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佐野
夢か現か、異世界で
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従者修業は、はっきり言って、地獄だった。
スウェーンさんの実家って、忍者屋敷か何かなのだろうか?
あちこちに、一歩間違えば即死級の罠が仕掛けられてるし。礼儀指導もめちゃくちゃ細かくて厳しいし。
これ、本当に従者の修行なんですか!?
アレクセイさんが、なんだか同情的な目で俺のことを見てたの、今更ながら思い出した。
ああ、こういうことだったんすね……。
……すっげえカッコイイ人だったな。アレクセイさん。
モデルかよってくらいスタイルいいし、足はやたら長いし。公爵家のボンボンな上、国で一番の騎士とか。何なの? 勝ち目なさすぎだっての。
幸見と並んでると、すげえお似合いだったな。
俺のこと、敵視する必要なんかないくらいラブラブじゃねえかよ。
ふざけんなっての。
普段は冷たそうなアイスブルーの瞳で周囲を見ているのに。
人形みたいに整った顔を、やたら甘く緩ませて幸見を優しく見ていて。こっちが照れてしまいそうなくらいだった。
それにしてもさあ、いくら運命のツガイだっていっても。会ったその日に手を出すとかケダモノすぎるだろ。狼男だけどよ。
こっちじゃ15で成人らしいけど。まだ高校生だぞ?
でも、幸見も。
日本に、元の世界にいる時よりずっと、幸せそうだった。
あっちでは、真面目すぎると浮くから。
必死に周囲に合わせようとしているのを見て。辛くなった。
笑いたくなければ、笑わなくてもいいんだ。
俺は、お前の幼馴染みじゃないか。何だって話して欲しい。そう思ってたのに。
今は、ずいぶん遠い。
*****
箒を手に、スウェーンさんの兄、ブライアンさんが来た。
薄い茶色の髪に青い目の、線が細く綺麗な顔をしたウサギ耳の先生だ。
従者の指導を生業にしていて。
スウェーンさんの紹介がなければ、絶対教わることはできなかったらしい。業界では超・有名で大人気な先生なんだそうだ。
さもありなん。学校の先生と違って、話はわかりやすいし、理論的で。理不尽な精神論とか持ち出さないので、尊敬できる。
むちゃくちゃ厳しいけど。
ポカすると、箒でケツを叩かれるのはカンベンだが、それは伝統なんだそうだ。
魔法を習得すれば、その箒で空を飛べるってマジすか?
ちょっと楽しみだったり。
『休憩時間は終わりですよ、サノ』
「はい!」
立ち上がって、背筋を伸ばした。
指先まで意識する。
ようやく身体が慣れてきて。かなり、対応できるようになった。
『ふふ、やる気があってよろしい。貴方はなかなか筋が良いですし。このまま順調に行けば、予定より早く修行が終わりそうですよ』
ようやくお褒めの言葉をいただけるようになった。
それはありがたい。
地獄の訓練を耐え切った甲斐があるってもんだ。
「ありがとうございます!」
『今日は、気配を消す練習をしましょうね』
俺、それ苦手なんだけど。
「頑張ります……」
*****
幸見たちの近況は、王城で発表されていて。
それを、ブライアンさんが逐一教えてくれていた。
彼らは、見事使命を果たしたそうだ。
邪神だか何だかを倒したとかで、国の英雄になったらしい。
すごいな。
俺も負けてらんねえな。
頑張って、この従者修行を終わらせて。
俺は、幸見の従者になるんだ。
従者になったら。
あいつを、側で見守ってやりたい。
今度こそ。
あいつが泣かないように。
何があっても、助けられるように。
*****
「良輔!」
名前を呼ばれて、目を開けたら。
一番に目に入ったのは、白い天井だった。
消毒液のにおい。機械音。人の行き来する気配。
……え? 今の声。
母ちゃん?
「良かった……!」
ぎゅっと抱き締められた。
痛いくらいに。
母ちゃん、泣いてる。
……ごめんな、心配かけて。
見回すと。
俺がいるのは、どうやら病院の、病室のようだ。
ああ、俺、元の世界に帰ってきたのか?
でも、何でだ?
異世界の扉は、数百年はもう開かないって話じゃなかったのか?
だから俺は、あの世界で骨を埋める覚悟をしたのに。
*****
あれは、夢……じゃないよな。
ケンスケの気配をはっきり感じるし。
地獄の修行の成果で、守護獣の力をわりと使えるようになったんだ。
ケンスケに聞いてみたら。
神様が、使命達成のご褒美で幸見のお願いをきいて、俺を元の世界に戻してくれたという。
何じゃそりゃ。
俺だけ元の世界に戻すなんて。どういうことだよ!?
で。
母ちゃんが話す内容を総合すると。
俺は、川に浮かんでいるところを、幸見をはねたトラックの運転手によって助けられたらしい。
俺は無傷で。健康体。ただ寝ているだけだと診断された。
時間は、あれからほとんど経ってなかった。
異世界にいた時間は、カウントされてないのか?
幸見は今も見つからなくて。
下流に流されたのではないかと言われていて。
川の捜索は、まだ続けているらしい。
警察と幸見の家族は、俺の目が覚めるのを待っているという。
すごく心配しているだろう。
じゃあ、早く教えてやんなくちゃ!
「すぐ、高嶺の家族に会わせてくれ!」
*****
退院して。
高嶺の神社、本殿にみんな集まった。
「信じてもらえないかもしれないが、本当のことなんです」
と前置きして。
俺は幸見の家族に、自分の見たことを、全部話した。
トラックにはねられそうになって。
幸見に突き飛ばされて、無事だったこと。
代わりに吹っ飛ばされて川に落ちた幸見が、異世界に連れてかれたこと。
それを、俺も追って。
辿りついたのが、異世界だったこと。
幸見がネコ耳になって。
予言の神子だといわれて、見事その使命を果たし、英雄になったこと。
幸見には、あちらに”運命のツガイ”がいて。
今は幸せに暮らしているということ。
幸見の従者になるために修行してる最中、俺だけ戻されたらしいこと。
「ケンスケがいうには、高嶺……幸見は。神様からのご褒美を、自分じゃなくて、俺をこっちの世界に戻すことに使っちゃったみたいなんです」
申し訳ない、と頭を下げた。
俺の話に、みんな困惑している。
信じられないのは当然だ。
だが、幸い俺には、見せられる証拠があった。
*****
「夢じゃない証拠というか。あっちで俺、ケンスケと一心同体になって、こういうことができるようになったんです」
気合いを入れて。
犬の耳と、しっぽを出して見せた。
みんな、びっくりしてた。
おもちゃとかじゃないあかしに、ぱたぱたと、しっぽを動かしてやる。
「……ヒゲ……犬のヒゲ……、」
おぉい!
人の顔見て笑うのって、よくないことだと思いまーす!
幸見は、笑わないように耐えてたぞ。
涙目だったけどな!
「ああ、だからあんたが着てた服、お尻の上の方に穴があいてたの……」
ひとり、母ちゃんが納得していた。
*****
「……失礼……、ありがとう、良輔くん。幸見の無事を教えてくれて。……そうか。自分は戻らないで。あの子らしいね」
おじさんは、涙を拭きながら。
「弟は、あいつは、ほんといい子で。俺達にいつも幸せを見せてくれた。今は、他の場所で誰かを幸せにしているんだな」
幸見の大兄ちゃんも、涙目だった。
「男とくっついたかー。まさかそいつ、幸見に手は出してないだろうな!?」
幸見の小兄ちゃん。それは、手遅れです……。
「イケメンな上公爵で騎士様なんてハイスペックな旦那様、紹介してほしかったわ」
おばさんも、泣きながら笑っていた。
「良輔くん。きみが戻ってきてくれて、よかった。孫の無事を、幸せを。報せてくれて、ありがとう」
幸見のじいちゃんに頭を下げられた。
俺だけ戻されて。
何でだよ、理不尽だろって思ったけど。
戻ってきて、良かった。
母ちゃんの泣き顔を見てもそう思ったし。
みんなの反応を見て。
元の世界に帰ってきて、本当に良かったと思う。
*****
警察には、色々聞かれたけど。
さすがに異世界のことは話さなかった。
聞かれたのも、事故の話だけだったし。
幸見の家族は、捜索の取り止めを求めて。
どう話したのか、幸見をはねたトラックの運ちゃんは、無罪放免とはいかなかったものの、殺人の罪を問われることはなかったらしい。
俺は、日常に戻った。
ケンスケがいなければ、俺も。あの世界は、夢だったように思える。
地獄の修行の成果でやたら敏捷になったせいで、陸上とかの選手にスカウトされたのは困ったけど。
こっちでは必要のないスキルだ。
じきに忘れるだろう。
でも。
俺は、お前のことは生涯忘れることはないと思う。
幸見。
あっちの世界で、幸せにな。
大好きだった、俺の幼馴染み。
おわり
スウェーンさんの実家って、忍者屋敷か何かなのだろうか?
あちこちに、一歩間違えば即死級の罠が仕掛けられてるし。礼儀指導もめちゃくちゃ細かくて厳しいし。
これ、本当に従者の修行なんですか!?
アレクセイさんが、なんだか同情的な目で俺のことを見てたの、今更ながら思い出した。
ああ、こういうことだったんすね……。
……すっげえカッコイイ人だったな。アレクセイさん。
モデルかよってくらいスタイルいいし、足はやたら長いし。公爵家のボンボンな上、国で一番の騎士とか。何なの? 勝ち目なさすぎだっての。
幸見と並んでると、すげえお似合いだったな。
俺のこと、敵視する必要なんかないくらいラブラブじゃねえかよ。
ふざけんなっての。
普段は冷たそうなアイスブルーの瞳で周囲を見ているのに。
人形みたいに整った顔を、やたら甘く緩ませて幸見を優しく見ていて。こっちが照れてしまいそうなくらいだった。
それにしてもさあ、いくら運命のツガイだっていっても。会ったその日に手を出すとかケダモノすぎるだろ。狼男だけどよ。
こっちじゃ15で成人らしいけど。まだ高校生だぞ?
でも、幸見も。
日本に、元の世界にいる時よりずっと、幸せそうだった。
あっちでは、真面目すぎると浮くから。
必死に周囲に合わせようとしているのを見て。辛くなった。
笑いたくなければ、笑わなくてもいいんだ。
俺は、お前の幼馴染みじゃないか。何だって話して欲しい。そう思ってたのに。
今は、ずいぶん遠い。
*****
箒を手に、スウェーンさんの兄、ブライアンさんが来た。
薄い茶色の髪に青い目の、線が細く綺麗な顔をしたウサギ耳の先生だ。
従者の指導を生業にしていて。
スウェーンさんの紹介がなければ、絶対教わることはできなかったらしい。業界では超・有名で大人気な先生なんだそうだ。
さもありなん。学校の先生と違って、話はわかりやすいし、理論的で。理不尽な精神論とか持ち出さないので、尊敬できる。
むちゃくちゃ厳しいけど。
ポカすると、箒でケツを叩かれるのはカンベンだが、それは伝統なんだそうだ。
魔法を習得すれば、その箒で空を飛べるってマジすか?
ちょっと楽しみだったり。
『休憩時間は終わりですよ、サノ』
「はい!」
立ち上がって、背筋を伸ばした。
指先まで意識する。
ようやく身体が慣れてきて。かなり、対応できるようになった。
『ふふ、やる気があってよろしい。貴方はなかなか筋が良いですし。このまま順調に行けば、予定より早く修行が終わりそうですよ』
ようやくお褒めの言葉をいただけるようになった。
それはありがたい。
地獄の訓練を耐え切った甲斐があるってもんだ。
「ありがとうございます!」
『今日は、気配を消す練習をしましょうね』
俺、それ苦手なんだけど。
「頑張ります……」
*****
幸見たちの近況は、王城で発表されていて。
それを、ブライアンさんが逐一教えてくれていた。
彼らは、見事使命を果たしたそうだ。
邪神だか何だかを倒したとかで、国の英雄になったらしい。
すごいな。
俺も負けてらんねえな。
頑張って、この従者修行を終わらせて。
俺は、幸見の従者になるんだ。
従者になったら。
あいつを、側で見守ってやりたい。
今度こそ。
あいつが泣かないように。
何があっても、助けられるように。
*****
「良輔!」
名前を呼ばれて、目を開けたら。
一番に目に入ったのは、白い天井だった。
消毒液のにおい。機械音。人の行き来する気配。
……え? 今の声。
母ちゃん?
「良かった……!」
ぎゅっと抱き締められた。
痛いくらいに。
母ちゃん、泣いてる。
……ごめんな、心配かけて。
見回すと。
俺がいるのは、どうやら病院の、病室のようだ。
ああ、俺、元の世界に帰ってきたのか?
でも、何でだ?
異世界の扉は、数百年はもう開かないって話じゃなかったのか?
だから俺は、あの世界で骨を埋める覚悟をしたのに。
*****
あれは、夢……じゃないよな。
ケンスケの気配をはっきり感じるし。
地獄の修行の成果で、守護獣の力をわりと使えるようになったんだ。
ケンスケに聞いてみたら。
神様が、使命達成のご褒美で幸見のお願いをきいて、俺を元の世界に戻してくれたという。
何じゃそりゃ。
俺だけ元の世界に戻すなんて。どういうことだよ!?
で。
母ちゃんが話す内容を総合すると。
俺は、川に浮かんでいるところを、幸見をはねたトラックの運転手によって助けられたらしい。
俺は無傷で。健康体。ただ寝ているだけだと診断された。
時間は、あれからほとんど経ってなかった。
異世界にいた時間は、カウントされてないのか?
幸見は今も見つからなくて。
下流に流されたのではないかと言われていて。
川の捜索は、まだ続けているらしい。
警察と幸見の家族は、俺の目が覚めるのを待っているという。
すごく心配しているだろう。
じゃあ、早く教えてやんなくちゃ!
「すぐ、高嶺の家族に会わせてくれ!」
*****
退院して。
高嶺の神社、本殿にみんな集まった。
「信じてもらえないかもしれないが、本当のことなんです」
と前置きして。
俺は幸見の家族に、自分の見たことを、全部話した。
トラックにはねられそうになって。
幸見に突き飛ばされて、無事だったこと。
代わりに吹っ飛ばされて川に落ちた幸見が、異世界に連れてかれたこと。
それを、俺も追って。
辿りついたのが、異世界だったこと。
幸見がネコ耳になって。
予言の神子だといわれて、見事その使命を果たし、英雄になったこと。
幸見には、あちらに”運命のツガイ”がいて。
今は幸せに暮らしているということ。
幸見の従者になるために修行してる最中、俺だけ戻されたらしいこと。
「ケンスケがいうには、高嶺……幸見は。神様からのご褒美を、自分じゃなくて、俺をこっちの世界に戻すことに使っちゃったみたいなんです」
申し訳ない、と頭を下げた。
俺の話に、みんな困惑している。
信じられないのは当然だ。
だが、幸い俺には、見せられる証拠があった。
*****
「夢じゃない証拠というか。あっちで俺、ケンスケと一心同体になって、こういうことができるようになったんです」
気合いを入れて。
犬の耳と、しっぽを出して見せた。
みんな、びっくりしてた。
おもちゃとかじゃないあかしに、ぱたぱたと、しっぽを動かしてやる。
「……ヒゲ……犬のヒゲ……、」
おぉい!
人の顔見て笑うのって、よくないことだと思いまーす!
幸見は、笑わないように耐えてたぞ。
涙目だったけどな!
「ああ、だからあんたが着てた服、お尻の上の方に穴があいてたの……」
ひとり、母ちゃんが納得していた。
*****
「……失礼……、ありがとう、良輔くん。幸見の無事を教えてくれて。……そうか。自分は戻らないで。あの子らしいね」
おじさんは、涙を拭きながら。
「弟は、あいつは、ほんといい子で。俺達にいつも幸せを見せてくれた。今は、他の場所で誰かを幸せにしているんだな」
幸見の大兄ちゃんも、涙目だった。
「男とくっついたかー。まさかそいつ、幸見に手は出してないだろうな!?」
幸見の小兄ちゃん。それは、手遅れです……。
「イケメンな上公爵で騎士様なんてハイスペックな旦那様、紹介してほしかったわ」
おばさんも、泣きながら笑っていた。
「良輔くん。きみが戻ってきてくれて、よかった。孫の無事を、幸せを。報せてくれて、ありがとう」
幸見のじいちゃんに頭を下げられた。
俺だけ戻されて。
何でだよ、理不尽だろって思ったけど。
戻ってきて、良かった。
母ちゃんの泣き顔を見てもそう思ったし。
みんなの反応を見て。
元の世界に帰ってきて、本当に良かったと思う。
*****
警察には、色々聞かれたけど。
さすがに異世界のことは話さなかった。
聞かれたのも、事故の話だけだったし。
幸見の家族は、捜索の取り止めを求めて。
どう話したのか、幸見をはねたトラックの運ちゃんは、無罪放免とはいかなかったものの、殺人の罪を問われることはなかったらしい。
俺は、日常に戻った。
ケンスケがいなければ、俺も。あの世界は、夢だったように思える。
地獄の修行の成果でやたら敏捷になったせいで、陸上とかの選手にスカウトされたのは困ったけど。
こっちでは必要のないスキルだ。
じきに忘れるだろう。
でも。
俺は、お前のことは生涯忘れることはないと思う。
幸見。
あっちの世界で、幸せにな。
大好きだった、俺の幼馴染み。
おわり
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