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三章
23・私は弱いです
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ここでマッドマウスにサラが殺されてしまっても、それはそれで面白かった。
だが、俺はサラの評価を全部もらうことにしたのだ。
それにいくらサラが弱くても、マッドマウスに殺されるとは考えにくい。
殺される前に、マッドマウスが飽きてどっかに行ってしまうのだ。
だからさっさとサラを助けた。
「うぅ……どうして、私がマッドマウスごときに……」
悔しさのためか、サラは涙で顔をぐちゃぐちゃにしている。
「お兄ちゃん! 強いや!」
少年——レオ君が目をキラキラさせている。
「別に俺は強くないよ。マッドマウスが弱いだけだ」
「そんなことないよ! だってサラお姉ちゃん、マッドマウスに殺されかけてたもん!」
「わ、私がマッドマウスに……?」
レオ君の瞳は既にサラを見ていない。
視線は俺を真っ直ぐと結んでいた。
「じゃあ、サラがさらに弱いだけだ」
「サラお姉ちゃん、弱い……?」
「うん。レオ君もそう思うだろ?」
「サラお姉ちゃん、メッチャ弱い!」
「止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ!」
サラが立ち上がって、レオ君に襲いかかろうとした。
寸前のところで俺がレオ君の前に立ちはだかり、彼女の顔面に拳をお見舞いする。
「おいおい、なにしてんだ。子どもに手を出すなんて、どういうつもりなんだ?」
「クッ……」
「ほら、見ろ。レオ君がこんなに怖がってるだろ」
レオ君は俺の体にしがみついて、ブルブル震えている。
「お姉ちゃん怖い……」
完全にレオ君はサラを怖がり、俺を慕っている。
さて後は街に戻るだけだ。
「さっさと帰るぞ。このクズが」
◆ ◆
ボロ雑巾のようになったサラを引きずり、ストローツまで戻ってきた。
「サラ様! どうしたんですか!」
「そんなボロボロになって……なにか強いモンスターでも出た?」
「それにしては、そっちの男は傷一つ負ってないし……」
街に入ると、住民達が驚いたように目を丸くしていた。
「いや、サラは殺されかけてたんだよ。モンスターにな」
そんな住民に俺は説明してあげる。
「モンスターに……? サラ様が……?」
「ああ。本当に……危険だから付いてくるなと言ったのに。無理矢理、付いてきたんだ。そして俺がモンスターを倒して、サラを助けたということだ」
「あ、あなたが? 正直、サラ様が勝てなかったモンスターに勝てるとは……信じられないといいますか……」
疑いの目を向けてくる住民。
だが、それも計算通りだった。
「疑うものだったら、こっちの二人に聞いてみな。なあ、イーディス。レオ君」
「アルフは強かった」
「うん! お兄ちゃんカッコ良かったんだよ! サラお姉ちゃん、メッチャ弱かった!」
イーディスとレオ君が証言してくれる。
しかも。
「ボクがモンスターに襲われていて、お兄ちゃんが助けてくれたんだ! そっちのお姉ちゃんはただやられてただけだし……しかもボクに乱暴しようとするし……」
サラを見ながら、震えた声で言った。
「レオを……? あ、ありがとうございます! 疑ってすみませんでした!」
「気にするな」
と俺は寄ってきた住民に背を向けた。
周りを見ると、だんだんと疑いの目が「もしかしたら……本当かも」といった類のものに変わっていった。
「ちなみにそのモンスターとは?」
「マッドマウスだ」
「マッドマウス! マッドマウスにサラ様はやられてしまったというのか!」
どっと笑いが起こった。
「うう……」
それに対して、引きずられているサラは反論の一つも口から出てこない様子だった。
そしてギルドに着いて、マッドマウスの尻尾を受付に渡す。。
これが換金出来るのだ。
「あの……アルフ様ですよね」
「ああ、そうだ」
「話は本当なんですか? サラ様がマッドマウスにボコボコにやられたって。それをアルフ様が助けたって」
「全部本当だ。なあ、サラ?」
サラに視線を送ると、ビクッと体が震えていた。
「ち、違うんだ!」
「なにが違うんだ? おお?」
「た、たまたま調子が悪かったんだ! だからあんな目に……」
「はあ」
俺は重い溜息を吐いて、サラの腹を全力で蹴った。
「ぐあっ……胃が! 胃が壊れる……」
「いい加減、お前みんなに嘘を吐くなよ? みんなを騙して楽しいのか?」
お腹を押さえて悶え苦しんでいるサラを、俺を見下した。
「どういうことですか……?」
受付嬢が問いかける。
「ああ。いい加減、分かると思うけど、こいつは勇者パーティーの中でも『お荷物』だったんだ」
「そ、それは本当ですかっ? でも私達はサラ様はパーティーの中でも大活躍で……」
「それはサラ自身が流した嘘だ。それに今まであなた達は騙されてた」
「どうしてそんなことをっ!」
「多分、賞賛を受けたかったんだろうな。こんなに弱いのに……ちょっとキレイなことくらいが、取り柄なのに。冒険者ごっこをしていた。こいつが子どもの頃はどれだけ強かったか知らないけど、世界は広い。これくらいなら五万といる」
俺は吐き捨てるように言った。
そして続けた。
最初の頃はサラの力もちょっとだけマシであったが、次第に怠けて腕も衰えていった。
今ではマッドマウス一体すらも倒せないほどだ、って。
「で、ですが……」
「まだ俺の言葉を信じられないか? 昨日、俺と決闘したサラを思い出せ」
ボコボコにやられ、さらにレオ君にすら手も足も出なかったサラを。
「——!」
「マッドマウスにすら、これだけボコボコにやられるサラ。これを見てどう思うんだ?」
「……それは……」
受付嬢は言葉を詰まらせていたが、
「メッチャ弱いです」
と口にした。
ハハハ!
とうとう受付嬢にも言われちゃったな!
周囲に目を配ると、ギルドにいた他の冒険者もひそひそ話をしている。
そして軽蔑したような目をサラに向けているのだ!
これほど、気持ちいいことが他にあるだろうか!
「おい、サラ」
俺はサラの顔を上げさせる。
「みんなに謝らないとな」
「なにを……だ?」
「みんなを騙していてごめんなさい。私は弱いです、って。それくらいがお前のけじめだ」
「…………」
「おい、さっさと言いやがれ」
サラの腹を殴る。
「ぐぅ……わ、私は……」
「ん? なんだって?」
睨みをきかせてやる。
するとサラの両目から、また涙がポロポロとこぼれた。
「私は……弱いです……弱い私が全て悪い……です」
「ハハハ! とうとう言ったな! 偉いな!」
言った後、サラは顔色をさらに悪くしてうずくまった。
「げえ……んぷっ」
「うおっ! サラ様が吐いたぞ!」
冒険者の視線に囲まれ、サラがギルドの床に吐瀉物をぶちまけたのだ。
そこにはもうみんなに持て囃されていたサラはいない。
子どもに八つ当たりもするし、マッドマウスにも勝てない——惨めな女戦士の姿だけがあった。
げえげえ吐いているサラの耳元まで口を近付ける。
そして誰にも聞こえないように、こう耳打ちをした。
「そのような汚物をぶちまけるとは。ちゃんと舌で舐めてお掃除しろよ」
さすがにこんな台詞、他の人達に聞こえたら俺の評価が下がりそうだったからだ。
もう俺に逆らうことが出来ないサラ。
そんなサラは舌を出して、腹から出した汚物をぺろぺろと舐めだした。
「さすがの俺でも引くぞ。そんなにしてまで生きたいものなのか……」
とかつてサラに言われた言葉を、そっくりそのまま返してやった。
ギルドにいた人達の視線は、汚物を見るような類のものに変わっていた。
だが、俺はサラの評価を全部もらうことにしたのだ。
それにいくらサラが弱くても、マッドマウスに殺されるとは考えにくい。
殺される前に、マッドマウスが飽きてどっかに行ってしまうのだ。
だからさっさとサラを助けた。
「うぅ……どうして、私がマッドマウスごときに……」
悔しさのためか、サラは涙で顔をぐちゃぐちゃにしている。
「お兄ちゃん! 強いや!」
少年——レオ君が目をキラキラさせている。
「別に俺は強くないよ。マッドマウスが弱いだけだ」
「そんなことないよ! だってサラお姉ちゃん、マッドマウスに殺されかけてたもん!」
「わ、私がマッドマウスに……?」
レオ君の瞳は既にサラを見ていない。
視線は俺を真っ直ぐと結んでいた。
「じゃあ、サラがさらに弱いだけだ」
「サラお姉ちゃん、弱い……?」
「うん。レオ君もそう思うだろ?」
「サラお姉ちゃん、メッチャ弱い!」
「止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ止めろ!」
サラが立ち上がって、レオ君に襲いかかろうとした。
寸前のところで俺がレオ君の前に立ちはだかり、彼女の顔面に拳をお見舞いする。
「おいおい、なにしてんだ。子どもに手を出すなんて、どういうつもりなんだ?」
「クッ……」
「ほら、見ろ。レオ君がこんなに怖がってるだろ」
レオ君は俺の体にしがみついて、ブルブル震えている。
「お姉ちゃん怖い……」
完全にレオ君はサラを怖がり、俺を慕っている。
さて後は街に戻るだけだ。
「さっさと帰るぞ。このクズが」
◆ ◆
ボロ雑巾のようになったサラを引きずり、ストローツまで戻ってきた。
「サラ様! どうしたんですか!」
「そんなボロボロになって……なにか強いモンスターでも出た?」
「それにしては、そっちの男は傷一つ負ってないし……」
街に入ると、住民達が驚いたように目を丸くしていた。
「いや、サラは殺されかけてたんだよ。モンスターにな」
そんな住民に俺は説明してあげる。
「モンスターに……? サラ様が……?」
「ああ。本当に……危険だから付いてくるなと言ったのに。無理矢理、付いてきたんだ。そして俺がモンスターを倒して、サラを助けたということだ」
「あ、あなたが? 正直、サラ様が勝てなかったモンスターに勝てるとは……信じられないといいますか……」
疑いの目を向けてくる住民。
だが、それも計算通りだった。
「疑うものだったら、こっちの二人に聞いてみな。なあ、イーディス。レオ君」
「アルフは強かった」
「うん! お兄ちゃんカッコ良かったんだよ! サラお姉ちゃん、メッチャ弱かった!」
イーディスとレオ君が証言してくれる。
しかも。
「ボクがモンスターに襲われていて、お兄ちゃんが助けてくれたんだ! そっちのお姉ちゃんはただやられてただけだし……しかもボクに乱暴しようとするし……」
サラを見ながら、震えた声で言った。
「レオを……? あ、ありがとうございます! 疑ってすみませんでした!」
「気にするな」
と俺は寄ってきた住民に背を向けた。
周りを見ると、だんだんと疑いの目が「もしかしたら……本当かも」といった類のものに変わっていった。
「ちなみにそのモンスターとは?」
「マッドマウスだ」
「マッドマウス! マッドマウスにサラ様はやられてしまったというのか!」
どっと笑いが起こった。
「うう……」
それに対して、引きずられているサラは反論の一つも口から出てこない様子だった。
そしてギルドに着いて、マッドマウスの尻尾を受付に渡す。。
これが換金出来るのだ。
「あの……アルフ様ですよね」
「ああ、そうだ」
「話は本当なんですか? サラ様がマッドマウスにボコボコにやられたって。それをアルフ様が助けたって」
「全部本当だ。なあ、サラ?」
サラに視線を送ると、ビクッと体が震えていた。
「ち、違うんだ!」
「なにが違うんだ? おお?」
「た、たまたま調子が悪かったんだ! だからあんな目に……」
「はあ」
俺は重い溜息を吐いて、サラの腹を全力で蹴った。
「ぐあっ……胃が! 胃が壊れる……」
「いい加減、お前みんなに嘘を吐くなよ? みんなを騙して楽しいのか?」
お腹を押さえて悶え苦しんでいるサラを、俺を見下した。
「どういうことですか……?」
受付嬢が問いかける。
「ああ。いい加減、分かると思うけど、こいつは勇者パーティーの中でも『お荷物』だったんだ」
「そ、それは本当ですかっ? でも私達はサラ様はパーティーの中でも大活躍で……」
「それはサラ自身が流した嘘だ。それに今まであなた達は騙されてた」
「どうしてそんなことをっ!」
「多分、賞賛を受けたかったんだろうな。こんなに弱いのに……ちょっとキレイなことくらいが、取り柄なのに。冒険者ごっこをしていた。こいつが子どもの頃はどれだけ強かったか知らないけど、世界は広い。これくらいなら五万といる」
俺は吐き捨てるように言った。
そして続けた。
最初の頃はサラの力もちょっとだけマシであったが、次第に怠けて腕も衰えていった。
今ではマッドマウス一体すらも倒せないほどだ、って。
「で、ですが……」
「まだ俺の言葉を信じられないか? 昨日、俺と決闘したサラを思い出せ」
ボコボコにやられ、さらにレオ君にすら手も足も出なかったサラを。
「——!」
「マッドマウスにすら、これだけボコボコにやられるサラ。これを見てどう思うんだ?」
「……それは……」
受付嬢は言葉を詰まらせていたが、
「メッチャ弱いです」
と口にした。
ハハハ!
とうとう受付嬢にも言われちゃったな!
周囲に目を配ると、ギルドにいた他の冒険者もひそひそ話をしている。
そして軽蔑したような目をサラに向けているのだ!
これほど、気持ちいいことが他にあるだろうか!
「おい、サラ」
俺はサラの顔を上げさせる。
「みんなに謝らないとな」
「なにを……だ?」
「みんなを騙していてごめんなさい。私は弱いです、って。それくらいがお前のけじめだ」
「…………」
「おい、さっさと言いやがれ」
サラの腹を殴る。
「ぐぅ……わ、私は……」
「ん? なんだって?」
睨みをきかせてやる。
するとサラの両目から、また涙がポロポロとこぼれた。
「私は……弱いです……弱い私が全て悪い……です」
「ハハハ! とうとう言ったな! 偉いな!」
言った後、サラは顔色をさらに悪くしてうずくまった。
「げえ……んぷっ」
「うおっ! サラ様が吐いたぞ!」
冒険者の視線に囲まれ、サラがギルドの床に吐瀉物をぶちまけたのだ。
そこにはもうみんなに持て囃されていたサラはいない。
子どもに八つ当たりもするし、マッドマウスにも勝てない——惨めな女戦士の姿だけがあった。
げえげえ吐いているサラの耳元まで口を近付ける。
そして誰にも聞こえないように、こう耳打ちをした。
「そのような汚物をぶちまけるとは。ちゃんと舌で舐めてお掃除しろよ」
さすがにこんな台詞、他の人達に聞こえたら俺の評価が下がりそうだったからだ。
もう俺に逆らうことが出来ないサラ。
そんなサラは舌を出して、腹から出した汚物をぺろぺろと舐めだした。
「さすがの俺でも引くぞ。そんなにしてまで生きたいものなのか……」
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