6 / 43
一章
★6・弱くなった勇者のその後
しおりを挟む
「エリオット様! どうしたのですか!? そんな傷だらけになって!」
なんとかふらふらになりながらも、エリオットは自力で宿泊している王宮の間に辿り着いた。
「マ、マルレーネ……」
彼女の顔を見て、エリオットはほっと一安心する。
「エリオットよ! 君らしくないじゃないか! これだけの傷を負っているエリオットを見るのは初めてだ」
「もしかしてモンスターに襲われちゃった?」
「バカ言え! エリオットにこれだけの傷を残せるヤツなんて、この世にはいない!」
倒れたエリオットのそばに、三人の美女が駆け寄ってくる。
聖女マルレーネ。女戦士サラ。そして魔法使いのフェリシー。
三人は一様にしてエリオットを心配して、同時に困惑していた。
「マルレーネ……まずは回復魔法を使ってくれ。話はそれからにしよう」
「は、はいっ! パーフェクトヒール!」
マルレーネが回復魔法の名を唱えると、エリオットの体を優しい光が包んだ。
徐々に体に活力が戻ってきて、あれだけボロボロだった体が癒されていく。
「ふう……ありがとう。マルレーネ」
「でもどうしたのですか? 正直これくらいの傷だったら、あなたでも治せると思うのですが……」
「……! ちょ、ちょっと調子が悪くってね」
エリオットはマルレーネの追及の瞳に耐えきれず、視線を逸らした。
マルレーネは【聖女の証】というスキル以外にも、【回復効果+50%】【ヒーリング効果+100%】といった——回復魔法に関するスキルを多数持っている。
なので回復魔法に限れば、マルレーネはエリオットすらも超えるだろう。
だが、エリオットは努力補正が普通の人の1000倍かかる【勇者の証】というスキルを持っているのだ。
心臓や頭を潰されたとかならともかく、これくらいの傷なら自らの回復魔法で治せるのだ。
だが……。
(一体……僕の体はどうなってしまったんだ……?)
とエリオットは自分の手を見る。
アルフと戦った際、全く体に力が入らなかった。
普段なら当たり前に出来ていたことが出来ない。
回復魔法を発動しようにも、上手く出来ないのだ。
(ただ調子が悪かっただけか……?)
そうだ、そうに決まっている。
そうでなければ、あのアルフなんかに負けるわけがない。
「それで……どうしたのでしょうか? エリオット様。なにが起こったのでしょう?」
マルレーネがエリオットを真っ直ぐ見て、そう問いかけた。
「ああ……街で暴漢に遭ってしまってね」
「「「暴漢?」」」
三人が目を丸くする。
エリオットはここに辿り着くまでに考えていた嘘を、口から吐き続けた。
「なんでも僕が持っているお金に興味があったみたいなんだ」
「なんてことを……! エリオットは世界を救った英雄なんだぞ! なんて不埒者だ!」
サラが激昂している。
エリオットはそれをなだめるような口調で、
「暴漢とはいえ、一般人相手に抵抗するわけにもいかないだろ? そんなことをすれば大問題だし、万が一相手に大怪我をくらわせてしまったら……」
「それでエリオット様が大怪我を負ってしまったということですか……? なんて慈悲深きお方なのですか、エリオット様は!」
エリオットの頭を、マルレーネがぎゅーっと抱いた。
マルレーネは心配し、サラは激怒している。
しかしそんな中でフェリシーが頭上に『?』マークを浮かべ、
「でも抵抗しないとはいえ、それだけエリオット君にダメージを与えられるってすっごい強い暴漢なんだね。だってエリオット君、耐久も人より1000倍くらいはあるよね?」
「そ、それは……」
と続けた。
エリオットが言い淀む。
何故だかいつもの力が出せなくて、耐久も人並み以下に落ちてしまったみたいなんだ。
無論、エリオットには妨害魔法に関する耐久もあるので、それはそれで矛盾する。
だから。
「ちょ、ちょっとは傷を負わないと暴漢は諦めてくれないじゃないか! それで……暴漢に気付かれないように、わざと自分で傷を付けたりして……」
正直——かなり苦しい言い訳だったと思う。
しかしエリオットに心底惚れているフェリシーは、
「そっか! さすがエリオット君だね。賢くて優しいんだ!」
と疑わずに受け入れてくれた。
……なんとか三人を騙せそうかな?
いくらただ単に調子が悪かっただけにしろ、アルフに負けたなんて言い出せるわけもない。
(ん……? 僕がアルフに負けた……?)
なにを言っているんだ、僕は。
アルフなんかに負けるわけないじゃないか!
今回は不慮な事故だ。
そうだ。あれは勝負じゃない。
ただ不幸が何重にも重なってやって来ただけの事故。
そう思うことにしよう。
「ふう……まあこの話はもう終わりにしよう」
「エリオット様、優しいのは結構ですけど、もっと自分のことを大切にしましょうね?」
「そうだぞ。君は他人を大切にしすぎなのだ。それは素晴らしいことなのだが、いつか大変なことになってしまうぞ」
「エリオット君は優しいっ! そういうところが、私は大好きなんだ!」
ボロボロになったエリオットを見ても、三人の心は揺らいだりしない。
(どうだ……? アルフ。これがお前と僕の違いだ)
三人の美女に抱きつかれて、すっかりさっきのことはあまり気にしなくなっているエリオットだった。
「さて……と。ただぐーたら生活を続けているのも悪いよね。近くに地下迷宮があるんだろ? そこでモンスターでも退治しようか」
魔王がいなくなっても、即座に全てのモンスターがこの世から消え去るわけではない。
一番強大で邪悪な存在がいなくなったとしても、モンスター達は人々にとって害をなす存在だ。
魔王なき後の世界で、そんな残りのモンスター達を狩ることも勇者エリオット達の仕事なのである。
「ですわね。エリオット様は大丈夫なのですか?」
「全然平気だよ」
「ん? そういえばアルフはどこに行ったのだ? トイレ掃除をしてもらおうと思っていたんだが……」
「ああ、アルフについてはパーティーから追放した。あんなヤツ、パーティーからいなくなった方が清々するだろ?」
「ふうん、そうなんだ。けど……やっと目障りなヤツがいなくなるねっ!」
アルフのパーティー追放を告げても、彼のことを惜しむメンバーはいなかった。
それどころかフェリシーは喜んでいるし、マルレーネとサラはどうでもよさそうだった。
「じゃあ行こうか」
「「「はい!」」」
こうして、勇者パーティーは王宮から出て、近くの地下迷宮へと向かうのであった。
◆ ◆
地下迷宮にて。
「どうしたのだ! エリオット! いつもの動きではないぞ!」
「エリオット様! 早く……! 早く魔法を放ってくださいまし!」
「エリオット君、危ない! どうして歩いてるの?」
エリオット達はワイバーンに苦戦していた。
ワイバーンはドラゴンの亜種とはいえ、その中でも最弱に位置する。
エリオットが本調子なら、ワイバーンなんて一発で倒せるはずだった。
だが。
「グ、グゾぉぉぉぉぉぉおおおおお! どうじで、がらだがうごかないんだぁぁあああああ!」
鼻水を垂らしながら、エリオットは体を動かそうとする。
しかしダメ。
必死に動いているつもりだが、彼の動きは他の三人にとって歩いているようにしか見えないらしい。
「エリオット様……! どうしてそのような顔をするのですか! いつものイケメンが台無しですわよ!」
「そうだ! ストレッチなんてしなくていい! 早く……一度ワイバーンから離れてくれ!」
「エリオット君! 赤ん坊より遅いよっ? どうしたの! 走ってよ!」
三人が焦ったようにしてエリオットに指示を飛ばす。
だが、彼はワイバーンから離れるために走っているつもりなのだ。
この時、エリオットはアルフの言葉を思い出していた。
『お前、俺より弱いんだから』
今まさに、その言葉が呪いのようになって、彼に重くのし掛かっていた。
なんとかふらふらになりながらも、エリオットは自力で宿泊している王宮の間に辿り着いた。
「マ、マルレーネ……」
彼女の顔を見て、エリオットはほっと一安心する。
「エリオットよ! 君らしくないじゃないか! これだけの傷を負っているエリオットを見るのは初めてだ」
「もしかしてモンスターに襲われちゃった?」
「バカ言え! エリオットにこれだけの傷を残せるヤツなんて、この世にはいない!」
倒れたエリオットのそばに、三人の美女が駆け寄ってくる。
聖女マルレーネ。女戦士サラ。そして魔法使いのフェリシー。
三人は一様にしてエリオットを心配して、同時に困惑していた。
「マルレーネ……まずは回復魔法を使ってくれ。話はそれからにしよう」
「は、はいっ! パーフェクトヒール!」
マルレーネが回復魔法の名を唱えると、エリオットの体を優しい光が包んだ。
徐々に体に活力が戻ってきて、あれだけボロボロだった体が癒されていく。
「ふう……ありがとう。マルレーネ」
「でもどうしたのですか? 正直これくらいの傷だったら、あなたでも治せると思うのですが……」
「……! ちょ、ちょっと調子が悪くってね」
エリオットはマルレーネの追及の瞳に耐えきれず、視線を逸らした。
マルレーネは【聖女の証】というスキル以外にも、【回復効果+50%】【ヒーリング効果+100%】といった——回復魔法に関するスキルを多数持っている。
なので回復魔法に限れば、マルレーネはエリオットすらも超えるだろう。
だが、エリオットは努力補正が普通の人の1000倍かかる【勇者の証】というスキルを持っているのだ。
心臓や頭を潰されたとかならともかく、これくらいの傷なら自らの回復魔法で治せるのだ。
だが……。
(一体……僕の体はどうなってしまったんだ……?)
とエリオットは自分の手を見る。
アルフと戦った際、全く体に力が入らなかった。
普段なら当たり前に出来ていたことが出来ない。
回復魔法を発動しようにも、上手く出来ないのだ。
(ただ調子が悪かっただけか……?)
そうだ、そうに決まっている。
そうでなければ、あのアルフなんかに負けるわけがない。
「それで……どうしたのでしょうか? エリオット様。なにが起こったのでしょう?」
マルレーネがエリオットを真っ直ぐ見て、そう問いかけた。
「ああ……街で暴漢に遭ってしまってね」
「「「暴漢?」」」
三人が目を丸くする。
エリオットはここに辿り着くまでに考えていた嘘を、口から吐き続けた。
「なんでも僕が持っているお金に興味があったみたいなんだ」
「なんてことを……! エリオットは世界を救った英雄なんだぞ! なんて不埒者だ!」
サラが激昂している。
エリオットはそれをなだめるような口調で、
「暴漢とはいえ、一般人相手に抵抗するわけにもいかないだろ? そんなことをすれば大問題だし、万が一相手に大怪我をくらわせてしまったら……」
「それでエリオット様が大怪我を負ってしまったということですか……? なんて慈悲深きお方なのですか、エリオット様は!」
エリオットの頭を、マルレーネがぎゅーっと抱いた。
マルレーネは心配し、サラは激怒している。
しかしそんな中でフェリシーが頭上に『?』マークを浮かべ、
「でも抵抗しないとはいえ、それだけエリオット君にダメージを与えられるってすっごい強い暴漢なんだね。だってエリオット君、耐久も人より1000倍くらいはあるよね?」
「そ、それは……」
と続けた。
エリオットが言い淀む。
何故だかいつもの力が出せなくて、耐久も人並み以下に落ちてしまったみたいなんだ。
無論、エリオットには妨害魔法に関する耐久もあるので、それはそれで矛盾する。
だから。
「ちょ、ちょっとは傷を負わないと暴漢は諦めてくれないじゃないか! それで……暴漢に気付かれないように、わざと自分で傷を付けたりして……」
正直——かなり苦しい言い訳だったと思う。
しかしエリオットに心底惚れているフェリシーは、
「そっか! さすがエリオット君だね。賢くて優しいんだ!」
と疑わずに受け入れてくれた。
……なんとか三人を騙せそうかな?
いくらただ単に調子が悪かっただけにしろ、アルフに負けたなんて言い出せるわけもない。
(ん……? 僕がアルフに負けた……?)
なにを言っているんだ、僕は。
アルフなんかに負けるわけないじゃないか!
今回は不慮な事故だ。
そうだ。あれは勝負じゃない。
ただ不幸が何重にも重なってやって来ただけの事故。
そう思うことにしよう。
「ふう……まあこの話はもう終わりにしよう」
「エリオット様、優しいのは結構ですけど、もっと自分のことを大切にしましょうね?」
「そうだぞ。君は他人を大切にしすぎなのだ。それは素晴らしいことなのだが、いつか大変なことになってしまうぞ」
「エリオット君は優しいっ! そういうところが、私は大好きなんだ!」
ボロボロになったエリオットを見ても、三人の心は揺らいだりしない。
(どうだ……? アルフ。これがお前と僕の違いだ)
三人の美女に抱きつかれて、すっかりさっきのことはあまり気にしなくなっているエリオットだった。
「さて……と。ただぐーたら生活を続けているのも悪いよね。近くに地下迷宮があるんだろ? そこでモンスターでも退治しようか」
魔王がいなくなっても、即座に全てのモンスターがこの世から消え去るわけではない。
一番強大で邪悪な存在がいなくなったとしても、モンスター達は人々にとって害をなす存在だ。
魔王なき後の世界で、そんな残りのモンスター達を狩ることも勇者エリオット達の仕事なのである。
「ですわね。エリオット様は大丈夫なのですか?」
「全然平気だよ」
「ん? そういえばアルフはどこに行ったのだ? トイレ掃除をしてもらおうと思っていたんだが……」
「ああ、アルフについてはパーティーから追放した。あんなヤツ、パーティーからいなくなった方が清々するだろ?」
「ふうん、そうなんだ。けど……やっと目障りなヤツがいなくなるねっ!」
アルフのパーティー追放を告げても、彼のことを惜しむメンバーはいなかった。
それどころかフェリシーは喜んでいるし、マルレーネとサラはどうでもよさそうだった。
「じゃあ行こうか」
「「「はい!」」」
こうして、勇者パーティーは王宮から出て、近くの地下迷宮へと向かうのであった。
◆ ◆
地下迷宮にて。
「どうしたのだ! エリオット! いつもの動きではないぞ!」
「エリオット様! 早く……! 早く魔法を放ってくださいまし!」
「エリオット君、危ない! どうして歩いてるの?」
エリオット達はワイバーンに苦戦していた。
ワイバーンはドラゴンの亜種とはいえ、その中でも最弱に位置する。
エリオットが本調子なら、ワイバーンなんて一発で倒せるはずだった。
だが。
「グ、グゾぉぉぉぉぉぉおおおおお! どうじで、がらだがうごかないんだぁぁあああああ!」
鼻水を垂らしながら、エリオットは体を動かそうとする。
しかしダメ。
必死に動いているつもりだが、彼の動きは他の三人にとって歩いているようにしか見えないらしい。
「エリオット様……! どうしてそのような顔をするのですか! いつものイケメンが台無しですわよ!」
「そうだ! ストレッチなんてしなくていい! 早く……一度ワイバーンから離れてくれ!」
「エリオット君! 赤ん坊より遅いよっ? どうしたの! 走ってよ!」
三人が焦ったようにしてエリオットに指示を飛ばす。
だが、彼はワイバーンから離れるために走っているつもりなのだ。
この時、エリオットはアルフの言葉を思い出していた。
『お前、俺より弱いんだから』
今まさに、その言葉が呪いのようになって、彼に重くのし掛かっていた。
0
お気に入りに追加
564
あなたにおすすめの小説

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

レベルが上がらずパーティから捨てられましたが、実は成長曲線が「勇者」でした
桐山じゃろ
ファンタジー
同い年の幼馴染で作ったパーティの中で、ラウトだけがレベル10から上がらなくなってしまった。パーティリーダーのセルパンはラウトに頼り切っている現状に気づかないまま、レベルが低いという理由だけでラウトをパーティから追放する。しかしその後、仲間のひとりはラウトについてきてくれたし、弱い魔物を倒しただけでレベルが上がり始めた。やがてラウトは精霊に寵愛されし最強の勇者となる。一方でラウトを捨てた元仲間たちは自業自得によるざまぁに遭ったりします。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを公開しています。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

公国の後継者として有望視されていたが無能者と烙印を押され、追放されたが、とんでもない隠れスキルで成り上がっていく。公国に戻る?いやだね!
秋田ノ介
ファンタジー
主人公のロスティは公国家の次男として生まれ、品行方正、学問や剣術が優秀で、非の打ち所がなく、後継者となることを有望視されていた。
『スキル無し』……それによりロスティは無能者としての烙印を押され、後継者どころか公国から追放されることとなった。ロスティはなんとかなけなしの金でスキルを買うのだが、ゴミスキルと呼ばれるものだった。何の役にも立たないスキルだったが、ロスティのとんでもない隠れスキルでゴミスキルが成長し、レアスキル級に大化けしてしまう。
ロスティは次々とスキルを替えては成長させ、より凄いスキルを手にしていき、徐々に成り上がっていく。一方、ロスティを追放した公国は衰退を始めた。成り上がったロスティを呼び戻そうとするが……絶対にお断りだ!!!!
小説家になろうにも掲載しています。


勇者パーティー追放された解呪師、お迎えの死神少女とうっかりキスして最強の力に覚醒!? この力で10年前、僕のすべてを奪った犯人へ復讐します。
カズマ・ユキヒロ
ファンタジー
解呪師マモル・フジタニは追放された。
伝説の武器の封印を解いたあとで、勇者パーティーに裏切られて。
深い傷と毒で、死を待つばかりとなったマモル。
しかし。
お迎えにきた死神少女との『うっかりキス』が、マモルを変えた。
伝説の武器の封印を解いたとき、体内に取り込んでいた『いにしえの勇者パーティー』の力。
その無敵の力が異種族異性とのキスで覚醒、最強となったのだ。
一方で。
愚かな勇者たちは、魔王に呪いを受けてしまう。
死へのタイムリミットまでは、あと72時間。
マモル追放をなげいても、もう遅かった。
マモルは、手にした最強の『力』を使い。
人助けや、死神助けをしながら。
10年前、己のすべてを奪った犯人への復讐を目指す。
これは、過去の復讐に燃える男が。
死神少女とともに、失ったはずの幼なじみや妹を取り戻しながら。
結果的に世界を救ってしまう、そんな物語。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる