悪役の俺だけど性的な目で見られています…（震）

学校案内

「じゃあ、集まったことだし学校案内するか！」


そうして3人で歩きながら水嶋が説明するといった感じだ。…うん。俺さ絶対、必要なかったよね？妹には悪いが悪役なんてこと忘れてこいつら2人には上手くいってほしいんだよな～

そろそろ邪魔者は退散するとしますか…！


「そういえば俺この後用事があるんだった、それじゃ俺はこの辺で…」


と後ろを向いて全速力で走ろうとしたらお決まりのように滑って転けそうになる、

あ、やべ…頭打つ…ｯ！


俺は諦めてぎゅっと目を瞑った…が全然痛くない、
むしろ温かく柔らかいのにぎゅっと身体が包まれていた。


「…っ、日比谷…大丈夫か？どこか怪我したりしてないか？」


なんと転けそうになった俺を水嶋がかばってくれたらしく俺の体はすっぽり水嶋の腕の中に収まってしまっていた。


「水嶋くん、あ、ありがとう。おかげで助かったよ」


あのままいけば頭を強く打ってしまっていただろう


「ごめんな、重いだろ…すぐどくよ」

そういって起き上がろうとした時、俺の足に硬いものがあたる。

なんだろうと思いそれを手でぎゅっと掴んでみる。


「んッ...///」

俺の耳元で水嶋の今まで聞いたことのないような色っぽい声が聞こえた。出会ってまだ5日ですけどね！喋ったのさっきが初めてだけどね！


俺が今掴んでるのはどうやら水嶋の股間だったらしくすぐ手をどけた。


…はっ！？でもなんで硬くなってんだよ！疲れてるからか？きっとそうだよな！うん！



「ごめん！！！///」

俺はそういって後ずさる、が次の瞬間
ﾊﾟﾘﾝ…と何かが割れる音がした。後ろを振り返ると廊下に飾ってある花瓶が見るも無惨な姿となっていた。


あー、怒られるぅぅぅ



すぐ近くで先生の「なんだー！？」って恐い声が聞こえてくる。嫌だ…怒られたくない！


俺は2人の手を掴んですぐ近くの空き教室へと入る。
どこか隠れるところはないかと辺りをキョロキョロと見渡す。そして俺は見つけた。最高の隠れられる場所を。


2人をそこに押し入れ俺も入る。そうロッカーの中だ。なんとこのロッカー3人入ることができる大きさなのだ！ちょっと狭いが…。


左から…流花、俺、水嶋の順となった。

しまった…俺と流花の位置、逆にするべきだった！！
俺のバカ!!!


ていうか…今の状況、かなりヤバい。

俺と流花はお互いに抱き合ってて…俺は水嶋に後ろから抱かれているのだ。なんか尻に硬いものが当たってる気がするけどもしやこれは先程のモノでありますか？？


いや…考えないようにしよ