大罪スキルを持った俺が最強

甘味

文字の大きさ
上 下
4 / 7
プロローグ

旅立ち

しおりを挟む
「あっ、貴方が行く世界について何も説明していなかったですね。」

ユリス様は、申し訳なさそうにして
いた。

たまにぬけてるなこの女神、
と、思ったのは秘密である。


「ハルト様が行く世界の名は、
 多種多用な種族が暮らしている世界です。もちろんモンスターなどが沢山存在していて危険な世界でもあります」

俺は、気がついた。

次の世界で生きて行くためには、殺し、
をしなければならないのだと言うことを。

しかし

(そんなもん上等だよ。俺はもう覚悟してんだよ)

地球での は死んだ。

もう俺は弱くない。

力を手に入れた。

(俺は、だ!)

俺は一人薄気味悪い笑みを浮かべながら、感傷に浸っていたところを、
ユリス様が、

「あのー、つぎのせつめいいいですか?」

何が申し訳なさそうに話していた。

「え?あ、すいません、説明お願いします。」

「では、コホン
次はお金の単位ですか。
1石貨= 1ユリス
1鉄貨= 10ユリス
1銅貨= 100ユリス
1銀貨= 1000ユリス 
1金貨= 10000ユリス
1白金貨= 100000ユリス

と、なっています。
一様1ユリス=1円となっておりますので
あまり心配はしなくて良いです。」

まぁ地球と同じで安心した。

「あと言語についてですが、ハルト様が行くルサンで使われている語は、私の加護で読み書きや話などは、できるので大丈夫でしょう。」

これについては嬉しかった。一から言葉や読み書きを覚えるとなると、どんだけめんどくさかったか。

「それでは最終的なステータスの確認をしますので、ステータスを確認して見てください。」

「わかりました。」

(ステータス)

名前 フジタ ハルト
 
LV1

体力 80   
魔力 24
攻撃力 46
防御力 39
素早さ 80
運 30

[ユニークスキル]
  
「大罪」 「言語理解」 「超成長」

[スキル]

[称号]
全知の神の加護

<大罪>
「傲慢」 「憤怒」 「嫉妬」 「強欲」 「怠惰」 「色欲」 「暴食」
この7つの能力が使えるようになる。

<言語理解>
異世界人の言葉を理解することが出来る。

「超成長」
レベルやスキルレベルが上がりやすくなる

<全知神の加護>
「言語理解」を覚えることが出来る。
「超成長」を覚えることができる。






「これで良いですね?」

ユリス様が満面の笑みで確認してきた。
絶世とも言える美女の笑みの破壊力は、とてつもない。

それよりもだ、

「えっと、この「超成長」っていうのはなんですか?」

俺は確認した。こんなスキルとった覚えがなかった。

「その名の通りです、レベルやスキルレベルが上がりやすくなるのです。私の加護の特典です。」

なんとか理解することはできたが、

「スキルレベルってなんですか?」

初めて聞いた言葉だった。

「スキルレベルというのは、スキルのレベルです。」

いやいやそういうことを聞いてるんじゃないよ。この女神大丈夫か?

「スキルは使っていくごとに熟練度が増します。最大でLV10、ここまできたら神にもなれます。」

衝撃の事実だった。

「しかし、この世界ルサンではLV10に達したものはいません。それ程難しいということです。」

確かに、そう簡単に神が現れたらまずいからな。

「あと、ユニークスキルにはLVは存在しません」

何故ユニークスキルだけLVがないのかは疑問に思った。

「ユニークスキルにはLVが存在しませんが、進化というものがあります。そして進化の方法はスキルによって異なっております。そもそもユニークスキルを習得している人は滅多にいませんからね。」

なんとなく理解することは出来た。

「これで説明は終わりです。他に質問はありますか。」

質問は特にないと思い、

「ありません」

「それではそろそろ行きますか」  

ユリス様は、指をパチィンと、鳴らした。

その瞬間目の前に巨大なドアが現れた。

「このドアに入った瞬間惑星ルサンに飛ばされます。それでは良いいせかいらいふを。」

そういった瞬間、ユリス様は、姿を消した。

「あれっ、ユリス様は?」

急にいなくなったのに驚き慌てた。」

「まぁいいや、これからが俺の人生だ。」

俺は、高鳴る鼓動を胸に、扉を跨いだ。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?

アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。 泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。 16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。 マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。 あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に… もう…我慢しなくても良いですよね? この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。 前作の登場人物達も多数登場する予定です。 マーテルリアのイラストを変更致しました。

【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断

Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。 23歳の公爵家当主ジークヴァルト。 年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。 ただの女友達だと彼は言う。 だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。 彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。 また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。 エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。 覆す事は出来ない。 溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。 そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。 二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。 これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。 エルネスティーネは限界だった。 一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。 初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。 だから愛する男の前で死を選ぶ。 永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。 矛盾した想いを抱え彼女は今――――。 長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。 センシティブな所へ触れるかもしれません。 これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。

神に同情された転生者物語

チャチャ
ファンタジー
ブラック企業に勤めていた安田悠翔(やすだ はると)は、電車を待っていると後から背中を押されて電車に轢かれて死んでしまう。 すると、神様と名乗った青年にこれまでの人生を同情された異世界に転生してのんびりと過ごしてと言われる。 悠翔は、チート能力をもらって異世界を旅する。

伯爵家の三男は冒険者を目指す!

おとうふ
ファンタジー
2024年8月、更新再開しました! 佐藤良太はとある高校に通う極普通の高校生である。いつものように彼女の伶奈と一緒に歩いて下校していたところ、信号無視のトラックが猛スピードで突っ込んで来るのが見えた。良太は咄嗟に彼女を突き飛ばしたが、彼は迫り来るトラックを前に為すすべも無く、あっけなくこの世を去った。 彼が最後に見たものは、驚愕した表情で自分を見る彼女と、完全にキメているとしか思えない、トラックの運転手の異常な目だった... (...伶奈、ごめん...) 異世界に転生した良太は、とりあえず父の勧める通りに冒険者を目指すこととなる。学校での出会いや、地球では体験したことのない様々な出来事が彼を待っている。 初めて投稿する作品ですので、温かい目で見ていただければ幸いです。 誤字・脱字やおかしな表現や展開など、指摘があれば遠慮なくお願い致します。 1話1話はとても短くなっていますので、サクサク読めるかなと思います。

ポーション必要ですか?作るので10時間待てますか?

chocopoppo
ファンタジー
松本(35)は会社でうたた寝をした瞬間に異世界転移してしまった。 特別な才能を持っているわけでも、与えられたわけでもない彼は当然戦うことなど出来ないが、彼には持ち前の『単調作業適性』と『社会人適性』のスキル(?)があった。 第二の『社会人』人生を送るため、超資格重視社会で手に職付けようと奮闘する、自称『どこにでもいる』社会人のお話。(Image generation AI : DALL-E3 / Operator & Finisher : chocopoppo)

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる 

SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ 25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。  目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。 ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。 しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。 ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。 そんな主人公のゆったり成長期!!

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

対人恐怖症は異世界でも下を向きがち

こう7
ファンタジー
円堂 康太(えんどう こうた)は、小学生時代のトラウマから対人恐怖症に陥っていた。学校にほとんど行かず、最大移動距離は200m先のコンビニ。 そんな彼は、とある事故をきっかけに神様と出会う。 そして、過保護な神様は異世界フィルロードで生きてもらうために多くの力を与える。 人と極力関わりたくない彼を、老若男女のフラグさん達がじわじわと近づいてくる。 容赦なく迫ってくるフラグさん。 康太は回避するのか、それとも受け入れて前へと進むのか。 なるべく間隔を空けず更新しようと思います! よかったら、読んでください

処理中です...