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獅子の王の寵愛
新しい世界へ
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『狭い……何も知らない身体だ……』
熱い塊みたいなもので、そこを拡げられてる感覚。
ずぶずぶと、入って来てる。
アサドの、おおきいのが。
『さあ、中を洗ってやろう』
中に入ったまま、アサドは立ち上がって。
さぶり、と湯船に入った。
今ので、洗ったんじゃなかったの?
†††
縁に掴まった状態で。
後ろから、腰を掴まれて。
「あっ、んっ、やあっ、あっ、あっ、」
お湯の中で。
アサドのおおきいのが、出たり入ったりしてる。
変な感じがする。
ぞくぞくして。これ、気持ちいいのかな?
お腹、いっぱいにされて。息苦しいのに。
……中に、熱いのを出されてる感じがするけど。
これって、もしかして。
アサドの。
いったいこれはどういうことなのか、混乱している中。
『中、すっかり綺麗になったぞ』
満足そうな声が聞こえた。
のぼせる寸前まで、洗われてしまった。
ぐったりしているのを抱き上げられて。ベッドまで運ばれて。
薔薇の油を、お尻に塗りこまれる。
アサドのにも、たっぷりつけているのが見えた。
正面から、足を抱え上げられて。
アサドが入ってきた。
†††
あんな大きいのが、ぼくの中に入ってるなんて。
嘘みたい。
痛くないどころか、すごく気持ちいい。
アサドが、ぼくのお腹をいっぱい、満たしてる感じ。
嬉しい。
「ふぁ、あ、あ、あっ、んっ、いい、アサドぉ、」
揺さぶられるたびに、ぼくの性器が、アサドの腹筋に擦られて。
中も、硬くて大きいので擦られるのが、すごく気持ちいい。
これで、大人になったのかな?
まだまだ勉強は必要だけど。
ぼくは、アサドの役に立ててる?
『ああ、愛らしい、わたしの新。わたしのものだ。生涯、離さぬぞ』
ぎゅっと抱き締められて。
初めて見た時から、育ったら嫁にしようと思ってた、と言われた。
まだまだ子供だと思ってたのに。
色っぽく誘われて、理性を揺さぶられて困ったって。
お腹の奥に、熱いものを注がれた感じがした。
嬉しい。
王様なら、種族や性別が違う相手でも、子供が作れるんだってラース先生が言ってた。
アサドの子なら、ぜったい可愛いよね。
いつか、子供を産む覚悟が決まったら。頑張って、産むから。
「アサド、大好きだよ」
ぼくも、大好きなアサドに抱きついた。
†††
ライオンが、一日に百回もエッチする生き物だなんて聞いてない。
一日百回はさすがに無理だって言ったら。
手加減するって言いながら、何回も出された。
十三回くらいまでは記憶してる。
でも、よく考えたらどさくさに紛れてお風呂の中でも出されてた気がする。
人間形態だと、トゲが出ないだけマシだっていうけど。猫科の動物ってそんな生き物なんだ。こわい。
完成した、海水から真水を作る工場は、設計図を貸し出す形で。使った国から使用料を貰うかたちにしたんだって。
多くの国が借りていったらしい。
これで、水に困る国が少なくなればいい。
この戦いで王様を亡くしたペトラの国は、15歳になったなかりの王子が引き継ぐそうだ。
まだ、王としては未熟だけど。前の王よりも力が強いから、工場の権利狙いの賊に狙われても大丈夫だろうって言ってた。
†††
ぼくは相変わらずラース先生の授業を受けて勉強しながら、少しずつアサドの仕事の手伝いをさせてもらっている。
身長も、少しだけ伸びた。
せめて年齢相応に見られるくらいにはなりたい。
アサドとぼくの結婚式は、来年挙げるらしい。
前ペトラ王の喪が明けるのを待つそうだ。
確かに、しばらくはお祭をやる雰囲気じゃないよね。この国の兵士も、少なからず亡くなったというし。
ぼくの身体は、マクランの実というものによって、新しく生まれ変わったようなものらしい。
この世界に適応するように、細胞から作り変えられたという。小さい頃に負った傷跡もなかったのはそのせいだったのか。
体質が変わったせいで、元の世界にはもう二度と戻れないというけど。未練はない。
家族の思い出は、ぼくの心に残っているから。
赤い夢は、もう見ない。
お父さん、お母さん。
ぼくを命がけで守ってくれてありがとう。
今まで、生きていたから。
そのおかげで、こうしてアサドに出会えた。
ぼくの、大好きな人に。
ラース先生にも、ラティーフ大臣にも。
ハリムやアーキルとも会えてよかった。みんな優しくて、大好きだよ。
この新しい世界で。
ぼくは、愛するアサドと共に、生きていく。
おわり
熱い塊みたいなもので、そこを拡げられてる感覚。
ずぶずぶと、入って来てる。
アサドの、おおきいのが。
『さあ、中を洗ってやろう』
中に入ったまま、アサドは立ち上がって。
さぶり、と湯船に入った。
今ので、洗ったんじゃなかったの?
†††
縁に掴まった状態で。
後ろから、腰を掴まれて。
「あっ、んっ、やあっ、あっ、あっ、」
お湯の中で。
アサドのおおきいのが、出たり入ったりしてる。
変な感じがする。
ぞくぞくして。これ、気持ちいいのかな?
お腹、いっぱいにされて。息苦しいのに。
……中に、熱いのを出されてる感じがするけど。
これって、もしかして。
アサドの。
いったいこれはどういうことなのか、混乱している中。
『中、すっかり綺麗になったぞ』
満足そうな声が聞こえた。
のぼせる寸前まで、洗われてしまった。
ぐったりしているのを抱き上げられて。ベッドまで運ばれて。
薔薇の油を、お尻に塗りこまれる。
アサドのにも、たっぷりつけているのが見えた。
正面から、足を抱え上げられて。
アサドが入ってきた。
†††
あんな大きいのが、ぼくの中に入ってるなんて。
嘘みたい。
痛くないどころか、すごく気持ちいい。
アサドが、ぼくのお腹をいっぱい、満たしてる感じ。
嬉しい。
「ふぁ、あ、あ、あっ、んっ、いい、アサドぉ、」
揺さぶられるたびに、ぼくの性器が、アサドの腹筋に擦られて。
中も、硬くて大きいので擦られるのが、すごく気持ちいい。
これで、大人になったのかな?
まだまだ勉強は必要だけど。
ぼくは、アサドの役に立ててる?
『ああ、愛らしい、わたしの新。わたしのものだ。生涯、離さぬぞ』
ぎゅっと抱き締められて。
初めて見た時から、育ったら嫁にしようと思ってた、と言われた。
まだまだ子供だと思ってたのに。
色っぽく誘われて、理性を揺さぶられて困ったって。
お腹の奥に、熱いものを注がれた感じがした。
嬉しい。
王様なら、種族や性別が違う相手でも、子供が作れるんだってラース先生が言ってた。
アサドの子なら、ぜったい可愛いよね。
いつか、子供を産む覚悟が決まったら。頑張って、産むから。
「アサド、大好きだよ」
ぼくも、大好きなアサドに抱きついた。
†††
ライオンが、一日に百回もエッチする生き物だなんて聞いてない。
一日百回はさすがに無理だって言ったら。
手加減するって言いながら、何回も出された。
十三回くらいまでは記憶してる。
でも、よく考えたらどさくさに紛れてお風呂の中でも出されてた気がする。
人間形態だと、トゲが出ないだけマシだっていうけど。猫科の動物ってそんな生き物なんだ。こわい。
完成した、海水から真水を作る工場は、設計図を貸し出す形で。使った国から使用料を貰うかたちにしたんだって。
多くの国が借りていったらしい。
これで、水に困る国が少なくなればいい。
この戦いで王様を亡くしたペトラの国は、15歳になったなかりの王子が引き継ぐそうだ。
まだ、王としては未熟だけど。前の王よりも力が強いから、工場の権利狙いの賊に狙われても大丈夫だろうって言ってた。
†††
ぼくは相変わらずラース先生の授業を受けて勉強しながら、少しずつアサドの仕事の手伝いをさせてもらっている。
身長も、少しだけ伸びた。
せめて年齢相応に見られるくらいにはなりたい。
アサドとぼくの結婚式は、来年挙げるらしい。
前ペトラ王の喪が明けるのを待つそうだ。
確かに、しばらくはお祭をやる雰囲気じゃないよね。この国の兵士も、少なからず亡くなったというし。
ぼくの身体は、マクランの実というものによって、新しく生まれ変わったようなものらしい。
この世界に適応するように、細胞から作り変えられたという。小さい頃に負った傷跡もなかったのはそのせいだったのか。
体質が変わったせいで、元の世界にはもう二度と戻れないというけど。未練はない。
家族の思い出は、ぼくの心に残っているから。
赤い夢は、もう見ない。
お父さん、お母さん。
ぼくを命がけで守ってくれてありがとう。
今まで、生きていたから。
そのおかげで、こうしてアサドに出会えた。
ぼくの、大好きな人に。
ラース先生にも、ラティーフ大臣にも。
ハリムやアーキルとも会えてよかった。みんな優しくて、大好きだよ。
この新しい世界で。
ぼくは、愛するアサドと共に、生きていく。
おわり
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