実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…

彩ノ華

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【作戦実行】本編

勘違い

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なんだか空気が…
居心地が悪い気もする…。


なにか話してたみたいだけどなんだったのかな??
めちゃめちゃ気になる…!けど…なんか聞いちゃいけないような気がする。聞いたら後悔しそうな…


「さあ!みんなはやく帰ろ!!まったく…誰だ~?待たせたのは…」

俺は、さも自分が忘れ物をして待たせて居たくせに悪びれる様子もなく「はやく!はやく!」とみんなを急かせた。


「お前のせいだろが…」

___コツンッ

と、流星の手が俺の頭を優しく叩いた。

「いててて~~ッ」

と、痛くもなかったが、俺は痛がるふりをしてみた。


俺は両手で頭を抑えながら流星の顔をチラッと見た。

「あはは」

と笑う流星。


__キュンッ


ん?キュンッて何だよ!キュンッて…

俺はぶんぶんと頭を振る。

てか…

うぉ~~~~~~~~~ッ!!!
なんというイケメンスマイルだ…破壊力はんぱねぇ…、、。

やっぱ恐怖を感じさせない自然なイケメンスマイルはいいなぁ…


攻略者の1人だけど…流星と仲良くなれて良かった。






「そこの2人、何イチャついてんの…」

聞いたことのない低い声。


え?誰ですか…あなた

やだ、怖いわよ?幸さん??


幸は何やら流星をじーーっと見つめている…(?)


(え…幸さん、あなた。もしや…)


もしや…流星のことを!?


「幸!流星はダメだぞ!!」

「「え?」」

2人が止まる。


何やら赤く染まる流星と逆に青白くなる幸。


え?どしたの…もしや俺の勘違い??
恥ずかしい…。

カァ~~~~~ッ///

俺の顔まで赤くなる…

みんなの視線がささる。


「りょ、りょう…、さっきのって…///」

「あ、いや…ちがっ///」

俺は良い言い訳が見つからず言葉を詰まらせる…。

すると…

『どういうこと(だ・です)ッ!?りょう(くん・兄)ッ!!』

と、みんなが一斉に俺に聞いてくる。



え!そんな勢いよく聞いてくる!?
俺がブサイクだからって…
すみませんねぇ。ブサイクで…。(泣)

あ、聞いて?俺の心が泣いてるよ、、。


イケメン×ブサイクが結ばれることは絶対にありません!てか、ありえないからっ!
安心しなさいよ…

「みんな何焦っちゃってんの(笑)。安心してよ~、イケメンとブサイクが結ばれることは無いからさ!」


そう俺がドヤ顔で言うとみんな『え?何言ってんのこいつ…』みたいな顔してた。

泣くぞ?自分のことブサイクと言った…しかもドヤ顔で言った俺をそんな顔で見やがって~~(泣)


ちがうのか…?
それとも…


みんなまさかの流星狙いなの…??

さすがはイケメン…。


「はは…、流星みんなからめっちゃモテてんじゃん!良かったな」


『ちが(う・います)!!!』

そんな反対しなくても…ほら、見てこらんよ…流星を…めっちゃ凹んでるよ…?



「なんだ~ちがうのか!安心安心♪」
と波瑠。

「とても安心しました」
と蓮。

「はぁ…、良かったー」
と豊。

「よかった…」
と幸。

「よかった~」
と有。



みんな何に対してそんなに安心しているのか俺には分からなかった。

みんながさっさと校門を出る中、俺の後ろに流星がいた。

「お前もちがうのか…?」

「え?」


何のこと?
あ!さっきのか…!

何だろう…ここで俺までちがうって言ったら流星ほんとに泣いちゃいそう…。


「す、すきだよ?(友達として)」

「~~~~///」

再び流星の顔が赤くなる。

「ありがとう」

と、笑顔で言われ何だかこちらまで照れくさくなった。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
こんにちは!こんばんは!彩ノ華です。

いつも読んでいただき、ありがとうございます😭

いつの間にか『実俺』のお気に入り登録者数が1000人✨を超えており、とても驚きました…本当に感謝しかないです🙇‍♀️

感想も楽しく読ませてもらっています!

これからもよろしくお願いします<(_ _*)>

感想&リクエストもお待ちしております♪
どうぞお気軽に!





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