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第0章〈正義の目覚め〉編・改
0.11 ボージェの戦い
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イングランド王ヘンリー五世のフランス王位継承と王太子シャルルの廃嫡を定めた「トロワ条約」が締結された。
私は幼いころから小心者で争いごとを避けがちな性格だった。
まったく王の器ではないが、この間ずっとやられっぱなしだった訳ではない。
ヘンリー五世とカトリーヌ王女はパリで結婚式を挙げると、イングランド各地を訪れてハネムーンを楽しんでいた。新婚夫婦の蜜月を終わらせたのは、思いがけない訃報の知らせであった。
「陛下、何事ですの?」
少し前まで英仏は公式に交戦中だったが、ヘンリーは敵国出身の妻をいたわり、たいそう甘かった。
知らせを受けて瞬時に甘さの消えた王を察知して、カトリーヌ王女はぞっとしながらたずねた。
「弟が死んだ」
「えっ……」
青ざめた王妃を見て、ヘンリーは「死んだのは妃の弟君ではない」と付け足した。
「安心したか?」
「ええ、少し」
夫婦ともに初婚だが、年齢差は14歳である。
ヘンリーは若い王妃を気遣ったが、釘を刺すことも忘れなかった。
「気持ちは分からなくもないが、妃の弟シャルルは余の敵だということを思い出して欲しい」
「あっ……、申し訳ございません」
「そなたはもうフランス王女カトリーヌではない。イングランド王妃キャサリンだ。立場を忘れてもらっては困る」
結婚後、カトリーヌ王女はイングランド風にキャサリン王妃と呼ばれるようになっていた。
***
クラレンス公トマス・オブ・ランカスターは、ヘンリー五世の弟でベッドフォード公の兄である。ただの王弟ではない。ヘンリーは即位後もなかなか結婚しなかったため、王位継承権第一位のクラレンス公は事実上の王太子も同然だった。
トロワ条約が締結すると、兄王の威光を知らしめるためにフランス各地を騎行してまわった。
クラレンス公の補佐役として叔父のエクセター公、サマセット伯、ソールズベリー伯たちが付き従い、イングランド軍4000人を率いていた。
ヘンリーはハネムーンを中断すると、兵を率いてフランスに戻った。
「弟は戦死。叔父上たちは捕虜になり、帰還したのはソールズベリー伯だけとはな」
「面目次第もございません!」
「謝罪と賞罰は後でいい。何があったかすべてを包み隠さず報告しろ」
王弟クラレンス公一行は、フランス西部でスコットランド訛りの不審者を捕らえた。
取り調べてみると、王太子シャルルが西海岸にあるラ・ロシェル要塞からスコットランド兵を上陸させていることがわかった。
「ほう、逃げてばかりのあの王太子が反撃の機会を窺っているとはな」
「王弟クラレンス公は、陛下のフランス王位継承を盤石にするためにも、反逆者たる王太子と戦おうと考えておられました」
イングランド軍は、近いうちに戦いがあると予想し、行く先々で略奪を強化した。
1421年3月22日はちょうど復活祭の前日で、戦闘や略奪をするには最高の書き入れ時だった。警戒を怠らなかったが、夕方になるとさすがにもう戦端は開かないと判断し、イングランド兵の半分以上が武装解除して街へと繰り出していた。
日没の1時間前。
街の境界線にあたる川の橋上に、スコットランド兵の大軍が現れた。
クラレンス公は手元の親衛隊を率いて応戦したが、川を挟んで高みから繰り出される猛烈な矢の弾幕になす術がない。3月とはいえ、川の水はまだ冷たく、しかも高台と橋上の支配権を取られていては敵陣にたどり着くことさえ難しい。
スコットランド兵もイングランドと同様に、弓兵を主力とする戦法を得意としていた。
ソールズベリー伯は弓兵を呼び戻したが、命令が行き渡るには時間がかかる。
迎撃体制が整うまで待っていられず、ソールズベリー伯はいち早く救援に飛び出していったが、王弟クラレンス公は乱戦に巻き込まれて落馬し、敵兵に討ち取られてしまった。
ソールズベリー伯は敗北を悟ると、散り散りになっていた味方を集め、夜を徹して退却した。
翌日、街へ戻るとすでにスコットランド兵の姿はなく、ソールズベリー伯は負傷者とクラレンス公の遺体を回収して帰路についた。
「おぉ、弟よ……」
「陛下の弟君、しかも次期王位継承者をお守りすることができませんでした。かくなる上はどのような処罰も受けるつもりです」
英仏・百年戦争では、ジャン二世やシャルル・ドルレアンなどの王族が捕虜になることはあっても、高位王族が戦死したことはなかった。
イングランド軍の敗北と王弟クラレンス公の死は、大きな衝撃として受け止められた。
「いや、ソールズベリー伯よ。貴公はよくやった」
イングランド軍4000人うち損害は1000人ほど。
日没前に奇襲を受け、ソールズベリー伯がすみやかに退却を選ばなければ、夜の市街地戦と化していた。さらなる損害は免れなかっただろう。
ヘンリー五世は、逃げ帰ったソールズベリー伯を責めず、これまで通りに軍を率いて王太子へ報復することを求めた。
「陛下の恩情に感謝を申し上げます」
「ヴァロワの王族は狂人と腰抜けばかりと思っていたが、王太子を侮っていたかもしれない」
「はっ! 王太子シャルルを討ち取り、陛下の御前にその首を持って参ります」
こうして私は、ブルゴーニュ公の父の仇敵のみならず、イングランド王ヘンリー五世の弟の仇敵となってしまった。
1421年3月22日、ボージェの戦い。
ヘンリー五世の軍とシャルル七世の軍が初めて激突した戦いである。
私は前線に出ていないが初陣みたいなものだ。ほぼ無傷で勝利したものの、結果的にイングランド王とブルゴーニュ公の結束を強めることになった。
「リッシュモン伯よ、貴公はこの戦いをどう評価する?」
ヘンリーは、血のつながらない義弟アルテュール・ド・リッシュモンを連れてきていた。
軍議でも、客将扱いで席を用意し、「フランス軍を知る者」として意見を重んじた。
「……略奪を控えるべきかと存じます」
「フランスの国土が荒廃するのは胸が痛むか?」
「感情論ではありません」
リッシュモンは略奪を控えるべき理由をふたつ進言した。
「ひとつは、フランス王位継承を穏便に進めるためです。いまやフランスは敵国ではなく、陛下のもの。自分の国を荒らす王はおりません」
「なるほど、一理ある」
「もうひとつは、おそらくこの戦いの首謀者はイングランド軍の略奪癖を利用して作戦を計画したと考えられるからです」
街で略奪が始まれば、兵は欲に目がくらみ、防備が手薄になる。
復活祭の前日、日没の直前、いつもの略奪——ボージェの戦いは偶然ではない。イングランド軍が油断する瞬間を狙って、綿密に計算された奇襲作戦だと見破った。
「兵たちの行動が敵方に読まれているならば、改めるべきかと存じます」
リッシュモンの進言を受けて、ヘンリーは行軍先での略奪行為を控えるように命令を下した。
***
余談になるが、ボージェの戦いはラ・イルとザントライユがフランス親衛で参戦している。
「廃嫡された王太子」に大軍を動員する力はなく、王太子軍はイングランドに恨みを抱くスコットランド兵5000人が中心だった。私が自力で集めた兵は1000人足らず。その中にふたりはいた。
「痛ぇ……」
「バカめ、欲をかくからだ」
「俺様としたことがしくじった!」
イングランド軍の大きな損害に対して、私の軍はほぼ無傷で勝利したが、そのわずかな損害のひとつがラ・イルの負傷だった。
「くそっ、足がうごかねぇ!」
全体から見れば「軽微な損害」だが、ラ・イルはこの戦いで後遺症が残る重傷を負った。
イングランド優勢な戦いだったら、身動きが取れないまま討ち取られて戦死していただろう。
「もし俺様が死んだら、この指を切って戦友に届けてくれ……」
「そんな小汚い指はいらん」
「ばーか! ザントライユ、てめぇには一本もやらねぇよ!」
古来から「うさぎの足」は不思議な力が宿るお守りとして愛用されてきた。
ラ・イルは神への信仰心を持たない代わりに、迷信を信じるところがあった。
だが、聖遺物ならまだしも、ただの人の指に神通力が宿るとは思えない。
「てめぇはよぉ、同郷の仲間に対する思いやりってモンがねぇのか!」
「悪態をつく余裕があるなら死にはしない」
聞くところによると、ラ・イルは戦闘の混乱にまぎれて街で略奪を働き、ある家に侵入しようとして暖炉から落ちたらしい。気の毒だが、自業自得だと言われても仕方がない。
(※)スコットランド兵が主力なのは「安いから」ではなくて。
1406年、スコットランド王太子ジェームズ(11歳、のちのジェームズ一世)がパリの宮廷に留学へ向かう途中、海上でイングランドに襲われてヘンリー四世のもとへ送られ、ロンドンのウインザー城に幽閉されてしまいました。戦時下の捕虜・罪人ではないため、ロンドン塔送りではありませんが、ヘンリー四世・五世ともにスコットランドに身代金を要求しています。
今回の話は1421年なので、幽閉されて15年目。スコットランドでは反イングランド感情が高まり、王太子シャルルに同情的・協力的という背景があります。
(※)備忘録代わりに、1421年当時の年齢です。
・王太子シャルル(シャルル七世):18歳
・キャサリン王妃(カトリーヌ王女):20歳
・シャルル六世:53歳
・ヘンリー五世:34歳
・王弟クラレンス公(故人):33歳
・王弟ベッドフォード公:32歳
・ブルターニュ公(リッシュモンの兄):32歳
・リッシュモン:28歳
私は幼いころから小心者で争いごとを避けがちな性格だった。
まったく王の器ではないが、この間ずっとやられっぱなしだった訳ではない。
ヘンリー五世とカトリーヌ王女はパリで結婚式を挙げると、イングランド各地を訪れてハネムーンを楽しんでいた。新婚夫婦の蜜月を終わらせたのは、思いがけない訃報の知らせであった。
「陛下、何事ですの?」
少し前まで英仏は公式に交戦中だったが、ヘンリーは敵国出身の妻をいたわり、たいそう甘かった。
知らせを受けて瞬時に甘さの消えた王を察知して、カトリーヌ王女はぞっとしながらたずねた。
「弟が死んだ」
「えっ……」
青ざめた王妃を見て、ヘンリーは「死んだのは妃の弟君ではない」と付け足した。
「安心したか?」
「ええ、少し」
夫婦ともに初婚だが、年齢差は14歳である。
ヘンリーは若い王妃を気遣ったが、釘を刺すことも忘れなかった。
「気持ちは分からなくもないが、妃の弟シャルルは余の敵だということを思い出して欲しい」
「あっ……、申し訳ございません」
「そなたはもうフランス王女カトリーヌではない。イングランド王妃キャサリンだ。立場を忘れてもらっては困る」
結婚後、カトリーヌ王女はイングランド風にキャサリン王妃と呼ばれるようになっていた。
***
クラレンス公トマス・オブ・ランカスターは、ヘンリー五世の弟でベッドフォード公の兄である。ただの王弟ではない。ヘンリーは即位後もなかなか結婚しなかったため、王位継承権第一位のクラレンス公は事実上の王太子も同然だった。
トロワ条約が締結すると、兄王の威光を知らしめるためにフランス各地を騎行してまわった。
クラレンス公の補佐役として叔父のエクセター公、サマセット伯、ソールズベリー伯たちが付き従い、イングランド軍4000人を率いていた。
ヘンリーはハネムーンを中断すると、兵を率いてフランスに戻った。
「弟は戦死。叔父上たちは捕虜になり、帰還したのはソールズベリー伯だけとはな」
「面目次第もございません!」
「謝罪と賞罰は後でいい。何があったかすべてを包み隠さず報告しろ」
王弟クラレンス公一行は、フランス西部でスコットランド訛りの不審者を捕らえた。
取り調べてみると、王太子シャルルが西海岸にあるラ・ロシェル要塞からスコットランド兵を上陸させていることがわかった。
「ほう、逃げてばかりのあの王太子が反撃の機会を窺っているとはな」
「王弟クラレンス公は、陛下のフランス王位継承を盤石にするためにも、反逆者たる王太子と戦おうと考えておられました」
イングランド軍は、近いうちに戦いがあると予想し、行く先々で略奪を強化した。
1421年3月22日はちょうど復活祭の前日で、戦闘や略奪をするには最高の書き入れ時だった。警戒を怠らなかったが、夕方になるとさすがにもう戦端は開かないと判断し、イングランド兵の半分以上が武装解除して街へと繰り出していた。
日没の1時間前。
街の境界線にあたる川の橋上に、スコットランド兵の大軍が現れた。
クラレンス公は手元の親衛隊を率いて応戦したが、川を挟んで高みから繰り出される猛烈な矢の弾幕になす術がない。3月とはいえ、川の水はまだ冷たく、しかも高台と橋上の支配権を取られていては敵陣にたどり着くことさえ難しい。
スコットランド兵もイングランドと同様に、弓兵を主力とする戦法を得意としていた。
ソールズベリー伯は弓兵を呼び戻したが、命令が行き渡るには時間がかかる。
迎撃体制が整うまで待っていられず、ソールズベリー伯はいち早く救援に飛び出していったが、王弟クラレンス公は乱戦に巻き込まれて落馬し、敵兵に討ち取られてしまった。
ソールズベリー伯は敗北を悟ると、散り散りになっていた味方を集め、夜を徹して退却した。
翌日、街へ戻るとすでにスコットランド兵の姿はなく、ソールズベリー伯は負傷者とクラレンス公の遺体を回収して帰路についた。
「おぉ、弟よ……」
「陛下の弟君、しかも次期王位継承者をお守りすることができませんでした。かくなる上はどのような処罰も受けるつもりです」
英仏・百年戦争では、ジャン二世やシャルル・ドルレアンなどの王族が捕虜になることはあっても、高位王族が戦死したことはなかった。
イングランド軍の敗北と王弟クラレンス公の死は、大きな衝撃として受け止められた。
「いや、ソールズベリー伯よ。貴公はよくやった」
イングランド軍4000人うち損害は1000人ほど。
日没前に奇襲を受け、ソールズベリー伯がすみやかに退却を選ばなければ、夜の市街地戦と化していた。さらなる損害は免れなかっただろう。
ヘンリー五世は、逃げ帰ったソールズベリー伯を責めず、これまで通りに軍を率いて王太子へ報復することを求めた。
「陛下の恩情に感謝を申し上げます」
「ヴァロワの王族は狂人と腰抜けばかりと思っていたが、王太子を侮っていたかもしれない」
「はっ! 王太子シャルルを討ち取り、陛下の御前にその首を持って参ります」
こうして私は、ブルゴーニュ公の父の仇敵のみならず、イングランド王ヘンリー五世の弟の仇敵となってしまった。
1421年3月22日、ボージェの戦い。
ヘンリー五世の軍とシャルル七世の軍が初めて激突した戦いである。
私は前線に出ていないが初陣みたいなものだ。ほぼ無傷で勝利したものの、結果的にイングランド王とブルゴーニュ公の結束を強めることになった。
「リッシュモン伯よ、貴公はこの戦いをどう評価する?」
ヘンリーは、血のつながらない義弟アルテュール・ド・リッシュモンを連れてきていた。
軍議でも、客将扱いで席を用意し、「フランス軍を知る者」として意見を重んじた。
「……略奪を控えるべきかと存じます」
「フランスの国土が荒廃するのは胸が痛むか?」
「感情論ではありません」
リッシュモンは略奪を控えるべき理由をふたつ進言した。
「ひとつは、フランス王位継承を穏便に進めるためです。いまやフランスは敵国ではなく、陛下のもの。自分の国を荒らす王はおりません」
「なるほど、一理ある」
「もうひとつは、おそらくこの戦いの首謀者はイングランド軍の略奪癖を利用して作戦を計画したと考えられるからです」
街で略奪が始まれば、兵は欲に目がくらみ、防備が手薄になる。
復活祭の前日、日没の直前、いつもの略奪——ボージェの戦いは偶然ではない。イングランド軍が油断する瞬間を狙って、綿密に計算された奇襲作戦だと見破った。
「兵たちの行動が敵方に読まれているならば、改めるべきかと存じます」
リッシュモンの進言を受けて、ヘンリーは行軍先での略奪行為を控えるように命令を下した。
***
余談になるが、ボージェの戦いはラ・イルとザントライユがフランス親衛で参戦している。
「廃嫡された王太子」に大軍を動員する力はなく、王太子軍はイングランドに恨みを抱くスコットランド兵5000人が中心だった。私が自力で集めた兵は1000人足らず。その中にふたりはいた。
「痛ぇ……」
「バカめ、欲をかくからだ」
「俺様としたことがしくじった!」
イングランド軍の大きな損害に対して、私の軍はほぼ無傷で勝利したが、そのわずかな損害のひとつがラ・イルの負傷だった。
「くそっ、足がうごかねぇ!」
全体から見れば「軽微な損害」だが、ラ・イルはこの戦いで後遺症が残る重傷を負った。
イングランド優勢な戦いだったら、身動きが取れないまま討ち取られて戦死していただろう。
「もし俺様が死んだら、この指を切って戦友に届けてくれ……」
「そんな小汚い指はいらん」
「ばーか! ザントライユ、てめぇには一本もやらねぇよ!」
古来から「うさぎの足」は不思議な力が宿るお守りとして愛用されてきた。
ラ・イルは神への信仰心を持たない代わりに、迷信を信じるところがあった。
だが、聖遺物ならまだしも、ただの人の指に神通力が宿るとは思えない。
「てめぇはよぉ、同郷の仲間に対する思いやりってモンがねぇのか!」
「悪態をつく余裕があるなら死にはしない」
聞くところによると、ラ・イルは戦闘の混乱にまぎれて街で略奪を働き、ある家に侵入しようとして暖炉から落ちたらしい。気の毒だが、自業自得だと言われても仕方がない。
(※)スコットランド兵が主力なのは「安いから」ではなくて。
1406年、スコットランド王太子ジェームズ(11歳、のちのジェームズ一世)がパリの宮廷に留学へ向かう途中、海上でイングランドに襲われてヘンリー四世のもとへ送られ、ロンドンのウインザー城に幽閉されてしまいました。戦時下の捕虜・罪人ではないため、ロンドン塔送りではありませんが、ヘンリー四世・五世ともにスコットランドに身代金を要求しています。
今回の話は1421年なので、幽閉されて15年目。スコットランドでは反イングランド感情が高まり、王太子シャルルに同情的・協力的という背景があります。
(※)備忘録代わりに、1421年当時の年齢です。
・王太子シャルル(シャルル七世):18歳
・キャサリン王妃(カトリーヌ王女):20歳
・シャルル六世:53歳
・ヘンリー五世:34歳
・王弟クラレンス公(故人):33歳
・王弟ベッドフォード公:32歳
・ブルターニュ公(リッシュモンの兄):32歳
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