165 / 174
5章:鐘は泣いている
第164話 これが現実
しおりを挟む
誰もが死んだように黙っていた。いや、言葉を見つける事が出来なかった。目の前で起きた惨劇を受け止めきれずにいた。その惨さ自体に恐れをなしたのではない。これが為政者によって、あたかも正当且つ崇高なものとして扱われているという事実が、一同を混乱と不愉快感の沼に沈めてしまったのだ。
「…これは、いつからこんな事に… ?」
窓から距離を置き、壁に背を預けたフォルトがサンナウスを見た。
「数か月は経過しています。まともな財源も見つけられないまま税収を無くせば、行政や福祉に支障が出る事など分かり切っていたというのに…しかし奴らは、それを認めたくないが故に次の行動に出ました。税収によって賄うなんて事はしないが、金は必要…そこで始まったのがこの施策です。この国に住む者達の戸籍情報を基に、齢が七十を迎えた者達を切り捨てに掛かり出しました。七十を越えれば最後、全ての人権と資産の所有権を国に剥奪され、あのターリナーの支持者たちによってどこかへ連行される。どうなってしまうのかは、一部の人間にしか知らされていない。だが微かに残った情報筋によれば、少なくとも人道に則した待遇が待っているわけがないとだけ」
「そんな…」
「そして悲惨な事に、この施策を支持して協力する者達は皆成人になった若い世代です。この国の福祉と行政が窮地に陥っているのは年寄り達のせいであり、彼らを処罰せねば未来は無いとターリナー達が喧伝するや否や、熱狂して大喜びで老人狩りを行う自警部隊に加わり始めました。外での光景を見たでしょう。対立を煽り、何の罪も無い民同士で協力をする事が出来ない様にしてみせたのです。自分の権力の維持のためだけに」
フォルトへ淡々と語るサンナウスだったが、その表情は暗かった。こんな物を嬉々として語るような人間がいてたまるかと思いたいところだが、少なくともネゾールには行動に移して見せる人間が腐るほどいるというのが現実である。ジョナサンはその言葉と感情を読み取り、ペンを走らせて簡潔に記録を済ませ、一息つくために窓の外を見る。民衆が殺された母子を、すまないと謝罪しながら吊るしている真っ只中であった。
「確かに高齢者の扱いをどうするのかというのは、国家において幾度となく論争になっている物だ。我が国もそうでね…国を維持するための費用か人権か、その二つを天秤にかけた上で口喧嘩を始めるのは、インテリ気取の凡人どもの十八番だ。実際…支持する人間がいる理由についても、否定し辛い部分がある」
「ほう、ならあなたはターリナーの行いに一定の理解があると。今の発言はそう捉えられてしまう可能性がありますよ、ジョナサン」
「自分の好感度を上げるためにこの話題を利用する。その着眼点を僕は褒めただけだ。アトゥーイ、どうか誤解しないでくれ。こんな事が許されるのは、文明社会の敗北と言ってもいい」
「…ええ…金銭へのがめつさはともかく、あなたはそこを見誤る様な男ではない。失礼しました」
「罵倒が混じってると感じたのは気のせいでいいのか ?」
少し気の抜けた会話をアトゥーイとジョナサンが繰り広げる傍ら、ヨヒーコトスは街の様子を見ながら道中の案内人をしてくれた男の方を向く。
「亡命を企てようとする者はいないのか ? これほどの状況だ。国外に活路を見出す者がいてもおかしくはないだろう」
だが案内人だった男は首を横に振り、諦めているかのように笑った。
「無理だよ。さっき説明したが、魔物や危険な植物が蔓延っている危険地帯がある。丸腰じゃ逃げ出すのは不可能だし、まともに護衛を付けるなら出国許可を国に貰って軍の兵士を帯同させる必要がある。だが、亡命の意図がバレた者は売国奴として連行されるのがオチだ。軍人も役人も、ほとんどはターリナーとその腐れ信者どもにビビってる始末だぜ。この隠し通路を使わせてやりたいのは山々だが、危険地帯以外にも道中は安全とは言い難いからな…何より万が一嗅ぎつけられて、俺達までしょっ引かれるのは避けたい。抵抗勢力が削られることになるのは避けたい」
その説明を聞き、一同は更に納得するしかなかった。詰みなのだ。逃げる事すら出来ず、服従をするか早死にするかを選ぶ以外に無い。あんな男を国の元首に選んだ国民側の悪因悪果としても、あまりにも惨い仕打ちである。
「支持者…ああ、いや。もう信者って言い方の方が正しいかもしれんな。あの連中は、どういう気持ちでこんな状況を過ごしてんだ ? まさか自分達は正義の味方だから、何やっても許されるなんて思ってるわけじゃあるまい」
ガロステルもまた、珍しく苦悶の表情を浮かべている。ジョナサンはそんな彼に向かって、落ち着いた様子で首を向けた。
「それもあるかもしれんが…たぶん、彼らを駆り立ててるのは”現実逃避”だ」
「逃避 ?」
「ターリナーを支持した者達は皆、現状に不満を抱いて権力者や資産家相手に改革を起こしたいと考えていた層だろ ? 言っちゃ悪いが、そういう連中は得てしてプライドが高いものさ…つまり認めたくないんだよ。自分達が救世主と持ち上げていた男が、ただの権力欲しさに民を利用してただけの、偽善者ですらない詐欺師だったなんて。そんな男を崇拝し、信じ切っていた自分の無様さと向き合う羽目になるなんて嫌に決まってる。ましてや彼が失脚すれば、”あんな男を祀り上げたバカどもも同罪”だと言われ、迫害されかねない。だからせめて、ターリナーとその政権が安泰でいてくれないと困るんだ。自分達が嫌っていた権力者や、既得権益の保有者と同じことをする羽目になるとは…皮肉なものだよな」
部屋の中を練り歩きながら、ジョナサンは自説を垂れ流して続ける。いつもなら臭い説教が始まったと笑う所だが、この場においては誰一人として水を差さなかった。以前彼が酒場で言っていた”構造は変わらず、支配者が変わるのみである”という言葉が脳内でこだまし、その実例をありありと見せつけられてしまった。この男が持つ情報が正しかったと、認める他なかったのだ。
しかしそんな憂慮、絶望、戦慄の輪に加わっていない者が一人だけいた。窓から慎重にカーテンを動かし、覗き見るように外の観察を黙々と続けていたルーファンだが、その睨む先には巨大な暴風で形成された<障壁>があり、その事しか彼の頭の中にはなかった。
「…ターリナーはあの<障壁>の向こうか ?」
仲間やサンナウスの方へ視線を向けることなく、ルーファンは尋ねてきた。
「え、ええ…今は<障壁>付近でクーデターを起こそうとしている同志達により、奇襲などを仕掛けながら突破口を探しています。そしてチャンスがあるとするなら、あの<障壁>が開く時に他ならない」
「いつ開く ?」
「老人狩りは一定の期間の間、方々の地区を回って数度行われる物です…ある程度頭数が揃った後に、<障壁>を開いてまとめて連行する事になっている。それを仕切っているのが、あのシボークという男です」
「そうなれば、<障壁>の外で奴や仲間が活動するための拠点がある可能性が高い…いちいち<障壁>を開いてこまめに輸送をするよりも手間が省けるだろう。場所は分かるか ?」
すぐにでも動き、かの忌々しい暴虐の化身を取り除く必要がある。そう考えていたルーファンは、ゆっくりと詰め寄って問いかける。しかしサンナウスは回答に迷っているのか、少し俯いてしまっていた。それが出来れば苦労はしない。そう無言で訴えかけるかのように。
「…しかし、かなり防御は手厚い物になっています。何より警戒すべきは、そこに魔法使いがいるという事です。この国に残された実戦経験のある最後の魔法使い一族…カモリ家の戦士が待ち構えています」
「…これは、いつからこんな事に… ?」
窓から距離を置き、壁に背を預けたフォルトがサンナウスを見た。
「数か月は経過しています。まともな財源も見つけられないまま税収を無くせば、行政や福祉に支障が出る事など分かり切っていたというのに…しかし奴らは、それを認めたくないが故に次の行動に出ました。税収によって賄うなんて事はしないが、金は必要…そこで始まったのがこの施策です。この国に住む者達の戸籍情報を基に、齢が七十を迎えた者達を切り捨てに掛かり出しました。七十を越えれば最後、全ての人権と資産の所有権を国に剥奪され、あのターリナーの支持者たちによってどこかへ連行される。どうなってしまうのかは、一部の人間にしか知らされていない。だが微かに残った情報筋によれば、少なくとも人道に則した待遇が待っているわけがないとだけ」
「そんな…」
「そして悲惨な事に、この施策を支持して協力する者達は皆成人になった若い世代です。この国の福祉と行政が窮地に陥っているのは年寄り達のせいであり、彼らを処罰せねば未来は無いとターリナー達が喧伝するや否や、熱狂して大喜びで老人狩りを行う自警部隊に加わり始めました。外での光景を見たでしょう。対立を煽り、何の罪も無い民同士で協力をする事が出来ない様にしてみせたのです。自分の権力の維持のためだけに」
フォルトへ淡々と語るサンナウスだったが、その表情は暗かった。こんな物を嬉々として語るような人間がいてたまるかと思いたいところだが、少なくともネゾールには行動に移して見せる人間が腐るほどいるというのが現実である。ジョナサンはその言葉と感情を読み取り、ペンを走らせて簡潔に記録を済ませ、一息つくために窓の外を見る。民衆が殺された母子を、すまないと謝罪しながら吊るしている真っ只中であった。
「確かに高齢者の扱いをどうするのかというのは、国家において幾度となく論争になっている物だ。我が国もそうでね…国を維持するための費用か人権か、その二つを天秤にかけた上で口喧嘩を始めるのは、インテリ気取の凡人どもの十八番だ。実際…支持する人間がいる理由についても、否定し辛い部分がある」
「ほう、ならあなたはターリナーの行いに一定の理解があると。今の発言はそう捉えられてしまう可能性がありますよ、ジョナサン」
「自分の好感度を上げるためにこの話題を利用する。その着眼点を僕は褒めただけだ。アトゥーイ、どうか誤解しないでくれ。こんな事が許されるのは、文明社会の敗北と言ってもいい」
「…ええ…金銭へのがめつさはともかく、あなたはそこを見誤る様な男ではない。失礼しました」
「罵倒が混じってると感じたのは気のせいでいいのか ?」
少し気の抜けた会話をアトゥーイとジョナサンが繰り広げる傍ら、ヨヒーコトスは街の様子を見ながら道中の案内人をしてくれた男の方を向く。
「亡命を企てようとする者はいないのか ? これほどの状況だ。国外に活路を見出す者がいてもおかしくはないだろう」
だが案内人だった男は首を横に振り、諦めているかのように笑った。
「無理だよ。さっき説明したが、魔物や危険な植物が蔓延っている危険地帯がある。丸腰じゃ逃げ出すのは不可能だし、まともに護衛を付けるなら出国許可を国に貰って軍の兵士を帯同させる必要がある。だが、亡命の意図がバレた者は売国奴として連行されるのがオチだ。軍人も役人も、ほとんどはターリナーとその腐れ信者どもにビビってる始末だぜ。この隠し通路を使わせてやりたいのは山々だが、危険地帯以外にも道中は安全とは言い難いからな…何より万が一嗅ぎつけられて、俺達までしょっ引かれるのは避けたい。抵抗勢力が削られることになるのは避けたい」
その説明を聞き、一同は更に納得するしかなかった。詰みなのだ。逃げる事すら出来ず、服従をするか早死にするかを選ぶ以外に無い。あんな男を国の元首に選んだ国民側の悪因悪果としても、あまりにも惨い仕打ちである。
「支持者…ああ、いや。もう信者って言い方の方が正しいかもしれんな。あの連中は、どういう気持ちでこんな状況を過ごしてんだ ? まさか自分達は正義の味方だから、何やっても許されるなんて思ってるわけじゃあるまい」
ガロステルもまた、珍しく苦悶の表情を浮かべている。ジョナサンはそんな彼に向かって、落ち着いた様子で首を向けた。
「それもあるかもしれんが…たぶん、彼らを駆り立ててるのは”現実逃避”だ」
「逃避 ?」
「ターリナーを支持した者達は皆、現状に不満を抱いて権力者や資産家相手に改革を起こしたいと考えていた層だろ ? 言っちゃ悪いが、そういう連中は得てしてプライドが高いものさ…つまり認めたくないんだよ。自分達が救世主と持ち上げていた男が、ただの権力欲しさに民を利用してただけの、偽善者ですらない詐欺師だったなんて。そんな男を崇拝し、信じ切っていた自分の無様さと向き合う羽目になるなんて嫌に決まってる。ましてや彼が失脚すれば、”あんな男を祀り上げたバカどもも同罪”だと言われ、迫害されかねない。だからせめて、ターリナーとその政権が安泰でいてくれないと困るんだ。自分達が嫌っていた権力者や、既得権益の保有者と同じことをする羽目になるとは…皮肉なものだよな」
部屋の中を練り歩きながら、ジョナサンは自説を垂れ流して続ける。いつもなら臭い説教が始まったと笑う所だが、この場においては誰一人として水を差さなかった。以前彼が酒場で言っていた”構造は変わらず、支配者が変わるのみである”という言葉が脳内でこだまし、その実例をありありと見せつけられてしまった。この男が持つ情報が正しかったと、認める他なかったのだ。
しかしそんな憂慮、絶望、戦慄の輪に加わっていない者が一人だけいた。窓から慎重にカーテンを動かし、覗き見るように外の観察を黙々と続けていたルーファンだが、その睨む先には巨大な暴風で形成された<障壁>があり、その事しか彼の頭の中にはなかった。
「…ターリナーはあの<障壁>の向こうか ?」
仲間やサンナウスの方へ視線を向けることなく、ルーファンは尋ねてきた。
「え、ええ…今は<障壁>付近でクーデターを起こそうとしている同志達により、奇襲などを仕掛けながら突破口を探しています。そしてチャンスがあるとするなら、あの<障壁>が開く時に他ならない」
「いつ開く ?」
「老人狩りは一定の期間の間、方々の地区を回って数度行われる物です…ある程度頭数が揃った後に、<障壁>を開いてまとめて連行する事になっている。それを仕切っているのが、あのシボークという男です」
「そうなれば、<障壁>の外で奴や仲間が活動するための拠点がある可能性が高い…いちいち<障壁>を開いてこまめに輸送をするよりも手間が省けるだろう。場所は分かるか ?」
すぐにでも動き、かの忌々しい暴虐の化身を取り除く必要がある。そう考えていたルーファンは、ゆっくりと詰め寄って問いかける。しかしサンナウスは回答に迷っているのか、少し俯いてしまっていた。それが出来れば苦労はしない。そう無言で訴えかけるかのように。
「…しかし、かなり防御は手厚い物になっています。何より警戒すべきは、そこに魔法使いがいるという事です。この国に残された実戦経験のある最後の魔法使い一族…カモリ家の戦士が待ち構えています」
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説


30年待たされた異世界転移
明之 想
ファンタジー
気づけば異世界にいた10歳のぼく。
「こちらの手違いかぁ。申し訳ないけど、さっさと帰ってもらわないといけないね」
こうして、ぼくの最初の異世界転移はあっけなく終わってしまった。
右も左も分からず、何かを成し遂げるわけでもなく……。
でも、2度目があると確信していたぼくは、日本でひたすら努力を続けた。
あの日見た夢の続きを信じて。
ただ、ただ、異世界での冒険を夢見て!!
くじけそうになっても努力を続け。
そうして、30年が経過。
ついに2度目の異世界冒険の機会がやってきた。
しかも、20歳も若返った姿で。
異世界と日本の2つの世界で、
20年前に戻った俺の新たな冒険が始まる。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる