長身美形なイタリアマフィアになってた、美少女みたいに小さくて可愛かった幼馴染から売り専と間違われて監禁Ｈされた上に求婚されてしまいました。

たわむれる

試しに、猫みたいに崇の口元をぺろって舐めてみた。


大丈夫だったので、次は崇の口に、キスをしてみる。
……これも大丈夫。

驚いたような顔をして。ぽかんと開いている口から、舌を入れてみる。
これも、大丈夫だ。

「ん、」
ちゅっ、と舌を吸われて。

恐る恐る、様子を見るように、舌を絡ませてくる。
……何でこれ、嫌じゃないんだろ。他人の唾液なのに。


膝で崇の股間を探ってみると、ガチガチに勃起してるのがわかった。
キスしただけで興奮して。こんな大きくなっちゃうんだ？

満員電車とかで、平常時のが偶然当たっただけでも、うええ最悪、ってなるのに。

これは、偶然当たったわけでもないし。
自分に対して欲情して、勃ってる。

これで何度も犯されたんだから。それも承知の上だ。

なのに。
何で、相手が崇だと、気持ち悪く感じないんだろう？

むしろ、触られると気持ち良くなっちゃうのは。


＊*＊*＊


崇の胸板を押して、キスをやめさせて。
崇の腕から抜け出した。


崇はかなり困惑しているようだ。

まあ、崇にしてみれば、意味不明な行動だよね。
説明してあげないけど。

鎖をつけて閉じ込めた仕返しだ。


『え、……奏太？』

戸惑ったような声。
でも、僕のすることを止めさせようとはしないで、様子を見守ってる。

ベルトを外して。
崇のスラックスの前を寛げて、下着を降ろしてみると。

大きいのが、勢いよく、ぶるんと飛び出した。

……うわあ。
完全に剥けてるし。

赤黒くて、血管バキバキだ。湯気が出そうに熱い。

明るい場所で、まじまじと他人の性器を見るのは、初めてかも。
普通、こんな状態になってるのを見る機会ないもんな。


こんな大きなのが、何度も。僕の中に入ったんだよな。

人体って、意外と丈夫だ。
よく裂けなかったよ。こんな太くて長くて大きいのに。

まだ、信じられない気分だ。


『奏太、何を、……く、』

触ってもいないのに。先端、もうぬるぬるしてきてる。
……先走りに触れても、気持ち悪くないもんなんだ。

握って。擦ってみる。
熱くて大きい。張り詰めた、肉の感触。


手の中で脈打ってる、命の象徴。
見た目はこんなにグロテスクなのに。やっぱり気持ち悪いとは思えなかった。


＊*＊*＊


「……奏太……、」
肩を掴まれて。

逞しい胸に引き寄せられる。
耳元に、崇の熱い息がかかった。

中に入りたい、って。
切羽詰ったような声で言われるけど。


「だめ。崇が達イくとこが見たい」
「！？」

うわ。

精液が、勢いよく飛んで。
顔に掛かっちゃった。

……早くない？　そんな、我慢してたの？


『ああ、……すまない、』
崇はスーツのポケットからハンカチを出して、僕の顔や胸に飛んだ精液を拭った。

……口に入っちゃった。……まずい……。
何といえばいいのか。この、形容しがたい味。

できればもうあんまり味わいたくないけど。
気持ち悪くは、無いかな。

いっぱい出たな、って思ったくらいで。


崇は、僕にカレッツァする時、普通に口でしてたっけ。
今まで、誰かにそういう、奉仕？　ってしたことなかったっていうけど。

崇は躊躇いなく飲んでたような……。
愛かなあ。

なんてね。


＊*＊*＊


……あんなにいっぱい出たのに、まだ大きいな。
通常運転でこれ？

全裸で走ったりしたら内腿にベチベチ当たって痛そうだ。マフィアのボスが全裸で走るようなことはないだろうけど。

睾丸も、充填完了って感じでずっしりと重いな。
ここに精液が溜まってるわけじゃないけど。何となく、大きいといっぱい出そうだよね。

自分のとは違って、面白い手触りだなあ。
睾丸の裏側を撫でると、玉がぐりぐり動いてる感触がして、面白い。

崇のが、また大きくなってきた。
えっ、回復早くない？


『……奏太、お願いだから……』
辛そうな声で、入れさせて、って言うけど。

「今日はお尻痛いからやだ。……誰かが無茶したせいだけど」
ちらりと見上げてやる。

崇はうっ、と呻いた。
そうしたのは誰だか、心当たりあるよね？


『ああ、こんなに腫れるほど、してしまったのか……、悪かった』
赤くなっている僕の胸に触れた。

ええ……、無茶した自覚無かったの？　痛かったのに。

『では、薬を塗ろうか』
と、抱き上げられて、ベッドへ運ばれた。


……勃ったままなのに。大丈夫なの？


＊*＊*＊


ベッドの引き出しに、傷薬が入っていたみたいだ。

そっと、撫でるみたいに優しく軟膏を塗られる。
くすぐったい。っていうか。

乳首、勃っちゃってるよ。変な風に触るから！


「ん、……や、」
下着の紐を解かれて。

お尻を覗き込まれちゃってる。
こんな明かりが煌々とした部屋で、そんな場所をまじまじと見られるのって、恥ずかしい。

さっき自分もやったけど。

っていうか、まだ昼間なのに。何でこんなやらしい空気になってるんだよ！？
と自分を完全に棚に上げてみたり。


『確かに、少し腫れてふっくらしてるようだな。analgesicoアナルジェジコの方がいいか。できればsuppostaスッポスタがいいんだが。今、ここには無いな……』

そこで話すのやめてくれないかな！
息が掛かるんだけど！

アナルジェジコって何！？　スッポスタ？　どうやら薬の名前みたいだけど……。


コトン、と音がした。
何だろう。

早いな、と呟いて。
崇は壁際に行って、取っ手を引いた。

郵便受けみたいな仕組みのものらしい。


薬の箱を手に、戻ってきた。
さっき言ってた薬？

今、ロレンツォが持って来て、入れてくれたのかな……。
こんな雑用させて、可哀想に……。

……もしかしてあれ、あそこから食事とか渡す用の仕掛けなのかな？
監禁部屋みたいだし。


って。
崇が箱から出したそれって。

形状からして。確か、お尻に入れるカプセルでは？
塗り薬じゃないの！？


アナルジェジコが鎮痛剤で、スッポスタが座薬？　消炎鎮痛剤なら、飲み薬でいいじゃん！


＊*＊*＊


『薬を入れるのに、濡らさないとね？』
崇は優しく微笑みながらそう言って。僕をうつ伏せにさせた。

「ひゃっ、」

いや、何でそこ、舐めるんだよ！？
そこ、腫れてるなら、冷やさなきゃ駄目なんじゃないの？　舌、やたら熱く感じるんだけど。


「や、……ん、は、」

舌を差し込まれて。
中、入って来てる。チュクチュクと、水音がして。

胸の先が、ジンジンしてきた。
充血してるみたいだ。

ああ、こ・っ・ち・も充血してきちゃった……！


だって。
若いし、気持ち良いんだもん。

ここで感じるってこと、知らなかったのに。
気持ち良いことだって、いっぱい教えられちゃったし。

身体が反応しちゃうのは、仕方ないと思う。


「やあ、」
舌を抜かれて。

『ほら、力を抜いてくれないと、薬を入れられないだろう？』
囁きは、すこし意地悪だ。

「……いいから、早く入れてよ、」

半泣き状態で後ろを振り返ったら。
崇はうっ、と前屈みになった。


あ。
主語がないと誤解される言い回しだったかも。


「薬！　薬を早く入れて、って言ったの！」
残念そうな顔をするなってば。