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おまけ/国王陛下の戯れ

麗しき少年王、ご奉仕する

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アルベルトを再びソファーに座らせて。

足を開かせた間に入って、性器を取り出す。
ズボンの前を開けた途端。

アルベルトの大きいイチモツが。ぶるん、と勢いよく飛び出してきた。


アルベルトのチンコはすでにギンギンに勃っていた。
口ではあれだけ遠慮しといて、男の身体は正直なのである。そういうとこは可愛いけど。

勃起チンコは少しも可愛くない。
グロい。


しかし、今日の俺は国王陛下でも花嫁でもなく、アルベルト専用の可愛いメイドさんであるからして。
ご主人様に、ご奉仕して差し上げるんだニャン!


*****


大きすぎて、全部を口の中に収めるのはさすがに不可能なので。
先端だけを口に含んで。竿は手で擦ってやる。

「んむ、」

俺も口でされた時、めちゃくちゃ気持ち良かったし。
フェラされるのが嫌いな男なんか、この世には存在しないだろう。


喜んでくれているかな、とアルベルトを見上げると。

うっとりとした表情で俺を見ていた。
気だるげなのが凄まじくエロイ。


いくらアルベルトが鄙に稀なる美形とはいえ。
二次元美少女にしか興味の無かったこの俺が、男の色気にドキドキしてしまうようになるとは。

その上、自ら積極的に勃起チンコなんてしゃぶっちゃってるとか。
人生ってわからないものだ。

しかし、これだから人生は面白いと言えるのだろう。


先端の孔を舌先でぐりぐりすると、濡れてきた。
カウパーだ。

イケメンは、チンコも嫌な匂いがしないもんなんだな。
常に清潔にしてるのかも。

カリにも舌を這わせる。
これが俺の中を擦る時に引っかかって、すごく気持ち良いんだ。

そう思うと、ご奉仕にも熱が入る。


『気持ち良いよ、クリス』
アルベルトは日本語で言って、俺の頭を撫でた。

日本語を覚えて、二人だけの時に日本語で話しかけてくれる。

ディートヘルムの麗しの国王陛下な俺だけでなく。
日本人で、限界オタクだった俺も好きになってくれたんだ。

そんなアルベルトに、喜んで欲しい。


だから、今日は。
アルベルトの望むことを何でもしてあげるつもりだ。


*****


「もうはいい。寝台に手をついて、腰を上げなさい」
珍しく敬語じゃないアルベルトの言葉に、ドキドキしてしまう。

「はい、ご主人様」


下手過ぎて、俺の口では達けなかったようだ。申し訳ない。
ギンギンに勃起したままのチンコから口を離して。

アルベルトの言う通りに、ベッドに手をついて、腰を上げる。

スカートをまくり上げるように命じられて、そうすると。
棚から香油を出しているのが横目に見えた。


「淫らな子だ。もうこんなに濡れて……」

「ひゃ、」
後ろから股間を撫でられて。思わずスカートを下ろそうとしたのを叱られた。

「ご主人様の命令がきけないとは、いけない子だ。いけない子には、お仕置きをしなくてはね」


おお、ノリノリだなご主人様。
まあ乗ってもらわないと仕掛けた俺も困るけど。

生真面目な元近衛騎士にも、意外と遊び心はあるんだな。


両側を紐で結んだ下着を解かれて。
足元に、染みのついた下着がするりと落ちる。

スカートをたくし上げ、お尻丸出しという格好だ。
かなり恥ずかしいけど。

アルベルトは楽しそうなので、良かった。


*****


「ぁん、」
尻の穴に、香油でぬるついた指を入れられる。

それだけでも感じるようになってしまった。
俺の身体をそういう風にしたのは。

「その反応は、男を知っているな? 随分と慣れているようだが。ここに何人の男を咥え込んだ?」
「ひっ、一人……、」

わざと、大きな音がするように。
じゅぷじゅぷと、指を抜き差しされる。

「その男の名は? 私の知る男か? 言いなさい」


お前だってば! と言いたいけど。
今はメイドプレイ中なのである。

「ア……、アルベルト、……ああっ!?」
腰を掴まれて。

後ろから、強引に突っ込まれた。


「二人きりの時は、アルと呼べと教えたはずだが。忘れたのかね?」
メイド服の上から、責め立てるように乳首をぐにぐにされて。

お仕置きだ、と。
まだ慣れてない奥を、剛直で掻き回される。


「あ、……あっ、いや、いきなり、奥は……っ、」

「いや、は許さない。良いと言いなさい」
ズン、と。
身体が浮き上がるほど、激しく突き上げられて。


『あっ、いい……、気持ち良いよぉ、』

自分でも、腰を揺すって。
快楽を受け入れる。

気持ち良すぎて、目の前がチカチカする。


「ああ、可愛いクリス。私だけのものだと言いなさい……!」
メチャクチャに、突き上げられる。


*****


しばらく、意識を飛ばしてしまっていたようだ。


「ご気分は?」
心配そうに、額に手を当てられた。

心地好い手。


アルベルトは嫉妬深いご主人様から、勇者兼近衛騎士に戻っていた。

「ん、悪くない」
アルベルトの手に自分の手を重ねると。

ほっとしたような顔をした。


たまにはアルベルトから命令されるというシチュエーションも悪くないというか。
何か、下剋上プレイみたいでよかった……。


メイド服をどこから手に入れたのか聞かれたので、正直にリーゼロッテと相談したことを話した。
候補に挙がった中にはご主人様とメイドの他に、先生と生徒、勇者と助けて貰った町娘、とかあった。
この世界、猫耳文化はないのか。ケモ萌えを伝道するべきか。

他は、新婚ごっこかな。裸エプロンとか。


新婚ごっこに興味津々なようなので。
全裸にエプロンだけを身に着けて、旦那様にご奉仕する遊びだと教えてやった。

「身に着けるのがそれだけでは、後ろが丸見えではありませんか!」
「そこが良いのではないか? どうせ見るのはお前だけだ。構わないだろう」

アルベルトはその光景を想像したようだ。
素晴らしい……、とか呟いている。お前も男だな。俺も男なんだけど。


アルベルトが喜ぶなら、裸エプロンで新婚ごっこくらいしてやってもいいと思う。


*****


「お前が望むのであれば、たまにこうして遊ぼう」

「ありがとうございます。楽しみです」
アルベルトは即答した。

正直でよろしい。


敬語のアルベルトもいいけど、命令口調も悪くなかった。
たまにはこうして、身分逆転してみるのもいいかもしれないな。

ごっこ遊びとはいっても、アルベルトの別の面を見た気がする。


俺はアルベルトが実際はどんな性格であっても、受け入れてやりたいと思ってる。
俺を受け入れてくれたから。

だから。
少しずつでいいから、お前も胸の内を開いて欲しい。

怯えるかもしれない。
ドン引きするかもしれないけど。


俺の唯一無二のひと。
近衛騎士で勇者で。愛すべき旦那様、アルベルトのことを。

すべてひっくるめて愛してやるよ。




おわり
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