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Ⅶ
異世界で、イチャイチャする。
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……うう。
ウィリアムと。してしまった。セックス。
恥ずかしさと。何というか表現できない気持ちでいっぱいで。
枕を抱えてじたばたしたい気分だ。
起きる時にさりげなく浄化を掛けたりして。流れるような動きがスマートというか。こういうの、慣れてそうだったな……。
まあそりゃモテるよなあ。美貌の王子様で。今は王様だし。
貴族は、夜の作法を実地で教わるらしいし?
……いや、別に妬いてなんていないけど。
*****
俺は。
前世から、恋愛ごとには積極的じゃなかったというか。
Aセクシャル、とか言うんだっけ? 性的に淡泊なんだと思ってた。
溜まったら夢精するくらいで。積極的に性器を擦って快感を得ることもしなかった。
この世界に来た時には、10歳の子供の身体に若返ったけど。若い身体でも、自慰する気も起らなかったし、夢精もしなかったくらいなのに。
……ウィリアムに抱かれるの、すごく気持ち良かった。
前立腺マッサージとかいうやつだろうか。中からそこを刺激されたから?
でも、ただ身体を触られるのも気持ち良かったし。ウィリアムの手で性器を擦られたら、気持ち良くてすぐイってしまった。
テクニックの問題だろうか?
生まれて初めて……というか前世も含めて、初めて肌を重ねた相手が男で。それもあのリューセーで、ウィリアムだなんて。
未だに信じられない気持ちでいっぱいだ。まだ、頭が混乱してるかも。
結婚式とか言ってたけど。
まさか、俺と。本気で結婚するつもりじゃないよな?
男だよ?
俺が”神の使い”だって発表したら、表立って反対はされないかもしれないけど。
ウィリアムは王様なんだし。本来なら後宮に何十人かいてもおかしくない立場だろう。
跡取りとかどうするつもりなんだ?
……あれ? もしかして。”創造”で何とかなったりしないか?
生き物も創れるわけだし。
お腹にそういう器官とか作れば、ウィリアムの子供を産むことも……って。
え? 俺が産むの!?
いやいや、さすがにそれは無理だって!
などと一人でとっちらかってたら。
*****
「君ほどの腕ではないけど。お腹は膨れると思うよ?」
とか謙遜しながら、ウィリアムが朝食を作って持ってきてくれた。
シロのご飯をあげるためだけじゃなかったんだ。
「うわあ、美味しそう!」
ホットミルクに、寝床でも食べられるように、スクランブルエッグとハムのホットサンド、トマトとバジル、チーズのホットサンドも。食べやすいよう、半分に切られてる。
付け合わせはキャベツとプチトマトか。盛りつけ方もお洒落だ。
「どうぞ召し上がれ」
ウィリアムは、ちょっと失敗したのを食べたという。本当かな? そうやって、わざと欠点作ろうとしてないか?
「いただきます!」
実際、味も良かった。
味付けは何となくイタリアンっぽいかな? ホットミルクもダマになってない。蜂蜜の優しい甘さだ。
「美味しい」
「君の口に合ったなら良かった」
嬉しそうに笑った。
ウィリアムは王子様だから料理なんてできないと思いこんでたけど。
そういえば、リューセーは料理番組もやってたんだよな。
歌って踊れて顔もスタイルも良くて、料理上手?
もうマルチじゃん。完全無欠のオールマイティじゃん。
しかもこっちでも美形で、王様で。何でもできるなんてチートすぎ!
などと世の中の不公平について憤っていたら。
「……お口を浄化したら、また、しようね?」
甘い声で誘われて。
快楽を知ったばかりの若い身体では、甘い誘惑に抗う事なんてできなかった。
*****
「ふぁ、……あっ、あ、」
ベッドで横になってるウィリアムの上に乗せられて。下からガンガン突き上げられる。
スプリングがきいてるせいで、めちゃくちゃ揺れてしまう。
今は向上したけど、この世界のベッドでこんなことをしたら、腰を痛めそうだ。
もう、そんな心配はいらないんだけど。
「は、あ、あぅ、」
ウィリアムの、大きいから。まるで中から内臓を串刺しにされてるみたいだ。
お尻に性器を挿入されるのに違和感はあるけど。少し息苦しさを感じるくらいで、痛くはないし。もう、入ってるだけで気持ちいい。
魔力酔いのせいなんだっけ? 上手いからじゃなくて?
「……これは絶景だ」
嬉しそうに目を細めて、じっと見つめられる。
絶景って。何が?
ウィリアムと。してしまった。セックス。
恥ずかしさと。何というか表現できない気持ちでいっぱいで。
枕を抱えてじたばたしたい気分だ。
起きる時にさりげなく浄化を掛けたりして。流れるような動きがスマートというか。こういうの、慣れてそうだったな……。
まあそりゃモテるよなあ。美貌の王子様で。今は王様だし。
貴族は、夜の作法を実地で教わるらしいし?
……いや、別に妬いてなんていないけど。
*****
俺は。
前世から、恋愛ごとには積極的じゃなかったというか。
Aセクシャル、とか言うんだっけ? 性的に淡泊なんだと思ってた。
溜まったら夢精するくらいで。積極的に性器を擦って快感を得ることもしなかった。
この世界に来た時には、10歳の子供の身体に若返ったけど。若い身体でも、自慰する気も起らなかったし、夢精もしなかったくらいなのに。
……ウィリアムに抱かれるの、すごく気持ち良かった。
前立腺マッサージとかいうやつだろうか。中からそこを刺激されたから?
でも、ただ身体を触られるのも気持ち良かったし。ウィリアムの手で性器を擦られたら、気持ち良くてすぐイってしまった。
テクニックの問題だろうか?
生まれて初めて……というか前世も含めて、初めて肌を重ねた相手が男で。それもあのリューセーで、ウィリアムだなんて。
未だに信じられない気持ちでいっぱいだ。まだ、頭が混乱してるかも。
結婚式とか言ってたけど。
まさか、俺と。本気で結婚するつもりじゃないよな?
男だよ?
俺が”神の使い”だって発表したら、表立って反対はされないかもしれないけど。
ウィリアムは王様なんだし。本来なら後宮に何十人かいてもおかしくない立場だろう。
跡取りとかどうするつもりなんだ?
……あれ? もしかして。”創造”で何とかなったりしないか?
生き物も創れるわけだし。
お腹にそういう器官とか作れば、ウィリアムの子供を産むことも……って。
え? 俺が産むの!?
いやいや、さすがにそれは無理だって!
などと一人でとっちらかってたら。
*****
「君ほどの腕ではないけど。お腹は膨れると思うよ?」
とか謙遜しながら、ウィリアムが朝食を作って持ってきてくれた。
シロのご飯をあげるためだけじゃなかったんだ。
「うわあ、美味しそう!」
ホットミルクに、寝床でも食べられるように、スクランブルエッグとハムのホットサンド、トマトとバジル、チーズのホットサンドも。食べやすいよう、半分に切られてる。
付け合わせはキャベツとプチトマトか。盛りつけ方もお洒落だ。
「どうぞ召し上がれ」
ウィリアムは、ちょっと失敗したのを食べたという。本当かな? そうやって、わざと欠点作ろうとしてないか?
「いただきます!」
実際、味も良かった。
味付けは何となくイタリアンっぽいかな? ホットミルクもダマになってない。蜂蜜の優しい甘さだ。
「美味しい」
「君の口に合ったなら良かった」
嬉しそうに笑った。
ウィリアムは王子様だから料理なんてできないと思いこんでたけど。
そういえば、リューセーは料理番組もやってたんだよな。
歌って踊れて顔もスタイルも良くて、料理上手?
もうマルチじゃん。完全無欠のオールマイティじゃん。
しかもこっちでも美形で、王様で。何でもできるなんてチートすぎ!
などと世の中の不公平について憤っていたら。
「……お口を浄化したら、また、しようね?」
甘い声で誘われて。
快楽を知ったばかりの若い身体では、甘い誘惑に抗う事なんてできなかった。
*****
「ふぁ、……あっ、あ、」
ベッドで横になってるウィリアムの上に乗せられて。下からガンガン突き上げられる。
スプリングがきいてるせいで、めちゃくちゃ揺れてしまう。
今は向上したけど、この世界のベッドでこんなことをしたら、腰を痛めそうだ。
もう、そんな心配はいらないんだけど。
「は、あ、あぅ、」
ウィリアムの、大きいから。まるで中から内臓を串刺しにされてるみたいだ。
お尻に性器を挿入されるのに違和感はあるけど。少し息苦しさを感じるくらいで、痛くはないし。もう、入ってるだけで気持ちいい。
魔力酔いのせいなんだっけ? 上手いからじゃなくて?
「……これは絶景だ」
嬉しそうに目を細めて、じっと見つめられる。
絶景って。何が?
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