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5章:鐘は泣いている
第166話 気が抜けない
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ルーファン達は、あまり美味しくない薄味のビスケットを歓迎の印として頂いた後に、輸送用に使っている馬車の荷台に隠れさせられていた。複数ある荷台の藁か樽の中に隠れさせられ、別の協力者がいるという地域へ赴く事になったのだ。荷馬車の列に付き添う者達は、皆がサンナウスの同志という話は聞いていたため不安は無いが、やはり万が一の事態についてが頭をよぎる。
因みに化身達は見た目が目立って仕方が無いという事もあって、目的地に着いてから改めて顕現させる事に決まった。そのためサンナウスの執務室に暫く留まる事になったが、こちらについてはさほど問題ではない。彼らの強さならば多少の荒事を抑えらえる上に、いざという時は自分の方に呼び寄せれば良いだけなのだから。
「そろそろ村に着くかなあ」
半日が経過して日が暮れようとしている時である。歩き慣れている閑静な雑木林だというのに、荷物を護衛しているという設定で動いている護衛の一人がわざとらしくぼやいた。独り言にしてはよく通るハキハキとした声。それが自分達に向けられた物だという事に気付くのは容易く、樽の中にいたルーファンは一呼吸入れてからすぐに動けるよう体に軽く力を込めて温める。ぬかるみから砂利の上、更には石畳の上を通っている事が細かい荷馬車のがたつきで分かった。
しかし不穏な要素は隠し切れていない。決して小さいわけでは無い町だと聞いていたのだが、人の声があまりに少ないのだ。ターリナーによる圧政が響いていると言えばそれまでだが、自分達が都合よく誘導されている可能性を捨てきれないのがルーファンの人間不信に基づく警戒心の悪い癖であった。
やがて荷馬車が停まり、大きな木の扉の軋みと共に閉まる音がする。どうやら不安は杞憂だったようだ。護衛達が樽の蓋や藁をつつき、「もう出てきても大丈夫だ」と安堵したような明るい声で呼ぶ。ルーファンを皮切りに続々と仲間たちが顔を出してみると、そこは納屋であった。家畜はいないものの中々の大きさであり、手入れを怠っていないのか清潔な環境が保たれている。家畜の行方はともかく、所有者はかなり金銭的な余裕があるとみて間違いない。
「こっちです」
納屋の側面に備え付けられていた小さめの扉の前で、護衛の一人がルーファン達を呼んだ。一同は無言で見合って頷き、武器を携えて扉の前へと集う。そこまで気合いを入れる必要も無いと思っているのか、護衛は半ば呆れた様な笑みを見せて自ら扉を開けて出て行く。ルーファン達も後に続いたが、その先の光景に面食らってしまった。
そこは橙色に輝く暖炉によって温められた、豪勢な石造りの屋敷の食堂であった。仕事を終えた護衛達と、その屋敷に勤めているであろう使用人たちがグラスを片手に和気藹々と飲んだくれ、テーブルに盛られた果物、チーズ、白パン、丸焼きの七面鳥、牛肉の窯焼きを好きに貪っている。
「おお~ ! 来たか。若き英雄よ。全くタイミングが良い。無事に政府への”献金”が終わってな。今日は使用人たちも含めて無礼講というわけだ」
その中でも一際恰幅の良い、口の見えないぐらい豊かな顎鬚を蓄えた禿げ頭の老人がガラガラ声で叫んだ。自分の妻らしい大人しめの貴婦人と共にこちらへ歩み寄り、握手を求めてきたためルーファンは応じてはみるものの、その表情は酷く険しい。
「ああ~、皆まで言うな。分かっているぞ ? ”庶民が苦しんでいる中で良いご身分だな”だろ…それともこうか ? ”年寄りが口減らしに殺されているのに、なぜあなたは無事なんだ ? ”…どうだ。流石にどちらかは当たっているだろう」
「両方だ。説明してくれ。それと、あなたは何者だ ?」
「チャーリー・ホフマン。しがない大富豪さ。我が友人サンナウスから色々と聞いてはいるだろうが、この国においてターリナーが権力を握った事で一番得をしたのは誰だと思う ?」
自己紹介をした老人が質問を始めたのは、使用人らしき青年が酒の注がれたグラスを盆に乗せて運んできた直後だった。ルーファン以外の者達は手に取ったが、当の本人は「テーブルに置いておいてくれ」とだけ言ってすぐに呷るのを控えている。相手と話をする以上、判断と思考を鈍らせるようなマネをしたくなかった。
「…富裕層か ?」
「ああそうだ。ターリナーの政策は言い換えれば福祉や様々な公共事業に回す筈だった金を、国の景気づけに使ってしまおうという判断でしかない。税金をもう取られないなんていうのは聞こえはいいが、その実態は富を持つ者と持たざる者の差をさらに拡大させたにすぎん。それも自分の贔屓にしている連中のみだ…私も含めてな」
「だがサンナウスは軍の所属だと聞いた。それなら一応は公務員の筈だ。どうも辻褄が合わない」
「さっきも言ったが”献金”だよ。税金こそ取らんが、この国の大半の商売人たちは競うようにして政府に対して寄付を行っている…自分達の商売を有利にしてもらうためにな。結果として、軍隊は奴が自費で賄っている私兵という扱いになっているんだ。軍だけじゃない…行政も何もかもが、ヤツの懐から出している金によって維持をされているという事になっている。そうなれば当然、資金の無い地域っていうのは何をするにしても後回しにされるんだ。民間の事業と同じだよ…金を出さない奴らに価値は無いとな。恐ろしい話だ。あの男は人々を口車に乗せ、民や行政から自分に反抗するための力を大幅に削ぎ落して見せたんだ」
二人の会話の最中、酒に慣れてないフォルトは匂いを興味津々に嗅ぎ続け、アトゥーイはこれといって反応を示すことなく数口飲み、ジョナサンは上機嫌に二杯目に手を出し始める。ホフマンからこんな連中と組んだのは間違いだったと思われなければいいが、万が一に裏切られた場合の事は考えておかなければならない。ルーファンは密かに決意していた。
「つまりサンナウスとあなたは、その状況を変えるために…その…」
「気にせずに口に出したまえ。この場にいる者達は全員が私の裏での行いを知り、同調する者達だ。どうもターリナーという男は、金を貢いでくれる自分のイエスマンにはとにかく甘くてな。この村は特に警戒が緩い。隠れ蓑に丁度いいんだ」
「分かった…つまり、あなたやサンナウスは奴を打ち倒したい。それで合っているか ?」
「ああ。そして、そのチャンスがやって来ている。君が来るという知らせを聞いて実行に移した作戦でな。今から一週間後、我々が奇襲を仕掛けようとしているという情報をわざと流してやったんだ。シボークというターリナーの腹心が、<障壁>の外で根城にしている拠点への襲撃計画をな。そしてその情報が入って慌てているのか、連中はロウル・カモリという魔法使いを呼び寄せる事に決めたそうだ」
「成程…俺達をその場に送り込み、シボークとその魔法使いを始末しろという事か」
ホフマンはルーファンの推理に頷き、持っていたグラスの中に残っている酒を全て口に流し込む。酔いに任せたいという自暴自棄も僅かに感じられるが、どの道覚悟はできているらしかった。
「ああ、話が早くて助かる。正直シボークなんていう腰巾着はどうでも良いが、魔法使いは別だ。奴を倒せさえすればターリナー側の戦力を大幅に削ぐ事が出来る。そうすれば、後はあの独裁者のケツを蹴飛ばすだけだ」
――――その頃、<障壁>の内部にある郊外の邸宅には、部屋着のシャツとズボンを纏った一人の男が書斎に佇んで酒を呷っていた。壁を埋め尽くすような本棚には歴史、哲学、薬学、武術、魔術…それ以外の分野も含めた多様な書物が並んでおり、どれも使い古されている。グラスを持ったまま青い絨毯を歩き、男は部屋の奥に飾っている肖像画を見つめている。悲し気な目をしている気がするその肖像画の女性は、男の曾祖母であった。
「どうして、我が一族はこのような事になってしまったんでしょうか」
無精髭を生やした頬を自分で撫でながら男は呟く。その時、背後のドアが開いて従者が入って来る。
「ロウル様、要請のかかっている護衛の任についてお話があると」
「はあ…分かった。すぐに行く」
男は憂鬱そうにウェーブのかかった黒い長髪をかき上げ、グラスを乱暴に机に置いてから書斎を後にした。
因みに化身達は見た目が目立って仕方が無いという事もあって、目的地に着いてから改めて顕現させる事に決まった。そのためサンナウスの執務室に暫く留まる事になったが、こちらについてはさほど問題ではない。彼らの強さならば多少の荒事を抑えらえる上に、いざという時は自分の方に呼び寄せれば良いだけなのだから。
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半日が経過して日が暮れようとしている時である。歩き慣れている閑静な雑木林だというのに、荷物を護衛しているという設定で動いている護衛の一人がわざとらしくぼやいた。独り言にしてはよく通るハキハキとした声。それが自分達に向けられた物だという事に気付くのは容易く、樽の中にいたルーファンは一呼吸入れてからすぐに動けるよう体に軽く力を込めて温める。ぬかるみから砂利の上、更には石畳の上を通っている事が細かい荷馬車のがたつきで分かった。
しかし不穏な要素は隠し切れていない。決して小さいわけでは無い町だと聞いていたのだが、人の声があまりに少ないのだ。ターリナーによる圧政が響いていると言えばそれまでだが、自分達が都合よく誘導されている可能性を捨てきれないのがルーファンの人間不信に基づく警戒心の悪い癖であった。
やがて荷馬車が停まり、大きな木の扉の軋みと共に閉まる音がする。どうやら不安は杞憂だったようだ。護衛達が樽の蓋や藁をつつき、「もう出てきても大丈夫だ」と安堵したような明るい声で呼ぶ。ルーファンを皮切りに続々と仲間たちが顔を出してみると、そこは納屋であった。家畜はいないものの中々の大きさであり、手入れを怠っていないのか清潔な環境が保たれている。家畜の行方はともかく、所有者はかなり金銭的な余裕があるとみて間違いない。
「こっちです」
納屋の側面に備え付けられていた小さめの扉の前で、護衛の一人がルーファン達を呼んだ。一同は無言で見合って頷き、武器を携えて扉の前へと集う。そこまで気合いを入れる必要も無いと思っているのか、護衛は半ば呆れた様な笑みを見せて自ら扉を開けて出て行く。ルーファン達も後に続いたが、その先の光景に面食らってしまった。
そこは橙色に輝く暖炉によって温められた、豪勢な石造りの屋敷の食堂であった。仕事を終えた護衛達と、その屋敷に勤めているであろう使用人たちがグラスを片手に和気藹々と飲んだくれ、テーブルに盛られた果物、チーズ、白パン、丸焼きの七面鳥、牛肉の窯焼きを好きに貪っている。
「おお~ ! 来たか。若き英雄よ。全くタイミングが良い。無事に政府への”献金”が終わってな。今日は使用人たちも含めて無礼講というわけだ」
その中でも一際恰幅の良い、口の見えないぐらい豊かな顎鬚を蓄えた禿げ頭の老人がガラガラ声で叫んだ。自分の妻らしい大人しめの貴婦人と共にこちらへ歩み寄り、握手を求めてきたためルーファンは応じてはみるものの、その表情は酷く険しい。
「ああ~、皆まで言うな。分かっているぞ ? ”庶民が苦しんでいる中で良いご身分だな”だろ…それともこうか ? ”年寄りが口減らしに殺されているのに、なぜあなたは無事なんだ ? ”…どうだ。流石にどちらかは当たっているだろう」
「両方だ。説明してくれ。それと、あなたは何者だ ?」
「チャーリー・ホフマン。しがない大富豪さ。我が友人サンナウスから色々と聞いてはいるだろうが、この国においてターリナーが権力を握った事で一番得をしたのは誰だと思う ?」
自己紹介をした老人が質問を始めたのは、使用人らしき青年が酒の注がれたグラスを盆に乗せて運んできた直後だった。ルーファン以外の者達は手に取ったが、当の本人は「テーブルに置いておいてくれ」とだけ言ってすぐに呷るのを控えている。相手と話をする以上、判断と思考を鈍らせるようなマネをしたくなかった。
「…富裕層か ?」
「ああそうだ。ターリナーの政策は言い換えれば福祉や様々な公共事業に回す筈だった金を、国の景気づけに使ってしまおうという判断でしかない。税金をもう取られないなんていうのは聞こえはいいが、その実態は富を持つ者と持たざる者の差をさらに拡大させたにすぎん。それも自分の贔屓にしている連中のみだ…私も含めてな」
「だがサンナウスは軍の所属だと聞いた。それなら一応は公務員の筈だ。どうも辻褄が合わない」
「さっきも言ったが”献金”だよ。税金こそ取らんが、この国の大半の商売人たちは競うようにして政府に対して寄付を行っている…自分達の商売を有利にしてもらうためにな。結果として、軍隊は奴が自費で賄っている私兵という扱いになっているんだ。軍だけじゃない…行政も何もかもが、ヤツの懐から出している金によって維持をされているという事になっている。そうなれば当然、資金の無い地域っていうのは何をするにしても後回しにされるんだ。民間の事業と同じだよ…金を出さない奴らに価値は無いとな。恐ろしい話だ。あの男は人々を口車に乗せ、民や行政から自分に反抗するための力を大幅に削ぎ落して見せたんだ」
二人の会話の最中、酒に慣れてないフォルトは匂いを興味津々に嗅ぎ続け、アトゥーイはこれといって反応を示すことなく数口飲み、ジョナサンは上機嫌に二杯目に手を出し始める。ホフマンからこんな連中と組んだのは間違いだったと思われなければいいが、万が一に裏切られた場合の事は考えておかなければならない。ルーファンは密かに決意していた。
「つまりサンナウスとあなたは、その状況を変えるために…その…」
「気にせずに口に出したまえ。この場にいる者達は全員が私の裏での行いを知り、同調する者達だ。どうもターリナーという男は、金を貢いでくれる自分のイエスマンにはとにかく甘くてな。この村は特に警戒が緩い。隠れ蓑に丁度いいんだ」
「分かった…つまり、あなたやサンナウスは奴を打ち倒したい。それで合っているか ?」
「ああ。そして、そのチャンスがやって来ている。君が来るという知らせを聞いて実行に移した作戦でな。今から一週間後、我々が奇襲を仕掛けようとしているという情報をわざと流してやったんだ。シボークというターリナーの腹心が、<障壁>の外で根城にしている拠点への襲撃計画をな。そしてその情報が入って慌てているのか、連中はロウル・カモリという魔法使いを呼び寄せる事に決めたそうだ」
「成程…俺達をその場に送り込み、シボークとその魔法使いを始末しろという事か」
ホフマンはルーファンの推理に頷き、持っていたグラスの中に残っている酒を全て口に流し込む。酔いに任せたいという自暴自棄も僅かに感じられるが、どの道覚悟はできているらしかった。
「ああ、話が早くて助かる。正直シボークなんていう腰巾着はどうでも良いが、魔法使いは別だ。奴を倒せさえすればターリナー側の戦力を大幅に削ぐ事が出来る。そうすれば、後はあの独裁者のケツを蹴飛ばすだけだ」
――――その頃、<障壁>の内部にある郊外の邸宅には、部屋着のシャツとズボンを纏った一人の男が書斎に佇んで酒を呷っていた。壁を埋め尽くすような本棚には歴史、哲学、薬学、武術、魔術…それ以外の分野も含めた多様な書物が並んでおり、どれも使い古されている。グラスを持ったまま青い絨毯を歩き、男は部屋の奥に飾っている肖像画を見つめている。悲し気な目をしている気がするその肖像画の女性は、男の曾祖母であった。
「どうして、我が一族はこのような事になってしまったんでしょうか」
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