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奈津:Una vita un amore(人生で一度の愛)
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とうとう、亜樹と結ばれた。
夢の中では、何度となく抱いたものだが。
ナマの亜樹は、夢なんかより、ずっと悦かった。
中は熱くて、トロトロで。やわらかいのにねっとりと吸い付くようで。締め付けも最高で。
まるで天国のようだった。
いや、まるでじゃなく、天国そのものだ。こんな快楽、生まれて初めて知った。
俺も昇天しっぱなしだ。
はじめの内は、亜樹もつらそうだったが。
慣れるまでは、我慢してもらうしかないと思っていた。
尻でのセックスは、一度ハマれば、病み付きになるというからな。
入れられたことはないが、入れた経験はあった。
入れられる方が気持ちよさそうだったが、入れる方は対してイイもんでもないな、と思ったが。
それは、相性が最高な相手と出逢えなかったからだった。
こんな最高に悦いセックスを知ったら、もう二度と手放せない。
亜樹以外、抱けない。
一回目はつらそうだった亜樹だが。
二回目、バックでヤったら、途端に反応が変わった。
声も反応も。全く違った。
亜樹は、明らかに俺に抱かれて感じていた。
前立腺のあたりを俺のカリで擦られるのがたまらなく感じるようだ。
アンアン可愛く鳴きながら、自分でも俺のがそこに当たるように腰を振るのが可愛くて愛しくて、たまらなかった。
もう、亜樹は俺のものだ。
俺のものにした。
◆◇◆
後ろからだと感じている亜樹の顔が見えないのが残念だったが。
薄闇に浮かぶ、白い背中が。尻が。
淫らにくねるのを、愉しんだ。
はじめの内は、バックからの方が楽だというし、最初からこっちで抱いてやればよかったんだろうが。
薄闇の中だろうが、ハジメテは亜樹の顔を見ながら挿れたかったんだ。
何度もナカ出ししてしまった。
亜樹のナカがあまりに悦すぎて、抜きたくなかったせいだ。
顔射もしてみたかったが。お楽しみはまた今度でいいだろう。
こういうのは一度に詰め込み過ぎるもんじゃない。
初心者には騎乗位にはまだ早いか。
慣れるまでは我慢だ。
フェラも教えよう。
処女とかめんどくせえ、と思っていたが。
亜樹だけは特別だ。
何も知らないまっさらなカラダに、イチから快楽を教え込んでやるのが、こんなに燃えるとは。
俺だけの、carinobambino。
俺に抱かれないと眠れない、淫らなカラダになればいい。
自分から俺を咥え込んで、腰を揺すって。
もっととおねだりをするようになればサイコーだろうな。
亜樹の性格じゃ、無理だろうが。
”亜樹”を知ってしまったから。
俺はもう、他の誰にも勃たない。
それでもかまわない。
俺には亜樹だけだ。亜樹も、俺だけだ。
誰にも渡すもんか。
◆◇◆
亜樹は気を失うように眠ってしまった。
職業柄だろうか。体力がないようだ。
セックスは体力が要るから、これもいい運動になるだろう。
すやすや眠る顔は、本当に変わっていない。
少年のままのようだ。
俺は飛行機の中で手入れしたヒゲがすでにうっすら生えてきてしまったが、亜樹の顔はつるんとしている。体毛も薄いようだし。
妖精か。妖精なのか? それに近い生き物に違いない。何しろ亜樹だからな。
こんな可愛い亜樹、誰にも見せたくない。
足枷でも嵌めて、閉じ込めてしまいたいくらいだ。
まあ今までも相当な引き篭もりっぽいから、外出はしないだろうが。
もしマンガの資料写真が欲しければ、俺が撮って来るし。
これからは宅配の荷物も俺が受け取ることにしよう。
俺がナカに出した精液が零れてしまい、太股に伝っているのが見えた。
エロい光景に、ムラムラするが。
「よっと、」
下に敷いたタオルごと抱き上げ、風呂へ向かう。
中に指を入れて精液やローションを掻き出しても、亜樹は起きなかった。
相当消耗させてしまったようだ。
初心者に、フルコースでのセックス、しかも何ラウンドもするのは、無茶だとわかってる。
だが、求めてしまう。
愛しい亜樹。
何故、あんたはこんなにも俺の心を狂わせるのか。
この、少女のような可憐な顔か?
少年のままのような性器か? やわらかな色白の身体か?
亜樹は、俺ほどは俺のことを想っていないのは知っている。
プロポーズも、ガキだった俺が懇願したから、仕方なく約束をしてくれただけだろう。
20年も経てば諦めるだろうと。
だが。
もう捕まえたんだ。絶対に離しはしない。
俺に惚れられてしまったのが運の尽きだとでも思っとけ。
◆◇◆
寝ている内に、 FediNuzialiをはめてみたら、ぴったりだった。
20年経つのに、記憶通りの太さなのにも驚いたが。
ジャストだった自分の記憶にも若干引いた。
俺も自分の指に指輪を嵌めて。
亜樹を抱くようにして、眠った。
6時半に目覚めて。
朝食の仕度をした。自分がこんなに、何でもしてやりたいと思う性質だなんて知らなかった。
他のヤツだったら、自分の分は自分でやれ、と言ってるとこだ。
亜樹だけが、特別なんだ。
メシを食う亜樹は、子リスみたいでやたら可愛かった。
むらむらしたので。
食べ終わったのをみて、すぐに押し倒した。
明るいうちにするのは嫌だとか、こんなことは赦されないとか言ってじたばた抗っていたが。
バックから突いてやったら、あっさり抵抗をやめた。
俺にとって幸いなことに、快楽に弱いカラダだったようだ。
亜樹。
あんただけを、愛している。
この世の、誰よりも。
だから。
俺の全部、受け入れて欲しい。
全身全霊で、気持ちを伝えるように、抱いた。
◆◇◆
「やべえ、ローション切れそう。グアントも買い足さないとな……置いてるかな?」
グアントはまだあるんだが、ローションがもう残り少ない。痛くないようにって使い過ぎたか。
近所の薬局に在庫はあるだろうか。棚には一つしか無かったな。
「まさか、それ、そこの薬屋で買ったの?」
亜樹はおそるおそる、といった様子で聞いてきた。
「他にどこで買うんだよ?」
亜樹は近所で避妊具を買うのは、今からそういう行為をします! と周囲に知らせるようで恥ずかしいらしい。
愛の行為を恥じらってどうする。
そういえば、昨日商店街で。
なっちゃん? 大きくなったなあ! まだあきちゃんが好きなのか?
などと聞かれたので。
亜樹と結婚するためにイタリアから日本へ戻ってきたんだと答えた。
20年経っても好きだったら結婚すると約束したが、さすがに兄弟で結婚は無理なので、事実婚を狙ってると。
代替わりしたところもあったが。
基本的に、昔俺が亜樹にプロポーズしまくっていたのを知っている面々だった。
名乗るとみんな驚き、同じセリフを言い、帰国の理由を説明したら、みんな、頑張れと言ってくれた。
パン屋の主人なんか、サービスでパンを一斤くれた。
嫌な顔もしなかった。いい人たちだ。
「亜樹と結婚するんだって言ったら、皆、おめでとうって言ってくれたぜ?」
亜樹は、もう外出できない……と言って、ベッドに撃沈した。
それでよし。
外出なんかしなくても、俺が全部してやるからさ。
それこそ、赤ちゃんのように。
夢の中では、何度となく抱いたものだが。
ナマの亜樹は、夢なんかより、ずっと悦かった。
中は熱くて、トロトロで。やわらかいのにねっとりと吸い付くようで。締め付けも最高で。
まるで天国のようだった。
いや、まるでじゃなく、天国そのものだ。こんな快楽、生まれて初めて知った。
俺も昇天しっぱなしだ。
はじめの内は、亜樹もつらそうだったが。
慣れるまでは、我慢してもらうしかないと思っていた。
尻でのセックスは、一度ハマれば、病み付きになるというからな。
入れられたことはないが、入れた経験はあった。
入れられる方が気持ちよさそうだったが、入れる方は対してイイもんでもないな、と思ったが。
それは、相性が最高な相手と出逢えなかったからだった。
こんな最高に悦いセックスを知ったら、もう二度と手放せない。
亜樹以外、抱けない。
一回目はつらそうだった亜樹だが。
二回目、バックでヤったら、途端に反応が変わった。
声も反応も。全く違った。
亜樹は、明らかに俺に抱かれて感じていた。
前立腺のあたりを俺のカリで擦られるのがたまらなく感じるようだ。
アンアン可愛く鳴きながら、自分でも俺のがそこに当たるように腰を振るのが可愛くて愛しくて、たまらなかった。
もう、亜樹は俺のものだ。
俺のものにした。
◆◇◆
後ろからだと感じている亜樹の顔が見えないのが残念だったが。
薄闇に浮かぶ、白い背中が。尻が。
淫らにくねるのを、愉しんだ。
はじめの内は、バックからの方が楽だというし、最初からこっちで抱いてやればよかったんだろうが。
薄闇の中だろうが、ハジメテは亜樹の顔を見ながら挿れたかったんだ。
何度もナカ出ししてしまった。
亜樹のナカがあまりに悦すぎて、抜きたくなかったせいだ。
顔射もしてみたかったが。お楽しみはまた今度でいいだろう。
こういうのは一度に詰め込み過ぎるもんじゃない。
初心者には騎乗位にはまだ早いか。
慣れるまでは我慢だ。
フェラも教えよう。
処女とかめんどくせえ、と思っていたが。
亜樹だけは特別だ。
何も知らないまっさらなカラダに、イチから快楽を教え込んでやるのが、こんなに燃えるとは。
俺だけの、carinobambino。
俺に抱かれないと眠れない、淫らなカラダになればいい。
自分から俺を咥え込んで、腰を揺すって。
もっととおねだりをするようになればサイコーだろうな。
亜樹の性格じゃ、無理だろうが。
”亜樹”を知ってしまったから。
俺はもう、他の誰にも勃たない。
それでもかまわない。
俺には亜樹だけだ。亜樹も、俺だけだ。
誰にも渡すもんか。
◆◇◆
亜樹は気を失うように眠ってしまった。
職業柄だろうか。体力がないようだ。
セックスは体力が要るから、これもいい運動になるだろう。
すやすや眠る顔は、本当に変わっていない。
少年のままのようだ。
俺は飛行機の中で手入れしたヒゲがすでにうっすら生えてきてしまったが、亜樹の顔はつるんとしている。体毛も薄いようだし。
妖精か。妖精なのか? それに近い生き物に違いない。何しろ亜樹だからな。
こんな可愛い亜樹、誰にも見せたくない。
足枷でも嵌めて、閉じ込めてしまいたいくらいだ。
まあ今までも相当な引き篭もりっぽいから、外出はしないだろうが。
もしマンガの資料写真が欲しければ、俺が撮って来るし。
これからは宅配の荷物も俺が受け取ることにしよう。
俺がナカに出した精液が零れてしまい、太股に伝っているのが見えた。
エロい光景に、ムラムラするが。
「よっと、」
下に敷いたタオルごと抱き上げ、風呂へ向かう。
中に指を入れて精液やローションを掻き出しても、亜樹は起きなかった。
相当消耗させてしまったようだ。
初心者に、フルコースでのセックス、しかも何ラウンドもするのは、無茶だとわかってる。
だが、求めてしまう。
愛しい亜樹。
何故、あんたはこんなにも俺の心を狂わせるのか。
この、少女のような可憐な顔か?
少年のままのような性器か? やわらかな色白の身体か?
亜樹は、俺ほどは俺のことを想っていないのは知っている。
プロポーズも、ガキだった俺が懇願したから、仕方なく約束をしてくれただけだろう。
20年も経てば諦めるだろうと。
だが。
もう捕まえたんだ。絶対に離しはしない。
俺に惚れられてしまったのが運の尽きだとでも思っとけ。
◆◇◆
寝ている内に、 FediNuzialiをはめてみたら、ぴったりだった。
20年経つのに、記憶通りの太さなのにも驚いたが。
ジャストだった自分の記憶にも若干引いた。
俺も自分の指に指輪を嵌めて。
亜樹を抱くようにして、眠った。
6時半に目覚めて。
朝食の仕度をした。自分がこんなに、何でもしてやりたいと思う性質だなんて知らなかった。
他のヤツだったら、自分の分は自分でやれ、と言ってるとこだ。
亜樹だけが、特別なんだ。
メシを食う亜樹は、子リスみたいでやたら可愛かった。
むらむらしたので。
食べ終わったのをみて、すぐに押し倒した。
明るいうちにするのは嫌だとか、こんなことは赦されないとか言ってじたばた抗っていたが。
バックから突いてやったら、あっさり抵抗をやめた。
俺にとって幸いなことに、快楽に弱いカラダだったようだ。
亜樹。
あんただけを、愛している。
この世の、誰よりも。
だから。
俺の全部、受け入れて欲しい。
全身全霊で、気持ちを伝えるように、抱いた。
◆◇◆
「やべえ、ローション切れそう。グアントも買い足さないとな……置いてるかな?」
グアントはまだあるんだが、ローションがもう残り少ない。痛くないようにって使い過ぎたか。
近所の薬局に在庫はあるだろうか。棚には一つしか無かったな。
「まさか、それ、そこの薬屋で買ったの?」
亜樹はおそるおそる、といった様子で聞いてきた。
「他にどこで買うんだよ?」
亜樹は近所で避妊具を買うのは、今からそういう行為をします! と周囲に知らせるようで恥ずかしいらしい。
愛の行為を恥じらってどうする。
そういえば、昨日商店街で。
なっちゃん? 大きくなったなあ! まだあきちゃんが好きなのか?
などと聞かれたので。
亜樹と結婚するためにイタリアから日本へ戻ってきたんだと答えた。
20年経っても好きだったら結婚すると約束したが、さすがに兄弟で結婚は無理なので、事実婚を狙ってると。
代替わりしたところもあったが。
基本的に、昔俺が亜樹にプロポーズしまくっていたのを知っている面々だった。
名乗るとみんな驚き、同じセリフを言い、帰国の理由を説明したら、みんな、頑張れと言ってくれた。
パン屋の主人なんか、サービスでパンを一斤くれた。
嫌な顔もしなかった。いい人たちだ。
「亜樹と結婚するんだって言ったら、皆、おめでとうって言ってくれたぜ?」
亜樹は、もう外出できない……と言って、ベッドに撃沈した。
それでよし。
外出なんかしなくても、俺が全部してやるからさ。
それこそ、赤ちゃんのように。
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