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おまけ/砂漠の王子の最愛のひと
銀河で一番
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私としてはそのままでも全く問題ないのだが。
ユキヤは、風呂で清めてからでないとするのは嫌だと、頑なにいうのだ。
愛し合えばもう一度入ることになるのだが。
日本人は綺麗好きなのである。ゆえに、廊下から浴室へ直行した。
浴衣の帯を外し、脱がしながら浴槽へ。
「ん、」
私の首にしがみついているユキヤは、私の口に唇を押し付けた。
自分からキスをしてくれるようになって、嬉しい。
思えば最初の時など、まるで陵辱に耐えているようだった。
実際、ユキヤにとってはそうだったのだが。
それでもユキヤが感じるように努力した甲斐もあり、不本意であっただろうが、ユキヤも悦さそうにしていた。
しかし、互いに想いが通じ、自ら受け入れてくれてからは、全く違った。
その反応も。
私も悦くなるよう頑張って動こうとするのも愛らしく。
いくら抱いても飽きることなどなく、際限なく欲情してしまうのだ。
ユキヤが感じている顔が色っぽいのもいけない。
達した後の忘我の表情も欲情を唆り、萎える隙を与えない。
私がつい我を忘れて貪ってしまっても、それを嬉しいと言う。
ユキヤにしてみれば、「俺ばっかり気持ち良いのはずるい」のだそうだ。
あまりに幸せで。
時々、これは夢ではないかと疑ってしまう。
毎朝、ユキヤの寝顔を見ては安心する。
寝顔を見るな、と怒られるのもまた幸福である。
†††
ユキヤのまだ慎ましい蕾の襞を解し、中を拡げるように動かす。
湯よりも熱い、肉の襞を。
早く味わいたい。
「ん、……ふ、あ、……ん、」
声を出すのが恥ずかしいようだ。
私も声を出すのを我慢してしまうので、勝手なのは承知の上だが。
ユキヤが気持ち良さそうに感じている、愛らしい声を聴きたい。
毎回、どこをどうすれば気持ちいいのかを手探りで試している状態である。それもまた愉しい。
このまま一気に貫いてしまいたいが。
ローションを使ったほうが、負担が少ない。
ユキヤを抱き上げ、脱衣所で水気を拭い。
寝室へ運ぶ。
……だから何故、拘束具を置くのだ。シャオフーよ……。
純粋な親切なのか嫌がらせなのか判別がつかんのだが。
半々かもしれん。
†††
ローションを手に取り、あたためてからユキヤの繊細な蕾をほぐしてゆく。
傷付けぬよう、爪の手入れは欠かせない。
「ふぁ、……あ、やだ、それ、」
くちゅくちゅと、わざと音を立てながらすると。
ユキヤの感度が上がる。
本来性器ではない場所を、受け入れ可能なほどに慣らされることが恥ずかしいようだ。
「は、ぁん、……そんな、ぐちゅぐちゅしちゃ、やだぁ、ゆび、やぁ、」
指を抜き差ししていると、感じすぎたユキヤが半泣きで懇願してくる。
甘えたような声に、ぞくぞくする。
「私ので、して欲しい?」
訊くと、こくこく頷いて。
すぐにでも奥まで犯してやりたい、凶暴な気分になってしまうのを、必死に抑える。
指を引き抜き。
ユキヤの脚を大きく開かせ、私の猛ったものを見せつける。
今からこれで、その身を貫くのだと教えるために。
その視線に。
期待が籠っているように見えるのは私の願望だけではあるまい。
†††
柔かくなったそこに、ぐっ、と先端をめり込ませ。
腰を揺らすようにしながら。
少しずつ、先へ進ませる。
「ふ、……ん、は、あっ、あっ、」
押し込むと同時に、耐え切れないという風に声が漏れる。
「……今、どの辺りまで入っているかわかるか?」
「ん、……ここ?」
腹の中央辺りに手を置いた。
残念、不正解である。
今入っている場所をぐい、と突き上げてやる。
「あうっ、」
「手で触れて、わかったか?」
こくこくと頷いて。
「……ここ、」
下腹に、手をずらした。
「では、さっき示したところも教えてやろう」
「え、……や、だめ、そこは、……ああっ、」
ずぶっ、と突き入れ。
上に突き上げるよう、腰を動かした。
†††
ぴゅっ、とユキヤのものから精液が出た。
ユキヤの感じる場所、前立腺周辺を突いたのだ。
腰をそこに固定し。
前後に擦るよう、小刻みに腰を動かす。
最近は最奥……結腸の入口を突かれても感じるようになってきたが。
ここの方が反応が顕著だ。
「や、だ、……そこ、やぁっ、きもちよすぎて、おかしくなっちゃう、」
「許す。存分に感じるがよい」
内括約筋がびくびくと震え、収縮している。
肛門拳筋と外括約筋は、ぎゅうぎゅうと私を締め付けて。
腸壁が異物を押し出そうと蠕動するのは無意識の動きだろうが。
それがえもいわれぬ快感を呼び起こすのだ。
腸を刺激すると副交感神経が活発になり、直腸内圧が上昇する。
それだけのことだが。
愛し合って、感じているからそうなるのだと思わせる。
†††
……余計なことを考えていないと、頭の中が欲望に支配されて、己の快楽だけを追いたくなってしまう。
ユキヤの中は悦すぎる。
すぐにでも搾り取られてしまいそうだ。
その声、その表情、その媚態。
全てが私を絶頂へと導く誘惑になる。
普段のユキヤは天使だが、閨では小悪魔となり、私を官能の世界へと誘惑するのである。
解剖実習を思い出しても全く萎えない。
むしろ腸を見ながら、何を考えていたか。
竹輪で妄想したユキヤを笑えぬ。
何を考えているか読めないポーカーフェイスだと言われたものだが。
頭の中は常に”ヤマトナデシコ”に対するいやらしい妄想でいっぱいだったのだ。
その対象が今、目の前にいて。
私を受け入れてくれているというのに。
全身全霊をもって愛さずにいられるか!
†††
「……アスラン俺のこと好きすぎ……」
身体を洗い、風呂の中でもまた、交接した後。
ユキヤはベッドに突っ伏して呟いた。
当然な事を。
「私はもう人生の半分以上ユキヤを想っているし、これからもそうだが?」
「そんなに!? って、アスランってそういえばまだ18歳なんだよな……」
まだ、とは何だ。
我が国は18歳で成人を迎えるのだ。
遅いくらいである。
日本では20歳だというが、中途半端過ぎないだろうか。
高校卒業後だと就職後に、大学生なら就学中になる。
男が結婚出来るのは18から、女は16からというのも意味がわからん。
いつでもよかろうに。
男は働いて自分で稼ぐようになり、やっと一人前ではないのか?
となると、大学で作家になったユキヤは立派な成人であったのだな。
さすがは私の見染めた運命の相手である。
†††
「そういえば、ここに来てそろそろ半年になるが。少し背が伸びたのではないか?」
「えっ、嘘!? ここ10年、ずっと変わらなかったのに」
ユキヤは嬉しそうに半身を起こした。
「1cmほど大きくなっているぞ。……ふふ、私と寝たことでホルモンが活発になり、今まで眠っていた時間が動き出したのかもしれんな」
「……1cmかよ……、いいけど。このままどんどん背が伸びて、髭ボーボーのオッサン臭くなってアスランより大きくなっちゃったらどうする?」
ご両親を見る限り、そんな風になりそうにはないが。
「言っただろう。私はユキヤの外見だけに惚れたのではないと。いくらでも証明してみせよう。存分に背を伸ばすがよい」
「好きに伸ばせたら苦労はしねえよ……」
力が抜けたように、私の胸にもたれかかった。
「もう女の格好も似合わなくなるかもな?」
ニヤリと笑う。
そんな、悪戯っぽい少年のような笑顔もまた、魅力的である。
「では今のうち、様々な艶姿を堪能しておくか」
「もー、あんまり特殊なのはやだからな!」
そう言いつつも。
嫌々という体で、付き合ってくれるのだろう。
可愛い私のユキヤ。
私は銀河で一番幸せな夫である。
どんな姿になろうと、私にとっては銀河系一、可愛い妻であろう事実は変わらぬのだから。
幸せにしてみせよう。
教会で誓った通りに。死が二人を別つまで。
永久に、共に。
おわり
ユキヤは、風呂で清めてからでないとするのは嫌だと、頑なにいうのだ。
愛し合えばもう一度入ることになるのだが。
日本人は綺麗好きなのである。ゆえに、廊下から浴室へ直行した。
浴衣の帯を外し、脱がしながら浴槽へ。
「ん、」
私の首にしがみついているユキヤは、私の口に唇を押し付けた。
自分からキスをしてくれるようになって、嬉しい。
思えば最初の時など、まるで陵辱に耐えているようだった。
実際、ユキヤにとってはそうだったのだが。
それでもユキヤが感じるように努力した甲斐もあり、不本意であっただろうが、ユキヤも悦さそうにしていた。
しかし、互いに想いが通じ、自ら受け入れてくれてからは、全く違った。
その反応も。
私も悦くなるよう頑張って動こうとするのも愛らしく。
いくら抱いても飽きることなどなく、際限なく欲情してしまうのだ。
ユキヤが感じている顔が色っぽいのもいけない。
達した後の忘我の表情も欲情を唆り、萎える隙を与えない。
私がつい我を忘れて貪ってしまっても、それを嬉しいと言う。
ユキヤにしてみれば、「俺ばっかり気持ち良いのはずるい」のだそうだ。
あまりに幸せで。
時々、これは夢ではないかと疑ってしまう。
毎朝、ユキヤの寝顔を見ては安心する。
寝顔を見るな、と怒られるのもまた幸福である。
†††
ユキヤのまだ慎ましい蕾の襞を解し、中を拡げるように動かす。
湯よりも熱い、肉の襞を。
早く味わいたい。
「ん、……ふ、あ、……ん、」
声を出すのが恥ずかしいようだ。
私も声を出すのを我慢してしまうので、勝手なのは承知の上だが。
ユキヤが気持ち良さそうに感じている、愛らしい声を聴きたい。
毎回、どこをどうすれば気持ちいいのかを手探りで試している状態である。それもまた愉しい。
このまま一気に貫いてしまいたいが。
ローションを使ったほうが、負担が少ない。
ユキヤを抱き上げ、脱衣所で水気を拭い。
寝室へ運ぶ。
……だから何故、拘束具を置くのだ。シャオフーよ……。
純粋な親切なのか嫌がらせなのか判別がつかんのだが。
半々かもしれん。
†††
ローションを手に取り、あたためてからユキヤの繊細な蕾をほぐしてゆく。
傷付けぬよう、爪の手入れは欠かせない。
「ふぁ、……あ、やだ、それ、」
くちゅくちゅと、わざと音を立てながらすると。
ユキヤの感度が上がる。
本来性器ではない場所を、受け入れ可能なほどに慣らされることが恥ずかしいようだ。
「は、ぁん、……そんな、ぐちゅぐちゅしちゃ、やだぁ、ゆび、やぁ、」
指を抜き差ししていると、感じすぎたユキヤが半泣きで懇願してくる。
甘えたような声に、ぞくぞくする。
「私ので、して欲しい?」
訊くと、こくこく頷いて。
すぐにでも奥まで犯してやりたい、凶暴な気分になってしまうのを、必死に抑える。
指を引き抜き。
ユキヤの脚を大きく開かせ、私の猛ったものを見せつける。
今からこれで、その身を貫くのだと教えるために。
その視線に。
期待が籠っているように見えるのは私の願望だけではあるまい。
†††
柔かくなったそこに、ぐっ、と先端をめり込ませ。
腰を揺らすようにしながら。
少しずつ、先へ進ませる。
「ふ、……ん、は、あっ、あっ、」
押し込むと同時に、耐え切れないという風に声が漏れる。
「……今、どの辺りまで入っているかわかるか?」
「ん、……ここ?」
腹の中央辺りに手を置いた。
残念、不正解である。
今入っている場所をぐい、と突き上げてやる。
「あうっ、」
「手で触れて、わかったか?」
こくこくと頷いて。
「……ここ、」
下腹に、手をずらした。
「では、さっき示したところも教えてやろう」
「え、……や、だめ、そこは、……ああっ、」
ずぶっ、と突き入れ。
上に突き上げるよう、腰を動かした。
†††
ぴゅっ、とユキヤのものから精液が出た。
ユキヤの感じる場所、前立腺周辺を突いたのだ。
腰をそこに固定し。
前後に擦るよう、小刻みに腰を動かす。
最近は最奥……結腸の入口を突かれても感じるようになってきたが。
ここの方が反応が顕著だ。
「や、だ、……そこ、やぁっ、きもちよすぎて、おかしくなっちゃう、」
「許す。存分に感じるがよい」
内括約筋がびくびくと震え、収縮している。
肛門拳筋と外括約筋は、ぎゅうぎゅうと私を締め付けて。
腸壁が異物を押し出そうと蠕動するのは無意識の動きだろうが。
それがえもいわれぬ快感を呼び起こすのだ。
腸を刺激すると副交感神経が活発になり、直腸内圧が上昇する。
それだけのことだが。
愛し合って、感じているからそうなるのだと思わせる。
†††
……余計なことを考えていないと、頭の中が欲望に支配されて、己の快楽だけを追いたくなってしまう。
ユキヤの中は悦すぎる。
すぐにでも搾り取られてしまいそうだ。
その声、その表情、その媚態。
全てが私を絶頂へと導く誘惑になる。
普段のユキヤは天使だが、閨では小悪魔となり、私を官能の世界へと誘惑するのである。
解剖実習を思い出しても全く萎えない。
むしろ腸を見ながら、何を考えていたか。
竹輪で妄想したユキヤを笑えぬ。
何を考えているか読めないポーカーフェイスだと言われたものだが。
頭の中は常に”ヤマトナデシコ”に対するいやらしい妄想でいっぱいだったのだ。
その対象が今、目の前にいて。
私を受け入れてくれているというのに。
全身全霊をもって愛さずにいられるか!
†††
「……アスラン俺のこと好きすぎ……」
身体を洗い、風呂の中でもまた、交接した後。
ユキヤはベッドに突っ伏して呟いた。
当然な事を。
「私はもう人生の半分以上ユキヤを想っているし、これからもそうだが?」
「そんなに!? って、アスランってそういえばまだ18歳なんだよな……」
まだ、とは何だ。
我が国は18歳で成人を迎えるのだ。
遅いくらいである。
日本では20歳だというが、中途半端過ぎないだろうか。
高校卒業後だと就職後に、大学生なら就学中になる。
男が結婚出来るのは18から、女は16からというのも意味がわからん。
いつでもよかろうに。
男は働いて自分で稼ぐようになり、やっと一人前ではないのか?
となると、大学で作家になったユキヤは立派な成人であったのだな。
さすがは私の見染めた運命の相手である。
†††
「そういえば、ここに来てそろそろ半年になるが。少し背が伸びたのではないか?」
「えっ、嘘!? ここ10年、ずっと変わらなかったのに」
ユキヤは嬉しそうに半身を起こした。
「1cmほど大きくなっているぞ。……ふふ、私と寝たことでホルモンが活発になり、今まで眠っていた時間が動き出したのかもしれんな」
「……1cmかよ……、いいけど。このままどんどん背が伸びて、髭ボーボーのオッサン臭くなってアスランより大きくなっちゃったらどうする?」
ご両親を見る限り、そんな風になりそうにはないが。
「言っただろう。私はユキヤの外見だけに惚れたのではないと。いくらでも証明してみせよう。存分に背を伸ばすがよい」
「好きに伸ばせたら苦労はしねえよ……」
力が抜けたように、私の胸にもたれかかった。
「もう女の格好も似合わなくなるかもな?」
ニヤリと笑う。
そんな、悪戯っぽい少年のような笑顔もまた、魅力的である。
「では今のうち、様々な艶姿を堪能しておくか」
「もー、あんまり特殊なのはやだからな!」
そう言いつつも。
嫌々という体で、付き合ってくれるのだろう。
可愛い私のユキヤ。
私は銀河で一番幸せな夫である。
どんな姿になろうと、私にとっては銀河系一、可愛い妻であろう事実は変わらぬのだから。
幸せにしてみせよう。
教会で誓った通りに。死が二人を別つまで。
永久に、共に。
おわり
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2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。
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退会済ユーザのコメントです
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