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鵺
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「これからどうするよ」
外壁からしばらく走り、樹海の奥にまで入り込んだところで大和が問う。俺たちは少し開けた場所で倒木に座ってこれからどうするのか考えていた。
「それもあるけど、この地響きってなんなのかしら?」
マグニチュードが一か二ほどの揺れと共に何かの大群が走るような音。この音には少し聞き覚えがある。
「緊急警報レベル四とか大型の妖の大群とか言ってたけど、もしかしたら俺が入学式の日に襲われた妖の群れみたいなのが学校に向かってるのかも。それにしてもなんでこんなタイミングで……」
ベータが連れ去られるときに丁度先生たちの隙ができるようなタイミング。今更だが何か都合が良いような気がした。ベータの方を見ると俯いて虚ろな目をしていた。
「みんなが……みんながこっちに来る……」
みんな……もしかして……
「ベータが言ってた友達って前に言ってた猫たちだけじゃなくって、目が四つあって足が六本で象よりも巨大な妖も?」
「やけに禍々しい見た目の妖だな。それが蓮の言ってた入学式の日に襲ってきた妖か?」
「うん。少し見ただけでも絶対に殺されるって確信させられるような化物だった」
思い出しただけでも身がすくむ。もしあんなのが大量に押し寄せてきたらと思うと、学校がどうなるか分からない。成瀬先生は一瞬で一体を倒したが、学校にいる人が全員成瀬先生のように強いとは言えない。怪我をするものはもちろん、死者だって出るかもしれない。そんな妖がベータの友達なのだとしたら……
「ううん……。それは多分戦闘用鵺のことだと思う。あれとは仲良くできない。何にでも襲い掛かる。私の友達はおしゃべりしてくれる猫さんたちだけ。そのみんなが鵺に追いかけられながらこっちに向かってきてて……」
ベータは相変わらず焦点の合わない視線を地面へと向けている。
「もしかしてベータはその友達が今どこにいてどんな状況なのかが分かるのか?」
ベータの話を聞いた大和は驚いたようにそう問いかける。確かにベータは見えもしないものの状態をまるで見ているかのように話している。大和の質問にベータはそのままの体勢で答えた。
「見えるの。みんなが見てる景色が全部頭の中に流れてくるの。音も感触も怖いって感情も……。私のことを助けたいって思ってる気持ちも……」
ベータはそう言うと涙を流して目を瞑った。以前声を出さなくても意思の疎通ができると言っていたが、その能力が拡張したとでも言うのだろうか。
「もしかしてベータの友達っていう猫がベータの感情を読み取ってこの学校に向かってきてるってことか?」
大和はそう推測して話したが、おおむね俺も同じことを考えていた。二か月前、ベータと会った時に聞いた話を思い出す。確かベータはその猫たちと別れる際に助けに行くと言われたと言っていた。先程黒澤先生に連れて行かれそうになった瞬間にその助けを求める声が届いたのかもしれない。
「鵺ってのが大群でその猫を追いかけてるってことか。ベータ。混乱してるところ悪いんだけど、少し詳しく教えてくれないかな?」
流石にこの状況だと学校のことを完全に放置してベータだけを助けるなんてこともできない。欲張りかもしれないけれど、ベータのことも助けたいし学校のことも助けたい。
「情報は忍びの命。ベータが教えてくれることで沢山の人が助かるかもしれない。俺からもお願いするよ」
大和はベータの背中をさすって優しくそう言った。俺だけじゃない。大和だって助けられるものは全部助けたいんだ。芽依に至っては闘志を目に宿してシャドーボクシングのようなことをしている。考える手段は違えども、芽依だって誰かを助けたいんだ。流石ヒーローといったところか。
ベータは大和と俺の問いかけにゆっくりとだが答え始めた。
「みんながいる場所はバラバラ。でも一番近いところにいるのはここに二分もしない内に来ると思う。でもみんなが向かってるのはさっき私たちがいる場所みたい。こっちから声を伝えようとしても上手く声を届けられない。ごめん」
「謝ることはないよ。学校に近付いてくる方角と数は分かる? あと、できればベータも安全なところに移動させておきたい。ここから動いて鵺と遭遇しなくなる場所はありそう?」
俺の矢継ぎ早な質問にもベータは少し戸惑いつつも的確に答えてくれた。
「数は約二百。どの方角からも同じくらい来てる。学校に着くのは速い子たちで今から十分後くらいに寮と反対側から。安全そうな場所は……」
そこで少しだけ考え込んだベータは絞り出すかのように言った。
「ここの鵺が一番少ないかも。一体どうにかできれば大丈夫そう」
最低でも一体は相手をしないといけないか――。そう思うと二か月前の恐怖が蘇る。だからと言って学校に戻るわけにはいかない。それはベータをより確実な危険にさらすことになる。しかし、誰か一人は学校に戻って今の情報を渡した方が良いだろう。数と時間が分かればそれだけで対策も立てやすいだろう。そうなると……
「大和。今の情報を急いで学校に持ち帰って欲しい。俺じゃ遅いし、このあと鵺との戦闘になると思うと芽依に残っていてもらった方が良い」
俺は命力量に任せた印術くらいしか戦いに役立てない。だから近接戦闘が得意な芽依の方が二人だけならコンビネーションを生かせる。そう思って提案したところ、大和は了解とだけ言って即座に走り出した。判断するための時間を全く使わないほどの速度。俺のことを信頼してくれたのか、大和も同じ結論を出していたのかは分からないがとても心強く感じた。
「さて、あと一分ってとこかしら。作戦は私が倒す。以上ね」
「それができたら最高なんだけどね。芽依が引き付けて俺が援護で体勢を崩す。とどめを刺す余裕ができた方が大技で仕留める。それがベストかな」
「おっけー。とりあえずベータは蓮の後ろに待機」
「分かった」
ベータはそう言うと俺の後ろに回り込む。芽依はその反対側をじっと見つめて集中をする。
「見えてきた見えてきた! それじゃ行くよ。木遁・剛身の術!」
芽依は演習で見せた以来二度目の剛身の術を使う。他の印術とは違い、桁違いの速さで結ばれる印。それは芽依が何度も何度も体が覚えるほどに練習を重ねた証。それによる術の強度は計り知れない。
「木遁・強身の術」
俺も念のためと身体能力が向上する強身の術を使う。次の瞬間、芽依の隣を大型犬サイズの豹のような猫が通り過ぎる。猫はベータを見つけると、目を見開いて飛びついてくる。もし前もってベータから聞いていなかったら襲われたのではないかと思っていたところだ。ベータがその大きな猫を抱きしめると猫は喉を鳴らしてすり寄った。しかし感動の再開を喜んでいる時間はない。
その直後、芽依と対峙した巨大な鵺がその体躯に見合った咆哮を上げたのだった。
目の前に現れた鵺は俺が入学初日に出会った鵺よりも少し大きく、体高は五メートルを超えていた。俺は恐怖に少し委縮してしまったが、芽依は怯むことなく飛び上がると鵺の横っ面に回し蹴りを放った。まるで金属製のハンマーで木の杭を打ち付けたような音と共に鵺の頭が揺れる。しかし一瞬の硬直を生んだだけですぐさま象の鼻のような尻尾で芽依を叩き飛ばした。
「火遁・丙の術!」
俺が使える数少ない攻撃的な忍術。普段ならせいぜいバスケットボールサイズの火の玉を出現させる術なのだが、俺は抑制せずに命力を放出して術を使った。俺の丙の術は体高五メートル、体長十メートルほどもある鵺を飲み込み、赤々と燃える。術はしっかり発動している。しかしそれだけでは倒せていないことを炎の中に立つ影が教えてくれる。
鵺は全身の毛を焦がしながら俺に突っ込んでくる。ベータは猫に乗って少し離れた場所まで避難しており、俺は単身避ければ良いだけ。しかし、その巨体の攻撃全てを躱すことはできず、芽依と同じく尻尾で叩き飛ばされてしまった。強身の術では体の頑丈さはあまり上がらない。腕でガードをしたが、一発で感覚が無くなってしまった。樹海の腐葉土のおかげで地面に落ちたダメージは少ないが、すぐに反撃ができる程ではない。
「こっちよ!」
だがそこで芽依が鵺の腹の下から拳を突き上げる。その攻撃で鵺は体長十メートル以上ある巨体を浮かせる。……どんな威力を込めているのか。
「大丈夫? 蓮」
「大丈夫」
俺の心配をできる程には余裕があるのか、芽依の体には傷一つ見えなかった。
「こりゃ、空中だと吹っ飛ばされるから足をつけての殴り合いね」
鵺の正面に陣取った芽依は空手の構えのようにしっかりと足をつける。対する鵺は芽依に向かって鋭い爪を振り下ろすが、芽依の拳が迎え撃つ。今度は金属同士の衝突音のようなものが響き、衝撃波が広がる。その戦闘の様子を見ながら俺は集中して印を結ぶ。先程の火力ではほとんど効果がない。範囲を狭めなければ芽依にも被害が及ぶ。集中、一点に集中だ……。
そして俺は再度術を唱えた。
「火遁・丙の術!」
鵺の四つある目の内の一つが赤々と燃える。流石の鵺もその痛みに怯んだのか、芽依への攻撃をやめて目をおさえた。芽依はもちろん好機と顎に拳を突きさす。鵺は体を反らしてうめき声をあげるが、まだ倒れない。俺も追い打ちを――そう思ったとき、鵺を挟んで反対側からベータの叫び声が聞こえた。
「やめて! 離して!」
外壁からしばらく走り、樹海の奥にまで入り込んだところで大和が問う。俺たちは少し開けた場所で倒木に座ってこれからどうするのか考えていた。
「それもあるけど、この地響きってなんなのかしら?」
マグニチュードが一か二ほどの揺れと共に何かの大群が走るような音。この音には少し聞き覚えがある。
「緊急警報レベル四とか大型の妖の大群とか言ってたけど、もしかしたら俺が入学式の日に襲われた妖の群れみたいなのが学校に向かってるのかも。それにしてもなんでこんなタイミングで……」
ベータが連れ去られるときに丁度先生たちの隙ができるようなタイミング。今更だが何か都合が良いような気がした。ベータの方を見ると俯いて虚ろな目をしていた。
「みんなが……みんながこっちに来る……」
みんな……もしかして……
「ベータが言ってた友達って前に言ってた猫たちだけじゃなくって、目が四つあって足が六本で象よりも巨大な妖も?」
「やけに禍々しい見た目の妖だな。それが蓮の言ってた入学式の日に襲ってきた妖か?」
「うん。少し見ただけでも絶対に殺されるって確信させられるような化物だった」
思い出しただけでも身がすくむ。もしあんなのが大量に押し寄せてきたらと思うと、学校がどうなるか分からない。成瀬先生は一瞬で一体を倒したが、学校にいる人が全員成瀬先生のように強いとは言えない。怪我をするものはもちろん、死者だって出るかもしれない。そんな妖がベータの友達なのだとしたら……
「ううん……。それは多分戦闘用鵺のことだと思う。あれとは仲良くできない。何にでも襲い掛かる。私の友達はおしゃべりしてくれる猫さんたちだけ。そのみんなが鵺に追いかけられながらこっちに向かってきてて……」
ベータは相変わらず焦点の合わない視線を地面へと向けている。
「もしかしてベータはその友達が今どこにいてどんな状況なのかが分かるのか?」
ベータの話を聞いた大和は驚いたようにそう問いかける。確かにベータは見えもしないものの状態をまるで見ているかのように話している。大和の質問にベータはそのままの体勢で答えた。
「見えるの。みんなが見てる景色が全部頭の中に流れてくるの。音も感触も怖いって感情も……。私のことを助けたいって思ってる気持ちも……」
ベータはそう言うと涙を流して目を瞑った。以前声を出さなくても意思の疎通ができると言っていたが、その能力が拡張したとでも言うのだろうか。
「もしかしてベータの友達っていう猫がベータの感情を読み取ってこの学校に向かってきてるってことか?」
大和はそう推測して話したが、おおむね俺も同じことを考えていた。二か月前、ベータと会った時に聞いた話を思い出す。確かベータはその猫たちと別れる際に助けに行くと言われたと言っていた。先程黒澤先生に連れて行かれそうになった瞬間にその助けを求める声が届いたのかもしれない。
「鵺ってのが大群でその猫を追いかけてるってことか。ベータ。混乱してるところ悪いんだけど、少し詳しく教えてくれないかな?」
流石にこの状況だと学校のことを完全に放置してベータだけを助けるなんてこともできない。欲張りかもしれないけれど、ベータのことも助けたいし学校のことも助けたい。
「情報は忍びの命。ベータが教えてくれることで沢山の人が助かるかもしれない。俺からもお願いするよ」
大和はベータの背中をさすって優しくそう言った。俺だけじゃない。大和だって助けられるものは全部助けたいんだ。芽依に至っては闘志を目に宿してシャドーボクシングのようなことをしている。考える手段は違えども、芽依だって誰かを助けたいんだ。流石ヒーローといったところか。
ベータは大和と俺の問いかけにゆっくりとだが答え始めた。
「みんながいる場所はバラバラ。でも一番近いところにいるのはここに二分もしない内に来ると思う。でもみんなが向かってるのはさっき私たちがいる場所みたい。こっちから声を伝えようとしても上手く声を届けられない。ごめん」
「謝ることはないよ。学校に近付いてくる方角と数は分かる? あと、できればベータも安全なところに移動させておきたい。ここから動いて鵺と遭遇しなくなる場所はありそう?」
俺の矢継ぎ早な質問にもベータは少し戸惑いつつも的確に答えてくれた。
「数は約二百。どの方角からも同じくらい来てる。学校に着くのは速い子たちで今から十分後くらいに寮と反対側から。安全そうな場所は……」
そこで少しだけ考え込んだベータは絞り出すかのように言った。
「ここの鵺が一番少ないかも。一体どうにかできれば大丈夫そう」
最低でも一体は相手をしないといけないか――。そう思うと二か月前の恐怖が蘇る。だからと言って学校に戻るわけにはいかない。それはベータをより確実な危険にさらすことになる。しかし、誰か一人は学校に戻って今の情報を渡した方が良いだろう。数と時間が分かればそれだけで対策も立てやすいだろう。そうなると……
「大和。今の情報を急いで学校に持ち帰って欲しい。俺じゃ遅いし、このあと鵺との戦闘になると思うと芽依に残っていてもらった方が良い」
俺は命力量に任せた印術くらいしか戦いに役立てない。だから近接戦闘が得意な芽依の方が二人だけならコンビネーションを生かせる。そう思って提案したところ、大和は了解とだけ言って即座に走り出した。判断するための時間を全く使わないほどの速度。俺のことを信頼してくれたのか、大和も同じ結論を出していたのかは分からないがとても心強く感じた。
「さて、あと一分ってとこかしら。作戦は私が倒す。以上ね」
「それができたら最高なんだけどね。芽依が引き付けて俺が援護で体勢を崩す。とどめを刺す余裕ができた方が大技で仕留める。それがベストかな」
「おっけー。とりあえずベータは蓮の後ろに待機」
「分かった」
ベータはそう言うと俺の後ろに回り込む。芽依はその反対側をじっと見つめて集中をする。
「見えてきた見えてきた! それじゃ行くよ。木遁・剛身の術!」
芽依は演習で見せた以来二度目の剛身の術を使う。他の印術とは違い、桁違いの速さで結ばれる印。それは芽依が何度も何度も体が覚えるほどに練習を重ねた証。それによる術の強度は計り知れない。
「木遁・強身の術」
俺も念のためと身体能力が向上する強身の術を使う。次の瞬間、芽依の隣を大型犬サイズの豹のような猫が通り過ぎる。猫はベータを見つけると、目を見開いて飛びついてくる。もし前もってベータから聞いていなかったら襲われたのではないかと思っていたところだ。ベータがその大きな猫を抱きしめると猫は喉を鳴らしてすり寄った。しかし感動の再開を喜んでいる時間はない。
その直後、芽依と対峙した巨大な鵺がその体躯に見合った咆哮を上げたのだった。
目の前に現れた鵺は俺が入学初日に出会った鵺よりも少し大きく、体高は五メートルを超えていた。俺は恐怖に少し委縮してしまったが、芽依は怯むことなく飛び上がると鵺の横っ面に回し蹴りを放った。まるで金属製のハンマーで木の杭を打ち付けたような音と共に鵺の頭が揺れる。しかし一瞬の硬直を生んだだけですぐさま象の鼻のような尻尾で芽依を叩き飛ばした。
「火遁・丙の術!」
俺が使える数少ない攻撃的な忍術。普段ならせいぜいバスケットボールサイズの火の玉を出現させる術なのだが、俺は抑制せずに命力を放出して術を使った。俺の丙の術は体高五メートル、体長十メートルほどもある鵺を飲み込み、赤々と燃える。術はしっかり発動している。しかしそれだけでは倒せていないことを炎の中に立つ影が教えてくれる。
鵺は全身の毛を焦がしながら俺に突っ込んでくる。ベータは猫に乗って少し離れた場所まで避難しており、俺は単身避ければ良いだけ。しかし、その巨体の攻撃全てを躱すことはできず、芽依と同じく尻尾で叩き飛ばされてしまった。強身の術では体の頑丈さはあまり上がらない。腕でガードをしたが、一発で感覚が無くなってしまった。樹海の腐葉土のおかげで地面に落ちたダメージは少ないが、すぐに反撃ができる程ではない。
「こっちよ!」
だがそこで芽依が鵺の腹の下から拳を突き上げる。その攻撃で鵺は体長十メートル以上ある巨体を浮かせる。……どんな威力を込めているのか。
「大丈夫? 蓮」
「大丈夫」
俺の心配をできる程には余裕があるのか、芽依の体には傷一つ見えなかった。
「こりゃ、空中だと吹っ飛ばされるから足をつけての殴り合いね」
鵺の正面に陣取った芽依は空手の構えのようにしっかりと足をつける。対する鵺は芽依に向かって鋭い爪を振り下ろすが、芽依の拳が迎え撃つ。今度は金属同士の衝突音のようなものが響き、衝撃波が広がる。その戦闘の様子を見ながら俺は集中して印を結ぶ。先程の火力ではほとんど効果がない。範囲を狭めなければ芽依にも被害が及ぶ。集中、一点に集中だ……。
そして俺は再度術を唱えた。
「火遁・丙の術!」
鵺の四つある目の内の一つが赤々と燃える。流石の鵺もその痛みに怯んだのか、芽依への攻撃をやめて目をおさえた。芽依はもちろん好機と顎に拳を突きさす。鵺は体を反らしてうめき声をあげるが、まだ倒れない。俺も追い打ちを――そう思ったとき、鵺を挟んで反対側からベータの叫び声が聞こえた。
「やめて! 離して!」
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