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一章
5・間抜けな刻印
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「そろそろ仕上げだな」
俺は四つん這いにさせたエリオットの背中に座って、そう呟いた。
「仕上げ……? このクソったれたことが終わるのか……?」
まだエリオットは戦意は失ってはいないみたいだが、言葉の端々に弱音が見て取れた。
ここまでしてなお、心が完全に折れてないとは……。
勇者のプライドだろうか。
どちらにせよ、すぐに復讐を終わらせるつもりはなかったので、良いことだ。
「今日は俺の遊びに付き合ってくれて、ありがとな」
よいしょっと。
俺はエリオットからどき、彼の首をつかんで無理矢理立たせた。
「ひっ……な、なにをするつもりだ……!」
地面から足を離しているエリオットは、宙で無我夢中でもがいているが、俺の力から逃れることは出来ない。
俺が強いわけではない。
こいつが弱いのだ。
「ハハハ! なにそんな警戒してるんだよ。今度は大丈夫だ」
「本当か……?」
「ああ。ちゃんと遊びに付き合ってくれたから、給料を渡そうと思ってな」
エリオットは俺を暴行した後、よく給料を渡してくれたのだ。
それは大体は銅貨一枚で、こんなものでは満足に生活出来ないが……。
それでもエリオットが給料を渡して、俺が渡さないというのは筋が通らないだろう。
「ほら——これが今の俺の全財産だ」
ポケットから八枚銅貨を取り出す。
今までエリオットから貰っていた給料を、少しずつ貯めていたのだ。
「はっ……! そんなお金……昼ご飯も食べられないじゃないか」
「なにを言ってる。パンが八切れも買えるんだぞ? 十分お腹いっぱいになる」
一日パン一切れと水くらいしか飲めない生活を思い出して、ニッコリと微笑みかける。
「お前はお金の重みってのが分かってないなあ」
「グハッ!」
俺はエリオットを地面に叩きつけた。
そして頭をグリグリと踏みながら、
「お前等がフェリシー達に渡した白金貨。あれ一枚でどれだけの飢える人を救えると思う?」
「き、詭弁だ……僕は勇者だから、許されるんだ。なんにも努力してない貧乏人に、どうして金を恵まなければならない? 寄付でもしたらいいのか?」
「まあお前の言うことも一理ある」
別に俺だって綺麗事を言うつもりはない。
そんなこと言い出したら、金持ち連中全員に復讐しなければならなくなるからな。
「でもな、お金の大切さってのが分かってないと、今後苦労すると思うんだ」
「どうして……だ?」
「だって今からお前は底辺負け組人生を送ることになるから。砂埃塗れの銅貨一枚を大切にしなくちゃならないから。金銭感覚が狂ったまま、底辺に堕とされるのは結構きついだろ?」
「なにを言っている……?」
言うなればこれは俺からの優しさだ。
エリオットの狂った金銭感覚が少しでも治ればいいなあ、と思っているだけ。
「アルフ……優しい」
「おお、イーディスもそう思うか?」
「うん。神よりも神。アルフの優しさは神をも超える」
「よしよし。イーディスも十分優しい心を持ってるよ」
「ん……」
イーディスの頭を撫でてやったら、気持ちよさそうな顔をした。
この子が授けてくれた【みんな俺より弱くなる】スキルのおかげで、復讐が実行出来てるんだ。
これが一段落ついたら、もっと撫でてあげよう。
「き、貴様は……! さっきからなにを言っている! 僕をどうするつもりだ!」
キッと鋭い視線を向けてくるエリオット。
「ああ、悪い悪い。じゃあ早速はじめようか」
そう言って、俺は銅貨をエリオットの顔面に投げつけた。
「うわぁぁぁぁああああああ!」
たったそれだけのことなのに、エリオットは宙に浮き地面に背中を強く叩きつけた。
「おいおい、ちゃんと受けとれって。相変わらず、お前は金銭感覚が狂ってるなあ」
「ど、どんな奇術を使っているっ? 見えなかったぞ?」
「奇術もなにも使っていない」
ただお前の動体視力がしょぼすぎて、適当に投げつけた銅貨すらも見えないだけだ。
「じゃあもう一枚いくぞ」
「や、止めろ……」
「そんな遠慮するな。謙虚な心に敬意を表して、二枚連続で投げてやろう」
「うわぁぁぁああああああああ!」
銅貨を投げつけると、再度エリオットの体が宙を浮く。
高く浮き上がってくれたので、そこ目掛けて連続でもう一枚投げつけた。
さらに高く舞い上がって、地面へと落下した。
鈍い音がした。
「おいおい。死んでないよな?」
「すーはーすーはーすーはー……殺す……」
素晴らしい!
エリオットはこれだけやられても、まだ戦意を失っていない!
でもダメージを与えられすぎて、まともに体を動かすことも出来ないみたいだ!
ハハハ!
「後五枚あるぞ。ちゃんと受け取ってくれ」
「もう……いらない……」
「この五枚欲しさに、俺は死にかけたこともある。その大切さを分かってもらいたくってな」
「アルフ……集めてきた……」
そうこうしているうちに、イーディスがそこらから枯れ木を集めてくれた。
「おお、ありがとう。イーディス」
俺はそこに向かってファイアーボールを放つ。
「……また……変なことを……している……止めろ……」
俺は燃えさかる炎に向かって、銅貨を放り投げた。
銅貨がどんどん炎によって、赤くなっていくのが見てとれた。
「燃えろ♪ 燃えろ♪」
「燃える♪ 燃える♪」
イーディスとリズムに乗って、銅貨が燃えていく様をただ見つめていた。
「よし、こんなものか。おい、ちょっとこの剣を借りるぞ」
「ま、まさか……僕の両手でも切断するつもりか?」
「はあ? お前はなにを言ってるんだ?」
優しい俺がそんな残酷なこと、するわけないだろ。
俺はエリオットから借りた剣で、炎の中から銅貨を引きずり出した。
「おお、よく燃えている」
炎によって熱くなった銅貨は真っ赤になっていて、所々溶けかけっているが、なんとか形状を留めている。
それを地面に等間隔に並べる。
「まさか……」
「分かってくれたか」
俺はエリオットの体を持ち上げて、上半身の服を脱がせる。
「残り五枚。しっかり灼けた銅貨だ。お金一枚の大切さってのを、肌で感じるんだぞ」
「止めろぉぉぉぉぉおおおおお!」
必死に抵抗しようとするが、逃げられるわけもない。
俺も逃がすつもりもなかった。
俺は地面に並べられた高熱の銅貨に向かって、上半身裸のエリオットを倒した。
「それは刻印か? カッコいいぞ」
上半身に五つの黒く焦げた丸い円。
すぐに立ち上がろうとするエリオットの背中を踏み続けたおかげで、キレイに跡が付いていた。
これじゃあ女を抱く時にも、笑われるかもな。
間抜けって。
「許さない……絶対に殺してやる……」
「そうか。でも俺はそろそろ飽きたんだ」
ここで殺してしまってはもったいないじゃないか。
俺はもっと長く派手に復讐を楽しみたいのだ。
言うなれば、これは挨拶代わりみたいなもの。
それに弱くなって、底辺に堕ちていくエリオットを見てみたい。
だから簡単には殺さない。
「だから俺はもうそろそろ行くよ。同じパーティーだし、また頑張ろうな」
だから今日のところは、手を振って彼に別れを告げた。
「おい……待て」
おいおい、まだこいつは戦う気なのか?
面倒臭く感じながらも、俺はエリオットの方を振り向いた。
「同じパーティー……? こんなことをして、貴様……まだ同じパーティーのつもりか?」
「ん? どういうことだ?」
「貴様なんかパーティー追放だ! 今更後悔しても遅いんだからな? 路頭に迷いやがれ!」
「あっそ」
同じ勇者パーティーでありながら、復讐を続ける……というのも面白そうだったが、いささか現実的ではないだろう。
なのでこれは既定路線だ。
「じゃあパーティーから追放されたから、俺は自由にやらせてもらうわ。行こっか、イーディス」
「うん」
イーディスを肩車してやる。
そしてパーティーから追放された俺は、エリオットの前から去っていった。
エリオットは最後まで銅貨を拾おうとしなかった。
哀れだな。
今からその銅貨一枚を心から欲するような人生を送るだろうに——。
——これから楽しい復讐劇がはじまる。
エリオットだけではない。聖女マルレーネだって、戦士サラだって——そして幼馴染みのフェリシーだって。
ただ殺すだけはつまらない。
死んだ方がマシ……って思えるようなことを経験させてやる。
俺をバカにしてきたヤツ等、全員——底辺に堕としてやる。
俺は四つん這いにさせたエリオットの背中に座って、そう呟いた。
「仕上げ……? このクソったれたことが終わるのか……?」
まだエリオットは戦意は失ってはいないみたいだが、言葉の端々に弱音が見て取れた。
ここまでしてなお、心が完全に折れてないとは……。
勇者のプライドだろうか。
どちらにせよ、すぐに復讐を終わらせるつもりはなかったので、良いことだ。
「今日は俺の遊びに付き合ってくれて、ありがとな」
よいしょっと。
俺はエリオットからどき、彼の首をつかんで無理矢理立たせた。
「ひっ……な、なにをするつもりだ……!」
地面から足を離しているエリオットは、宙で無我夢中でもがいているが、俺の力から逃れることは出来ない。
俺が強いわけではない。
こいつが弱いのだ。
「ハハハ! なにそんな警戒してるんだよ。今度は大丈夫だ」
「本当か……?」
「ああ。ちゃんと遊びに付き合ってくれたから、給料を渡そうと思ってな」
エリオットは俺を暴行した後、よく給料を渡してくれたのだ。
それは大体は銅貨一枚で、こんなものでは満足に生活出来ないが……。
それでもエリオットが給料を渡して、俺が渡さないというのは筋が通らないだろう。
「ほら——これが今の俺の全財産だ」
ポケットから八枚銅貨を取り出す。
今までエリオットから貰っていた給料を、少しずつ貯めていたのだ。
「はっ……! そんなお金……昼ご飯も食べられないじゃないか」
「なにを言ってる。パンが八切れも買えるんだぞ? 十分お腹いっぱいになる」
一日パン一切れと水くらいしか飲めない生活を思い出して、ニッコリと微笑みかける。
「お前はお金の重みってのが分かってないなあ」
「グハッ!」
俺はエリオットを地面に叩きつけた。
そして頭をグリグリと踏みながら、
「お前等がフェリシー達に渡した白金貨。あれ一枚でどれだけの飢える人を救えると思う?」
「き、詭弁だ……僕は勇者だから、許されるんだ。なんにも努力してない貧乏人に、どうして金を恵まなければならない? 寄付でもしたらいいのか?」
「まあお前の言うことも一理ある」
別に俺だって綺麗事を言うつもりはない。
そんなこと言い出したら、金持ち連中全員に復讐しなければならなくなるからな。
「でもな、お金の大切さってのが分かってないと、今後苦労すると思うんだ」
「どうして……だ?」
「だって今からお前は底辺負け組人生を送ることになるから。砂埃塗れの銅貨一枚を大切にしなくちゃならないから。金銭感覚が狂ったまま、底辺に堕とされるのは結構きついだろ?」
「なにを言っている……?」
言うなればこれは俺からの優しさだ。
エリオットの狂った金銭感覚が少しでも治ればいいなあ、と思っているだけ。
「アルフ……優しい」
「おお、イーディスもそう思うか?」
「うん。神よりも神。アルフの優しさは神をも超える」
「よしよし。イーディスも十分優しい心を持ってるよ」
「ん……」
イーディスの頭を撫でてやったら、気持ちよさそうな顔をした。
この子が授けてくれた【みんな俺より弱くなる】スキルのおかげで、復讐が実行出来てるんだ。
これが一段落ついたら、もっと撫でてあげよう。
「き、貴様は……! さっきからなにを言っている! 僕をどうするつもりだ!」
キッと鋭い視線を向けてくるエリオット。
「ああ、悪い悪い。じゃあ早速はじめようか」
そう言って、俺は銅貨をエリオットの顔面に投げつけた。
「うわぁぁぁぁああああああ!」
たったそれだけのことなのに、エリオットは宙に浮き地面に背中を強く叩きつけた。
「おいおい、ちゃんと受けとれって。相変わらず、お前は金銭感覚が狂ってるなあ」
「ど、どんな奇術を使っているっ? 見えなかったぞ?」
「奇術もなにも使っていない」
ただお前の動体視力がしょぼすぎて、適当に投げつけた銅貨すらも見えないだけだ。
「じゃあもう一枚いくぞ」
「や、止めろ……」
「そんな遠慮するな。謙虚な心に敬意を表して、二枚連続で投げてやろう」
「うわぁぁぁああああああああ!」
銅貨を投げつけると、再度エリオットの体が宙を浮く。
高く浮き上がってくれたので、そこ目掛けて連続でもう一枚投げつけた。
さらに高く舞い上がって、地面へと落下した。
鈍い音がした。
「おいおい。死んでないよな?」
「すーはーすーはーすーはー……殺す……」
素晴らしい!
エリオットはこれだけやられても、まだ戦意を失っていない!
でもダメージを与えられすぎて、まともに体を動かすことも出来ないみたいだ!
ハハハ!
「後五枚あるぞ。ちゃんと受け取ってくれ」
「もう……いらない……」
「この五枚欲しさに、俺は死にかけたこともある。その大切さを分かってもらいたくってな」
「アルフ……集めてきた……」
そうこうしているうちに、イーディスがそこらから枯れ木を集めてくれた。
「おお、ありがとう。イーディス」
俺はそこに向かってファイアーボールを放つ。
「……また……変なことを……している……止めろ……」
俺は燃えさかる炎に向かって、銅貨を放り投げた。
銅貨がどんどん炎によって、赤くなっていくのが見てとれた。
「燃えろ♪ 燃えろ♪」
「燃える♪ 燃える♪」
イーディスとリズムに乗って、銅貨が燃えていく様をただ見つめていた。
「よし、こんなものか。おい、ちょっとこの剣を借りるぞ」
「ま、まさか……僕の両手でも切断するつもりか?」
「はあ? お前はなにを言ってるんだ?」
優しい俺がそんな残酷なこと、するわけないだろ。
俺はエリオットから借りた剣で、炎の中から銅貨を引きずり出した。
「おお、よく燃えている」
炎によって熱くなった銅貨は真っ赤になっていて、所々溶けかけっているが、なんとか形状を留めている。
それを地面に等間隔に並べる。
「まさか……」
「分かってくれたか」
俺はエリオットの体を持ち上げて、上半身の服を脱がせる。
「残り五枚。しっかり灼けた銅貨だ。お金一枚の大切さってのを、肌で感じるんだぞ」
「止めろぉぉぉぉぉおおおおお!」
必死に抵抗しようとするが、逃げられるわけもない。
俺も逃がすつもりもなかった。
俺は地面に並べられた高熱の銅貨に向かって、上半身裸のエリオットを倒した。
「それは刻印か? カッコいいぞ」
上半身に五つの黒く焦げた丸い円。
すぐに立ち上がろうとするエリオットの背中を踏み続けたおかげで、キレイに跡が付いていた。
これじゃあ女を抱く時にも、笑われるかもな。
間抜けって。
「許さない……絶対に殺してやる……」
「そうか。でも俺はそろそろ飽きたんだ」
ここで殺してしまってはもったいないじゃないか。
俺はもっと長く派手に復讐を楽しみたいのだ。
言うなれば、これは挨拶代わりみたいなもの。
それに弱くなって、底辺に堕ちていくエリオットを見てみたい。
だから簡単には殺さない。
「だから俺はもうそろそろ行くよ。同じパーティーだし、また頑張ろうな」
だから今日のところは、手を振って彼に別れを告げた。
「おい……待て」
おいおい、まだこいつは戦う気なのか?
面倒臭く感じながらも、俺はエリオットの方を振り向いた。
「同じパーティー……? こんなことをして、貴様……まだ同じパーティーのつもりか?」
「ん? どういうことだ?」
「貴様なんかパーティー追放だ! 今更後悔しても遅いんだからな? 路頭に迷いやがれ!」
「あっそ」
同じ勇者パーティーでありながら、復讐を続ける……というのも面白そうだったが、いささか現実的ではないだろう。
なのでこれは既定路線だ。
「じゃあパーティーから追放されたから、俺は自由にやらせてもらうわ。行こっか、イーディス」
「うん」
イーディスを肩車してやる。
そしてパーティーから追放された俺は、エリオットの前から去っていった。
エリオットは最後まで銅貨を拾おうとしなかった。
哀れだな。
今からその銅貨一枚を心から欲するような人生を送るだろうに——。
——これから楽しい復讐劇がはじまる。
エリオットだけではない。聖女マルレーネだって、戦士サラだって——そして幼馴染みのフェリシーだって。
ただ殺すだけはつまらない。
死んだ方がマシ……って思えるようなことを経験させてやる。
俺をバカにしてきたヤツ等、全員——底辺に堕としてやる。
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