実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…

彩ノ華

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【作戦実行 再開】本編

隠れ鬼 最後② ✾

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「ちょ…流星…!!…ほんと、んっやめ…」

グリグリ…

ちんこを押し当てる力が強くなってる気が…。
俺のと当たって…恥ずかしいのに気持ち良い!!

「…ん、やあっん……」

俺の口から嘘のように喘ぎ声が漏れる。

気色悪い…なんていう変な声を出してるんだ俺っ!

このままでは本当におかしくなる…

「りゅう、…せい、…おかしなるからあっ!!」

俺は必死になって流星の袖をつかみながら言う。
きっと俺の顔は…言わなくても分かるだろ?察してくれ…

「…っ、いい顔…」

「んぇ…?…ん゛ん゛っ!?」

流星が俺のちんこと自分のを握って一緒にこすりだした。

「え゛!?やだぁ…んん…あっ」

「りょう、えろ…」

「りょうくん…えろすぎでしょ…僕も流星には負けてられないね」

そういうと波瑠は俺の耳を舐めてきた。

ぴちゃぴちゃ…

水音が俺の脳裏に響く。

「…ふっ、あ、ん…」

乳首も一緒にいじられる。

流星の手も徐々に速さを増していく。

(い、イきそう……)

「…あっん、で、でちゃうからぁ…」

「イケよ…」 「イッちゃえ」

2人の声が耳元に響き、電流が俺の体をビリビリとはしった。。


…っ!!

「あ゛っ…、や…だ…やらあぁぁぁああ…」

俺は狭いロッカーの中、ヒロインと攻略対象者の1人に弄られ…イかされたのだった…。






┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

ピーッ!

校内を響きわたるチャイムの音。


『終了時間になりました。全校生徒の皆さんは体育館へお集まりください。繰り返します…~~』

と、アナウンスが流れた。


だが、俺らはそれどころではない。



「「「はぁ…はぁ…はぁ…」」」

俺らはロッカーから出た。

「…んで……だよ…」

「「え?」」

「なんであんなことしたんだよ…!!」

俺は2人をキッ!と睨みつける。

2人は急に真剣な顔になる。

「悪かった…」 「ごめん…」

「「でも……・・・きなんだ(なの)…」」

「なんて?」

「「…りょう(くん)の事がすきだ(なの)!」」

「え…」



どゆこと…?
一体何が起こってるんだ…


俺のことが、す…き…??そんなまさか…

だってここは…




BL小説の世界で…
こいつらはヒロインとその攻略対象者…そんな仲を邪魔するのが悪役で…それが俺の仕事。



俺はどこで間違えてしまったんだろう…。


「りょうくんが僕達に好意がないのは十分に承知してる…でも僕、諦めないから…」

「俺もだ。今はまだ友達のままでもいい…けど…少しでもいいから…俺達のことを意識してほしい。」

2人は真剣な眼差しで俺を見つめる。


…ドキッ!



この眼差しは本物だ。冗談なんかじゃない…


ドキドキ…


何だこれ…。胸が苦しい…。なんで俺、こんなに2人に対してドキドキしてんの??

それよりなんで俺なんかを…。


でもダメだ…俺は悪役!!
この世界は悪役が結ばれて幸せになる…なんていうBL小説の世界じゃない!

幸せになるのはヒロインと攻略対象者たちだ。
俺が幸せになってはダメだ。


「ごめん…」

その一言だけを残し、俺はその場から逃げ出した…。













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