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夏の王
別れの朝
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「子をたくさんもうければ、イチは珍しくなくなる。外にも出られるぞ?」
子を授かることを恐れずとも良い。
わたしは王である。
いくらでも受け入れよう。イチとの子なら、無条件で愛せよう。
「……愛している、イチ。たとえ子を授からなくとも、生涯、離しはしない」
黙り込んでいるので、見てみると。
イチは、耳まで赤くなっていた。
愛の告白に、照れているのか。
ああ、なんとうぶで、可愛らしいのだろう。
身体をひっくり返し。正面から、貫いた。
「ふふ、可愛いな」
頬を染め、照れながらもわたしを見ている、愛しい伴侶。
決して、離さない。
イチは、わたしの背に手を回して。
「……ウージュ。もっと、」
自ら、寵愛をねだった。
ああ、イチ。愛している。
そなたが望むなら、何度でも。共に果てよう。
◆◇◆
……朝か。
自動人形は決まった時間に窓の覆いを開けるため、朝の光が差し込んでいる。
早朝であるが、夏の国の朝の日差しは、かなり眩しいのである。
わたしは政務があるので、起きる必要があるが。
このように眩しいと、イチまで起きてしまうではないか。
設定を変えるべきであろうか、と。
傍らを見ると。
黒い髪の赤子が、すやすやと寝息を立てていた。
イチが縮んだのか、と一瞬思ったが。
おお。
子を授かったのか。
イチに似た、可愛い子だ。
髪は黒だ。
二人とも黒いので、どちらに似たのかはわからぬが。髪が伸びれば髪質もわかるだろう。イチは真っ直ぐな髪質で、わたしは癖毛だからな。
目の色はどうだ?
わたしに似たのだろうか。イチか?
早く見てみたいが。安らかな眠りをゆり起こすのは忍びない。
「イチ、」
起こして、二人の愛のあかしを見せてやろうと思ったが。
寝台に姿はない。
手洗いにでも行ったか?
敷布には、まだイチの温もりが残っているのだが。
「……イチ?」
◆◇◆
しばらくして。
イチの気配が無いことに気付いた。
どこだ。
どこへ行った?
”力”を使って探っても、城内にはいない。
城の周囲を探っても。
イチは、どこにも見当たらなかった。
そもそもこの部屋は、わたし以外、鍵が開けられない設定である。
イチが城外へなど。
それどころか。
この部屋から、出られるわけがないのだ。
ならば、どこへ。
「ヤダ~、めっちゃカワイイ! 何? 授かったの? やったじゃない!」
ハルはわたしの腕の中の赤子に、目ざとく気付いて手を伸ばした。
「ああ」
子は、授かったのだが。
「あれ? イっちゃんは?」
ハルは、赤子のふくふくの頬を撫でながら、あたりを見回した。
「消えた」
「はあ!?」
「少し、調べ物をしたい。この子を頼む」
ハルに、イチとの子を預け。
しばし、考える。
この子を引き換えに、イチは元の世界へ帰ったのだろうか?
……何かが、頭に引っ掛かっている。
何だろう。
これは。
◆◇◆
書庫へ行き、該当の書物を探し出した。
……これだ。
”愛に生きた我が人生”。
”春の国”の発明王と名高い、赤のラグナル王の記した書物である。
我が国にも、ラグナル王の遺した技術は様々なところで使われている。
その名を知らぬ者はいないであろう、有名な王である。
才に恵まれ、赤の印を持ち、青と茶の瞳を持っていた。
色違いの瞳は、幸運のあかしであるとされている。
神に愛された王と呼ばれるラグナル王が、生涯をかけて愛した。ただ一人の后妃、イチ。
そうであった。
……イチの名を聞いて、良い名だと思ったのは。
以前に、これを読んでいたからだ。
とある日の朝。
”春の国”の城の庭に、突如現れた、少年イチ。
イチは黒い髪に、黒い瞳。夏用の服を着ていた。
これまで見たことがないような、かわいらしい容姿をした少年であったという。
……ここまで、情報が一致していたとは。
イチは未来を知り、知識が豊富で。
自分の作った発明品のほとんどは后妃のアイデアによるものである、と書かれていた。
ラグナル王が最初に作ってみたのは、自動人形。
400年以上、前の話である。
そのような知識を持つものが、突如現れたというのか。
そして。
寝床に子のみを残し、突如消えてしまったという。
◆◇◆
それだけではない。
もう一冊の書物を取り出す。
”我が永遠の母、イチ”。
ラグナルの息子であり、次王シグルズの記した書物である。
こちらはその突拍子もない内容から空想物語と言われているが。
救いのある内容であるので、好まれて読まれている。
再び、読み返してみる。
「ひと目でも逢いたいと願っていた母、イチを連れて来たのは、冬の王であった。黒髪黒い瞳、黒衣の、黒の印を持つ彼を、神は選んだのであろうか……」
黒の王。
実在したのかは定かではない。噂でしか聞かぬ。
ここでイチは月の紋章を持ち、約120年後に、黒の王の案内で、若いままの姿で現れた。
ラグナル王の墓前より隠し部屋に入り、その遺言を聞いたという。
イチは、冬の王に嫁いだ。
その結果、イチは春の国にも冬の国にも、繁栄をもたらした。
神の使いであったのかもしれない、と書かれていた。
これは、偶然であろうか?
わたしのイチが、これらの書物に記されているイチと同一人物であると思うのは。
考えすぎではないのか?
しかし。
わたしの印が告げている。
イチは真実、神の使いであったと。
◆◇◆
イチが消えたことを話し。
神より使わされたものであったのだろう、と皆に伝えた。
”愛に生きた我が人生”と”、我が永遠の母、イチ”を。
皆、食い入るように見ている。
にわかには信じられぬだろうが。
わたしはもう、確信した。
赤子を授かったのと同時に、イチは消えたのだ。
その役目を果たしたので。
おそらく、減って行く人口の問題を解決するためであろう。
この子も、そのまた子供も。たくさんの子を生すだろう。
その為に、イチは呼ばれたのだ。
わたしの元へ。
わたしだけのものでは、なかったのだ。
「ねー、ウーさん。この子の名前は?」
そういえば、まだであった。
わたしも相当、動転していたのだ。
「髪と瞳が黒いのでアスワド……は少々縁起が悪いな。そうだ。アブヤドと名付けよう」
白く、ぷにぷにした肌。
イチとそっくりだ。
「アブヤド! 良い名前だね。ヤドっち!」
「ヤドっちはよせ……」
ハルは鼻歌で子守唄を歌っている。
「ラク……、アズラク。アブヤドの教育係にはおまえを任命する」
アズラクは膝をつき、宣誓した。
「はっ、王の御子アブヤド様はこのアズラクが、命に代えましてもお守りいたします」
◆◇◆
これより、この国は栄えるのだろう。
しかし。
わたしは国の繁栄よりも。
イチ。
そなたに傍にいて欲しかった。
今は。
そなたの残した愛のあかしを、愛情をこめて育てることを、第一に考えよう。
目の前から消えていなくなっても。わたしは生涯、イチ以外を愛すことはないだろう。
後添えなどもらわぬ。
わたしの后は、イチ、ただ一人だ。
神よ。
せめてそのくらいの我儘は、赦して欲しい。
子を授かることを恐れずとも良い。
わたしは王である。
いくらでも受け入れよう。イチとの子なら、無条件で愛せよう。
「……愛している、イチ。たとえ子を授からなくとも、生涯、離しはしない」
黙り込んでいるので、見てみると。
イチは、耳まで赤くなっていた。
愛の告白に、照れているのか。
ああ、なんとうぶで、可愛らしいのだろう。
身体をひっくり返し。正面から、貫いた。
「ふふ、可愛いな」
頬を染め、照れながらもわたしを見ている、愛しい伴侶。
決して、離さない。
イチは、わたしの背に手を回して。
「……ウージュ。もっと、」
自ら、寵愛をねだった。
ああ、イチ。愛している。
そなたが望むなら、何度でも。共に果てよう。
◆◇◆
……朝か。
自動人形は決まった時間に窓の覆いを開けるため、朝の光が差し込んでいる。
早朝であるが、夏の国の朝の日差しは、かなり眩しいのである。
わたしは政務があるので、起きる必要があるが。
このように眩しいと、イチまで起きてしまうではないか。
設定を変えるべきであろうか、と。
傍らを見ると。
黒い髪の赤子が、すやすやと寝息を立てていた。
イチが縮んだのか、と一瞬思ったが。
おお。
子を授かったのか。
イチに似た、可愛い子だ。
髪は黒だ。
二人とも黒いので、どちらに似たのかはわからぬが。髪が伸びれば髪質もわかるだろう。イチは真っ直ぐな髪質で、わたしは癖毛だからな。
目の色はどうだ?
わたしに似たのだろうか。イチか?
早く見てみたいが。安らかな眠りをゆり起こすのは忍びない。
「イチ、」
起こして、二人の愛のあかしを見せてやろうと思ったが。
寝台に姿はない。
手洗いにでも行ったか?
敷布には、まだイチの温もりが残っているのだが。
「……イチ?」
◆◇◆
しばらくして。
イチの気配が無いことに気付いた。
どこだ。
どこへ行った?
”力”を使って探っても、城内にはいない。
城の周囲を探っても。
イチは、どこにも見当たらなかった。
そもそもこの部屋は、わたし以外、鍵が開けられない設定である。
イチが城外へなど。
それどころか。
この部屋から、出られるわけがないのだ。
ならば、どこへ。
「ヤダ~、めっちゃカワイイ! 何? 授かったの? やったじゃない!」
ハルはわたしの腕の中の赤子に、目ざとく気付いて手を伸ばした。
「ああ」
子は、授かったのだが。
「あれ? イっちゃんは?」
ハルは、赤子のふくふくの頬を撫でながら、あたりを見回した。
「消えた」
「はあ!?」
「少し、調べ物をしたい。この子を頼む」
ハルに、イチとの子を預け。
しばし、考える。
この子を引き換えに、イチは元の世界へ帰ったのだろうか?
……何かが、頭に引っ掛かっている。
何だろう。
これは。
◆◇◆
書庫へ行き、該当の書物を探し出した。
……これだ。
”愛に生きた我が人生”。
”春の国”の発明王と名高い、赤のラグナル王の記した書物である。
我が国にも、ラグナル王の遺した技術は様々なところで使われている。
その名を知らぬ者はいないであろう、有名な王である。
才に恵まれ、赤の印を持ち、青と茶の瞳を持っていた。
色違いの瞳は、幸運のあかしであるとされている。
神に愛された王と呼ばれるラグナル王が、生涯をかけて愛した。ただ一人の后妃、イチ。
そうであった。
……イチの名を聞いて、良い名だと思ったのは。
以前に、これを読んでいたからだ。
とある日の朝。
”春の国”の城の庭に、突如現れた、少年イチ。
イチは黒い髪に、黒い瞳。夏用の服を着ていた。
これまで見たことがないような、かわいらしい容姿をした少年であったという。
……ここまで、情報が一致していたとは。
イチは未来を知り、知識が豊富で。
自分の作った発明品のほとんどは后妃のアイデアによるものである、と書かれていた。
ラグナル王が最初に作ってみたのは、自動人形。
400年以上、前の話である。
そのような知識を持つものが、突如現れたというのか。
そして。
寝床に子のみを残し、突如消えてしまったという。
◆◇◆
それだけではない。
もう一冊の書物を取り出す。
”我が永遠の母、イチ”。
ラグナルの息子であり、次王シグルズの記した書物である。
こちらはその突拍子もない内容から空想物語と言われているが。
救いのある内容であるので、好まれて読まれている。
再び、読み返してみる。
「ひと目でも逢いたいと願っていた母、イチを連れて来たのは、冬の王であった。黒髪黒い瞳、黒衣の、黒の印を持つ彼を、神は選んだのであろうか……」
黒の王。
実在したのかは定かではない。噂でしか聞かぬ。
ここでイチは月の紋章を持ち、約120年後に、黒の王の案内で、若いままの姿で現れた。
ラグナル王の墓前より隠し部屋に入り、その遺言を聞いたという。
イチは、冬の王に嫁いだ。
その結果、イチは春の国にも冬の国にも、繁栄をもたらした。
神の使いであったのかもしれない、と書かれていた。
これは、偶然であろうか?
わたしのイチが、これらの書物に記されているイチと同一人物であると思うのは。
考えすぎではないのか?
しかし。
わたしの印が告げている。
イチは真実、神の使いであったと。
◆◇◆
イチが消えたことを話し。
神より使わされたものであったのだろう、と皆に伝えた。
”愛に生きた我が人生”と”、我が永遠の母、イチ”を。
皆、食い入るように見ている。
にわかには信じられぬだろうが。
わたしはもう、確信した。
赤子を授かったのと同時に、イチは消えたのだ。
その役目を果たしたので。
おそらく、減って行く人口の問題を解決するためであろう。
この子も、そのまた子供も。たくさんの子を生すだろう。
その為に、イチは呼ばれたのだ。
わたしの元へ。
わたしだけのものでは、なかったのだ。
「ねー、ウーさん。この子の名前は?」
そういえば、まだであった。
わたしも相当、動転していたのだ。
「髪と瞳が黒いのでアスワド……は少々縁起が悪いな。そうだ。アブヤドと名付けよう」
白く、ぷにぷにした肌。
イチとそっくりだ。
「アブヤド! 良い名前だね。ヤドっち!」
「ヤドっちはよせ……」
ハルは鼻歌で子守唄を歌っている。
「ラク……、アズラク。アブヤドの教育係にはおまえを任命する」
アズラクは膝をつき、宣誓した。
「はっ、王の御子アブヤド様はこのアズラクが、命に代えましてもお守りいたします」
◆◇◆
これより、この国は栄えるのだろう。
しかし。
わたしは国の繁栄よりも。
イチ。
そなたに傍にいて欲しかった。
今は。
そなたの残した愛のあかしを、愛情をこめて育てることを、第一に考えよう。
目の前から消えていなくなっても。わたしは生涯、イチ以外を愛すことはないだろう。
後添えなどもらわぬ。
わたしの后は、イチ、ただ一人だ。
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