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大人にされてた。
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お土産の箱には、愛理さん宛ての箱も入ってたので。
晃司義兄さんが愛理さんを呼んだんだそうだ。
イタリア語で書かれたメッセージカードを読ませる目的もあったに違いない。
んもー。
「何故かわたしまで、ミステリオーソのジュエリーをいただいてしまったけど。いいのかしら。高価なものなのに」
遠慮する愛理さんに。
プライバシーを暴かれた慰謝料代わりだと思って受け取って欲しい、とはさすがに言えないので。
「条件をクリアしてイタリア旅行が出来て崇と再会できたのも、少しでもイタリア語で話せるようになったのも、みんな愛理さんのお陰だし。感謝の気持ちだと思うから、受け取っていいんじゃないかな?」
と言っておいた。
*****
「そんな。奏ちゃんの努力があってこそなのに。でも、お気持ちはありがたくいただきます。……お礼の文章、一緒に考えましょう?」
愛理さんは優しいなあ。
「うん! ……あ、晃司義兄さんは、何か伝言ある?」
振り返ったら。
「Hasta la vista,babyかな……」
晃司義兄さんは、苦虫を噛み潰したみたいな顔して言った。
「なにそれ? 何かの決め台詞?」
「baby以外はスペイン語だけど。会ったことが無いのに”また会おう、坊や”はおかしいと思うのだけど……」
愛理さんが突っ込んでる。
へえ、スペイン語だったんだ。
スペイン語もわかるなんて、愛理さんはすごいや。
「意訳して、”地獄で会おうぜ!”って意味だよー!」
昔の映画の有名なセリフだったみたいだけど。
知らないし。
「何でそんなひどいこと言うの!? っていうか、晃司義兄さんは何貰ったの?」
そんなおかしなお土産だったのかな?
「前から欲しくて、個人的に探してた、針状インクルージョンのコランダムを、ルースで。……どこでその情報得たんだよ。ありがたいよりこわいっての!」
世界的なマ……大企業の情報網を甘く見ちゃいけないよ。
うん。
「欲しかったもの貰ったなら良かったじゃん。お礼くらい言いなよ。崇より8つも年上なのに、大人げないなもー」
「だって可愛い奏ちゃんをかっさらった男なんか許せないじゃん!?」
逆ギレされた。
「僕は晃司義兄さんの弟になるより前から、崇のものだもん!」
あ。
晃司義兄さんがにやにやしてる。愛理さんまで!?
からかうなんて、ひどいよもう!
*****
素敵なプレゼントをありがとう、が”Ti ringrazio per il bel regalo”。
愛理さんの提案した、「私は今、愛の鎖に繋がれて、貴方を間近に感じています」は悪いけど、却下させてもらった。
そんな恥ずかしい文章書けないし!! 無理!
一応メモはしておいたけど。
……書かないよ?
「……奏ちゃん、卒業したら、本当にあっち行っちゃうんだ。寂しくなるなあ」
愛理さんが呟いた。
「せっかく奏ちゃんがうちの後輩になるの、楽しみにしてたのにー」
机に肘をついて、顔を覗き込まれた。
目一杯先輩面して、教え子なのって自慢しながら構内を案内してあげたかったのに、って。
ふくれっ面してる。
僕も、ついこの間までは。愛理さんの後輩になるのを楽しみにしてた。
頑張って勉強して、せっかく推薦取れたんだから。
希望した大学へ行きたい気持ちもあるけど。
それ以上に、強く思うのは。
「ごめん、大学を卒業するまでなんて、僕も待てなくなっちゃったんだ」
最初は、崇が僕を日本に帰したくなくて、提案したことだったけど。
一日も早く、崇の元へ戻って。
少しでも側にいながら、学びたい。
今は、僕自身がそう考えてる。
「何その幸せそうな笑顔。もー、これからはビシバシとスパルタ教育で行くわよ、シンデレラ」
背中をぽんと叩かれる。
愛理さんとこうして、僕の部屋に二人っきりになって。
シャンプーのいい香りがしてきても。
体温を感じるまで近付いても。
やっぱりドキドキはしなくて。
でも、崇のことを考えると、それだけでドキドキしてくるんだ。
愛理さんへの気持ちは、恋とは違った。
少し、残念に思う。恋に恋をしていた状態だったのかも。
憧れを、勘違いするくらい。
*****
「愛理さんにはいじわるお姉さん役は向いてないと思うよー」
「ええ、惚気られても怒らない、優しいお姉様ですものね?」
容赦なく厳しく採点されてるけど。
本当に、お姉さんだったらいいなって思う。
「うん。大好きだよ。愛理姉さん」
「……やだもうこの子、可愛すぎ! ほんとにお姉ちゃんって呼んでもいいのよ?」
ぎゅっと抱きつかれた。
……女の人は、やわらかいんだなあ。
何で女装、崇以外にはバレなかったんだろ。
筋肉は無いけど。比べたら一目瞭然な感じだけどなあ。
イタリア人には、華奢に見えるのかな?
「百合百合してるそこのお二人さん? 優しい晃司オニイサマが可愛い妹達に紅茶を持って来てあげたわよん」
晃司義兄さんがトレイを手に、扉に寄りかかって、こっちを見ていた。
「お兄様なのかオネエなのか、キャラ設定をちゃんと固めておいてくれないと、対応に困るんだけど……」
呆れたように言って。
愛理さんが紅茶のトレイを受け取りに立った。
「ユリユリ?」
どういう意味だろう。
動詞なのか、形容詞なのか……。
「奏ちゃんは知らなくていいの。そのまま、汚れた大人にはならないでね?」
愛理さんは、笑顔で晃司義兄さんの足を踏みつけていた。
「痛い痛いけっこうマジで痛い許して愛理ちゃんほんと小指はやめて」
仲良いなあ。
*****
汚れた大人……?
何かえっちな意味がある、隠語だったのかな。
でも、そういう意味では、僕はもう汚れちゃってる感じかも?
スラングもいくつか覚えちゃったし。
男娼として売られて、最後まで抱かれた訳だし。
娼館にも行って、娼婦の格好もしたもんな。
んー、でも崇に抱かれたのが汚された、っていうのは違う感じがする。
何も知らない子供だった僕が、大人になった、でいいのかなあ。
いや、大人にされちゃった……?
うわあ。
恥ずかしい……!
崇としたイロイロを思い出して、真っ赤になってしまっていたら。
「え、何その反応。まさか……!」
「まさかあのイタリア野郎に、変なことされたんじゃないだろうな!?」
二人が血相を変えて駆け寄ってきた。
紅茶の乗ったトレイはちゃんとテーブルに置かれてたけど。
「どこまで? どこまでされちゃったの奏ちゃん!?」
「イタリアでも、17歳は児童虐待だろ!?」
両側から揺さぶられる。
うう。
酔っちゃうよう。
晃司義兄さんが愛理さんを呼んだんだそうだ。
イタリア語で書かれたメッセージカードを読ませる目的もあったに違いない。
んもー。
「何故かわたしまで、ミステリオーソのジュエリーをいただいてしまったけど。いいのかしら。高価なものなのに」
遠慮する愛理さんに。
プライバシーを暴かれた慰謝料代わりだと思って受け取って欲しい、とはさすがに言えないので。
「条件をクリアしてイタリア旅行が出来て崇と再会できたのも、少しでもイタリア語で話せるようになったのも、みんな愛理さんのお陰だし。感謝の気持ちだと思うから、受け取っていいんじゃないかな?」
と言っておいた。
*****
「そんな。奏ちゃんの努力があってこそなのに。でも、お気持ちはありがたくいただきます。……お礼の文章、一緒に考えましょう?」
愛理さんは優しいなあ。
「うん! ……あ、晃司義兄さんは、何か伝言ある?」
振り返ったら。
「Hasta la vista,babyかな……」
晃司義兄さんは、苦虫を噛み潰したみたいな顔して言った。
「なにそれ? 何かの決め台詞?」
「baby以外はスペイン語だけど。会ったことが無いのに”また会おう、坊や”はおかしいと思うのだけど……」
愛理さんが突っ込んでる。
へえ、スペイン語だったんだ。
スペイン語もわかるなんて、愛理さんはすごいや。
「意訳して、”地獄で会おうぜ!”って意味だよー!」
昔の映画の有名なセリフだったみたいだけど。
知らないし。
「何でそんなひどいこと言うの!? っていうか、晃司義兄さんは何貰ったの?」
そんなおかしなお土産だったのかな?
「前から欲しくて、個人的に探してた、針状インクルージョンのコランダムを、ルースで。……どこでその情報得たんだよ。ありがたいよりこわいっての!」
世界的なマ……大企業の情報網を甘く見ちゃいけないよ。
うん。
「欲しかったもの貰ったなら良かったじゃん。お礼くらい言いなよ。崇より8つも年上なのに、大人げないなもー」
「だって可愛い奏ちゃんをかっさらった男なんか許せないじゃん!?」
逆ギレされた。
「僕は晃司義兄さんの弟になるより前から、崇のものだもん!」
あ。
晃司義兄さんがにやにやしてる。愛理さんまで!?
からかうなんて、ひどいよもう!
*****
素敵なプレゼントをありがとう、が”Ti ringrazio per il bel regalo”。
愛理さんの提案した、「私は今、愛の鎖に繋がれて、貴方を間近に感じています」は悪いけど、却下させてもらった。
そんな恥ずかしい文章書けないし!! 無理!
一応メモはしておいたけど。
……書かないよ?
「……奏ちゃん、卒業したら、本当にあっち行っちゃうんだ。寂しくなるなあ」
愛理さんが呟いた。
「せっかく奏ちゃんがうちの後輩になるの、楽しみにしてたのにー」
机に肘をついて、顔を覗き込まれた。
目一杯先輩面して、教え子なのって自慢しながら構内を案内してあげたかったのに、って。
ふくれっ面してる。
僕も、ついこの間までは。愛理さんの後輩になるのを楽しみにしてた。
頑張って勉強して、せっかく推薦取れたんだから。
希望した大学へ行きたい気持ちもあるけど。
それ以上に、強く思うのは。
「ごめん、大学を卒業するまでなんて、僕も待てなくなっちゃったんだ」
最初は、崇が僕を日本に帰したくなくて、提案したことだったけど。
一日も早く、崇の元へ戻って。
少しでも側にいながら、学びたい。
今は、僕自身がそう考えてる。
「何その幸せそうな笑顔。もー、これからはビシバシとスパルタ教育で行くわよ、シンデレラ」
背中をぽんと叩かれる。
愛理さんとこうして、僕の部屋に二人っきりになって。
シャンプーのいい香りがしてきても。
体温を感じるまで近付いても。
やっぱりドキドキはしなくて。
でも、崇のことを考えると、それだけでドキドキしてくるんだ。
愛理さんへの気持ちは、恋とは違った。
少し、残念に思う。恋に恋をしていた状態だったのかも。
憧れを、勘違いするくらい。
*****
「愛理さんにはいじわるお姉さん役は向いてないと思うよー」
「ええ、惚気られても怒らない、優しいお姉様ですものね?」
容赦なく厳しく採点されてるけど。
本当に、お姉さんだったらいいなって思う。
「うん。大好きだよ。愛理姉さん」
「……やだもうこの子、可愛すぎ! ほんとにお姉ちゃんって呼んでもいいのよ?」
ぎゅっと抱きつかれた。
……女の人は、やわらかいんだなあ。
何で女装、崇以外にはバレなかったんだろ。
筋肉は無いけど。比べたら一目瞭然な感じだけどなあ。
イタリア人には、華奢に見えるのかな?
「百合百合してるそこのお二人さん? 優しい晃司オニイサマが可愛い妹達に紅茶を持って来てあげたわよん」
晃司義兄さんがトレイを手に、扉に寄りかかって、こっちを見ていた。
「お兄様なのかオネエなのか、キャラ設定をちゃんと固めておいてくれないと、対応に困るんだけど……」
呆れたように言って。
愛理さんが紅茶のトレイを受け取りに立った。
「ユリユリ?」
どういう意味だろう。
動詞なのか、形容詞なのか……。
「奏ちゃんは知らなくていいの。そのまま、汚れた大人にはならないでね?」
愛理さんは、笑顔で晃司義兄さんの足を踏みつけていた。
「痛い痛いけっこうマジで痛い許して愛理ちゃんほんと小指はやめて」
仲良いなあ。
*****
汚れた大人……?
何かえっちな意味がある、隠語だったのかな。
でも、そういう意味では、僕はもう汚れちゃってる感じかも?
スラングもいくつか覚えちゃったし。
男娼として売られて、最後まで抱かれた訳だし。
娼館にも行って、娼婦の格好もしたもんな。
んー、でも崇に抱かれたのが汚された、っていうのは違う感じがする。
何も知らない子供だった僕が、大人になった、でいいのかなあ。
いや、大人にされちゃった……?
うわあ。
恥ずかしい……!
崇としたイロイロを思い出して、真っ赤になってしまっていたら。
「え、何その反応。まさか……!」
「まさかあのイタリア野郎に、変なことされたんじゃないだろうな!?」
二人が血相を変えて駆け寄ってきた。
紅茶の乗ったトレイはちゃんとテーブルに置かれてたけど。
「どこまで? どこまでされちゃったの奏ちゃん!?」
「イタリアでも、17歳は児童虐待だろ!?」
両側から揺さぶられる。
うう。
酔っちゃうよう。
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