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三章 一陽来復

婬虐暴戻

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「大丈夫、私に身を委ねて。わかりますか? に私が居るのが」
薄い腹を、撫でてさしあげる。

「い、いっぱい、入ってる」
こくこくと頷いて。

可愛らしい。
食べてしまいたいほどだ。


*****


滑りが足りない。
半分ほど引き抜いて。香油を垂らし、再び突き入れる。

「んっ、い、やぁっ、」
中を掻き回すように、滅茶苦茶に突き上げて。

肩やうなじに所有の痕を残しながら、腰を叩き付ける。

「く、くるし、……やっ、うう、」
「亮……、」

腰だけを上げて。
泣きながら、私を受け入れている。

ねっとりと包み込み、吸い付かれるような感覚。


「う、……くっ、ああ、」
腰を叩きつける度に、淫らな水音が立ち。それに恥じらう様子も愛らしい。

「やあ、やだ、いい加減、これ、抜けよぉ、」
淫らに腰を振り。美味しそうに、食んでいるくせに。

「初めてのくせに、こんな淫らな身体で、誰も彼も誘惑して。いけない人だ。……でもこれで、貴方は私のものですよ」

はらわたの中に、私の子種を散らした。

あなたの初めては、私が頂いたのだから。
他の誰にも、渡さない。


「ん、……あ、っく、」
苦痛の多かった声色に、甘さが見られるようになった。

突き上げる度に、黄金色の気が、輝きを増している。


……感じているのだ。
私に抱かれて。


*****


「……ずいぶん美味しそうに食んでくれてますね。はじめは、ギチギチにきつい処女でしたのにね? ……私のこれ、好き?」


「や、こんなの、好きじゃな、……いや、ああっ、」
正直ではない上の口のお仕置きだ。下の口に、根元まで、強引に突き入れてやる。

「嘘吐き。犯されて、感じているくせに」

正直な熱い肉襞は、こんなにも纏わりついて。
私を放したくないというように、ねっとりと締め付けてくるというのに。


「ん、」
弄りすぎてぷっくりと凝っている胸の先を虐めてやると。

「ふふ、きゅって締まった。きもちいい?」

返事は待たず。
一度引き抜き、仰向きにさせて脚を抱え上げ。

見せつけるように、正面から、ゆっくりと挿入していく。


「や、やだ、もう、やめろよ、……んう、」
正直でない唇を奪うように、重ねた。

舌を絡め。
口の中も蹂躙し、犯してやる。


くったりと脱力して。
口の端から零れた唾液を舐め取る。

視線は、繋がっている部分に注がれている。
未だに信じられないというような目で。


「……可愛い人だ。二世を誓った人と同じ顔なのに。どうしてこうも違い、私の心を狂わせるのか……」
可愛がりたいのと同時に、滅茶苦茶に犯し尽くしたくなる。


こんな気持ちになったのは、生まれて初めてだ。


*****


思わず、笑みが浮かぶ。
「かの陛下と私が、どのような交接をしていたか、教えてあげましょう」


「あぅ、やあっ、」
挿入したまま、身体を引き起こし。私の上に乗せる形にする。

こうすると、より奥まで入っていくのがわかる。
痛いほどの締め付け。


「あの方は。こうして、常に私を見下ろされ、ご自分のお好きなように腰を動かされて。犯し、支配されるのがお好みのようでした」

「いっ、やだ、これ、やっ、」
頑是無い子供のように、ぽろぽろと涙を零し。いやいやと首を振って。

腰を上げようとして、脚にも手にも力が入らないご様子だ。
初めての行為だ。この体位はまだ、痛いばかりで。感じるどころではないらしい。


「貴方は、お嫌ですか。……私に、可愛がられるほうが好き?」

涙を浮かべながら、こくこくと頷いた。

「では、喜んで。私の可愛い人」
背を支え。
再び寝台に押し倒す。


「私の味を覚えるまで、たっぷり可愛がって差し上げますね?」


*****


「ひっ、あ、あっ、あっ、あぅ、」

腰を押し込む度に、甘い声で鳴く。
もう、何をしても気持ち良いだけの状態になっている。

特に、唇を重ねながら、奥を突き上げられるのがお好みのようだ。
性器への刺激なしに、精を放つほどに。


「これ、気持ち良い?」
「ふ、あ、きもちい、……いいよぉ、」

泣きながら、私の背に爪を立てている。
子猫のように愛らしい。


快楽を追って。自分でも腰を揺すっているのが可愛らしく。もっと感じさせてさしあげたくなる。
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