43 / 51
大和撫子、砂漠の王子に攫われる
桜色の夢
しおりを挟む
夢を見た。
夢の中で俺は、母さんと美咲叔母さんによってたかって振袖を着せられていた。
エンペラーホテルのフィッティングルームにて。
美雪は7歳で。
俺とお揃いの着物に大喜びだった。
季節感は無視、夏なのに、美雪のお気に入りの、桜柄の着物だ。
†††
そうだった。
8月20日。
宿題も片付け、夏休みでだらだらしていた俺を、銀座のホテルでお茶の弟子たちが集まる交流会があるので行かないか、と義之おじさんに誘われたんだ。
高級なタダメシが食える、ラッキー! ……と思ったのが間違いだった。
二人の暴走を何とかしてくれと頼んでも。
父さんも善之おじさんも、どうせ女装が似合うのなんて今のうちだけなんだから我慢しとけ、みたいな態度。
所詮は他人事である。
それ、中学の時からずっと言われてたんだけど。
いつになったら来るんだよ、俺の成長期!
家の中ならまだ我慢できるが。
外で着させられるのはさすがにまずいだろ。
大勢の人の前で女装だとバレたら、と思うと胃が痛くなってくる。
高校生男子が花柄の振袖とか。
ねえわ。
†††
「あら可愛らしい、美人姉妹ね」
などと声を掛けられてはヒヤヒヤする。
いとこなのよーと母が言い。
母親同士もひと目で双子だとわかるので、不思議だと盛り上がっている。
俺の性別は言うなよ!?
美雪に「やっくん」とか呼ばれたら、更に危険である。
俺は耐え切れず。
トイレに行くと言って、会場を飛び出した。
財布は着てた服のポケットだった、と気付いたのは、地下鉄の入口でだった。
携帯も持ってないとは。
うかつ。
一応夏用で生地が薄いとはいえ、この季節に振袖は目立つことこの上ない。
暑いし。
しかたない、荷物を取りに戻ろう、とホテルに向かう途中。
一人の少年が、地下鉄の駅入り口にある案内板の前に立っているのに気付いた。
浅黒い肌に、癖のついた黒い髪。
蒼い瞳。
横顔を一瞬見ただけでも、視線を奪われる。
思わず立ち止まって、少年に見惚れている通行人もいる。
外国の子供か。
それも、ちょっと見たことがないレベルでかなり可愛い。というか、物凄い美少年。
インドとか、そっち系の子かな?
小学生2年から4年くらい、だろうか。近くに親っぽい人はいない。
どうやら道に迷って困っている様子だ。
小さい子が困ってるようなのに。
何で誰も声を掛けないんだろ?
†††
「きみ、どうしたの?」
声を掛けてみたら。
「أريد الذهاب إلى البيت」
おっふ。
当然ながら、返ってきたのは外国語である。
しかも、英語とかならともかく。これって。
気に掛けてる人もいたようだけど。
これは、誰もどうにもできなかっただろうってことも理解できた。
交番に行っても、多分、対応するのは難しいだろうな。
アラブ圏の人なんて、滅多に見ない。
フフフ、君は運が良かったな。
俺はアラビア語なら、ちょっとだけわかるんだ。
「マルハバン、アハランビックムフィ、アル ヤーバーン」
勝哉叔父さんから教わったアラビア語で挨拶をしてみたら。
不安そうだった少年の顔がぱあっと明るくなった。
「أضعت طريقي、إذا سمحت、من فضلك قل لي الطريق إلى فندق إمبريال」
うわ。
容赦のない長文が。
でも、知ってる単語があったぞ。エンペラーホテル、って言ったよな。
よかった。
丁度そこに戻るとこだ。
「アナー、イルシャード、アフハム」
もはやカタコト通り越して単語だったが。
どうにか意図は通じたようだ。
嬉しそうに、こくりと頷いて。
手を差し出したら、ぎゅっと握られた。
よほど不安だったんだろう。
もう大丈夫だよ、と笑いかけると。
頬を染めて恥ずかしそうに俯いた。
何だこの子、可愛いな。
……いけね。
俺、女装してたんだった。
でも、この反応なら女装だってバレてはいないようだ。セーフ。
という悲しさよ。
†††
しかしこの子、いい生地の服着てるなあ。
お育ちの良さそうな感じだし、きっといいとこのお坊ちゃまだな。
滞在してるっぽいホテルも、庶民には縁のないとこだし。
万が一、保護者からお礼を、とかお名前を、とか言われたら困る。
その前に誘拐犯に間違えられたりして。
よし、保護者が来る前に逃げよう。
「アンズル、ザーリカ、エンペラー・ホテル」
指を差して、先に見えている建物を示す。
手をぎゅっと握られて。
不安げに見上げられるのに、微笑んでみせた。
……ホテルまで、ちゃんと送るから。大丈夫だよ。
なるべく、何かを話しながら歩いた。
賢い子みたいで、なるべく簡単な単語で質問してくれる。
何が好きなの? とか聞かれて。
「俺はね、ええと。……キラーア」
会話というより、俺は単語しか言えない感じだけど。
少年は嬉しそうだった。
†††
ホテルのロビーに到着して。
少年は、自分の服のポケットに入っていたブレスレットを渡そうとしてきた。
お礼? とんでもない。
いえいえいりません、と意思表示をしたのは伝わったようだ。
「أصلان اسمي」
少年は自分の胸に手を当てて、名乗った。
「アスラン?」
頷いて、にこっと笑った。
可愛いな。
大きくなったらさぞかしイケメンに育つだろう。
「لا تنسى」
アスランは、俺の手を握って。
「ما زلت طفلاً ، لكنني سألتحق بك دائمًا عندما أتمكن من الزواج」
何かを一生懸命話している。
でも。
ほとんどわからなかった。
迎えに行く、みたいな言葉はわかったけど。
アラビア語、もっと真面目に勉強しておけば良かったな。
†††
「مني الزواج يرجى , اعجبتك لقد」
おっと。
これはわかった。
タザウワジー。結婚してください、だ。
まさか、ついこの間、勝哉叔父さんから習ったばかりの言葉を聞くなんて予想もしなかった。
そんな言葉、使う機会なんて無いよ、とか言ってたのに。
しかも。
子供とはいえ、男の口から聞くことになるとは。
アスランは、真剣な顔をしてる。
これは冗談にして、笑っちゃいけないな。
……もう、会わないかもしれないし。
どうせ、大人になったら忘れるだろう。
俺が男だって、ばれてないようだし。日本のいい思い出にでもなればいいか。
総合すると。
大きくなったら迎えに行くから結婚してください、と言ったようだ。
……本当に迎えに来ちゃったら?
まあそれはそれで、面白いかもしれない。
人生というものは、なるようになるものだ。
明日は明日の風が吹くってな。
俺は頷いて、にっこり笑ってみせたのだった。
夢の中で俺は、母さんと美咲叔母さんによってたかって振袖を着せられていた。
エンペラーホテルのフィッティングルームにて。
美雪は7歳で。
俺とお揃いの着物に大喜びだった。
季節感は無視、夏なのに、美雪のお気に入りの、桜柄の着物だ。
†††
そうだった。
8月20日。
宿題も片付け、夏休みでだらだらしていた俺を、銀座のホテルでお茶の弟子たちが集まる交流会があるので行かないか、と義之おじさんに誘われたんだ。
高級なタダメシが食える、ラッキー! ……と思ったのが間違いだった。
二人の暴走を何とかしてくれと頼んでも。
父さんも善之おじさんも、どうせ女装が似合うのなんて今のうちだけなんだから我慢しとけ、みたいな態度。
所詮は他人事である。
それ、中学の時からずっと言われてたんだけど。
いつになったら来るんだよ、俺の成長期!
家の中ならまだ我慢できるが。
外で着させられるのはさすがにまずいだろ。
大勢の人の前で女装だとバレたら、と思うと胃が痛くなってくる。
高校生男子が花柄の振袖とか。
ねえわ。
†††
「あら可愛らしい、美人姉妹ね」
などと声を掛けられてはヒヤヒヤする。
いとこなのよーと母が言い。
母親同士もひと目で双子だとわかるので、不思議だと盛り上がっている。
俺の性別は言うなよ!?
美雪に「やっくん」とか呼ばれたら、更に危険である。
俺は耐え切れず。
トイレに行くと言って、会場を飛び出した。
財布は着てた服のポケットだった、と気付いたのは、地下鉄の入口でだった。
携帯も持ってないとは。
うかつ。
一応夏用で生地が薄いとはいえ、この季節に振袖は目立つことこの上ない。
暑いし。
しかたない、荷物を取りに戻ろう、とホテルに向かう途中。
一人の少年が、地下鉄の駅入り口にある案内板の前に立っているのに気付いた。
浅黒い肌に、癖のついた黒い髪。
蒼い瞳。
横顔を一瞬見ただけでも、視線を奪われる。
思わず立ち止まって、少年に見惚れている通行人もいる。
外国の子供か。
それも、ちょっと見たことがないレベルでかなり可愛い。というか、物凄い美少年。
インドとか、そっち系の子かな?
小学生2年から4年くらい、だろうか。近くに親っぽい人はいない。
どうやら道に迷って困っている様子だ。
小さい子が困ってるようなのに。
何で誰も声を掛けないんだろ?
†††
「きみ、どうしたの?」
声を掛けてみたら。
「أريد الذهاب إلى البيت」
おっふ。
当然ながら、返ってきたのは外国語である。
しかも、英語とかならともかく。これって。
気に掛けてる人もいたようだけど。
これは、誰もどうにもできなかっただろうってことも理解できた。
交番に行っても、多分、対応するのは難しいだろうな。
アラブ圏の人なんて、滅多に見ない。
フフフ、君は運が良かったな。
俺はアラビア語なら、ちょっとだけわかるんだ。
「マルハバン、アハランビックムフィ、アル ヤーバーン」
勝哉叔父さんから教わったアラビア語で挨拶をしてみたら。
不安そうだった少年の顔がぱあっと明るくなった。
「أضعت طريقي、إذا سمحت、من فضلك قل لي الطريق إلى فندق إمبريال」
うわ。
容赦のない長文が。
でも、知ってる単語があったぞ。エンペラーホテル、って言ったよな。
よかった。
丁度そこに戻るとこだ。
「アナー、イルシャード、アフハム」
もはやカタコト通り越して単語だったが。
どうにか意図は通じたようだ。
嬉しそうに、こくりと頷いて。
手を差し出したら、ぎゅっと握られた。
よほど不安だったんだろう。
もう大丈夫だよ、と笑いかけると。
頬を染めて恥ずかしそうに俯いた。
何だこの子、可愛いな。
……いけね。
俺、女装してたんだった。
でも、この反応なら女装だってバレてはいないようだ。セーフ。
という悲しさよ。
†††
しかしこの子、いい生地の服着てるなあ。
お育ちの良さそうな感じだし、きっといいとこのお坊ちゃまだな。
滞在してるっぽいホテルも、庶民には縁のないとこだし。
万が一、保護者からお礼を、とかお名前を、とか言われたら困る。
その前に誘拐犯に間違えられたりして。
よし、保護者が来る前に逃げよう。
「アンズル、ザーリカ、エンペラー・ホテル」
指を差して、先に見えている建物を示す。
手をぎゅっと握られて。
不安げに見上げられるのに、微笑んでみせた。
……ホテルまで、ちゃんと送るから。大丈夫だよ。
なるべく、何かを話しながら歩いた。
賢い子みたいで、なるべく簡単な単語で質問してくれる。
何が好きなの? とか聞かれて。
「俺はね、ええと。……キラーア」
会話というより、俺は単語しか言えない感じだけど。
少年は嬉しそうだった。
†††
ホテルのロビーに到着して。
少年は、自分の服のポケットに入っていたブレスレットを渡そうとしてきた。
お礼? とんでもない。
いえいえいりません、と意思表示をしたのは伝わったようだ。
「أصلان اسمي」
少年は自分の胸に手を当てて、名乗った。
「アスラン?」
頷いて、にこっと笑った。
可愛いな。
大きくなったらさぞかしイケメンに育つだろう。
「لا تنسى」
アスランは、俺の手を握って。
「ما زلت طفلاً ، لكنني سألتحق بك دائمًا عندما أتمكن من الزواج」
何かを一生懸命話している。
でも。
ほとんどわからなかった。
迎えに行く、みたいな言葉はわかったけど。
アラビア語、もっと真面目に勉強しておけば良かったな。
†††
「مني الزواج يرجى , اعجبتك لقد」
おっと。
これはわかった。
タザウワジー。結婚してください、だ。
まさか、ついこの間、勝哉叔父さんから習ったばかりの言葉を聞くなんて予想もしなかった。
そんな言葉、使う機会なんて無いよ、とか言ってたのに。
しかも。
子供とはいえ、男の口から聞くことになるとは。
アスランは、真剣な顔をしてる。
これは冗談にして、笑っちゃいけないな。
……もう、会わないかもしれないし。
どうせ、大人になったら忘れるだろう。
俺が男だって、ばれてないようだし。日本のいい思い出にでもなればいいか。
総合すると。
大きくなったら迎えに行くから結婚してください、と言ったようだ。
……本当に迎えに来ちゃったら?
まあそれはそれで、面白いかもしれない。
人生というものは、なるようになるものだ。
明日は明日の風が吹くってな。
俺は頷いて、にっこり笑ってみせたのだった。
26
お気に入りに追加
853
あなたにおすすめの小説

美形×平凡の子供の話
めちゅう
BL
美形公爵アーノルドとその妻で平凡顔のエーリンの間に生まれた双子はエリック、エラと名付けられた。エリックはアーノルドに似た美形、エラはエーリンに似た平凡顔。平凡なエラに幸せはあるのか?
──────────────────
お読みくださりありがとうございます。
お楽しみいただけましたら幸いです。

朝起きたら幼なじみと番になってた。
オクラ粥
BL
寝ぼけてるのかと思った。目が覚めて起き上がると全身が痛い。
隣には昨晩一緒に飲みにいった幼なじみがすやすや寝ていた
思いつきの書き殴り
オメガバースの設定をお借りしてます

うるせぇ!僕はスライム牧場を作るんで邪魔すんな!!
かかし
BL
強い召喚士であることが求められる国、ディスコミニア。
その国のとある侯爵の次男として生まれたミルコは他に類を見ない優れた素質は持っていたものの、どうしようもない事情により落ちこぼれや恥だと思われる存在に。
両親や兄弟の愛情を三歳の頃に失い、やがて十歳になって三ヶ月経ったある日。
自分の誕生日はスルーして兄弟の誕生を幸せそうに祝う姿に、心の中にあった僅かな期待がぽっきりと折れてしまう。
自分の価値を再認識したミルコは、悲しい決意を胸に抱く。
相棒のスライムと共に、名も存在も家族も捨てて生きていこうと…
のんびり新連載。
気まぐれ更新です。
BがLするまでかなり時間が掛かる予定ですので注意!
人外CPにはなりません
ストックなくなるまでは07:10に公開
3/10 コピペミスで1話飛ばしていたことが判明しました!申し訳ございません!!
何も知らない人間兄は、竜弟の執愛に気付かない
てんつぶ
BL
連峰の最も高い山の上、竜人ばかりの住む村。
その村の長である家で長男として育てられたノアだったが、肌の色や顔立ちも、体つきまで周囲とはまるで違い、華奢で儚げだ。自分はひょっとして拾われた子なのではないかと悩んでいたが、それを口に出すことすら躊躇っていた。
弟のコネハはノアを村の長にするべく奮闘しているが、ノアは竜体にもなれないし、人を癒す力しかもっていない。ひ弱な自分はその器ではないというのに、日々プレッシャーだけが重くのしかかる。
むしろ身体も大きく力も強く、雄々しく美しい弟ならば何の問題もなく長になれる。長男である自分さえいなければ……そんな感情が膨らみながらも、村から出たことのないノアは今日も一人山の麓を眺めていた。
だがある日、両親の会話を聞き、ノアは竜人ですらなく人間だった事を知ってしまう。人間の自分が長になれる訳もなく、またなって良いはずもない。周囲の竜人に人間だとバレてしまっては、家族の立場が悪くなる――そう自分に言い訳をして、ノアは村をこっそり飛び出して、人間の国へと旅立った。探さないでください、そう書置きをした、はずなのに。
人間嫌いの弟が、まさか自分を追って人間の国へ来てしまい――

顔も知らない番のアルファよ、オメガの前に跪け!
小池 月
BL
男性オメガの「本田ルカ」は中学三年のときにアルファにうなじを噛まれた。性的暴行はされていなかったが、通り魔的犯行により知らない相手と番になってしまった。
それからルカは、孤独な発情期を耐えて過ごすことになる。
ルカは十九歳でオメガモデルにスカウトされる。順調にモデルとして活動する中、仕事で出会った俳優の男性アルファ「神宮寺蓮」がルカの番相手と判明する。
ルカは蓮が許せないがオメガの本能は蓮を欲する。そんな相反する思いに悩むルカ。そのルカの苦しみを理解してくれていた周囲の裏切りが発覚し、ルカは誰を信じていいのか混乱してーー。
★バース性に苦しみながら前を向くルカと、ルカに惹かれることで変わっていく蓮のオメガバースBL★
性描写のある話には※印をつけます。第12回BL大賞に参加作品です。読んでいただけたら嬉しいです。応援よろしくお願いします(^^♪
11月27日完結しました✨✨
ありがとうございました☆

当て馬的ライバル役がメインヒーローに喰われる話
屑籠
BL
サルヴァラ王国の公爵家に生まれたギルバート・ロードウィーグ。
彼は、物語のそう、悪役というか、小悪党のような性格をしている。
そんな彼と、彼を溺愛する、物語のヒーローみたいにキラキラ輝いている平民、アルベルト・グラーツのお話。
さらっと読めるようなそんな感じの短編です。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【完結】相談する相手を、間違えました
ryon*
BL
長い間片想いしていた幼なじみの結婚を知らされ、30歳の誕生日前日に失恋した大晴。
自棄になり訪れた結婚相談所で、高校時代の同級生にして学内のカースト最上位に君臨していた男、早乙女 遼河と再会して・・・
***
執着系美形攻めに、あっさりカラダから堕とされる自称平凡地味陰キャ受けを書きたかった。
ただ、それだけです。
***
他サイトにも、掲載しています。
てんぱる1様の、フリー素材を表紙にお借りしています。
***
エブリスタで2022/5/6~5/11、BLトレンドランキング1位を獲得しました。
ありがとうございました。
***
閲覧への感謝の気持ちをこめて、5/8 遼河視点のSSを追加しました。
ちょっと闇深い感じですが、楽しんで頂けたら幸いです(*´ω`*)
***
2022/5/14 エブリスタで保存したデータが飛ぶという不具合が出ているみたいで、ちょっとこわいのであちらに置いていたSSを念のためこちらにも転載しておきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる