底辺オタクがチート性能ガチ盛りなフタナリ美形に転生~魔法王国の王様に俺はなる!

篠崎笙

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美しき伯爵の帰還

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「俺の全てを、あんたに捧げてやる」

自分の持っている財産も。人生も全てをやると言われた。
財産? そんなの、いらないのに。


「あ……っ、や、」
目の前がチカチカする。

ぐちゅぐちゅと掻き回されて。
頭がおかしくなるくらい、気持ち良い。


「その代わりに。あんたは俺に、その身を捧げるんだ」
狂おしいほどの熱を感じる。

「あんたの身体、全部、俺のものだ。……これからは、俺以外の男にあんたの肌を見せるな。触れさせるな。もう、二度と」


嫉妬の苛立ちをぶつけるように、腰を打ち付けられる。
世話係のアンドレにすら妬いている。そんな身勝手な独占欲すら、心地好く感じてしまうのはどういうことなのか。


「愛している、アンリ」
愛を囁かれて。

熱っぽく見詰められて、キスをされるのも。


*****


17歳の若さと性欲を舐めていたわけではないが。

その後、めちゃくちゃセックスした。
っていうか、明け方近くまでヤられまくった。賢者タイムも無いんかワレ!


ロロはまだまだヤり足りない様子だったが。トロー領の城に連れ去られた翌日には、自分の城に戻ることにした。
俺もゆっくり眠りたかったけど。やらなくちゃいけない仕事があるし。

貴族の城には結界が張ってあるので、移動魔法では他人の城へ侵入できない。
アンドレがすぐに追いかけて来られなかったのはそのせいだ。

城に戻ったら、城門の前で。アンドレが目の下にクマを作って、やつれた様子で俺の帰りを待っていて。罪悪感を覚えてしまった。俺が悪いんじゃないけど。

剣はともかく、魔法の腕は俺の方がロロよりも数段上だ。いざとなれば張っ倒して帰ってこれるとはわかっていても、ずいぶんやきもきしていたようだ。
心配させてしまって、申し訳ない。

その上、おいしくいただかれてしまいました……。
もちろん、性的な意味で。


というわけで。
帰りは俺が移動魔法を使って城へ戻った。ロロが行きに使った馬車と御者、従者まで放ったまま来ちゃったからな。

ロロはそのまま馬車で自分の城に帰るかと思ったら。
他の男……主にアンドレにはもう、俺の身の回りの世話を任せたくないようで。

「俺のアンリの肌を他の男に見せたくない」
とか言って。
俺が王になって王城に移り住むまで、ずっとうちに泊まり込むことを決めたそうだ。

まだ俺が王になるとは確定してないんだが。
まあロロがバックについた時点でほぼ当確なんだけども。


建前では、”国王候補を支援するための会議”という理由で留まっていることにして。
ロロの伯爵としての仕事は、従者であるページ・ダントンが城を往復して、何とかこなしているそうだ。お気の毒に。


*****


昼間は真面目に作戦会議やら勉強やら、仕事をこなしているが。
夜になるとベッドに強制連行されて、好き勝手ヤられてしまう日々。

嫌なら拒めばいいんだが。嫌じゃないというか。めちゃくちゃ気持ち良いから困ってる。
おのれ、テクニシャンめ!


前世では、30代後半を過ぎた辺りで精液の量も減ったし、勃起しにくくなって自慰の回数も減っていたが。
現在の身体は若いからか、初めて知った快楽には抗えなかった。


難があるとすればひとつ。
スタミナの量が違うせいか、毎回、気絶するまで抱かれてしまうことくらいか。

もしも回復魔法が無かったら、朝、ベッドから起きられなかっただろう。

初めての時は、あれでもかなり手加減をしてくれていたのだ。
なんて恐ろしい……!

イラマにフェラに兜合わせなど。
男の身体で味わえる、ありとあらゆる快楽を教え込まれてしまった。


知識として知っていても、体感するのは全然別だった。

女性器以外の全身、ロロの手と舌が触れてない場所がないくらい、執拗に舐め回され、弄り回されて。
これまで自分で弄っても快感の薄かったちんこも、やつの手に掛かれば壊れた蛇口のようにびしょびしょにされてしまう。
薄皮一枚剥がれたような、敏感な身体にされてしまった。
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