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転生したお
しおりを挟む『、、えろ…ッ…』
このBLゲームに登場する悪役の俺。それなのになぜこんなエロハプニングばかり起こるのか…
そんな俺を見てエロいと呟く男達。
こんな展開…俺が知ってるBLゲームじゃないよねッ!?!?
誰か助けて!!!!
❀❀❀
目が覚めた時、自分が自分ではないことを悟った。
別の誰かに転生したのだとすぐ理解した、そしてそれが誰なのかも…。
鏡で自分の姿を見て、あー、このキャラか…と正直がっかりしたのだ。
今の俺は、日比谷 叶人
BLゲームに登場する悪役といったところだ
なぜ俺がそんな事を知っているのか…それは前世で俺の妹が腐女子ということもあり、シスコンな俺は一緒にやろうと言われれば断れる訳もなく…やってたんだよな~
でもまぁ、意外とおもろかった!
ここが本当にあのBLゲームの世界だとしたら物語が動き出すのは…入学式から数日遅れでやって来るヒロインが登場してからだ
俺がヒロインをいじめないと登場人物たちの仲が深まらないのだ、困った…。
正直、あんまり関わりたくないのが本音。
でも今ここに妹がいたら…きっと
<え、お兄ちゃん…まじで言ってんの?本気とかいて本気だよ???私が1番好きなBLゲームのストーリーをめちゃめちゃにする気?そんなことしたら例えお兄ちゃんだとしても○しちゃうぞ♡>
…って真顔で言われるよな。恐すぎる。特に最後が恐すぎる。
なんだかヒロインをいじめるのは良い気がしないけどこれもストーリーのため…!
悪役の俺が一肌脱いでやるとしますか~
❀❀❀
入学式が終わって5日後
朝のホームルームで担任の先生が可愛い男の子を連れて教室に入ってきた。
まさにこの世界のヒロインである、茶髪でくせっ毛のある髪。身長は低め、瞳は大きくぱっちりとしていてとても可愛らしい。
この学校が男子校ということもありクラスの男子が興奮して「おー!!」とか叫んでる。クラスの一員として恥ずかしいからやめてほしい。
なんなら「我らクラスに2人目の姫だあああ」とか言ってる奴もいるし…いやいやもう1人は誰だよ…俺、このクラスに姫がいるってこと初めて知ったんですけど!?
まぁ、そんなこと聞く友達がいないんだよな…あはは。
だってさ!?入学して5日経ったけど誰も俺と喋ろうとしてくれないんだよ!!
俺が話しかけても「俺には恐れ多いですぅぅ~///」とか言って顔真っ赤にして逃げていくのだ
やっぱ俺の顔って悪役顔なのかな…?
そりゃヒロインと比べたらあれだけどそんな逃げるまである??露骨に逃げられたらさすがの俺でも傷ついちゃうんだからな…!!(泣)
そんな訳で友達作りはひとまず保留中なのである。
先生からヒロインの軽い説明があり、話がヒロインへとバトンタッチされた。
「初めまして!俺の名前は如月 流花っていいます!はやく皆と仲良くなりたいので気軽に話しかけてもらえると嬉しいです。よろしくお願いします!!」
元気な挨拶を終えるとニコッと笑う流花。
可愛いな、おい。さすがはヒロインだぜ…
「じゃあ今日の放課後に如月を学校案内してくれるやつ~誰かいないかー?」
先生がクラスに聞く。
んー、学校案内かぁ。正直めんどくs…
いやいや待てよ?ヒロインと2人っきりになるチャンスじゃん!!
こんな好機逃すまい!と俺は思いっきり手を挙げた。
俺と同時にもう1人手が挙がる、誰だと手の挙がるほうを見るとその人物は水嶋 大雅だった。水嶋は真面目で優しくクラスの学級委員でもある、だけど俺はこいつが苦手だ。だって登場してくるキャラの1人なんだもん。
極力、必要な時しか関わりたくない
あー、やっぱ辞めようかな…!と手をす~っ…と下げたが一足遅かった
「おっ!じゃあ水嶋と日比谷、放課後案内よろしくな~~」
そう先生に言われたらやるしかない。
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