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2017年秋冬「幸せな日々」

ALS告知から2年、転倒

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 今日は腰骨の周囲が痛い!
 実は昨日、転倒しちゃいました。

 自分の洗濯物は、自室の窓のカーテンレールに下げた角ハンガーでの室内干しにしてるんだけど、午前中の訪問看護終了後にいつものように干し始めた私・・・

 途中、バランスを崩しフラッと。
 万が一のために置いてある椅子にドスンと座り込み、「あぁ良かった! 危なかったな~」と気を取り直して、再度干し始めた・・・

 その再度の時に、また大きく体が揺れて、左足がスル――っと前に滑り、左側へ横倒しになってしまった。トホホ。
 倒れる時って、いつもスローモーションのよう・・・

 家には誰もいない・・・
 さてどうやって起きよう・・・
 座り込んだまま、しばし思案・・・

 畳の上なのに、わずか数分でお尻が痛くてたまらない。

 自室なのでベッドも近い。
 いざりながらベッド上の夏掛け布団を取り、お尻の下に敷いて、今度は四つん這いになり、ベッド柵に掴まりながら昇降ボタンで何とかしようと四苦八苦。

 ダメだ~! 頼りだった右足にも力入らず。

 ならば上体をベッド上にあずけ、ベッドの高さを上げようと試みた。
 胃ろうがあるから腹ばいにはなれず、横向きになり、ベッドの奥にある柵に掴まる。でも、マットの角に当たる腰骨が痛――い!

 ならばクッションになるようにと、タオルケットを挟み込んで何度も試してみた。

 小一時間の奮闘も虚しく、ベッド下の夏掛け布団の上に座ったまま、出るのはため息・・・

 意地でも自分で起きたかったけど、近くに住む娘に「SOS」のLINEを送る。
 あらぁ~、珍しくなかなか既読にならず・・・

 そのうちにトイレにも行きたくなってきて。

 茫然となりながらも、ふと、ALSを扱ったドラマ「僕のいた時間」のワンシーンを思い出した。
 あの頃は他人事として見ていたドラマ・・・
 そう、確か主人公が自宅の廊下で転倒し、動けないまま失禁したんだったかな・・・

 やだよ――――(号泣)

 そんな不安な思いにかられていたら、娘から連絡が入り、即行で来てくれて助かりました。いつもいつも頼りになります、ありがとう。

 病気告知から2年が過ぎて、体重が10キロ強減りました。
 お尻も腰も、お肉が減って骨が分かる。筋肉・ぜい肉がクッションの役割をしていたんだと改めて思う。

 昨日のように、今後も何が起こるか分からないと思い、お世話になっている24時間対応の訪問看護ステーションのケアマネさんに相談してみることにした。
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