は、興味深げに車窓を覗いている。
『こちらは、随分復興が進んでいるのですね?』
『獣人だから体力があるんでしょう?』
『そうでもない。力自慢もいるが』
今まで沈黙していたジャンが、二人に答えた。
僕も、以前は獣人って全員がジャンみたいな体力自慢みたいな印象があったけど。
種族によってはか弱い獣人もいるって、医者になってから知った。
ルロイ王は、城の改修よりも村の復興を優先して予算を回して。
食糧を確保するため、牧場や農場を再生させたという。
だからまだ城壁の一部は崩れたままだと。
立派な王様だなあ。
『国王より、ルロイ陛下はとてもお強い方だと聞いてます』
『ジャン=ジャック先生よりもお強いのですか?』
きらきらと目を輝かせたインターン二人に。
『ツガイを得た俺のほうが、ずっと強い』
真顔で言い切った。
ルロイ王のことは尊敬していても、そこは譲れなかったようだ。
†‡†‡†
城門が開いて。
馬車は石畳の道を走る。
お城の前では、ドレス姿の少女……いや美少年が待っていた。
メイベルだ。
隣には、パーシヴァル。
手を振りながら、全開の笑顔を向けている。
『おかえりなさい、クロエ。久しぶり! 待ってたよ!』
「わわ、……ただいま、メイベル」
メイベルは僕が馬車を降りるなり、抱きついてきた。
消毒したし、ウイルスが残ってないことは確認済みだけど。
無防備だなあ。
『よ、おかえり』
『ああ』
パーシヴァルとジャンは淡々としてる。
もうちょっと無いんかい。
診療所にこもってから、しばらく会ってないのに。
僕は仲の良い友達はいないから知らないけど、これが男の友情なのだろうか。
インターン二人は、可愛らしい姫様に見惚れていた。
どうやらメイベルはプリマット国でも噂になるほど有名らしい。
可愛い姫だって。噂より可愛いだろ?
†‡†‡†
とりあえず、ルロイ王に報告だ。
スキップするように嬉しそうな足取りのメイベルと、僕とジャン。
ガチガチになっているインターンの二人、しんがりを護衛のパーシヴァルが歩くのを、城の兵たちに見送られる。
『クロエよ、世を救う大役、ご苦労だった。ジェリーは健勝であったか?』
ジェリーって。
ああ、ジェローム王の愛称か。
そういえばあっちもロイって言ってたな。マブダチか。
「なかなか復興が進まないようで憂鬱そうでしたけど、健康でした」
『なるほど。こちらからも人員を回すとしよう。……アンリ、』
アンリと相談して。
力自慢の職人を復興支援に送ることを決めたようだ。
こんな風に、フットワークの軽いトップがいるから、この国の復興も進んだんだろうな。
ルイとベルナールも、王様の決断の早さに感心していた。
ジェローム王から預かった親書を渡して。
ボール村であったことを話した。
こちらでも、動物とするのは禁止したほうがいいと進言した。
『そのような変態はこの国にはいないと思うが。国民にそう伝えておこう』
変態なんだ。
そして、後ろで緊張しながら跪いているインターンの二人、ルイとベルナールを紹介した。
二人はアンリから、滞在許可証をもらっていた。
僕はそういうのもらって無いけど。
いいのかな?
†‡†‡†
「では、午後の診察があるので。これで失礼します」
今日の午後から診察を再開する、とデュランが看板を出してくれたらしい。
ドニの様子も見たいし。
『そっか。今日の晩餐は? 来られる?』
メイベルが小首を傾げた。
「残念だけど。ドニの具合が良くなるまで、念のため、城には入らないほうが良いと思う」
診察や看病をすると、ウイルスが付着するだろうし。
万が一、ということもある。可能なら、根絶したいから。
『じゃ、完全に治ったらパーティを開こうよ。その子も呼んでさ』
楽しみにしてるね、とメイベルは微笑んだ。
『看病はデュランの魔導人形に任せればよいではないか』
『陛下、子供のような我儘を言ってクロエ殿を困らせてはいけません』
アンリがルロイ王を抑えているうちにお城から退出して。
診療所に向かったら。
……いつの間にか、診察所の隣に見慣れない邸宅が建ってるんですけど。
え、これ、僕とジャンの家?
ここに住めって?
ルロイ王からのはからいだとか。
そうか。
暑苦しいほどのご厚意ありがとう……。
お城から、徒歩2分くらいかな?
うわ、診察所の前。
早くも患者が並んでいる……。
「お待たせしました。すぐ開けるので!」
診察所に飛び込むと。
中ではデュランが待っていた。
『おかえり、救世主。君はこの国じゃなく、世界を救ったよ!』
占いの結果が出たんだ。
ってことは。
最悪の未来は、回避出来たんだ!
†‡†‡†
荷台を返しに来た兵士から、僕とジャンがボール村の処置を終えてプリマット国の城へ招待された、と知らされて。
デュランはまた、占いをしてみたそうだ。
占いの結果というのは、時間の経過や、占いを聞いた人の行動などによって変わるので。
そしたら。
この国どころか、他の国も。
病に倒れる未来はすっかり消えていたという。
どう転んでも、これ以上の被害は出ないって。
死人も最小限で済んだっていうけど。
発生源がわかっていれば、もっと多くの人を救えたかもしれない、と思うと。
やるせない気持ちになる。
でも。この先、病に苦しむはずの人を救えたんだ。
現在病で倒れている人の命も。
自分に出来る限りのことはしたと考えよう。
「そうだ、初めの村で耐性の出来た人の血から作った抗体があるんだ。これ、ドニに打ちたいんだけど」
『そりゃすごいや。僕の魔導人形でやっておくよ。君は診療所を開きなよ。患者が待ってるんだろ?』
「そうだった。ありがとう、デュラン」
『これくらいお安い御用さ』
ドニの処置が終わったら。
さっそく占いの結果をルロイ王に報告しに行くという。
よほど嬉しいのか、ぴょこぴょこ飛び跳ねてる。
僕も嬉しい。
自分の知識が役に立ってよかった。
1
お気に入りに追加
766
あなたにおすすめの小説
聖獣王~アダムは甘い果実~
南方まいこ
BL
日々、慎ましく過ごすアダムの元に、神殿から助祭としての資格が送られてきた。神殿で登録を得た後、自分の町へ帰る際、乗り込んだ馬車が大規模の竜巻に巻き込まれ、アダムは越えてはいけない国境を越えてしまう。
アダムが目覚めると、そこはディガ王国と呼ばれる獣人が暮らす国だった。竜巻により上空から落ちて来たアダムは、ディガ王国を脅かす存在だと言われ処刑対象になるが、右手の刻印が聖天を示す文様だと気が付いた兵士が、この方は聖天様だと言い、聖獣王への貢ぎ物として捧げられる事になった。
竜巻に遭遇し偶然ここへ投げ出されたと、何度説明しても取り合ってもらえず。自分の家に帰りたいアダムは逃げ出そうとする。
※私の小説で「大人向け」のタグが表示されている場合、性描写が所々に散りばめられているということになります。タグのついてない小説は、その後の二人まで性描写はありません
魔女の呪いで男を手懐けられるようになってしまった俺
ウミガメ
BL
魔女の呪いで余命が"1年"になってしまった俺。
その代わりに『触れた男を例外なく全員"好き"にさせてしまう』チート能力を得た。
呪いを解くためには男からの"真実の愛"を手に入れなければならない……!?
果たして失った生命を取り戻すことはできるのか……!
男たちとのラブでムフフな冒険が今始まる(?)
~~~~
主人公総攻めのBLです。
一部に性的な表現を含むことがあります。要素を含む場合「★」をつけておりますが、苦手な方はご注意ください。
※この小説は他サイトとの重複掲載をしております。ご了承ください。
加護られ系男子×3の異世界無双〜生贄系男子は無双しません〜
荒瀬ヤヒロ
BL
「あなたの前世は生贄です」
ごく普通の男子高校生である祭理は占い師にそう告げられる。
極上の魂を持って生まれ、異世界の神や魔物にまで狙われてしまう「生贄系男子」雲津祭理は平凡で平和な日常を守れるのか?
「生贄は地産地消でお願いします!」
異世界転生先でアホのふりしてたら執着された俺の話
深山恐竜
BL
俺はよくあるBL魔法学園ゲームの世界に異世界転生したらしい。よりにもよって、役どころは作中最悪の悪役令息だ。何重にも張られた没落エンドフラグをへし折る日々……なんてまっぴらごめんなので、前世のスキル(引きこもり)を最大限活用して平和を勝ち取る! ……はずだったのだが、どういうわけか俺の従者が「坊ちゃんの足すべすべ~」なんて言い出して!?
みなしご白虎が獣人異世界でしあわせになるまで
キザキ ケイ
BL
親を亡くしたアルビノの小さなトラは、異世界へ渡った────……
気がつくと知らない場所にいた真っ白な子トラのタビトは、子ライオンのレグルスと出会い、彼が「獣人」であることを知る。
獣人はケモノとヒト両方の姿を持っていて、でも獣人は恐ろしい人間とは違うらしい。
故郷に帰りたいけれど、方法が分からず途方に暮れるタビトは、レグルスとふれあい、傷ついた心を癒やされながら共に成長していく。
しかし、珍しい見た目のタビトを狙うものが現れて────?
異世界転移で、俺と僕とのほっこり溺愛スローライフ~間に挟まる・もふもふ神の言うこと聞いて珍道中~
戸森鈴子 tomori rinco
BL
主人公のアユムは料理や家事が好きな、地味な平凡男子だ。
そんな彼が突然、半年前に異世界に転移した。
そこで出逢った美青年エイシオに助けられ、同居生活をしている。
あまりにモテすぎ、トラブルばかりで、人間不信になっていたエイシオ。
自分に自信が全く無くて、自己肯定感の低いアユム。
エイシオは優しいアユムの料理や家事に癒やされ、アユムもエイシオの包容力で癒やされる。
お互いがかけがえのない存在になっていくが……ある日、エイシオが怪我をして!?
無自覚両片思いのほっこりBL。
前半~当て馬女の出現
後半~もふもふ神を連れたおもしろ珍道中とエイシオの実家話
予想できないクスッと笑える、ほっこりBLです。
サンドイッチ、じゃがいも、トマト、コーヒーなんでもでてきますので許せる方のみお読みください。
アユム視点、エイシオ視点と、交互に視点が変わります。
完結保証!
このお話は、小説家になろう様、エブリスタ様でも掲載中です。
※表紙絵はミドリ/緑虫様(@cklEIJx82utuuqd)からのいただきものです。
異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました
ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載
小悪魔系世界征服計画 ~ちょっと美少年に生まれただけだと思っていたら、異世界の救世主でした~
朱童章絵
BL
「僕はリスでもウサギでもないし、ましてやプリンセスなんかじゃ絶対にない!」
普通よりちょっと可愛くて、人に好かれやすいという以外、まったく普通の男子高校生・瑠佳(ルカ)には、秘密がある。小さな頃からずっと、別な世界で日々を送り、成長していく夢を見続けているのだ。
史上最強の呼び声も高い、大魔法使いである祖母・ベリンダ。
その弟子であり、物腰柔らか、ルカのトラウマを刺激しまくる、超絶美形・ユージーン。
外見も内面も、強くて男らしくて頼りになる、寡黙で優しい、薬屋の跡取り・ジェイク。
いつも笑顔で温厚だけど、ルカ以外にまったく価値を見出さない、ヤンデレ系神父・ネイト。
領主の息子なのに気さくで誠実、親友のイケメン貴公子・フィンレー。
彼らの過剰なスキンシップに狼狽えながらも、ルカは日々を楽しく過ごしていたが、ある時を境に、現実世界での急激な体力の衰えを感じ始める。夢から覚めるたびに強まる倦怠感に加えて、祖母や仲間達の言動にも不可解な点が。更には魔王の復活も重なって、瑠佳は次第に世界全体に疑問を感じるようになっていく。
やがて現実の自分の不調の原因が夢にあるのではないかと考えた瑠佳は、「夢の世界」そのものを否定するようになるが――。
無自覚小悪魔ちゃん、総受系愛され主人公による、保護者同伴RPG(?)。
(この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる