実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…

彩ノ華

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【作戦実行】本編

準備を始めよう…あれ?どうしたの

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どうやらあとの2人が決まったようだ。


「それじゃあ、説明は終わったから各自帰っていいよ。決まった3人はちょっと残ってね」

『はい』


俺以外の1年生2人を見る。

うん!いける!俺と同じにおい(顔が平凡ってこと!←失礼ww)がする…仲良くなれそうだ。それにとっても優しそう。

俺は2人に握手を求めた。


ギュッ!

「よろしくね!((ニコッ😊」

「「~~ッ///!!」」

___バタッ


「!?」


何故か2人ともタコのように顔を真っ赤にさせては倒れてしまった…


…え?なにが起こった??
俺なにかした!?


「あー、こりゃダメだね」

宝井会長が笑いながら1年生2人の様子を見る。

「だ、大丈夫ですかね…?ちゃんと生きてます?」

俺は恐る恐る聞いた。

「大丈夫だよ。まぁ…ある意味死んでるかもね♪」
(尊死で)

副会長がうんうんと頷く。

「え!?」

拝啓…お母様。貴方の息子はとうとう人を殺めてしまったようです。僕は何もしてません。無実です✋
お母様…もしも僕が捕まった時はプリンをお裾分けして下さい。今なら言えます。僕はプリンが大大大好きなんです。

俺は悟りを始めた。(最後の方はほぼ関係ないが…。)
目を瞑って手を合わせる。

「あはは!冗談だよ。生きてるよ、今はちょっと体調が悪いみたい」

そう言うと宝井会長は生徒会のメンバーの人に保健室に連れていくように指示を出した。


大丈夫かな?はやく良くなるといいけど…


「それじゃあ…今日はもう話を進められないですね」

「そうだね…明日にずらすか」

「りょうくん、また明日の放課後に生徒会室まで来てもらえるかな??」

「わかりました!」

「ありがとう」

宝井会長はそういうと俺の頭にぽんっと手を置くと撫でられた。

ん?俺…犬かなにかだと思われてる?まったく、でも先輩だから文句言えないし、、俺は諦めて大人しく撫でられた。

もうそろそろいいだろう!と思ったところで副会長が止めてくれた。

副会長には感謝だ。怖そうに見えて意外とやさしいんだな!俺は副会長にひっそり「ありがとうございます」と伝えると照れながらも「どういたしまして」と笑顔で返された。


俺は生徒会室から出ると担任のもとへと向かう。


くぅ~~!イケメンの照れ顔…ちょっとキュンとしたなぁ。それにしてもイケメンスマイル、、怖さを感じさせないイケメンスマイルをもらったのは初めてだぜ。。




❋❋┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈❋❋

職員室に着くとちょうど三上先生が出てきた。

「おう!ちゃんと聞いてきたか?聞いてる途中で寝てないだろうな~??」

「寝てません。」

俺は冷たく言葉を返す。

「冷たいな~」

それなのに先生はニコニコとしていた。

え?先生ってもしかしてM??
俺そんな人の性癖とか興味ないから安心して。うん。




俺はさっき聞いたことを説明した。(準備を手伝う代表者になったということも)

先生は話している俺のことをめっちゃ見てるけどちゃんと聞いているのか不安だった。



説明が終わると先生が言った。

「それじゃあ、りょう。お前、明日のHRでクラスのみんなに説明よろしくな!」

「え!先生がするんじゃないんですか!?」

「直接聞いたのはお前だからな~、俺が説明するよりみんな聞いてくれると思うぞ。」

いやいや…あんた担任だろ。俺よりもみんな聞くだろ!


俺は絶対嫌だ!と断ろうと思ったが…


「いいのかな~?居眠り...((ボソ」

「やりまーす。」


無理だった。



くっ…覚えてろ。鬼教師めっ!いつか呪ってやるからな。てかいつまで居眠りっていじられ続けるんだろう…



彼はまだ知らなかった。卒業するまでいじられ続けることに…。
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