16 / 74
リヒト
ツガイの解消法
しおりを挟む
生薬なら、効能がわかっている物は作れる。
でも。未知の薬を作るのは、こわいことなんだ。
これから覚える医療魔法で、ある程度解決できるならいいんだけど……。
予言だと、魔法じゃ治らないっていうしな。
『クロエ。俺の身体は獣人の中でも丈夫だ。薬の実験には俺を使えばいい』
「え?」
ジャンは話の流れで、僕が新薬を作ることになるだろうと予想して。
効果を試すためには人体実験をするしかない、というところまで考えたようだ。
鋭い。
野生の勘というやつだろうか。
†‡†‡†
『実は、ツガイを解消する方法は、一つだけある』
え、解消する方法あったの!?
そういうのはもっと早く言ってよ!
『ツガイは離れ離れになれば衰弱して死ぬが、それはお互いに生きている場合だ。俺が死ねば互いの結びつきは解除され、しるしは消える』
ジャンは真剣な顔で告げた。
ツガイは、片方が死ねば解消される、って。
何で今、このタイミングでそんなことを言うんだ。
僕が、実験のどさくさに紛れて、ジャンに毒薬飲ませようって思ったらどうするんだよ!
なのに、自分の身体を実験台にしろ、だなんて。
どうしてそんなことが言えるんだよ。
……命を預けるくらい、信頼してるってこと?
まだ、逢ったばっかりで。
勝手にツガイにして。えっちなことしておいて。
恨まれてないって思ってるの?
それとも。
僕になら、殺されてもかまわないって思ってる?
嫌だよ。
人殺しになんてなりたくないし。それなら、自分を実験台にしたほうがマシだ。
でも。
僕が倒れたら、この国は滅びる。
それじゃ、誰かを犠牲にするしかないのか?
†‡†‡†
『クロエよ、そう気負わなくともよい。そなたが召喚されたことは、この城の者しか知らぬこと。全ての責は国王である私が負うものだ』
ルロイ王は、静かに言った。
失敗しても。
それは犠牲ではなく、未来への礎になるのだと。
年下なのに。
僕がプレッシャーを感じないように、気を遣ってくれてるんだ。
立派な王様じゃないか。
ジャンも、メイベルも、パーシヴァルも、アンリも。
みんな、心配そうに僕を見てる。
僕はそんなに、悲壮な表情でもしてたのかな?
……しっかりしろ、理人。
お前がやらないで、誰が救世主やるっていうんだ。
召喚されたからには、出来る範囲で協力するって約束しただろ。
一人で全部を背負おうとするな。
ここには、頼りになる人たちがいるじゃないか。
出来ることを考えろ。
明日は、薬の散策をするとして。
今のうちに対策しておかなくてはいけないのは何だ?
協力してもらわないといけないことは。
「そうだ。……今のうちに、全ての国民に通達してほしいことがあります。診療所兼隔離施設として、広い場所も必要になるかも」
『よかろう。何でも言うがよい』
ルロイ王は力強く頷いた。
†‡†‡†
熱があるもの、咳が出るものはむやみに出歩かず、すぐに診療所に向かうように命じる。
診察費用は無料で。
ただの体調不良なら、治療魔法でどうにかなる。
だけど、伝染病だった場合は、感染者を隔離しておかないと被害は拡大する。
それと、ウイルスには効果が無いとはいうけど。
ないよりはあったほうがマシなので、マスクなどの感染予防対策。
殺菌用に、強いアルコールも蒸留しておかないと。
点滴などの道具も必要だ。
『わかった。全て早急に手配しておこう』
明日にでも国民の全てに報せてくれるそうだ。
施設も城の近くに建設すると。
頼もしいな。さすが王様。
「ジャンさん、調子が悪そうな動物ってわかる?」
『ああ、見ればわかるが』
さすが森林管理人。
動物の管理もしてるってだけある。
動物を呼ぶことも話すこともできるとか。
それはかなり助かる。
「じゃあ、調子が悪そうな動物を見たら連れてきて。動物にも感染するものみたいだから」
『わかった』
†‡†‡†
「食事の場で申し訳ないけど。デュランさん、患者に吐いてたり、ひどくお腹壊してた人はいた? 顔や手に吹き出物のようなものが出たりとか」
『いや、咳と熱で衰弱した様子だった』
後は鼻水?
じゃあコレラやノロウイルスではないか。
水みたいな嘔吐や、下痢が止まらなくなる症状だ。
食中毒や肝炎の線もない。
黒死病、天然痘とかでもない。
体組織が壊死したり、吹き出物が現れるからな。
風邪のような症状なら、インフルエンザみたいなものか。
海があるなら、経口補水液も作れる。
対処療法でいけるか?
こっちの世界の人は、基本的に身体が丈夫で。
少しくらい体調が悪くても放置してしまう。
魔法の効かない伝染病、という概念自体がないせいで、ろくな対策もとれないまま、滅びる運命にあったんだ。
でも、”伝染病”を知っている僕がここにいる。
頼りになる人達もいる。
誰一人、死なせるもんか。
ジャンだって。
死んでほしいなんて思わない。
そこまでして離れたいと考えるほど、嫌いじゃないから。
†‡†‡†
『見違えるように生き生きとしているな』
客室に戻って。
ジャンが言った。
ヲタクだからね。
自分の得意分野になると元気になるんだよ。
まずは医療魔法をマスターしておかないと。
伝染病じゃない、普通に具合が悪い人も来るだろうし。
「わ、」
後ろから腰に手を回されて。
ベッドに運ばれる。
ジャン、何でもう全裸になってるの!?
獣くさいなと思ってた匂いは、ジャンのフェロモンというか。
興奮した時に出る、体臭のようだ。
『いい匂いだ』
首筋の匂いをフンフン嗅ぐなってば。
「お、お風呂入りたいんだけど。……今日は汗かいたし、汗臭いと……」
階段上ったし。
色々あって、かなり冷や汗もかいたと思う。
『後で入れてやる。……クロエの匂いは少しもくさくない。いい匂いだ。もっとクロエの匂いを味わいたい』
「ひゃっ、」
ぺろりと首を舐められる。
それだけで、何かゾクゾクしてしまう。
お尻の辺りがうずうずするのは、ツガイにされたせいなのか。
でも。未知の薬を作るのは、こわいことなんだ。
これから覚える医療魔法で、ある程度解決できるならいいんだけど……。
予言だと、魔法じゃ治らないっていうしな。
『クロエ。俺の身体は獣人の中でも丈夫だ。薬の実験には俺を使えばいい』
「え?」
ジャンは話の流れで、僕が新薬を作ることになるだろうと予想して。
効果を試すためには人体実験をするしかない、というところまで考えたようだ。
鋭い。
野生の勘というやつだろうか。
†‡†‡†
『実は、ツガイを解消する方法は、一つだけある』
え、解消する方法あったの!?
そういうのはもっと早く言ってよ!
『ツガイは離れ離れになれば衰弱して死ぬが、それはお互いに生きている場合だ。俺が死ねば互いの結びつきは解除され、しるしは消える』
ジャンは真剣な顔で告げた。
ツガイは、片方が死ねば解消される、って。
何で今、このタイミングでそんなことを言うんだ。
僕が、実験のどさくさに紛れて、ジャンに毒薬飲ませようって思ったらどうするんだよ!
なのに、自分の身体を実験台にしろ、だなんて。
どうしてそんなことが言えるんだよ。
……命を預けるくらい、信頼してるってこと?
まだ、逢ったばっかりで。
勝手にツガイにして。えっちなことしておいて。
恨まれてないって思ってるの?
それとも。
僕になら、殺されてもかまわないって思ってる?
嫌だよ。
人殺しになんてなりたくないし。それなら、自分を実験台にしたほうがマシだ。
でも。
僕が倒れたら、この国は滅びる。
それじゃ、誰かを犠牲にするしかないのか?
†‡†‡†
『クロエよ、そう気負わなくともよい。そなたが召喚されたことは、この城の者しか知らぬこと。全ての責は国王である私が負うものだ』
ルロイ王は、静かに言った。
失敗しても。
それは犠牲ではなく、未来への礎になるのだと。
年下なのに。
僕がプレッシャーを感じないように、気を遣ってくれてるんだ。
立派な王様じゃないか。
ジャンも、メイベルも、パーシヴァルも、アンリも。
みんな、心配そうに僕を見てる。
僕はそんなに、悲壮な表情でもしてたのかな?
……しっかりしろ、理人。
お前がやらないで、誰が救世主やるっていうんだ。
召喚されたからには、出来る範囲で協力するって約束しただろ。
一人で全部を背負おうとするな。
ここには、頼りになる人たちがいるじゃないか。
出来ることを考えろ。
明日は、薬の散策をするとして。
今のうちに対策しておかなくてはいけないのは何だ?
協力してもらわないといけないことは。
「そうだ。……今のうちに、全ての国民に通達してほしいことがあります。診療所兼隔離施設として、広い場所も必要になるかも」
『よかろう。何でも言うがよい』
ルロイ王は力強く頷いた。
†‡†‡†
熱があるもの、咳が出るものはむやみに出歩かず、すぐに診療所に向かうように命じる。
診察費用は無料で。
ただの体調不良なら、治療魔法でどうにかなる。
だけど、伝染病だった場合は、感染者を隔離しておかないと被害は拡大する。
それと、ウイルスには効果が無いとはいうけど。
ないよりはあったほうがマシなので、マスクなどの感染予防対策。
殺菌用に、強いアルコールも蒸留しておかないと。
点滴などの道具も必要だ。
『わかった。全て早急に手配しておこう』
明日にでも国民の全てに報せてくれるそうだ。
施設も城の近くに建設すると。
頼もしいな。さすが王様。
「ジャンさん、調子が悪そうな動物ってわかる?」
『ああ、見ればわかるが』
さすが森林管理人。
動物の管理もしてるってだけある。
動物を呼ぶことも話すこともできるとか。
それはかなり助かる。
「じゃあ、調子が悪そうな動物を見たら連れてきて。動物にも感染するものみたいだから」
『わかった』
†‡†‡†
「食事の場で申し訳ないけど。デュランさん、患者に吐いてたり、ひどくお腹壊してた人はいた? 顔や手に吹き出物のようなものが出たりとか」
『いや、咳と熱で衰弱した様子だった』
後は鼻水?
じゃあコレラやノロウイルスではないか。
水みたいな嘔吐や、下痢が止まらなくなる症状だ。
食中毒や肝炎の線もない。
黒死病、天然痘とかでもない。
体組織が壊死したり、吹き出物が現れるからな。
風邪のような症状なら、インフルエンザみたいなものか。
海があるなら、経口補水液も作れる。
対処療法でいけるか?
こっちの世界の人は、基本的に身体が丈夫で。
少しくらい体調が悪くても放置してしまう。
魔法の効かない伝染病、という概念自体がないせいで、ろくな対策もとれないまま、滅びる運命にあったんだ。
でも、”伝染病”を知っている僕がここにいる。
頼りになる人達もいる。
誰一人、死なせるもんか。
ジャンだって。
死んでほしいなんて思わない。
そこまでして離れたいと考えるほど、嫌いじゃないから。
†‡†‡†
『見違えるように生き生きとしているな』
客室に戻って。
ジャンが言った。
ヲタクだからね。
自分の得意分野になると元気になるんだよ。
まずは医療魔法をマスターしておかないと。
伝染病じゃない、普通に具合が悪い人も来るだろうし。
「わ、」
後ろから腰に手を回されて。
ベッドに運ばれる。
ジャン、何でもう全裸になってるの!?
獣くさいなと思ってた匂いは、ジャンのフェロモンというか。
興奮した時に出る、体臭のようだ。
『いい匂いだ』
首筋の匂いをフンフン嗅ぐなってば。
「お、お風呂入りたいんだけど。……今日は汗かいたし、汗臭いと……」
階段上ったし。
色々あって、かなり冷や汗もかいたと思う。
『後で入れてやる。……クロエの匂いは少しもくさくない。いい匂いだ。もっとクロエの匂いを味わいたい』
「ひゃっ、」
ぺろりと首を舐められる。
それだけで、何かゾクゾクしてしまう。
お尻の辺りがうずうずするのは、ツガイにされたせいなのか。
1
お気に入りに追加
766
あなたにおすすめの小説
魔女の呪いで男を手懐けられるようになってしまった俺
ウミガメ
BL
魔女の呪いで余命が"1年"になってしまった俺。
その代わりに『触れた男を例外なく全員"好き"にさせてしまう』チート能力を得た。
呪いを解くためには男からの"真実の愛"を手に入れなければならない……!?
果たして失った生命を取り戻すことはできるのか……!
男たちとのラブでムフフな冒険が今始まる(?)
~~~~
主人公総攻めのBLです。
一部に性的な表現を含むことがあります。要素を含む場合「★」をつけておりますが、苦手な方はご注意ください。
※この小説は他サイトとの重複掲載をしております。ご了承ください。
聖獣王~アダムは甘い果実~
南方まいこ
BL
日々、慎ましく過ごすアダムの元に、神殿から助祭としての資格が送られてきた。神殿で登録を得た後、自分の町へ帰る際、乗り込んだ馬車が大規模の竜巻に巻き込まれ、アダムは越えてはいけない国境を越えてしまう。
アダムが目覚めると、そこはディガ王国と呼ばれる獣人が暮らす国だった。竜巻により上空から落ちて来たアダムは、ディガ王国を脅かす存在だと言われ処刑対象になるが、右手の刻印が聖天を示す文様だと気が付いた兵士が、この方は聖天様だと言い、聖獣王への貢ぎ物として捧げられる事になった。
竜巻に遭遇し偶然ここへ投げ出されたと、何度説明しても取り合ってもらえず。自分の家に帰りたいアダムは逃げ出そうとする。
※私の小説で「大人向け」のタグが表示されている場合、性描写が所々に散りばめられているということになります。タグのついてない小説は、その後の二人まで性描写はありません
みなしご白虎が獣人異世界でしあわせになるまで
キザキ ケイ
BL
親を亡くしたアルビノの小さなトラは、異世界へ渡った────……
気がつくと知らない場所にいた真っ白な子トラのタビトは、子ライオンのレグルスと出会い、彼が「獣人」であることを知る。
獣人はケモノとヒト両方の姿を持っていて、でも獣人は恐ろしい人間とは違うらしい。
故郷に帰りたいけれど、方法が分からず途方に暮れるタビトは、レグルスとふれあい、傷ついた心を癒やされながら共に成長していく。
しかし、珍しい見た目のタビトを狙うものが現れて────?
異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました
ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載
小悪魔系世界征服計画 ~ちょっと美少年に生まれただけだと思っていたら、異世界の救世主でした~
朱童章絵
BL
「僕はリスでもウサギでもないし、ましてやプリンセスなんかじゃ絶対にない!」
普通よりちょっと可愛くて、人に好かれやすいという以外、まったく普通の男子高校生・瑠佳(ルカ)には、秘密がある。小さな頃からずっと、別な世界で日々を送り、成長していく夢を見続けているのだ。
史上最強の呼び声も高い、大魔法使いである祖母・ベリンダ。
その弟子であり、物腰柔らか、ルカのトラウマを刺激しまくる、超絶美形・ユージーン。
外見も内面も、強くて男らしくて頼りになる、寡黙で優しい、薬屋の跡取り・ジェイク。
いつも笑顔で温厚だけど、ルカ以外にまったく価値を見出さない、ヤンデレ系神父・ネイト。
領主の息子なのに気さくで誠実、親友のイケメン貴公子・フィンレー。
彼らの過剰なスキンシップに狼狽えながらも、ルカは日々を楽しく過ごしていたが、ある時を境に、現実世界での急激な体力の衰えを感じ始める。夢から覚めるたびに強まる倦怠感に加えて、祖母や仲間達の言動にも不可解な点が。更には魔王の復活も重なって、瑠佳は次第に世界全体に疑問を感じるようになっていく。
やがて現実の自分の不調の原因が夢にあるのではないかと考えた瑠佳は、「夢の世界」そのものを否定するようになるが――。
無自覚小悪魔ちゃん、総受系愛され主人公による、保護者同伴RPG(?)。
(この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています)
異世界のオークションで落札された俺は男娼となる
mamaマリナ
BL
親の借金により俺は、ヤクザから異世界へ売られた。異世界ブルーム王国のオークションにかけられ、男娼婦館の獣人クレイに買われた。
異世界ブルーム王国では、人間は、人気で貴重らしい。そして、特に日本人は人気があり、俺は、日本円にして500億で買われたみたいだった。
俺の異世界での男娼としてのお話。
※Rは18です
異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる
ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。
アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。
異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。
【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。
αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。
負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。
「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。
庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。
※Rシーンには♡マークをつけます。
異世界転生先でアホのふりしてたら執着された俺の話
深山恐竜
BL
俺はよくあるBL魔法学園ゲームの世界に異世界転生したらしい。よりにもよって、役どころは作中最悪の悪役令息だ。何重にも張られた没落エンドフラグをへし折る日々……なんてまっぴらごめんなので、前世のスキル(引きこもり)を最大限活用して平和を勝ち取る! ……はずだったのだが、どういうわけか俺の従者が「坊ちゃんの足すべすべ~」なんて言い出して!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる