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第一章
理想の救世主様
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ナディアは魔本を開き異世界招来の呪文を唱える。異世界招来は、女神に選定されている候補を人の手で呼び寄せる魔術だ。本来ならば、聖具と呼ばれる道具と何百人の魔術師達が力を合わせて行う大規模魔術だが
───ナディアはそれを一人で行おうとしている。
聖具もなければ魔力も一般レベル。そんな彼女が召喚なんて出来る筈がない。ない筈なのだ。しかし、呪文を唱え始めた彼女の頭上には、真っ赤な魔法陣が描かれている。複雑に作られた陣は時計のような秒針のような音を立てながらナディアの願いに答える存在を探す。
『お願い、お願いします。神様。私を‥救ってくれる。私だけの救世主様を下さい!!』
呪文を唱えながら彼女は願う。セオドアがアカデミーに戻れば、また地獄の日々に戻ってしまう。‥‥ナディアは先程の優しい時間で"感情"が戻してしまった。
あの日、殺したい程憎んでいた存在になった兄。セオドアが帰ってくる事を知り彼女は屋敷の外に出て門前で彼の帰りを待っていた。出会ったら日傘にかかっている呪いで呪殺しようとすら考えていたナディアを彼は─救ってしまった。
名前を読んで貰えたから?
自分の憧れだったから?
優しくして貰ったから?
‥‥‥愛してくれたから?
いくら考えようが、答えは少女にしか分からない。けれど、氷のように冷たい目に光が宿った。周りのゆう通り動く人形に感情が芽生えた。そして‥救いを求めさせた。これだけで、十分だろう。
ボーン‥ボーン‥
ナディアの部屋に古い振り子時計のような音が響く。魔本は彼女の目の前でどんどん燃えていく。───見つかったのだ、彼女が望む《救世主》が
「う‥そ‥」
震える手で口を押させ、歓喜に打ち震える。ようやく、ようやく、この地獄から抜け出せる!!。今の彼女の頭にはそれしか浮かばない。
────────魔法陣から黒い液体が落ちてくる。
ドロドロした"ソレ"は音を立てずに部屋の絨毯を黒く染め上げ、床をどんどん侵食していく。
「な、なにこれ‥?」
確かに"私"は救世主を呼んだ筈‥!!。と少女は焦り出す。魔法陣からは止めどなく黒い液体が溢れ出てくる。
「い、いや。止まって、止まりなさい!!」
震える声で魔法陣に命令するが‥止まらない。黒い液体が部屋を満たしていく、あともう少しで自分まで飲み込まれてしまう。そう思ったナディアは目を瞑る。
──トプン‥
「‥‥‥え?」
先程まで無音だった魔法陣から落ちた最後一滴の"音"を聞き彼女は目を開ける。真っ黒な液体は自分が座っているベットギリギリで止まっている。けれど、扉は逃げなれないように塞がれている。
月明かりがナディアの部屋を照らす。妙にテカテカした液体が静かに揺蕩っている。ナディアは震える手でその液体に触れようと‥‥
「おいおい、いきなりボディタッチかい?」
「きゃ!!!」
液体から男の声が聞こえ、すぐに手を引っ込める。周りを見渡すが"誰もいない"。ふと視界を液体に向ける、そこには
─────無数の"私"がいた
まるで鏡のように液体には怯える私達が写っている。しかし、それらは次の急に笑い出した。あるものは静かに、あるものは小馬鹿にしたように、あるものは大笑いをしたり、映る"私達"にはそれぞれ感情があるように感じる。
「なに、なんなの?」
「アハ!!その表情いいね~さいっこう~!!」
「何?じゃねーだろうが。」
「可哀想な私、まだ状況が掴めていないのね。可哀想‥」
「そんな、私も‥可愛いわ!!」
映る私は皆同じ姿で同じ声でベラベラベラと喋りだし。語りかけてくる。うるさい、うるさい。
「うるさい!!!」
「「「‥‥‥‥‥‥‥‥」」」
私が液体に映る私に怒鳴ると皆それぞれ隣に映る自分達の顔を見てから私を凝視する‥‥‥そして
「「「アッハハハハハハハハ!!!!」」」
まるで、狂ったように笑いだす。笑い声は全て重なり、どんどん低くなっていく。何よこれ、何なのよ!!
「何がそんなにおかしいの!!貴方達は誰なのよ!」
「「「お前が呼んだ救世主様だよ!!!」」」
「ヒッ!!」
怖い、怖い、怖い、助けて、セオドアお兄様!!
「そこまで」
フィンガースナップ音が鳴ると同時に液体に映る私が一人、また一人‥と風船のように膨らみ肉片を撒き散らしながら"音もなく死んでいく"。全て死滅するとこんどは無数の真っ赤な目が現れて私を凝視する。
「なに、なんなの。これ!!」
「あー‥ごめん、ごめん。久しぶりに外に出られて、つい嬉しくてさ~怖がらせちゃったかな?」
「あ、あんなの怖くない人なんていないわ!!」
「え?そうなの?へー‥ただのお遊びだったのに。そんなに喜んで貰えるとは嬉しいよ。"召喚者様"」
召喚者様‥?いまこの液体は私を召喚者様と言った?これが本当に私の救世主様‥なの?
「本当に‥貴方私の救世主様‥なの?」
「ん?ああ、失礼。この姿では疑うよね」
液体の真ん中に渦が現れる。それはゆっくりとスピードを上げて50センチ程の丸い球体になった。その球体は小さな"音"を出しながら変化していく。動物だったり、物だったり、様々な姿になり‥最後はヒト型の黒いマネキンのような姿に落ち着いた。
「さて!召喚者様!!ここからは君が俺を"デザイン"するんだ」
「デザイン‥?」
「そう!!俺は君が望む理想の姿になれるんだ。さぁ、想像してごらん?君が望む理想の王子やお姫様を」
理想‥。理想の王子様?お姫様?。‥‥お兄様は違うわね。おか‥いいえ。絶対にあり得ない。理想‥理想‥あ
「それでいいのかい?」
「え?ええ。お願い‥」
黒い液体がどんどん下に下に沈んでいく。そこにいたのは私が想像した王子様の姿だった。
真っ黒な黒い髪。髪型はツートンブロックアシメ。肌は陶器のように白い肌。林檎のように赤い瞳と妖艶さを感じるさせる目つき。細身でありながらゴツゴツとした色気ある体。それは、薔薇姫に出てくる姫を騙した悪魔と瓜二つの男がそこにいた。
「成る程、これが君の理想の王子様?」
「‥きっとね」
「へー‥まあ、それはいいんだけさ。服を想像してくれるか貸してくれないと下の泥落とせないんだけど?」
「え?ああ‥服は貴方が好きなの着ればいいわ」
「えー‥そういうの全然知らないから困るんだけど。ああ、いやまてよ」
そう言って彼は、再度体を泥で包み何やら思い出しているようだ。‥‥最初は怖かったけど案外いい人?なのかしら?
「出来た。ではごかいちょーう」
泥が一気に地面に落ちる。と黒を基調した赤いファーのついたロングコートに身を包んだ男がヘラヘラしながらたっていた。
───ナディアはそれを一人で行おうとしている。
聖具もなければ魔力も一般レベル。そんな彼女が召喚なんて出来る筈がない。ない筈なのだ。しかし、呪文を唱え始めた彼女の頭上には、真っ赤な魔法陣が描かれている。複雑に作られた陣は時計のような秒針のような音を立てながらナディアの願いに答える存在を探す。
『お願い、お願いします。神様。私を‥救ってくれる。私だけの救世主様を下さい!!』
呪文を唱えながら彼女は願う。セオドアがアカデミーに戻れば、また地獄の日々に戻ってしまう。‥‥ナディアは先程の優しい時間で"感情"が戻してしまった。
あの日、殺したい程憎んでいた存在になった兄。セオドアが帰ってくる事を知り彼女は屋敷の外に出て門前で彼の帰りを待っていた。出会ったら日傘にかかっている呪いで呪殺しようとすら考えていたナディアを彼は─救ってしまった。
名前を読んで貰えたから?
自分の憧れだったから?
優しくして貰ったから?
‥‥‥愛してくれたから?
いくら考えようが、答えは少女にしか分からない。けれど、氷のように冷たい目に光が宿った。周りのゆう通り動く人形に感情が芽生えた。そして‥救いを求めさせた。これだけで、十分だろう。
ボーン‥ボーン‥
ナディアの部屋に古い振り子時計のような音が響く。魔本は彼女の目の前でどんどん燃えていく。───見つかったのだ、彼女が望む《救世主》が
「う‥そ‥」
震える手で口を押させ、歓喜に打ち震える。ようやく、ようやく、この地獄から抜け出せる!!。今の彼女の頭にはそれしか浮かばない。
────────魔法陣から黒い液体が落ちてくる。
ドロドロした"ソレ"は音を立てずに部屋の絨毯を黒く染め上げ、床をどんどん侵食していく。
「な、なにこれ‥?」
確かに"私"は救世主を呼んだ筈‥!!。と少女は焦り出す。魔法陣からは止めどなく黒い液体が溢れ出てくる。
「い、いや。止まって、止まりなさい!!」
震える声で魔法陣に命令するが‥止まらない。黒い液体が部屋を満たしていく、あともう少しで自分まで飲み込まれてしまう。そう思ったナディアは目を瞑る。
──トプン‥
「‥‥‥え?」
先程まで無音だった魔法陣から落ちた最後一滴の"音"を聞き彼女は目を開ける。真っ黒な液体は自分が座っているベットギリギリで止まっている。けれど、扉は逃げなれないように塞がれている。
月明かりがナディアの部屋を照らす。妙にテカテカした液体が静かに揺蕩っている。ナディアは震える手でその液体に触れようと‥‥
「おいおい、いきなりボディタッチかい?」
「きゃ!!!」
液体から男の声が聞こえ、すぐに手を引っ込める。周りを見渡すが"誰もいない"。ふと視界を液体に向ける、そこには
─────無数の"私"がいた
まるで鏡のように液体には怯える私達が写っている。しかし、それらは次の急に笑い出した。あるものは静かに、あるものは小馬鹿にしたように、あるものは大笑いをしたり、映る"私達"にはそれぞれ感情があるように感じる。
「なに、なんなの?」
「アハ!!その表情いいね~さいっこう~!!」
「何?じゃねーだろうが。」
「可哀想な私、まだ状況が掴めていないのね。可哀想‥」
「そんな、私も‥可愛いわ!!」
映る私は皆同じ姿で同じ声でベラベラベラと喋りだし。語りかけてくる。うるさい、うるさい。
「うるさい!!!」
「「「‥‥‥‥‥‥‥‥」」」
私が液体に映る私に怒鳴ると皆それぞれ隣に映る自分達の顔を見てから私を凝視する‥‥‥そして
「「「アッハハハハハハハハ!!!!」」」
まるで、狂ったように笑いだす。笑い声は全て重なり、どんどん低くなっていく。何よこれ、何なのよ!!
「何がそんなにおかしいの!!貴方達は誰なのよ!」
「「「お前が呼んだ救世主様だよ!!!」」」
「ヒッ!!」
怖い、怖い、怖い、助けて、セオドアお兄様!!
「そこまで」
フィンガースナップ音が鳴ると同時に液体に映る私が一人、また一人‥と風船のように膨らみ肉片を撒き散らしながら"音もなく死んでいく"。全て死滅するとこんどは無数の真っ赤な目が現れて私を凝視する。
「なに、なんなの。これ!!」
「あー‥ごめん、ごめん。久しぶりに外に出られて、つい嬉しくてさ~怖がらせちゃったかな?」
「あ、あんなの怖くない人なんていないわ!!」
「え?そうなの?へー‥ただのお遊びだったのに。そんなに喜んで貰えるとは嬉しいよ。"召喚者様"」
召喚者様‥?いまこの液体は私を召喚者様と言った?これが本当に私の救世主様‥なの?
「本当に‥貴方私の救世主様‥なの?」
「ん?ああ、失礼。この姿では疑うよね」
液体の真ん中に渦が現れる。それはゆっくりとスピードを上げて50センチ程の丸い球体になった。その球体は小さな"音"を出しながら変化していく。動物だったり、物だったり、様々な姿になり‥最後はヒト型の黒いマネキンのような姿に落ち着いた。
「さて!召喚者様!!ここからは君が俺を"デザイン"するんだ」
「デザイン‥?」
「そう!!俺は君が望む理想の姿になれるんだ。さぁ、想像してごらん?君が望む理想の王子やお姫様を」
理想‥。理想の王子様?お姫様?。‥‥お兄様は違うわね。おか‥いいえ。絶対にあり得ない。理想‥理想‥あ
「それでいいのかい?」
「え?ええ。お願い‥」
黒い液体がどんどん下に下に沈んでいく。そこにいたのは私が想像した王子様の姿だった。
真っ黒な黒い髪。髪型はツートンブロックアシメ。肌は陶器のように白い肌。林檎のように赤い瞳と妖艶さを感じるさせる目つき。細身でありながらゴツゴツとした色気ある体。それは、薔薇姫に出てくる姫を騙した悪魔と瓜二つの男がそこにいた。
「成る程、これが君の理想の王子様?」
「‥きっとね」
「へー‥まあ、それはいいんだけさ。服を想像してくれるか貸してくれないと下の泥落とせないんだけど?」
「え?ああ‥服は貴方が好きなの着ればいいわ」
「えー‥そういうの全然知らないから困るんだけど。ああ、いやまてよ」
そう言って彼は、再度体を泥で包み何やら思い出しているようだ。‥‥最初は怖かったけど案外いい人?なのかしら?
「出来た。ではごかいちょーう」
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