実は俺、悪役なんだけど周りの人達から溺愛されている件について…

彩ノ華

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本編

マジかぁ

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みんなからの視線を俺は気にしないことにした。
俺は悪役だからな!!!これからはヒロインと攻略対象者達との間で色々あるし…きっと注目されることだろうし…。
今のうちにでも慣れておこう…果たして慣れるものなのか?




そうするとみんなぼちぼち俺から視線を外した。
俺は安堵し、自分の席の周りを見渡した___



「っ…_!?」



俺は呆然とした。

なんていうことだ…まさかの…ヒロインが席の左隣だと!?しかも右隣は攻略対象者の〝大月 流星〟だなんて。
しかも3人で1つの机…いわゆる長机だ。


俺の前には…〝慶島 豊〟
 右斜め前には…〝江上 蓮〟

がいた。


まじかよぉ・・・。


なんだ…このヒロインと攻略対象者達に挟まれている状況…。

(あ、、そうか…あいうえお順だとこうなってしまうのか。なるほどなるほど…ってやべぇ、緊張してきた…。)




俺はまさかこんな間近ですぐ会えるなんて思っていなかったため、、急な展開にプルプルと震えた。
不安になったのだ。怖くなったのだ。
本当に…本当に俺に〝悪役〟としての役割が果たせるのか、、。


プルプルと震えてる俺を見てヒロインが話しかけてきた…


「ねぇねぇ、君大丈夫??体調悪いの??」


俺の顔を覗き込むようにしてヒロインは聞いてきた。
ピンク色の髪の毛が綺麗で、とても可愛い子だ。
女の子と言ってもバレないぞ??全然いけるいける☆
女子トイレにだって…あ、ここ男子校だった。残念だな(いや、普通にアウトだから)


俺はどう返答しようか悩んだ。

え、ここは悪役らしく素っ気ない返事をするべきだよな…。

いやでも、、心配してくれたわけだし…うーん…。


俺は頭の中でぐるぐると思考を回転させた。
そして、、俺は…
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