161 / 177
5章:鐘は泣いている
第160話 文句を言うな
しおりを挟む
ルーファン達は、息が詰まるほどに密集した原生林の中を掻き分けるように進んでいた。砂漠やジェトワ皇国の領土の皮膚を突き刺してくる灼熱とはまた違った暑さであり、熱が体に纏わりついて服の内側にまで潜り込んでくる。高い湿度によるしつこい熱気によるものであったが、まるで生きているかのように執拗に、そして陰湿に彼らを苦しめていた。
「あまり草木に触らない方が良いぞ」
大きく息をしながら歩いていたジョナサンが、後方にいたルーファン達へ呼びかけた。
「毒性の植物は勿論だが、虫の中にも強烈な防衛機能を備えている種がある。触ろうものなら、たちまち激痛地獄へまっしぐらだ。最悪の場合は神経が死んで、手足を切り落とさないと行けなくなる…おまけに触る事自体は問題じゃないが、その手で粘膜に触れてしまう事で症状が発生するなんて性質の毒もあるぞ。とにかく、安全に休憩が出来そうな場所までは辛抱しないとな」
「だから出来るだけ肌出すなって言ってたんだ…」
「そのとーり」
ジョナサンの解説を聞き、フォルトは自分が身に纏っている手袋と長袖の衣類、そしてブーツを見つめた。正直に言えば移動し辛い事この上ないが、万が一を想定するのだとしたら納得しかない。彼女だけでは無く、アトゥーイも同様に肉体を保護できるようにしていたが、やはり少しだけ苦しそうにしていた。いつもが身軽なせいか、どうしても慣れないのだ。
「人間様は大変だな。いちいちあんな風に身を守らないといけないとは」
最後尾には化身達が屯しながら付き添っていたが、虫に刺されたらしい箇所を搔いてガロステルがぼやいた。彼らにとっては、毒や外傷などは些細な問題にすぎず、それ故に暇を見ては木に止まっていた目障りな虫を叩き潰したりなどしていた。サラザールに至っては腹が空いたのか、飛び掛かって来た毒蛇を掴んで貪っている。
「見た目通り、尊大で不躾な男だな…」
そのガロステルの隣で、呆れたようにヨヒーコトスが首を振る。
「何か言ったか ? マスク野郎」
「人間のお陰で、我らはこうして世に顕現出来ている。それを忘れるな」
「ほお~、市場で迷子になって他のガキたちと仲良く保護されてた奴は、やっぱり人間社会のありがたみが分かるんだな」
「…それとこれとは関係ない。王の事を言っただけだ。いざという時には守らねばならん」
ガロステルを窘めるつもりが、かえって自身の恥ずかしい失敗談の暴露に繋がってしまい、ヨヒーコトスは少しだけ語勢が弱まる。ルーファンとフォルト以外の皆がよく覚えていた。迷子になった子供を集めるための広場の一画にて、他の子供達に質問攻めに遭いながら弄られている彼の姿は、あまりにも衝撃的だったのだ。
「自分の身すら守れそうになかった癖によく言うぜ」
「置いて行った貴様らが悪いだろ」
「いいや、ついてこなかったお前が悪い。何で美術品なんかに見とれやがってたんだ」
「店主の女に勧められたんだ。話ぐらい聞いてやらないと可哀そうだろ」
「あの青髪のタッパがでけえ女か ? まさか鼻の下伸ばしてたわけじゃあるまい」
「何だと貴様…」
遊び人気質のガロステルと、比較的固い性分が目立つヨヒーコトスはどうも互いにいけ好かないのか、基本的にこのような応酬に陥る事が珍しくない。
「あ、あの…喧嘩はよくないですよ!」
すると見かねたらしいタナが会話に割って入る。彼らが揃ってからというもの、この流れが定番と化していた。
「タナ、これは喧嘩では無く只の議論だ」
「つ、つ、つまり口喧嘩ですよね。仲間で争うのは、ダ、ダメですよ。そうだ ! 落ち着くために、水飲みません ? 」
「…そうだな、頂こう。感謝する」
「じゃ、俺も貰うかな」
タナの誘いにガロステルとヨヒーコトスは乗り、荷物の中から自分用のコップを取り出した。タナは二人のコップに手をかざし、水を生成して注ぎ込むと彼らに恐る恐る渡す。だがヨヒーコトスが飲むために仮面を外した際、ガロステルが不愉快そうに顔を歪めた。仮面を取っ払った彼の顔面は皮膚が存在せず、筋繊維や歯が剥き出しであり、それらが首下から湧き上がっている炎に照らされて輝いていたのだ。唇が無いのに言葉は発する事が可能という点は不思議でならない。
「おめえの顔面いつ見てもひでえな。人体模型かよ」
ガロステルが再び余計な事を口走ってしまう。
「他人の身体的欠陥を揶揄するな。無礼者め」
「…へへっ、欠陥だとは認めるんだな」
「あのな―――」
だが、今度の口論はすぐに収まる事になった。サラザールが振り向いて近づき、二人のみぞおちに拳を一斉に打ち込んだのだ。二人は呻きながら膝を突き、タナは水が零れているコップと二人のどちらを心配すればいいのか狼狽えている。
「あのさ、百歩で良いから平和に歩けない ? 耳障りなんだよね…ったく…」
彼女は愚痴を垂れてから再び歩き出し、口論になっていた二人は口々に「古株だからってリーダー気取やがって…」、「ああ全くだ」と傷の舐め合いをしている。タナは少し迷ったが、まあこの二人なら大丈夫だろうと判断してサラザールへとついて行った。
「流石は闇と支配を司る、<バハムート>の化身ですね」
サラザールの隣に来たタナが小声で話しかけた。
「力づくとはいえ、お二人にとっての共通の敵になる事で仲間同士の不和を解消させてみせるだなんて…大胆ではありますが、流石の行動力です !」
「えっ ? ああ…うん…す、凄いでしょ… ?」
「はい ! 場を収めるには、時に暴力も必要な場合もある…勉強になります !」
「マネはしちゃダメよ。あなたは純粋なままでいた方が良い」
なぜか褒めてくれたタナに対し、険悪な雰囲気を作ってくるのが単純にムカついたから殴ったなどとは言えず、サラザールは動揺しながらも嘘で取り繕う。
「我々の旅も、なんだか賑やかになってきましたね」
「…いい事なのかな ? こういう賑やかさって」
アトゥーイとフォルトは後方の騒ぎを耳にしながらも、ルーファンとジョナサンについて行く。だが、彼らが足を止めて辺りを入念に観察しているのを見て、少し気分が明るくなった。ようやく待ちに待った休憩が出来る。
「この辺りなら問題は無さそうだ。少し休もう」
「いいですね、賛成です」
「私も ! お腹すいちゃった」
ルーファンが提案をし、二人も笑顔で答える。だが、焚火の準備を始めるジョナサンの隣で、ルーファンがトカゲや芋虫をカゴから引っ張り出しているのを見て、彼らは一気に青ざめる羽目になってしまった。原生林を進み始めて三日間、同じ食事が続いているのだ。
「あまり草木に触らない方が良いぞ」
大きく息をしながら歩いていたジョナサンが、後方にいたルーファン達へ呼びかけた。
「毒性の植物は勿論だが、虫の中にも強烈な防衛機能を備えている種がある。触ろうものなら、たちまち激痛地獄へまっしぐらだ。最悪の場合は神経が死んで、手足を切り落とさないと行けなくなる…おまけに触る事自体は問題じゃないが、その手で粘膜に触れてしまう事で症状が発生するなんて性質の毒もあるぞ。とにかく、安全に休憩が出来そうな場所までは辛抱しないとな」
「だから出来るだけ肌出すなって言ってたんだ…」
「そのとーり」
ジョナサンの解説を聞き、フォルトは自分が身に纏っている手袋と長袖の衣類、そしてブーツを見つめた。正直に言えば移動し辛い事この上ないが、万が一を想定するのだとしたら納得しかない。彼女だけでは無く、アトゥーイも同様に肉体を保護できるようにしていたが、やはり少しだけ苦しそうにしていた。いつもが身軽なせいか、どうしても慣れないのだ。
「人間様は大変だな。いちいちあんな風に身を守らないといけないとは」
最後尾には化身達が屯しながら付き添っていたが、虫に刺されたらしい箇所を搔いてガロステルがぼやいた。彼らにとっては、毒や外傷などは些細な問題にすぎず、それ故に暇を見ては木に止まっていた目障りな虫を叩き潰したりなどしていた。サラザールに至っては腹が空いたのか、飛び掛かって来た毒蛇を掴んで貪っている。
「見た目通り、尊大で不躾な男だな…」
そのガロステルの隣で、呆れたようにヨヒーコトスが首を振る。
「何か言ったか ? マスク野郎」
「人間のお陰で、我らはこうして世に顕現出来ている。それを忘れるな」
「ほお~、市場で迷子になって他のガキたちと仲良く保護されてた奴は、やっぱり人間社会のありがたみが分かるんだな」
「…それとこれとは関係ない。王の事を言っただけだ。いざという時には守らねばならん」
ガロステルを窘めるつもりが、かえって自身の恥ずかしい失敗談の暴露に繋がってしまい、ヨヒーコトスは少しだけ語勢が弱まる。ルーファンとフォルト以外の皆がよく覚えていた。迷子になった子供を集めるための広場の一画にて、他の子供達に質問攻めに遭いながら弄られている彼の姿は、あまりにも衝撃的だったのだ。
「自分の身すら守れそうになかった癖によく言うぜ」
「置いて行った貴様らが悪いだろ」
「いいや、ついてこなかったお前が悪い。何で美術品なんかに見とれやがってたんだ」
「店主の女に勧められたんだ。話ぐらい聞いてやらないと可哀そうだろ」
「あの青髪のタッパがでけえ女か ? まさか鼻の下伸ばしてたわけじゃあるまい」
「何だと貴様…」
遊び人気質のガロステルと、比較的固い性分が目立つヨヒーコトスはどうも互いにいけ好かないのか、基本的にこのような応酬に陥る事が珍しくない。
「あ、あの…喧嘩はよくないですよ!」
すると見かねたらしいタナが会話に割って入る。彼らが揃ってからというもの、この流れが定番と化していた。
「タナ、これは喧嘩では無く只の議論だ」
「つ、つ、つまり口喧嘩ですよね。仲間で争うのは、ダ、ダメですよ。そうだ ! 落ち着くために、水飲みません ? 」
「…そうだな、頂こう。感謝する」
「じゃ、俺も貰うかな」
タナの誘いにガロステルとヨヒーコトスは乗り、荷物の中から自分用のコップを取り出した。タナは二人のコップに手をかざし、水を生成して注ぎ込むと彼らに恐る恐る渡す。だがヨヒーコトスが飲むために仮面を外した際、ガロステルが不愉快そうに顔を歪めた。仮面を取っ払った彼の顔面は皮膚が存在せず、筋繊維や歯が剥き出しであり、それらが首下から湧き上がっている炎に照らされて輝いていたのだ。唇が無いのに言葉は発する事が可能という点は不思議でならない。
「おめえの顔面いつ見てもひでえな。人体模型かよ」
ガロステルが再び余計な事を口走ってしまう。
「他人の身体的欠陥を揶揄するな。無礼者め」
「…へへっ、欠陥だとは認めるんだな」
「あのな―――」
だが、今度の口論はすぐに収まる事になった。サラザールが振り向いて近づき、二人のみぞおちに拳を一斉に打ち込んだのだ。二人は呻きながら膝を突き、タナは水が零れているコップと二人のどちらを心配すればいいのか狼狽えている。
「あのさ、百歩で良いから平和に歩けない ? 耳障りなんだよね…ったく…」
彼女は愚痴を垂れてから再び歩き出し、口論になっていた二人は口々に「古株だからってリーダー気取やがって…」、「ああ全くだ」と傷の舐め合いをしている。タナは少し迷ったが、まあこの二人なら大丈夫だろうと判断してサラザールへとついて行った。
「流石は闇と支配を司る、<バハムート>の化身ですね」
サラザールの隣に来たタナが小声で話しかけた。
「力づくとはいえ、お二人にとっての共通の敵になる事で仲間同士の不和を解消させてみせるだなんて…大胆ではありますが、流石の行動力です !」
「えっ ? ああ…うん…す、凄いでしょ… ?」
「はい ! 場を収めるには、時に暴力も必要な場合もある…勉強になります !」
「マネはしちゃダメよ。あなたは純粋なままでいた方が良い」
なぜか褒めてくれたタナに対し、険悪な雰囲気を作ってくるのが単純にムカついたから殴ったなどとは言えず、サラザールは動揺しながらも嘘で取り繕う。
「我々の旅も、なんだか賑やかになってきましたね」
「…いい事なのかな ? こういう賑やかさって」
アトゥーイとフォルトは後方の騒ぎを耳にしながらも、ルーファンとジョナサンについて行く。だが、彼らが足を止めて辺りを入念に観察しているのを見て、少し気分が明るくなった。ようやく待ちに待った休憩が出来る。
「この辺りなら問題は無さそうだ。少し休もう」
「いいですね、賛成です」
「私も ! お腹すいちゃった」
ルーファンが提案をし、二人も笑顔で答える。だが、焚火の準備を始めるジョナサンの隣で、ルーファンがトカゲや芋虫をカゴから引っ張り出しているのを見て、彼らは一気に青ざめる羽目になってしまった。原生林を進み始めて三日間、同じ食事が続いているのだ。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説

生まれる世界を間違えた俺は女神様に異世界召喚されました【リメイク版】
雪乃カナ
ファンタジー
世界が退屈でしかなかった1人の少年〝稗月倖真〟──彼は生まれつきチート級の身体能力と力を持っていた。だが同時に生まれた現代世界ではその力を持て余す退屈な日々を送っていた。
そんなある日いつものように孤児院の自室で起床し「退屈だな」と、呟いたその瞬間、突如現れた〝光の渦〟に吸い込まれてしまう!
気づくと辺りは白く光る見た事の無い部屋に!?
するとそこに女神アルテナが現れて「取り敢えず異世界で魔王を倒してきてもらえませんか♪」と頼まれる。
だが、異世界に着くと前途多難なことばかり、思わず「おい、アルテナ、聞いてないぞ!」と、叫びたくなるような事態も発覚したり──
でも、何はともあれ、女神様に異世界召喚されることになり、生まれた世界では持て余したチート級の力を使い、異世界へと魔王を倒しに行く主人公の、異世界ファンタジー物語!!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

調子に乗りすぎて処刑されてしまった悪役貴族のやり直し自制生活 〜ただし自制できるとは言っていない〜
EAT
ファンタジー
「どうしてこうなった?」
優れた血統、高貴な家柄、天賦の才能────生まれときから勝ち組の人生により調子に乗りまくっていた侯爵家嫡男クレイム・ブラッドレイは殺された。
傍から見ればそれは当然の報いであり、殺されて当然な悪逆非道の限りを彼は尽くしてきた。しかし、彼はなぜ自分が殺されなければならないのか理解できなかった。そして、死ぬ間際にてその答えにたどり着く。簡単な話だ………信頼し、友と思っていた人間に騙されていたのである。
そうして誰もにも助けてもらえずに彼は一生を終えた。意識が薄れゆく最中でクレイムは思う。「願うことならば今度の人生は平穏に過ごしたい」と「決して調子に乗らず、謙虚に慎ましく穏やかな自制生活を送ろう」と。
次に目が覚めればまた新しい人生が始まると思っていたクレイムであったが、目覚めてみればそれは10年前の少年時代であった。
最初はどういうことか理解が追いつかなかったが、また同じ未来を繰り返すのかと絶望さえしたが、同時にそれはクレイムにとって悪い話ではなかった。「同じ轍は踏まない。今度は全てを投げ出して平穏なスローライフを送るんだ!」と目標を定め、もう一度人生をやり直すことを決意する。
しかし、運命がそれを許さない。
一度目の人生では考えられないほどの苦難と試練が真人間へと更生したクレイムに次々と降りかかる。果たしてクレイムは本当にのんびり平穏なスローライフを遅れるのだろうか?
※他サイトにも掲載中

『え?みんな弱すぎない?』現代では俺の魔法は古代魔法で最強でした!100年前の勇者パーティーの魔法使いがまた世界を救う
さかいおさむ
ファンタジー
勇者が魔王を倒して100年間、世界は平和だった。
しかし、その平和は少しづつ壊れ始めていた。滅びたはずのモンスターの出現が始まった。
その頃、地下で謎の氷漬けの男が見つかる。
男は100年前の勇者パーティーの魔法使い。彼の使う魔法は今では禁止されている最強の古代魔法。
「この時代の魔法弱すぎないか?」
仕方ない、100年ぶりにまた世界を救うか。魔法使いは旅立つ。
世界中にダンジョンが出来た。何故か俺の部屋にも出来た。
阿吽
ファンタジー
クリスマスの夜……それは突然出現した。世界中あらゆる観光地に『扉』が現れる。それは荘厳で魅惑的で威圧的で……様々な恩恵を齎したそれは、かのファンタジー要素に欠かせない【ダンジョン】であった!
※カクヨムにて先行投稿中
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる