16 / 23
印学入門
しおりを挟む
午後一時から二時半まである三時間目の授業は数学だった。内容は中学での数学の延長線上といった感じで特別忍術に関わる内容では無さそうだった。ただ数学の先生曰く、陣を書くときや研究で使う場合も多いから気を抜かないようにとのこと。
そして午後三時からの四時間目。印学入門の授業が始まった。
「全員揃ってるなー。道具はいらない。とりあえずグラウンドに出るぞ」
教室に入って来るや否や、そう言ったのは担当の成瀬先生だった。印学入門は選択科目とはいえほぼ全員が履修しているため、他の選択科目とは違って三クラスに分かれての授業らしい。そして丙組の印学入門の担当は担任でもある成瀬先生が受け持っていた。
俺たち丙組の生徒は誰一人文句も質問もせずに先生の後をついてグラウンドに出る。初めの授業は昨日の演習と同じように合同ででもやるのだろうかとでも思っていたが、実際にグラウンドに出ると丙組しかいなかった。
「初めの半年は基礎である五行の術の授業となっている。ただし五行の術はほぼ全員使えるということもあり、その精度を高めることが従来の印学入門だった。しかし私はそんな精度なんかより実用性を重視した印学にしたいと考えている」
成瀬先生がそう説明したところで大和は口元を緩めて嬉しそうに笑った。
「面白くなってきたじゃん。マジで成瀬先生の授業受けられてラッキーだったかも」
大和は昨日、富士地下大迷宮の最奥まで行くことが夢だと言っていた。そんな大和だからこそ、実用性の高い忍術を学べることが嬉しいのだろう。かく言う俺も誰かを助けられるように強くなりたいと願っている。だからこそ成瀬先生の言う実用的な印学というものに惹かれている。芽依は言わずもがな、憧れだと言っていた成瀬先生の授業は真剣に聞くつもりで目を輝かせていた。
「ということで、今日は全員丙の術と丁の術を交互に使いながらグラウンドを走り続けろ。もちろん走るのは全力で」
成瀬先生がそう言ったところで芽依を除くクラスメイト全員の顔色が一気に悪くなった。忍者学校でも普通の学校と同じように長距離走は嫌われているのか。
「ほら、走った走った。手を抜いたら直ぐに分かるからな」
そう言う成瀬先生の言葉に渋々といった感じで走り出す生徒たち。俺も最後尾について走ろうとしたが、成瀬先生に引き止められた。
「神崎は一回両方の術ができるようになるまで練習してからだ。ほらやるぞ。覚えるまでにかかった時間は不平等が無いように後で居残りランニングだから安心しろ」
確かに強くなるため、知識を得るためにはありがたくて安心もできるが、流石に九十分も走り続けることを嬉しいとは思えなかった。しかし、他の人と比べて忍術への理解が何周も遅れている俺に気遣ってくれていると思うと悪い気はしない。
「よ、よろしくお願いします」
「じゃあ、まず昨日教えた丙の術をやってみろ」
丙の術――。印一つで簡単な火の玉を出す術。昨日の失敗が悔しくて、教科書に書いてあることだけは復習として勉強していた。実践したわけではないのでどれほどの効果があったかは分からないが、昨日よりはましになっているはずだ。
知れば知るほど強くなる。学べば学ぶほど強くなるのが忍術――
昨日成瀬先生が言っていたことが事実ならば、教科書を読んで理解することも確実に意味がある。それに命力を使う感覚は午前中の命力操作学入門のおかげで少しは養われたと思う。午前中は暴発したが、出力をもっと減らせば良いだけだ。
「火遁・丙の術!」
俺がイメージしたのはコブシ大の火の玉。周囲の二酸化炭素を還元して炭素を発生、更に燃焼させ直して二酸化炭素を発生。それを繰り返す。しかし、実際に発動した丙の術は想像を超えるサイズとなった。
「流石にデカすぎるな。せめてこの十分の一に調整してくれ」
人一人余裕で飲み込むほどのサイズの丙の術は俺の前髪をチリチリと焦がした。それから五回六回と練習をする内にようやくバスケットボールほどの大きさにまでコントロールすることができた。
「これも命漏症の症状の一つだ。放出する命力子の量が多くなる。それでもコントロールできるようになれば人一倍強力な術も使えるようになる可能性があるからな。よし、次は丁の術だ」
それから俺は成瀬先生から丁寧に丁の術を教わった。簡単に言うと丁の術は熱運動を止めるという術で、命力子を仲立ちとして熱のエネルギーから光のエネルギーに変換するというものだった。しかし俺はそうして新しく教わった丁の術で何度となくグラウンドを凍てつかせて先に走っていた生徒たちを滑らせてしまった。だが授業開始から三十分ほどで丁の術もどうにか使えるようになり、遅くなったが皆に合流することができた。
走る速度はやはり長らく運動することができていなかった俺が断トツで遅く、芽依が断トツで速かった。何でもできると思っていた大和は、意外と目立つほど速い訳ではなく、先頭集団の内の一人といった感じ。しかし印を結び、忍術が発動する速度は誰よりも早く、一人だけ火の玉を点滅させているようなレベルだった。
九十分の授業が終わると、全員死んだように倒れて指のストレッチをしていた。俺はまだあと三十分走らなければならない。意識も飛びそうになり、指も攣りそうになっているところで隣に二人の人影が並んだ。
「俺たちも付き合ってやるよ」
「ヒーローは友達のために駆け付けるものよ」
そう言って俺のペースに合わせて同じように丙の術と丁の術を交互に行う大和と芽依。二人は言も無しに印だけで術を発動させているが、俺は小声で言を唱えながら走る。
「あり……がとう……。二人とも」
もはや歩いているのと変わらない速度となっているが、息も絶え絶えに礼を述べる。二人はそんな俺を見て笑うと、顔を合わせた。
「私も付き合おうか」
気が付くと目の前でバック走をする成瀬先生がいた。ほぼ歩くようなペースだから後ろ向きに走っても問題ないのかもしれない。
「自らすすんで居残りをする二人にもせっかくだから特別講義だな。五行の術において一つの術を打ち消すのにはこうして同じ火遁の対照の術を使うのもアリだが、五行相克の原理によって打ち消すこともアリだ」
そう言った成瀬先生は片手で印を結ぶ。
「火遁・丙の術。お前たちはまだ片手印をやるなよ。そして水遁・壬(みずのえ)の術」
逆の手で違う印を結ぶと、火の玉が白い煙を上げて小さくなっていく。
「壬の術は水を出す術だな。窒素の核分裂による水素の形成から酸素との結合。五行の術の中でも金遁と水遁は原子核変化に関係するから難易度が高いが、慣れたら一番便利だ。古賀と加賀美はあと三十分この方法でやってみろ」
ほぼ俺のための説明だったのだろうけど、大和と芽依も興味深げに聞いて実践を始めたのでもしかしたら二人も知らない情報が入っていたのかもしれない。それから三十分、成瀬先生は片手印という印の結び方で二つの術を発動させてはそれぞれ違う方法で消滅させるということをして走り続けた。もちろんバック走で。先生にとっては手遊びのようなものなのだろう。とても簡単そうに行っていた。大和と芽依は二時間走り続けているわけなので俺ほどではないが余裕もなく丙の術と壬の術を繰り返していた。そして……
「よーしお疲れ様。今日はゆっくり休めよー」
その成瀬先生の言葉で俺と大和は崩れ落ちるようにグラウンドに倒れ込んだ。芽依だけは少し余裕を取り戻した様子でストレッチをしている。芽依にとっては俺に合流してからの三十分はクールダウンだったのかもしれない。
「し……死ぬかと思った」
元気そうにしている芽依とは違い、俺は体中のエネルギーが枯渇したかと思うほどにへとへとになっていた。
「うん。これは……上達するわ……」
そう言ったのは大和で、発言内容と同じく満足気な顔をしていた。
「今日の晩御飯は何かしらね。五時になったからもう食堂は開いてるわよ」
芽依に至っては元気そうに夕飯の話をしている。なんともたくましいやつだ。
「俺は……風呂に入ってからにしたいな。疲れすぎてまだ食欲がわかない」
「そうね。乙女が汗臭いままご飯食べるのもね」
「ははは、芽依なら誰も気にしないんじゃないか?」
「ちょっとそれどういう意味?」
そう言う二人のやり取りを聞きながら、俺は小さく笑って立ち上がった。もう足がパンパンだ。
「よっしゃ! じゃあ行くか」
俺が立ち上がるのを待っていたのか、大和は飛び起きると校舎の方に向かって歩き出した。芽依は先程の発言にまだ物申したいのか、大和の隣で何か言っている。俺も半ば足を引きずるようにして付いて行こうとしたところを成瀬先生に呼び止められた。
「神崎。ちょっといいか」
そして午後三時からの四時間目。印学入門の授業が始まった。
「全員揃ってるなー。道具はいらない。とりあえずグラウンドに出るぞ」
教室に入って来るや否や、そう言ったのは担当の成瀬先生だった。印学入門は選択科目とはいえほぼ全員が履修しているため、他の選択科目とは違って三クラスに分かれての授業らしい。そして丙組の印学入門の担当は担任でもある成瀬先生が受け持っていた。
俺たち丙組の生徒は誰一人文句も質問もせずに先生の後をついてグラウンドに出る。初めの授業は昨日の演習と同じように合同ででもやるのだろうかとでも思っていたが、実際にグラウンドに出ると丙組しかいなかった。
「初めの半年は基礎である五行の術の授業となっている。ただし五行の術はほぼ全員使えるということもあり、その精度を高めることが従来の印学入門だった。しかし私はそんな精度なんかより実用性を重視した印学にしたいと考えている」
成瀬先生がそう説明したところで大和は口元を緩めて嬉しそうに笑った。
「面白くなってきたじゃん。マジで成瀬先生の授業受けられてラッキーだったかも」
大和は昨日、富士地下大迷宮の最奥まで行くことが夢だと言っていた。そんな大和だからこそ、実用性の高い忍術を学べることが嬉しいのだろう。かく言う俺も誰かを助けられるように強くなりたいと願っている。だからこそ成瀬先生の言う実用的な印学というものに惹かれている。芽依は言わずもがな、憧れだと言っていた成瀬先生の授業は真剣に聞くつもりで目を輝かせていた。
「ということで、今日は全員丙の術と丁の術を交互に使いながらグラウンドを走り続けろ。もちろん走るのは全力で」
成瀬先生がそう言ったところで芽依を除くクラスメイト全員の顔色が一気に悪くなった。忍者学校でも普通の学校と同じように長距離走は嫌われているのか。
「ほら、走った走った。手を抜いたら直ぐに分かるからな」
そう言う成瀬先生の言葉に渋々といった感じで走り出す生徒たち。俺も最後尾について走ろうとしたが、成瀬先生に引き止められた。
「神崎は一回両方の術ができるようになるまで練習してからだ。ほらやるぞ。覚えるまでにかかった時間は不平等が無いように後で居残りランニングだから安心しろ」
確かに強くなるため、知識を得るためにはありがたくて安心もできるが、流石に九十分も走り続けることを嬉しいとは思えなかった。しかし、他の人と比べて忍術への理解が何周も遅れている俺に気遣ってくれていると思うと悪い気はしない。
「よ、よろしくお願いします」
「じゃあ、まず昨日教えた丙の術をやってみろ」
丙の術――。印一つで簡単な火の玉を出す術。昨日の失敗が悔しくて、教科書に書いてあることだけは復習として勉強していた。実践したわけではないのでどれほどの効果があったかは分からないが、昨日よりはましになっているはずだ。
知れば知るほど強くなる。学べば学ぶほど強くなるのが忍術――
昨日成瀬先生が言っていたことが事実ならば、教科書を読んで理解することも確実に意味がある。それに命力を使う感覚は午前中の命力操作学入門のおかげで少しは養われたと思う。午前中は暴発したが、出力をもっと減らせば良いだけだ。
「火遁・丙の術!」
俺がイメージしたのはコブシ大の火の玉。周囲の二酸化炭素を還元して炭素を発生、更に燃焼させ直して二酸化炭素を発生。それを繰り返す。しかし、実際に発動した丙の術は想像を超えるサイズとなった。
「流石にデカすぎるな。せめてこの十分の一に調整してくれ」
人一人余裕で飲み込むほどのサイズの丙の術は俺の前髪をチリチリと焦がした。それから五回六回と練習をする内にようやくバスケットボールほどの大きさにまでコントロールすることができた。
「これも命漏症の症状の一つだ。放出する命力子の量が多くなる。それでもコントロールできるようになれば人一倍強力な術も使えるようになる可能性があるからな。よし、次は丁の術だ」
それから俺は成瀬先生から丁寧に丁の術を教わった。簡単に言うと丁の術は熱運動を止めるという術で、命力子を仲立ちとして熱のエネルギーから光のエネルギーに変換するというものだった。しかし俺はそうして新しく教わった丁の術で何度となくグラウンドを凍てつかせて先に走っていた生徒たちを滑らせてしまった。だが授業開始から三十分ほどで丁の術もどうにか使えるようになり、遅くなったが皆に合流することができた。
走る速度はやはり長らく運動することができていなかった俺が断トツで遅く、芽依が断トツで速かった。何でもできると思っていた大和は、意外と目立つほど速い訳ではなく、先頭集団の内の一人といった感じ。しかし印を結び、忍術が発動する速度は誰よりも早く、一人だけ火の玉を点滅させているようなレベルだった。
九十分の授業が終わると、全員死んだように倒れて指のストレッチをしていた。俺はまだあと三十分走らなければならない。意識も飛びそうになり、指も攣りそうになっているところで隣に二人の人影が並んだ。
「俺たちも付き合ってやるよ」
「ヒーローは友達のために駆け付けるものよ」
そう言って俺のペースに合わせて同じように丙の術と丁の術を交互に行う大和と芽依。二人は言も無しに印だけで術を発動させているが、俺は小声で言を唱えながら走る。
「あり……がとう……。二人とも」
もはや歩いているのと変わらない速度となっているが、息も絶え絶えに礼を述べる。二人はそんな俺を見て笑うと、顔を合わせた。
「私も付き合おうか」
気が付くと目の前でバック走をする成瀬先生がいた。ほぼ歩くようなペースだから後ろ向きに走っても問題ないのかもしれない。
「自らすすんで居残りをする二人にもせっかくだから特別講義だな。五行の術において一つの術を打ち消すのにはこうして同じ火遁の対照の術を使うのもアリだが、五行相克の原理によって打ち消すこともアリだ」
そう言った成瀬先生は片手で印を結ぶ。
「火遁・丙の術。お前たちはまだ片手印をやるなよ。そして水遁・壬(みずのえ)の術」
逆の手で違う印を結ぶと、火の玉が白い煙を上げて小さくなっていく。
「壬の術は水を出す術だな。窒素の核分裂による水素の形成から酸素との結合。五行の術の中でも金遁と水遁は原子核変化に関係するから難易度が高いが、慣れたら一番便利だ。古賀と加賀美はあと三十分この方法でやってみろ」
ほぼ俺のための説明だったのだろうけど、大和と芽依も興味深げに聞いて実践を始めたのでもしかしたら二人も知らない情報が入っていたのかもしれない。それから三十分、成瀬先生は片手印という印の結び方で二つの術を発動させてはそれぞれ違う方法で消滅させるということをして走り続けた。もちろんバック走で。先生にとっては手遊びのようなものなのだろう。とても簡単そうに行っていた。大和と芽依は二時間走り続けているわけなので俺ほどではないが余裕もなく丙の術と壬の術を繰り返していた。そして……
「よーしお疲れ様。今日はゆっくり休めよー」
その成瀬先生の言葉で俺と大和は崩れ落ちるようにグラウンドに倒れ込んだ。芽依だけは少し余裕を取り戻した様子でストレッチをしている。芽依にとっては俺に合流してからの三十分はクールダウンだったのかもしれない。
「し……死ぬかと思った」
元気そうにしている芽依とは違い、俺は体中のエネルギーが枯渇したかと思うほどにへとへとになっていた。
「うん。これは……上達するわ……」
そう言ったのは大和で、発言内容と同じく満足気な顔をしていた。
「今日の晩御飯は何かしらね。五時になったからもう食堂は開いてるわよ」
芽依に至っては元気そうに夕飯の話をしている。なんともたくましいやつだ。
「俺は……風呂に入ってからにしたいな。疲れすぎてまだ食欲がわかない」
「そうね。乙女が汗臭いままご飯食べるのもね」
「ははは、芽依なら誰も気にしないんじゃないか?」
「ちょっとそれどういう意味?」
そう言う二人のやり取りを聞きながら、俺は小さく笑って立ち上がった。もう足がパンパンだ。
「よっしゃ! じゃあ行くか」
俺が立ち上がるのを待っていたのか、大和は飛び起きると校舎の方に向かって歩き出した。芽依は先程の発言にまだ物申したいのか、大和の隣で何か言っている。俺も半ば足を引きずるようにして付いて行こうとしたところを成瀬先生に呼び止められた。
「神崎。ちょっといいか」
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる