8 / 51
本編
ヒロインはおかしいやつ
しおりを挟む
そして俺は…
『悪役』として返事を返すことにした。
「大丈夫…お前の心配なんかいらない・・・」
と冷たく事を返した。
《だ、大丈夫かな。ちゃんと悪役ぽかったかな…?てか…さっきの俺、、マジでひどいじゃん。ヒロイン大丈夫かな。。》
と、俺の頭の中はパニックになった。
隣にいるヒロインの顔が見れず、、俺は立ち上がった。
早くこの場から逃げ出したいと思いすぐそこの扉へと体を向けようとしたが足が絡まり、顔から転んでしまった。
そこへヒロインが心配して俺の元へと来て、す__っとしゃがんだ。
俺は、、
《さすがヒロイン…なんて優しいだ。。天使なのか?
さっき俺、あんなひどい態度をとったのに…。よしっ!こうなったら絶対ヒロインが幸せになれるように頑張るぞ!!》
と、俺は心の中で誓った。
ヒロインは、そ_っと俺の鼻へとハンカチを押し当てた。
どうやらさっきの転んだ衝撃で鼻血がでていたようだ。
俺は恥ずかしくなり、真っ赤になった。
《うぅ…恥ずかしい。。あのまま普通に教室から出ようとしたのに…しかもヒロインには色々と迷惑かけるし、、もう最悪だあああああああああぁぁぁ…(泣)》
俺は色んな感情が一気に込み上がってきて…涙目になった。
さすがにお礼は言わなきゃと思い
「あ、ありがと…泣」
と、涙が溢れそうなのを堪えながらお礼を言った。
次の瞬間俺は何かに包まれた。
ヒロインに抱きしめられたのだ。
一瞬の事で俺は理解するのに遅れた。
《何が起こったのか分からなかった…てか分かるわけがないッ!は?え?なんでなんで…な・ん・でぇ~?何で俺はヒロインに抱きしめられてんだよ!!》
あんま身長の変わらない男なのに。。むしろ俺が抱きしめる側じゃない?
まぁ、それは置いといて…。
俺はそんな事を考えていると、、
ヒロインが口を開いた。
「いやぁ…もぅ可愛いすぎ。。君名前なんて言うの?あっ!!まずは僕の名前を教えなきゃだね!僕の名前は…
園田波瑠。波瑠って呼んでね♪それで君のお名前は??」
と俺のことを『可愛い』?と言って自分の名前を元気に話すと次は俺の名前を聞いてきた。
てか、『可愛い』ってなんだよ…
俺は悪役だぞ!!悪いやつなんだぞ!!
顔だってこんな普通なのに…。(←いや、バリバリ可愛いです…この無自覚め!!)
俺は名前を聞かれ、、
「り、りょう…高坂りょう…です」
と、おずおず答えた。
「りょうくんっていうのか~♪可愛い名前だね!!」
と、言われた。
《いやいやいや…あなたのほうが可愛い名前だよぉ?なんてったって波瑠だよ?ヒロインの名前だぞー》
と、俺は口には出さないがツッコミをいれたのだった。
ヒロインっておかしなやつだなーと今の俺はただただおかしなやつだとしか思っていなかった。
まさかこの時からヒロインが俺のことを気になりだした…なんて知る由もなかった。。
『悪役』として返事を返すことにした。
「大丈夫…お前の心配なんかいらない・・・」
と冷たく事を返した。
《だ、大丈夫かな。ちゃんと悪役ぽかったかな…?てか…さっきの俺、、マジでひどいじゃん。ヒロイン大丈夫かな。。》
と、俺の頭の中はパニックになった。
隣にいるヒロインの顔が見れず、、俺は立ち上がった。
早くこの場から逃げ出したいと思いすぐそこの扉へと体を向けようとしたが足が絡まり、顔から転んでしまった。
そこへヒロインが心配して俺の元へと来て、す__っとしゃがんだ。
俺は、、
《さすがヒロイン…なんて優しいだ。。天使なのか?
さっき俺、あんなひどい態度をとったのに…。よしっ!こうなったら絶対ヒロインが幸せになれるように頑張るぞ!!》
と、俺は心の中で誓った。
ヒロインは、そ_っと俺の鼻へとハンカチを押し当てた。
どうやらさっきの転んだ衝撃で鼻血がでていたようだ。
俺は恥ずかしくなり、真っ赤になった。
《うぅ…恥ずかしい。。あのまま普通に教室から出ようとしたのに…しかもヒロインには色々と迷惑かけるし、、もう最悪だあああああああああぁぁぁ…(泣)》
俺は色んな感情が一気に込み上がってきて…涙目になった。
さすがにお礼は言わなきゃと思い
「あ、ありがと…泣」
と、涙が溢れそうなのを堪えながらお礼を言った。
次の瞬間俺は何かに包まれた。
ヒロインに抱きしめられたのだ。
一瞬の事で俺は理解するのに遅れた。
《何が起こったのか分からなかった…てか分かるわけがないッ!は?え?なんでなんで…な・ん・でぇ~?何で俺はヒロインに抱きしめられてんだよ!!》
あんま身長の変わらない男なのに。。むしろ俺が抱きしめる側じゃない?
まぁ、それは置いといて…。
俺はそんな事を考えていると、、
ヒロインが口を開いた。
「いやぁ…もぅ可愛いすぎ。。君名前なんて言うの?あっ!!まずは僕の名前を教えなきゃだね!僕の名前は…
園田波瑠。波瑠って呼んでね♪それで君のお名前は??」
と俺のことを『可愛い』?と言って自分の名前を元気に話すと次は俺の名前を聞いてきた。
てか、『可愛い』ってなんだよ…
俺は悪役だぞ!!悪いやつなんだぞ!!
顔だってこんな普通なのに…。(←いや、バリバリ可愛いです…この無自覚め!!)
俺は名前を聞かれ、、
「り、りょう…高坂りょう…です」
と、おずおず答えた。
「りょうくんっていうのか~♪可愛い名前だね!!」
と、言われた。
《いやいやいや…あなたのほうが可愛い名前だよぉ?なんてったって波瑠だよ?ヒロインの名前だぞー》
と、俺は口には出さないがツッコミをいれたのだった。
ヒロインっておかしなやつだなーと今の俺はただただおかしなやつだとしか思っていなかった。
まさかこの時からヒロインが俺のことを気になりだした…なんて知る由もなかった。。
257
お気に入りに追加
1,847
あなたにおすすめの小説
悪役令息に転生して絶望していたら王国至宝のエルフ様にヨシヨシしてもらえるので、頑張って生きたいと思います!
梻メギ
BL
「あ…もう、駄目だ」プツリと糸が切れるように限界を迎え死に至ったブラック企業に勤める主人公は、目覚めると悪役令息になっていた。どのルートを辿っても断罪確定な悪役令息に生まれ変わったことに絶望した主人公は、頑張る意欲そして生きる気力を失い床に伏してしまう。そんな、人生の何もかもに絶望した主人公の元へ王国お抱えのエルフ様がやってきて───!?
【王国至宝のエルフ様×元社畜のお疲れ悪役令息】
▼この作品と出会ってくださり、ありがとうございます!初投稿になります、どうか温かい目で見守っていただけますと幸いです。
▼こちらの作品はムーンライトノベルズ様にも投稿しております。
▼毎日18時投稿予定
小悪魔系世界征服計画 ~ちょっと美少年に生まれただけだと思っていたら、異世界の救世主でした~
朱童章絵
BL
「僕はリスでもウサギでもないし、ましてやプリンセスなんかじゃ絶対にない!」
普通よりちょっと可愛くて、人に好かれやすいという以外、まったく普通の男子高校生・瑠佳(ルカ)には、秘密がある。小さな頃からずっと、別な世界で日々を送り、成長していく夢を見続けているのだ。
史上最強の呼び声も高い、大魔法使いである祖母・ベリンダ。
その弟子であり、物腰柔らか、ルカのトラウマを刺激しまくる、超絶美形・ユージーン。
外見も内面も、強くて男らしくて頼りになる、寡黙で優しい、薬屋の跡取り・ジェイク。
いつも笑顔で温厚だけど、ルカ以外にまったく価値を見出さない、ヤンデレ系神父・ネイト。
領主の息子なのに気さくで誠実、親友のイケメン貴公子・フィンレー。
彼らの過剰なスキンシップに狼狽えながらも、ルカは日々を楽しく過ごしていたが、ある時を境に、現実世界での急激な体力の衰えを感じ始める。夢から覚めるたびに強まる倦怠感に加えて、祖母や仲間達の言動にも不可解な点が。更には魔王の復活も重なって、瑠佳は次第に世界全体に疑問を感じるようになっていく。
やがて現実の自分の不調の原因が夢にあるのではないかと考えた瑠佳は、「夢の世界」そのものを否定するようになるが――。
無自覚小悪魔ちゃん、総受系愛され主人公による、保護者同伴RPG(?)。
(この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています)
結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、転生特典(執事)と旅に出たい
オオトリ
BL
とある教会で、今日一組の若い男女が結婚式を挙げようとしていた。
今、まさに新郎新婦が手を取り合おうとしたその時―――
「ちょっと待ったー!」
乱入者の声が響き渡った。
これは、とある事情で異世界転生した主人公が、結婚式当日に「ちょっと待った」されたので、
白米を求めて 俺TUEEEEせずに、執事TUEEEEな旅に出たい
そんなお話
※主人公は当初女性と婚約しています(タイトルの通り)
※主人公ではない部分で、男女の恋愛がお話に絡んでくることがあります
※BLは読むことも初心者の作者の初作品なので、タグ付けなど必要があれば教えてください
※完結しておりますが、今後番外編及び小話、続編をいずれ追加して参りたいと思っています
※小説家になろうさんでも同時公開中
案外、悪役ポジも悪くない…かもです?
彩ノ華
BL
BLゲームの悪役として転生した僕はBADエンドを回避しようと日々励んでいます、、
たけど…思いのほか全然上手くいきません!
ていうか主人公も攻略対象者たちも僕に甘すぎません?
案外、悪役ポジも悪くない…かもです?
※ゆるゆる更新
※素人なので文章おかしいです!
推しの完璧超人お兄様になっちゃった
紫 もくれん
BL
『君の心臓にたどりつけたら』というゲーム。体が弱くて一生の大半をベットの上で過ごした僕が命を賭けてやり込んだゲーム。
そのクラウス・フォン・シルヴェスターという推しの大好きな完璧超人兄貴に成り代わってしまった。
ずっと好きで好きでたまらなかった推し。その推しに好かれるためならなんだってできるよ。
そんなBLゲーム世界で生きる僕のお話。
運命を変えるために良い子を目指したら、ハイスペ従者に溺愛されました
十夜 篁
BL
初めて会った家族や使用人に『バケモノ』として扱われ、傷ついたユーリ(5歳)は、階段から落ちたことがきっかけで神様に出会った。
そして、神様から教えてもらった未来はとんでもないものだった…。
「えぇ!僕、16歳で死んじゃうの!?
しかも、死ぬまでずっと1人ぼっちだなんて…」
ユーリは神様からもらったチートスキルを活かして未来を変えることを決意!
「いい子になってみんなに愛してもらえるように頑張ります!」
まずユーリは、1番近くにいてくれる従者のアルバートと仲良くなろうとするが…?
「ユーリ様を害する者は、すべて私が排除しましょう」
「うぇ!?は、排除はしなくていいよ!!」
健気に頑張るご主人様に、ハイスペ従者の溺愛が急成長中!?
そんなユーリの周りにはいつの間にか人が集まり…。
《これは、1人ぼっちになった少年が、温かい居場所を見つけ、運命を変えるまでの物語》
平凡な俺、何故かイケメンヤンキーのお気に入りです?!
彩ノ華
BL
ある事がきっかけでヤンキー(イケメン)に目をつけられた俺。
何をしても平凡な俺は、きっとパシリとして使われるのだろうと思っていたけど…!?
俺どうなっちゃうの~~ッ?!
イケメンヤンキー×平凡
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる