22 / 91
イスナーン国にて
お迎えが来た!
しおりを挟む
「少し見て廻っただけだけど、これだけはわかった。……ハカム。あんたにはこの国を任せることはできない、ってな」
「何、ですと……!?」
「あんたみたいな奴になんか、王様は向いてないってことだよ」
はっきりと言ってやったら。
「く……っ、」
ハカムは顔色を変えた。
美しい顔が、見る間に醜悪なほどの憎悪に染まった。
いくら生まれつき姿かたちが美しくても、中身がこうだと魅力も半減、いや醜くなるものだと思った。
俺がずっとハカムから感じていた何とも言えない気持ち悪さは、隠していた醜い性根を肌で感じ取っていたせいかもしれない。
†††
「愛らしい姿ゆえ、丁重に扱って差し上げようとしたのに。……此方に叛意があるのならば、少々強引に御身を王宮に監禁せざるを得ませんね」
ハカムは、部下の兵に手信号で何かを命じて。
俺を取り囲むように配置させた。
「はあ? 監禁だって? ただの人間が、この俺を? どうやって?」
わざと居丈高に言ってやる。
ハカムに向かって、人差し指を突き出して。
そのまま、すっ、と指を横に動かしてみせる。
次の瞬間。
ハカムの長い髪が、顎の下あたりでスパッと切れて落ちた。
「な……っ!?」
ハカムの髪が切り落されたのと同時に。
ハカムの部下の持っていた槍や刀も、刃の部分が真っ二つになって地面に落ちた。
綺麗にカットされた刃先を、部下たちは茫然と見ている。
「ダイヤすら真っ二つにできる、水の刃だよ。切れ味は見ての通り。……どうする? 素直に投降し、跪いて俺の命令を聞くか。それとも、」
我ながら中二ソウル丸出しな台詞で恥ずかしいが。
異世界なのでセーフ。
「何を……っ、」
身じろぎしたハカムに、人差し指を向ける。
「……動くな。次は髪じゃなく、その首を狙う」
水を自在に操れるならこれも可能だろうとは思ってたけど。
成功して良かった……! 内心、ヒヤヒヤしてた。
「く……っ、」
「おお、偉大なる神の子、マラークよ、……何なりとご命令を申し付けください」
ハカムは悔しそうに。
部下たちは何故かうっとりした様子で跪いて。俺に最敬礼してみせた。
神様に対して、信心深い世界で良かった。
†††
「……私の愛しいマラークは、愛らしいだけでなく。少々凶暴な面もあったのだな?」
後ろから。
笑いをかみ殺すような。聞き慣れた声がした。
……この美声は。
間違いようもない。
「……アーディル!?」
振り向けば。
瓦礫の向こうに、純白の頭布をひるがえし。勇ましい戦衣装に身を包んだ、戦神のように雄々しく美しい男がいた。
長い曲刀を携えた、隙の無い立ち姿。
アーディルが、国の軍隊を引き連れて。
たった今、到着したところだった。
迎えに来てくれたんだ!
「アーディルだ、」
両手を広げているアーディルの胸に、飛び込んだ。
逞しい身体が、俺の全体重を難なく受け止めてくれる。
「アーディル、アーディル、アーディル!」
戦争も辞さない覚悟で迎えに来てくれたのが、あまりに嬉しくて。
ただ、名前を呼ぶことしかできない。
「ああ、ミズキ。愛しい私の妃よ。不覚にも、我が国民とイスナーンの侵入者が入れ替わっていたのに気づかず、かような狼藉を許してしまい、すまなかった」
真剣な顔で、謝罪される。
暗殺者の気配には敏感だけど。殺意を感じなかったため、侵入者に気づかなかったようだ。
まあ、みんな頭からすっぽり同じような布を被ってるからな。確かに気付きにくいだろう。
そういう風に、違和感なく見せかけるような偽装魔法も使ってたかもしれないし。
「すぐに追ったのだが。大事ないか? 恐ろしくはなかったか?」
ぎゅっと抱き締められて。
「絶対来てくれるって信じてたから、大丈夫」
俺も、自分の腕をアーディルの逞しい背に回した。
……ああ、この匂いだ。
「アーディルだ……、」
胸一杯に、アーディルの匂いを吸い込む。
数時間しか離れてなかったはずなのに。どうしてか、懐かしく思える。
この、力強い腕の感触も。
自分では冷静だと思っていたつもりだけど。
俺、かなり不安だったみたいだ。
こうしてアーディルに逢えて、その体温に。抱き締められる感覚に。
心の底からほっとしてる。
†††
「もー、早くうちに帰って、お風呂に入りたいよ……」
「ああ、共に帰ろう。我がワーヒドへ」
アーディルは無事でよかった、と嬉しそうに笑っている。
ワーヒド国に帰る前に、この国の問題を何とかしないといけないんだけど。
もうアーディルに丸投げしちゃっていいかな?
すっかり戦意を喪失した様子のハカムは、おとなしく縄を打たれて。
ワーヒド軍が占拠したイスナーンの王宮へと連行された。
さすがのハカムも、不可視の刃で首をちょんぎられる恐怖には勝てなかったようだ。
俺のことを、出来ることは水を出したり植物を生やせるくらいの、無害で善良なだけの存在だと思って見くびっていたんだろう。
まあ、天使だと思ってれば当たり前か。
自分でもあんなことが出来るなんて、びっくりだった。
オアシスを産む能力って、応用すれば色々なことに使えるんだよな。
この世界を緑と水で満たしたりとか、プラス方向だけじゃなくて。使いようによっては、国を滅ぼすことだって可能だろう。
恐ろしい力だけど。
神様はきっと、俺ならこの力を悪用しないって信じて与えてくれたんだと思う。
だって。傍に寄るのも嫌がられるような厄病神扱いは、もうごめんだ。
俺が出逢った人たちには、笑顔でいて欲しいから。
神様からもらったこの力で、出来るだけ多くの人を救いたいと思う。
「何、ですと……!?」
「あんたみたいな奴になんか、王様は向いてないってことだよ」
はっきりと言ってやったら。
「く……っ、」
ハカムは顔色を変えた。
美しい顔が、見る間に醜悪なほどの憎悪に染まった。
いくら生まれつき姿かたちが美しくても、中身がこうだと魅力も半減、いや醜くなるものだと思った。
俺がずっとハカムから感じていた何とも言えない気持ち悪さは、隠していた醜い性根を肌で感じ取っていたせいかもしれない。
†††
「愛らしい姿ゆえ、丁重に扱って差し上げようとしたのに。……此方に叛意があるのならば、少々強引に御身を王宮に監禁せざるを得ませんね」
ハカムは、部下の兵に手信号で何かを命じて。
俺を取り囲むように配置させた。
「はあ? 監禁だって? ただの人間が、この俺を? どうやって?」
わざと居丈高に言ってやる。
ハカムに向かって、人差し指を突き出して。
そのまま、すっ、と指を横に動かしてみせる。
次の瞬間。
ハカムの長い髪が、顎の下あたりでスパッと切れて落ちた。
「な……っ!?」
ハカムの髪が切り落されたのと同時に。
ハカムの部下の持っていた槍や刀も、刃の部分が真っ二つになって地面に落ちた。
綺麗にカットされた刃先を、部下たちは茫然と見ている。
「ダイヤすら真っ二つにできる、水の刃だよ。切れ味は見ての通り。……どうする? 素直に投降し、跪いて俺の命令を聞くか。それとも、」
我ながら中二ソウル丸出しな台詞で恥ずかしいが。
異世界なのでセーフ。
「何を……っ、」
身じろぎしたハカムに、人差し指を向ける。
「……動くな。次は髪じゃなく、その首を狙う」
水を自在に操れるならこれも可能だろうとは思ってたけど。
成功して良かった……! 内心、ヒヤヒヤしてた。
「く……っ、」
「おお、偉大なる神の子、マラークよ、……何なりとご命令を申し付けください」
ハカムは悔しそうに。
部下たちは何故かうっとりした様子で跪いて。俺に最敬礼してみせた。
神様に対して、信心深い世界で良かった。
†††
「……私の愛しいマラークは、愛らしいだけでなく。少々凶暴な面もあったのだな?」
後ろから。
笑いをかみ殺すような。聞き慣れた声がした。
……この美声は。
間違いようもない。
「……アーディル!?」
振り向けば。
瓦礫の向こうに、純白の頭布をひるがえし。勇ましい戦衣装に身を包んだ、戦神のように雄々しく美しい男がいた。
長い曲刀を携えた、隙の無い立ち姿。
アーディルが、国の軍隊を引き連れて。
たった今、到着したところだった。
迎えに来てくれたんだ!
「アーディルだ、」
両手を広げているアーディルの胸に、飛び込んだ。
逞しい身体が、俺の全体重を難なく受け止めてくれる。
「アーディル、アーディル、アーディル!」
戦争も辞さない覚悟で迎えに来てくれたのが、あまりに嬉しくて。
ただ、名前を呼ぶことしかできない。
「ああ、ミズキ。愛しい私の妃よ。不覚にも、我が国民とイスナーンの侵入者が入れ替わっていたのに気づかず、かような狼藉を許してしまい、すまなかった」
真剣な顔で、謝罪される。
暗殺者の気配には敏感だけど。殺意を感じなかったため、侵入者に気づかなかったようだ。
まあ、みんな頭からすっぽり同じような布を被ってるからな。確かに気付きにくいだろう。
そういう風に、違和感なく見せかけるような偽装魔法も使ってたかもしれないし。
「すぐに追ったのだが。大事ないか? 恐ろしくはなかったか?」
ぎゅっと抱き締められて。
「絶対来てくれるって信じてたから、大丈夫」
俺も、自分の腕をアーディルの逞しい背に回した。
……ああ、この匂いだ。
「アーディルだ……、」
胸一杯に、アーディルの匂いを吸い込む。
数時間しか離れてなかったはずなのに。どうしてか、懐かしく思える。
この、力強い腕の感触も。
自分では冷静だと思っていたつもりだけど。
俺、かなり不安だったみたいだ。
こうしてアーディルに逢えて、その体温に。抱き締められる感覚に。
心の底からほっとしてる。
†††
「もー、早くうちに帰って、お風呂に入りたいよ……」
「ああ、共に帰ろう。我がワーヒドへ」
アーディルは無事でよかった、と嬉しそうに笑っている。
ワーヒド国に帰る前に、この国の問題を何とかしないといけないんだけど。
もうアーディルに丸投げしちゃっていいかな?
すっかり戦意を喪失した様子のハカムは、おとなしく縄を打たれて。
ワーヒド軍が占拠したイスナーンの王宮へと連行された。
さすがのハカムも、不可視の刃で首をちょんぎられる恐怖には勝てなかったようだ。
俺のことを、出来ることは水を出したり植物を生やせるくらいの、無害で善良なだけの存在だと思って見くびっていたんだろう。
まあ、天使だと思ってれば当たり前か。
自分でもあんなことが出来るなんて、びっくりだった。
オアシスを産む能力って、応用すれば色々なことに使えるんだよな。
この世界を緑と水で満たしたりとか、プラス方向だけじゃなくて。使いようによっては、国を滅ぼすことだって可能だろう。
恐ろしい力だけど。
神様はきっと、俺ならこの力を悪用しないって信じて与えてくれたんだと思う。
だって。傍に寄るのも嫌がられるような厄病神扱いは、もうごめんだ。
俺が出逢った人たちには、笑顔でいて欲しいから。
神様からもらったこの力で、出来るだけ多くの人を救いたいと思う。
25
お気に入りに追加
1,695
あなたにおすすめの小説
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞

料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される
向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。
アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。
普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。
白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。
そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。
剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。
だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。
おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。
俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売中です!】
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる