31 / 61
ツガイのつとめ
変わる身体
しおりを挟む
龍玉を受け入れたことで。俺の身体は、変わった。
不老不死とか、龍の姿になれるとか。
雨を降らせる力もそうだけど。
雷音を受け入れるために、中が、濡れるようになったんだ。
それで、香油とか、潤滑剤の類は不要になった。
「ひぅ、……や、それ、だめ、」
舌で慣らすのは、やめて欲しい。
生理的嫌悪感とかの嫌、というより。
正直なところ、気持ち良すぎてこわい。
感じすぎて、すごく濡れてるのが自分でもわかるし。
それが雷音にもモロバレだし。
こんなことが気持ちいいってわかってしまうのは、もの凄く恥ずかしい。
けど。
雷音は嬉しそうだから、いいか。
*****
『……甘露だ』
甘いって?
そんな。いくら異世界でもありえないってば。
いや、不味いよりはいいのかな……?
「ひゃ、やあ、」
ちゅぷちゅぷ音を立てて、舌が出入りしてる。
人間の舌よりも長いし、厚みがある。
舌で犯されてるみたいに感じる。
舌じゃなくて。
もっと。
「雷音、……も、いいから、……んっ、」
舌が引き抜かれて。
大きいのが、あてがわれる。
何度されても、お尻に男性器を受け入れるのには、慣れないけど。
雷音だから。
愛するツガイだから。
雷音の全部を受け入れたいと思う。
『ここをこのように、しとどに濡らして……それほど欲しかったか?』
うん、と頷いてみせる。
「全部、入れて。雷音が欲しい」
『……っ、』
どくん、と中で脈打った。
イっちゃったようだ。
頬を赤く染めて。
『何と罪作りな……。自分でねだったのだから、後悔するでないぞ』
そう言った雷音は。
壮絶に色っぽかった。
*****
「ひぁ……っ、あ、あっ、」
俺の腰を掴んで。
親指で乳首を愛撫しながら突き上げてくる。
手が大きいから、そういうことが出来るんだろうな。
雷音のも、大きくて。
入ってると、お腹が膨らんだみたいになる。
すごく奥まで入って。
S字結腸っていうんだっけ? そこをコツコツと突かれると。
頭がおかしくなるくらい、気持ちいい。
ぐい、と身体を引き起こされて。
雷音の上に乗り上げるかたちになる。
「あうっ!?」
下から突き上げられて。
揺すられて。
もっと奥まで、入って来てる……?
『もう一つの口が開いて、降りて来て。わたしを受け入れようとしている』
もう一つの口?
まさか、例のS字結腸とかいうやつのこと?
「ひぁ、ああ、」
ゆさゆさ揺すられて。
少しずつ、そこが先端を受け入れているのがわかる。
それ以上、来たら。
頭がおかしくなっちゃう。
「あ、……ん、雷音、も、……出して?」
お腹に手をあてて、ねだる。
『ああ、望。……わたしのかわいいツガイ。愛している』
最奥に、放たれて。
気が遠くなるくらい、気持ちよかった。
*****
『こうして、いつまでも腕の中に閉じ込めてしまいたいものだ』
湯船に浸かりながら、雷音はしみじみと呟いた。
「これだけじゃ心配?」
喉をさらして、雷音がつけた逆鱗を見せる。
「そういえば、逆鱗ってどういう風につけるものなの?」
知らない間につけられてたから、わからない。
必ずしもツガイにつける、というものでもないようだけど。
『うむ、』
雷音は首の辺りをごそごそ探って。
ぷちっ、と音がした。
鱗を取ったようだけど。
……え、今、どこから取ったの?
『自分の鱗を一枚剥がし、術を使い、加工をする』
と、鱗を湯船に放ったら。
鱗は、みるみるうちに大きくなった。
うわ、でかっ!
雷音の龍姿。元のサイズの鱗がこれか。
オオオニバスくらいありそう。
「わあ、硬い」
薄くて、綺麗な鱗だ。
叩くとコンコン音がする。硬いけど、撓むのか。不思議だ。
『龍の鱗は鉄や鋼の刃も通さぬほど硬く、丈夫である』
自慢げに言う。
「これって、こうと思った形に加工できる?」
『ああ、可能だが?』
だったら。やりたいことがある。
*****
俺も龍になって、鱗を一枚剥がしてもらった。
ちょっと痛かったけど。
「これで、お互いに指輪を作って、交換しようよ。それで相手がどこにいるかわかる術をかければ、もしものことがあっても安心じゃないかな?」
『むう、』
難しい顔して悩んでる。
それより、ずっと一緒に居ればいいじゃないか、と思ってるのがまるわかりだ。
雷音てば本当に俺のこと好きすぎだよね……。
俺のいた世界では、結婚する時に指輪を交換するんだと教えたら。
それなら指輪の交換式を挙げよう、と言われた。
新しい服もお披露目できるし、と。
それ、新しい服とかをみんなに見せびらかしたいだけだよね?
いいけど。
不老不死とか、龍の姿になれるとか。
雨を降らせる力もそうだけど。
雷音を受け入れるために、中が、濡れるようになったんだ。
それで、香油とか、潤滑剤の類は不要になった。
「ひぅ、……や、それ、だめ、」
舌で慣らすのは、やめて欲しい。
生理的嫌悪感とかの嫌、というより。
正直なところ、気持ち良すぎてこわい。
感じすぎて、すごく濡れてるのが自分でもわかるし。
それが雷音にもモロバレだし。
こんなことが気持ちいいってわかってしまうのは、もの凄く恥ずかしい。
けど。
雷音は嬉しそうだから、いいか。
*****
『……甘露だ』
甘いって?
そんな。いくら異世界でもありえないってば。
いや、不味いよりはいいのかな……?
「ひゃ、やあ、」
ちゅぷちゅぷ音を立てて、舌が出入りしてる。
人間の舌よりも長いし、厚みがある。
舌で犯されてるみたいに感じる。
舌じゃなくて。
もっと。
「雷音、……も、いいから、……んっ、」
舌が引き抜かれて。
大きいのが、あてがわれる。
何度されても、お尻に男性器を受け入れるのには、慣れないけど。
雷音だから。
愛するツガイだから。
雷音の全部を受け入れたいと思う。
『ここをこのように、しとどに濡らして……それほど欲しかったか?』
うん、と頷いてみせる。
「全部、入れて。雷音が欲しい」
『……っ、』
どくん、と中で脈打った。
イっちゃったようだ。
頬を赤く染めて。
『何と罪作りな……。自分でねだったのだから、後悔するでないぞ』
そう言った雷音は。
壮絶に色っぽかった。
*****
「ひぁ……っ、あ、あっ、」
俺の腰を掴んで。
親指で乳首を愛撫しながら突き上げてくる。
手が大きいから、そういうことが出来るんだろうな。
雷音のも、大きくて。
入ってると、お腹が膨らんだみたいになる。
すごく奥まで入って。
S字結腸っていうんだっけ? そこをコツコツと突かれると。
頭がおかしくなるくらい、気持ちいい。
ぐい、と身体を引き起こされて。
雷音の上に乗り上げるかたちになる。
「あうっ!?」
下から突き上げられて。
揺すられて。
もっと奥まで、入って来てる……?
『もう一つの口が開いて、降りて来て。わたしを受け入れようとしている』
もう一つの口?
まさか、例のS字結腸とかいうやつのこと?
「ひぁ、ああ、」
ゆさゆさ揺すられて。
少しずつ、そこが先端を受け入れているのがわかる。
それ以上、来たら。
頭がおかしくなっちゃう。
「あ、……ん、雷音、も、……出して?」
お腹に手をあてて、ねだる。
『ああ、望。……わたしのかわいいツガイ。愛している』
最奥に、放たれて。
気が遠くなるくらい、気持ちよかった。
*****
『こうして、いつまでも腕の中に閉じ込めてしまいたいものだ』
湯船に浸かりながら、雷音はしみじみと呟いた。
「これだけじゃ心配?」
喉をさらして、雷音がつけた逆鱗を見せる。
「そういえば、逆鱗ってどういう風につけるものなの?」
知らない間につけられてたから、わからない。
必ずしもツガイにつける、というものでもないようだけど。
『うむ、』
雷音は首の辺りをごそごそ探って。
ぷちっ、と音がした。
鱗を取ったようだけど。
……え、今、どこから取ったの?
『自分の鱗を一枚剥がし、術を使い、加工をする』
と、鱗を湯船に放ったら。
鱗は、みるみるうちに大きくなった。
うわ、でかっ!
雷音の龍姿。元のサイズの鱗がこれか。
オオオニバスくらいありそう。
「わあ、硬い」
薄くて、綺麗な鱗だ。
叩くとコンコン音がする。硬いけど、撓むのか。不思議だ。
『龍の鱗は鉄や鋼の刃も通さぬほど硬く、丈夫である』
自慢げに言う。
「これって、こうと思った形に加工できる?」
『ああ、可能だが?』
だったら。やりたいことがある。
*****
俺も龍になって、鱗を一枚剥がしてもらった。
ちょっと痛かったけど。
「これで、お互いに指輪を作って、交換しようよ。それで相手がどこにいるかわかる術をかければ、もしものことがあっても安心じゃないかな?」
『むう、』
難しい顔して悩んでる。
それより、ずっと一緒に居ればいいじゃないか、と思ってるのがまるわかりだ。
雷音てば本当に俺のこと好きすぎだよね……。
俺のいた世界では、結婚する時に指輪を交換するんだと教えたら。
それなら指輪の交換式を挙げよう、と言われた。
新しい服もお披露目できるし、と。
それ、新しい服とかをみんなに見せびらかしたいだけだよね?
いいけど。
12
お気に入りに追加
692
あなたにおすすめの小説

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ
しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

拝啓お父様。私は野良魔王を拾いました。ちゃんとお世話するので飼ってよいでしょうか?
ミクリ21
BL
ある日、ルーゼンは野良魔王を拾った。
ルーゼンはある理由から、領地で家族とは離れて暮らしているのだ。
そして、父親に手紙で野良魔王を飼っていいかを伺うのだった。

乙女ゲームのサポートメガネキャラに転生しました
西楓
BL
乙女ゲームのサポートキャラとして転生した俺は、ヒロインと攻略対象を無事くっつけることが出来るだろうか。どうやらヒロインの様子が違うような。距離の近いヒロインに徐々に不信感を抱く攻略対象。何故か攻略対象が接近してきて…
ほのほのです。
※有難いことに別サイトでその後の話をご希望されました(嬉しい😆)ので追加いたしました。

白い部屋で愛を囁いて
氷魚彰人
BL
幼馴染でありお腹の子の父親であるαの雪路に「赤ちゃんができた」と告げるが、不機嫌に「誰の子だ」と問われ、ショックのあまりもう一人の幼馴染の名前を出し嘘を吐いた葵だったが……。
シリアスな内容です。Hはないのでお求めの方、すみません。
※某BL小説投稿サイトのオメガバースコンテストにて入賞した作品です。

新訳 美女と野獣 〜獣人と少年の物語〜
若目
BL
いまはすっかり財政難となった商家マルシャン家は父シャルル、長兄ジャンティー、長女アヴァール、次女リュゼの4人家族。
妹たちが経済状況を顧みずに贅沢三昧するなか、一家はジャンティーの頑張りによってなんとか暮らしていた。
ある日、父が商用で出かける際に、何か欲しいものはないかと聞かれて、ジャンティーは一輪の薔薇をねだる。
しかし、帰る途中で父は道に迷ってしまう。
父があてもなく歩いていると、偶然、美しく奇妙な古城に辿り着く。
父はそこで、庭に薔薇の木で作られた生垣を見つけた。
ジャンティーとの約束を思い出した父が薔薇を一輪摘むと、彼の前に怒り狂った様子の野獣が現れ、「親切にしてやったのに、厚かましくも薔薇まで盗むとは」と吠えかかる。
野獣は父に死をもって償うように迫るが、薔薇が土産であったことを知ると、代わりに子どもを差し出すように要求してきて…
そこから、ジャンティーの運命が大きく変わり出す。
童話の「美女と野獣」パロのBLです
後宮の華、不機嫌な皇子 予知の巫女は二人の皇子に溺愛される
たかつじ楓*LINEマンガ連載中!
キャラ文芸
【書籍化決定!23年12月13日発売です♫】
「予知の巫女」と呼ばれていた祖母を持つ娘、春玲は困窮した実家の医院を救うため後宮に上がった。
後宮の豪華さや自分が仕える皇子・湖月の冷たさに圧倒されていた彼女は、ひょんなことから祖母と同じ予知の能力に目覚める。
その力を使い「後宮の華」と呼ばれる妃、飛藍の失せ物を見つけた春玲はそれをきっかけに実は飛藍が男であることを知ってしまう。
その後も、飛藍の妹の病や湖月の隠された悩みを解決し、心を通わせていくうちに春玲は少しずつ二人の青年の特別な存在となり……
掟破りの中華後宮譚、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる