7番目のシャルル、狂った王国にうまれて【少年期編完結】

しんの(C.Clarté)

文字の大きさ
上 下
142 / 203
第八章〈殺人者シャルル〉編

登場人物紹介・第八章まで

しおりを挟む
 年齢は、第八章終了時点(1419年)。
 ネームドキャラクターは実在した人物です。
 名前を検索すると、生没年などネタバレ込みで詳細なプロフィールが分かります。

 作者の力量不足で、時代考証が甘い部分もありますが、ストーリーに支障を来さないようにわざと簡略化している部分もあります。ご容赦ください。


====================


王太子ドーファンシャルル(16歳)
本作の主人公。狂人王シャルル六世の10番目の子で、第五王子。
兄たちの相次ぐ死で唯一の王位継承者となったが、母妃イザボーと愛人ブルゴーニュ公の謀略で命を狙われ、王都パリから脱出する。アルマニャック派に支持されベリー領で宮廷をひらく。
1403年2月22日生まれ。称号はポンティユ伯とベリー公。

▼デュノワ伯ジャン(17歳)
主人公のいとこ。王弟オルレアン公の庶子。
主人公とともに王立修道院で育つ。ゆるい主従関係。騎士になることを夢見ている。王太子専属の侍従長に就任したが、主人公を逃がすために身代わりになる。1年後に帰還。
1402年11月23日生まれ。



【アルマニャック派】

▼タンギ・デュ・シャステル(50歳)
ブルターニュ出身の騎士。ブルトン人。
王太子専属の護衛隊長。唯一の王位継承者となった主人公を守るため、パリ脱出と逃亡を手引きする。モンテロー橋上で無怖公ブルゴーニュ公を襲撃・殺害した。
1369年生まれ。

▼アラン・シャルティエ(34歳)
宮廷詩人。ノルマンディー地方カルヴァドスのバイユー出身。
パリ大学ソルボンヌに在籍していたが、王太子を追いかけて書記官になる。
1385~90年ごろ生まれ。

▼ベルトラン・ド・ボーヴォー(19歳)
アンジュー家の厩舎番をしていた下級貴族で、アンジュー公夫妻の信任厚いボーヴォー家出身。
王太子のもとで諜報活動をしている。たまに「ボーボーさん」と呼ばれる。
1401年生まれ。

▼ラ・イル(29歳)
本名はエティエンヌ・ド・ヴィニョル。ガスコーニュ出身の傭兵。自称・悪党で元野盗。粗野で怒りっぽい。シャステルに雇われ、王太子一行に付き従う。
1390年生まれ。

▼ジャン・ポトン・ド・ザントライユ(29歳)
ライルとは同郷の腐れ縁。宰相アルマニャック伯に雇われ、パリを脱出した王太子一行に加勢するべく後を追ってきた。じつは方向音痴。
1390年生まれ。

▼クレルモン伯シャルル(18歳)
ブルボン公の嫡男。いつも派手な服を着ている裕福な貴公子。
父ブルボン公はアジャンクールの戦いで捕虜になり、ロンドン塔に幽閉中。
1401年生まれ。



【フランス王国・ヴァロワ王家】

狂人王ル・フーシャルル六世(50歳)
主人公の父。フランス王国ヴァロワ王朝、第四代国王。
生まれつき精神が弱く、統治・認知能力に欠けている。最近のブームはタロット占い。ブルゴーニュ派に「保護」される。
1368年12月3日生まれ。

▼淫乱王妃イザボー・ド・バヴィエール(48歳)
主人公の母。シャルル六世の王妃。
王弟をはじめ、名のある貴族たちと見境なく関係を持つ。愛人・無怖公ブルゴーニュ公とともに宮廷で権力を振るおうと画策する。欲望の権化。
1370年4月28日生まれ。

▼ジャンヌ王女(28歳)
主人公の姉。第二王女。ブルターニュ公ジャンの妃。
おっとりしている。1391年1月24日生まれ。

▼マリー王女(26歳)
主人公の姉。第三王女。ポワシー女子修道院の院長。
母性的な包容力がある。1393年8月22日生まれ。

▼ミシェル王女(24歳)
主人公の姉。第四王女。ブルゴーニュ公の嫡男フィリップの妃。
勝ち気な性格で、母イザボーとよく衝突する。弟である王太子に協力的。
1395年1月11日生まれ。

▼カトリーヌ王女(18歳)
主人公の姉。第五王女。姉マリー王女とともにポワシー修道院で暮らす。
泣き虫。第一王女イザベルに生き写しと言われる。1401年10月27日生まれ。

▼オデット・ド・シャンディベール(29歳)
狂人王の世話をしている侍女。タロットカードが好き。
王の隠し子、マルグリットを産む。クーデター後、母子ともに行方不明。



【オルレアン家】

▼シャルル・ドルレアン(25歳)
主人公のいとこ。ジャンの異母兄。王弟オルレアン公の嫡子で、現在のオルレアン公。
詩を好む穏やかな貴公子だが、ひそかに両親の敵討ちを誓っている。
アジャンクールの戦いで捕虜となり、ロンドン塔に幽閉中。監視をごまかして大鴉レイブンクロウを手なずけ、秘密の通信手段を作る。
1394年11月24日生まれ。

▼ジャンヌ・ドルレアン(10歳)
主人公の姪。シャルル・ドルレアンとイザベル王女の長女。
生まれた直後に実母イザベルと死別し、6歳のときに父と生き別れている。ややファザコン気味。
1409年9月13日生まれ。

▼ボンヌ・ダルマニャック(26歳)
アルマニャック伯の娘。シャルル・ドルレアンの二番目の妻。
ロンドン塔幽閉中の夫に代わってオルレアン統治をしながら、継子ジャンヌ・ドルレアンを育てている。
1393年2月19日生まれ。

▼コルネイユ(年齢不詳)
ロンドン塔に生息する大鴉レイブンクロウ。別名、黒衣の使者。
シャルル・ドルレアンがフランスとの連絡手段としてひそかに調教し、伝書鳩の代わりに利用している。コルネイユとは、古語で「黒いカラス」を意味する。ジャンヌ・ドルレアンが命名。



【ブルゴーニュ派】

▼ブルゴーニュ公フィリップ(23歳)
シャロレー伯。父・無怖公の死後、ブルゴーニュ公の称号と領地を継承する。
王太子に対抗するため、イングランドと同盟を結ぶ。
1396年7月31日生まれ。

▼アルテュール・ド・リッシュモン(26歳)
ブルターニュ公の弟。ブルゴーニュ公やイングランド王家とも縁が深い。
ケルトの伝説の王アーサー王の末裔で、周囲から羨望とやっかみを受けやすい。
アジャンクールの戦いで負傷して捕虜となり、いまはロンドン塔に幽閉中。
1393年8月24日生まれ。



【アンジュー家】

▼ヨランド・ダラゴン(35歳)
アンジュー公の妃。アラゴン王国の王女。
長女マリーとの婚約を名目に、主人公を修道院から引き取って養育した。
夫アンジュー公の死後、子供たちをつれてプロヴァンスに移り住む。
慈愛と聡明さを兼ね備えた美しい未亡人。
1384年8月11日生まれ。

▼マリー・ダンジュー(15歳)
アンジュー公とヨランドの長女。主人公の婚約者。
1404年10月14日生まれ。

▼ルネ・ダンジュー(10歳)
マリーの弟。騎士道物語が好き。ちょっと寒がり。
1409年1月16日生まれ。

▼シャルル・ダンジュー(5歳)
マリーとルネの弟。愛称はシャルロット。
1414年10月14日生まれ。



【イングランド王国・ランカスター王家】

▼ヘンリー五世(32歳)
イングランド王国ランカスター王朝、第二代国王。
休戦協定を破り、フランス王位を要求して宣戦を布告。百年戦争を再開した元凶。アジャンクールの戦いで大勝利を治める。主人公の姉、カトリーヌ王女を妃にしたいと望む。
1387年9月16日生まれ。

▼ベッドフォード公ジョン・オブ・ランカスター(30歳)
ヘンリー五世の弟。兄に忠誠を誓っている。
1389年6月20日生まれ。



【神聖ローマ帝国・その他】

▼神聖ローマ皇帝ジギスムント(51歳)
神聖ローマ帝国の皇帝。人がいいが抜け目がなく、気まぐれで油断できない人物。
コンスタンツ公会議を開催して対立教皇を廃し、教会大分裂シスマを終結させた。
ブルゴーニュ無怖公とは昔なじみの戦友。十字軍の英雄になることを夢見ている。
1368年2月15日生まれ。



【故人】

▼アンジュー公ルイ(享年41歳)
マリーとルネの父。マリーとの婚約を名目に、主人公を修道院から引き取った。
大諸侯のひとりだが気さくな性格。子供たちの養育と領地経営に専念している。
1377年10月5日生まれ。1417年4月29日没。

▼無怖公ブルゴーニュ公(享年48歳)
フランス最大勢力の貴族。淫乱王妃イザボーの愛人。
王弟オルレアン公を殺害して宮廷の実権を握ったが、暴動と反乱を企てたことがばれて逃亡。主人公と対立した王妃を抱き込み、宮廷復帰を目論む。モンテロー橋上で殺される。
1371年5月28日生まれ。1419年9月10日没。

▼王弟オルレアン公(享年35歳)
狂人王の弟。主人公の叔父。ジャンの父。
ジャンが5歳の誕生日当日、王妃の愛人ブルゴーニュ公に暗殺される。
1372年3月13日生まれ。1407年11月23日没。

▼王太子ルイ・ド・ギュイエンヌ公(享年18歳)
主人公の兄。父王に統治能力がないため、国王代理を務める。
義父ブルゴーニュ公の謀略を暴き、宮廷から追放した。称号はギュイエンヌ公。
1397年1月22日生まれ。1415年12月18日没。

▼イザベル王女(享年19歳)
主人公の姉。第一王女。
百年戦争休戦の証しとして、7歳でイングランド王リチャード二世の妃になる。
クーデターでリチャードが餓死するとフランスへ帰され、従兄弟シャルル・ドルレアンと再婚するが、長女ジャンヌを出産した直後に亡くなる。
1389年11月9日生まれ。1409年9月13日没。

▼宰相アルマニャック伯(享年58歳)
ガスコーニュの中心アルマニャック出身。ガスコン人。
賢明王シャルル五世時代の名将ゲクランから知略を学んだ。亡き王弟オルレアン公の家臣と、反ブルゴーニュ派の貴族を取り込んで対抗勢力「アルマニャック派」を形成。ブルゴーニュ公のクーデターで失脚し、斬首される。
1360年生まれ。1418年6月12日没。

▼大法官アンリ・ド・マルル
アルマニャック派の重臣。司法のトップで、王印(玉璽)を預っている。
息子を連れてパリ脱出を図るが、ブルゴーニュ派に王印を奪われ父子ともに惨殺される。
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

追放された王太子のひとりごと 〜7番目のシャルル étude〜

しんの(C.Clarté)
歴史・時代
救国の英雄ジャンヌ・ダルクが現れる数年前。百年戦争は休戦中だったが、フランス王シャルル六世の発狂で王国は内乱状態となり、イングランド王ヘンリー五世は再び野心を抱く。 兄王子たちの連続死で、末っ子で第五王子のシャルルは14歳で王太子となり王都パリへ連れ戻された。父王に統治能力がないため、王太子は摂政(国王代理)である。重責を背負いながら宮廷で奮闘していたが、母妃イザボーと愛人ブルゴーニュ公に命を狙われ、パリを脱出した。王太子は、逃亡先のシノン城で星空に問いかける。 ※「7番目のシャルル」シリーズの原型となった習作です。 ※小説家になろうとカクヨムで重複投稿しています。 ※表紙と挿絵画像はPicrew「キミの世界メーカー」で作成したイラストを加工し、イメージとして使わせていただいてます。

土方歳三ら、西南戦争に参戦す

山家
歴史・時代
 榎本艦隊北上せず。  それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。  生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。  また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。  そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。  土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。  そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。 (「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です) 

武蔵要塞1945 ~ 戦艦武蔵あらため第34特別根拠地隊、沖縄の地で斯く戦えり

もろこし
歴史・時代
史実ではレイテ湾に向かう途上で沈んだ戦艦武蔵ですが、本作ではからくも生き残り、最終的に沖縄の海岸に座礁します。 海軍からは見捨てられた武蔵でしたが、戦力不足に悩む現地陸軍と手を握り沖縄防衛の中核となります。 無敵の要塞と化した武蔵は沖縄に来襲する連合軍を次々と撃破。その活躍は連合国の戦争計画を徐々に狂わせていきます。

いや、婿を選べって言われても。むしろ俺が立候補したいんだが。

SHO
歴史・時代
時は戦国末期。小田原北条氏が豊臣秀吉に敗れ、新たに徳川家康が関八州へ国替えとなった頃のお話。 伊豆国の離れ小島に、弥五郎という一人の身寄りのない少年がおりました。その少年は名刀ばかりを打つ事で有名な刀匠に拾われ、弟子として厳しく、それは厳しく、途轍もなく厳しく育てられました。 そんな少年も齢十五になりまして、師匠より独立するよう言い渡され、島を追い出されてしまいます。 さて、この先の少年の運命やいかに? 剣術、そして恋が融合した痛快エンタメ時代劇、今開幕にございます! *この作品に出てくる人物は、一部実在した人物やエピソードをモチーフにしていますが、モチーフにしているだけで史実とは異なります。空想時代活劇ですから! *この作品はノベルアップ+様に掲載中の、「いや、婿を選定しろって言われても。だが断る!」を改題、改稿を経たものです。

幻の十一代将軍・徳川家基、死せず。長谷川平蔵、田沼意知、蝦夷へ往く。

克全
歴史・時代
 西欧列強に不平等条約を強要され、内乱を誘発させられ、多くの富を収奪されたのが悔しい。  幕末の仮想戦記も考えましたが、徳川家基が健在で、田沼親子が権力を維持していれば、もっと余裕を持って、開国準備ができたと思う。  北海道・樺太・千島も日本の領地のままだっただろうし、多くの金銀が国外に流出することもなかったと思う。  清国と手を組むことも出来たかもしれないし、清国がロシアに強奪された、シベリアと沿海州を日本が手に入れる事が出来たかもしれない。  色々真剣に検討して、仮想の日本史を書いてみたい。 一橋治済の陰謀で毒を盛られた徳川家基であったが、奇跡的に一命をとりとめた。だが家基も父親の十代将軍:徳川家治も誰が毒を盛ったのかは分からなかった。家基は田沼意次を疑い、家治は疑心暗鬼に陥り田沼意次以外の家臣が信じられなくなった。そして歴史は大きく動くことになる。 印旛沼開拓は成功するのか? 蝦夷開拓は成功するのか? オロシャとは戦争になるのか? 蝦夷・千島・樺太の領有は徳川家になるのか? それともオロシャになるのか? 西洋帆船は導入されるのか? 幕府は開国に踏み切れるのか? アイヌとの関係はどうなるのか? 幕府を裏切り異国と手を結ぶ藩は現れるのか?

白雉の微睡

葛西秋
歴史・時代
中大兄皇子と中臣鎌足による古代律令制度への政治改革、大化の改新。乙巳の変前夜から近江大津宮遷都までを辿る古代飛鳥の物語。 ――馬が足りない。兵が足りない。なにもかも、戦のためのものが全て足りない。 飛鳥の宮廷で中臣鎌子が受け取った葛城王の木簡にはただそれだけが書かれていた。唐と新羅の連合軍によって滅亡が目前に迫る百済。その百済からの援軍要請を満たすための数千騎が揃わない。百済が完全に滅亡すれば唐は一気に倭国に攻めてくるだろう。だがその唐の軍勢を迎え撃つだけの戦力を倭国は未だ備えていなかった。古代に起きた国家存亡の危機がどのように回避されたのか、中大兄皇子と中臣鎌足の視点から描く古代飛鳥の歴史物語。 主要な登場人物: 葛城王(かつらぎおう)……中大兄皇子。のちの天智天皇、中臣鎌子(なかとみ かまこ)……中臣鎌足。藤原氏の始祖。王族の祭祀を司る中臣連を出自とする

田楽屋のぶの店先日記〜殿ちびちゃん参るの巻〜

皐月なおみ
歴史・時代
わけあり夫婦のところに、わけあり子どもがやってきた!? 冨岡八幡宮の門前町で田楽屋を営む「のぶ」と亭主「安居晃之進」は、奇妙な駆け落ちをして一緒になったわけあり夫婦である。 あれから三年、子ができないこと以外は順調だ。 でもある日、晃之進が見知らぬ幼子「朔太郎」を、連れて帰ってきたからさあ、大変! 『これおかみ、わしに気安くさわるでない』 なんだか殿っぽい喋り方のこの子は何者? もしかして、晃之進の…? 心穏やかではいられないながらも、一生懸命面倒をみるのぶに朔太郎も心を開くようになる。 『うふふ。わし、かかさまの抱っこだいすきじゃ』 そのうちにのぶは彼の尋常じゃない能力に気がついて…? 近所から『殿ちびちゃん』と呼ばれるようになった朔太郎とともに、田楽屋の店先で次々に起こる事件を解決する。 亭主との関係 子どもたちを振り回す理不尽な出来事に対する怒り 友人への複雑な思い たくさんの出来事を乗り越えた先に、のぶが辿り着いた答えは…? ※田楽屋を営む主人公が、わけありで預かることになった朔太郎と、次々と起こる事件を解決する物語です! ※歴史・時代小説コンテストエントリー作品です。もしよろしければ応援よろしくお願いします。

【完結】絵師の嫁取り

かずえ
歴史・時代
長屋シリーズ二作目。 第八回歴史・時代小説大賞で奨励賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。 小鉢料理の店の看板娘、おふくは、背は低めで少しふくふくとした体格の十六歳。元気で明るい人気者。 ある日、昼も夜もご飯を食べに来ていた常連の客が、三日も姿を見せないことを心配して住んでいると聞いた長屋に様子を見に行ってみれば……?

処理中です...