底辺オタクがチート性能ガチ盛りなフタナリ美形に転生~魔法王国の王様に俺はなる!

篠崎笙

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ローラン・ロートレック・ド・デュランベルジェの人生

Je t’aime trop fort.(狂おしいほど愛してる)

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「っ、……ああっ!?」

奥を突いた衝撃で、達したのだろう。
搾り取られるかと思うほど、きつく締め付けられた。


「ほら、あんたのナカに、俺が、全部入ってる。……わかるか?」
邪魔なオレイエを脇へどけ。

ドラを握りしめていた手を取り。結合している場所へと導いてやる。

一瞬熱いものを触ったように、びくっと引っ込めようとしたが。
アンリの白く細い指が、恐る恐る、俺の下腹に触れた。


「あ……、」
そこがぴったりとくっついているのを確認すると、慌てて手を引いた。

アンリの頬が薔薇色に染まっている。

否定的な感情は伝わってこない。
俺を、受け入れて。恥じらっているのだ。アンリはこの行為を嫌がってはいない。


嬉しくて、舞い上がりそうだ。


*****


「ひぁっ!?」
奥まで埋めていたものを、一気に引き抜いて。

「あうっ、」
再び、奥まで突き上げてやる。

「や、あっ、あん、ああっ、」
それを何度か繰り返すと。アンリは気持ち良さそうに鳴いた。


髪を乱し、オレイエに顔を埋めながら、快楽に腰を揺らしている。

腰を突き上げるたびに反る、白く艶めかしい背。
飛び散る汗さえも、宝石のように美しい。

淫らに揺れる、細い腰。
この白く小さな尻に、自分のものが収まっているのが、信じられないほどだ。


「……あんたはもう、俺のものだ」
耳元で告げて。

「……っく、」
アンリの中に、精を放った。


魔素の多い人間の精液は濃く、量も多い。
妊娠を確実にするために、そう進化していったらしい。魔素も多く含んでいるため、魔力酔いを起こすこともある。

アンリも、俺の魔力に酔ってしまえばいい。

もっと、感じさせたい。
理性を飛ばして。求めさせたい。

アンリの身体に快楽を教え込んで、溺れさせたい。


俺は、アンリの他には何も要らない。
金も、地位も名誉もアンリの前では霞んで見える。

俺が欲しいのは、あんただけだ。

無理な願いだとはわかっている。同じ気持ちまでは求めないから。
俺だけを見て。


少しでもいい。
俺のことを愛して欲しい。


*****


正面からも抱きたかったが。
行為に慣れるまでは、後ろからの方がいいだろう。

先程の姿勢だとアンリの肘や膝に負担がかかりそうなので横抱きにし、片足を抱え上げた状態で再び挿入した。
香油と精液のせいか、随分と滑りが良くなっているが。締め付けは相変わらずで、気を抜くと一滴残らず搾り取られそうになる。


「あん、……はぁ、」
吐息のような、色っぽい喘ぎ声に煽られ、めちゃくちゃにしたくなるが。

アンリの快感が最優先だ。
一度だけじゃなく、もっと俺と身体を重ねたいと思って欲しい。


これがまだ、半勃ちの状態だと教えたら、どんな反応をするだろう?

奥まで挿入すると、アンリの薄い腹がぽこりと膨らんで見える。
そのままゆるゆると腰を動かし、直腸越しに内臓を押し上げるように刺激する。

女としての性機能までは目覚めないが、尻を犯しながら胸を刺激してやれば、ある程度は乳房が膨らむだろう。
俺の手でアンリの身体を変えるのだと思うと、少なからず興奮するが。


結婚するためには、アンリが完全体で良かったと思ってはいるものの。
俺は決して、アンリのことを完全ににしたい訳じゃない。

ありのままのアンリを愛している。

ただ、欲しい。

この美しい魂の持ち主を、俺だけのものにしたい。


出逢った時から、それだけを願ってきた。
狂おしいほどに。


*****


「ん、……は、あっ、」
甘い声。

魔力の強い精を吸収したせいか、すっかり酔ったようになっている。
更に精を腸壁に摺り込むようにしてやる。

俺の吐き出した精を受けて、とろけそうな表情をしているのだ。
たまらない。


もっと、快楽に酔えばいい。
もっと俺を、求めてくれ。俺だけを。
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