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5章:鐘は泣いている
第155話 隠された意図
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「先程政府のツテで連絡が来た。ジェトワ、リガウェール、スアリウスの三ヵ国による締結で、君をパージット王国の臨時的な形での代表として認めるそうだ」
「つまり、”六霊の集い”への参加も可能という事か ?」
「その通り。これから忙しくなるぞ」
社屋に入るや否や、ジョナサンからの経過報告を耳に入れたルーファンは安堵の表れとして息を小さく吐いた。いよいよ、あの悪魔と生身で対峙できる。各国政界の代表が一堂に会する社交の場である以上、血生臭い闘争はもってのほかだろう。しかし構うものか。出方次第ではあの不愉快な言葉を吐き連ねていた顎を砕いてやる。ルーファンは少し体が熱くなっていた。
「その準備ついでに、最近の情勢も踏まえて少し話し合う場が欲しかった。特にリミグロンの動きも含めて君達の意見を聞きたい」
作業をする記者たちを素通りし、そのまま社長のデスクへと向かったジョナサンは、ルーファン達を目の前に冷め切った茶をカップに注ぎ出す。一度口に含んでから、険しい表情をして雑に机へ置いた。あまり美味しくないらしい。
「ブルジョワ気取りたいから買ってみたが、やっぱりコーヒーの方が良いや…さて、最近のリミグロンだがここ最近も他の地域で犯罪活動が行われているのは知ってるか ?」
ジョナサンが机の向かいに座っている二人へ新聞を渡すと、フォルトが受け取って開いてみせた。小声でブツブツとつたない形で朗読をしているようだが、しっかりと内容は把握できているらしい。勉強の賜物だろう。彼女の傍らでルーファンも覗き込んでみると、確かにリミグロンによるものと思わしき襲撃や破壊活動に関する情勢が綴られていた。当然の如く、自分に肩入れした地域で引き起こされている事案ばかりだが、今までとは明確な違いがあった。
「紙面での扱いが小さいな…ほとんど鎮圧に成功している上に今までより遥かに規模も小さい。わざわざ一面記事にするまでも無いという事か ?」
「そうだ。これまではリミグロンによる暴挙なんてのは、敵の強大さもあって恐れられていたが、ここ最近は現地の軍隊だけでどうにかできてしまう程に弱体化している。立て続けに大規模な侵攻が悉く失敗したのが効いてるのかもしれない」
どの事件も最後には「鎮圧された」と締めくくられてばかりである事を変に思ったルーファンだが、ジョナサンの話を聞いてもまだ疑念は拭いきれなかった。帝国から派遣をせずとも、現地の反乱因子に物資を提供して陰で動かすといった芸当も出来る連中が、こうも簡単に食い下がるものだろうか。
「姉さんからも確かに手紙来てたっけ。この間砂漠にも現れたけど、村の戦士団とスアリウスから派遣された兵士で何とかなったって書いてた。やっぱりもう、帝国も限界なのかな」
「国家や軍組織が弱体化していると仮定するなら、いくらなんでも劣化が早すぎる。帝国には余力が無いと、周りに見せびらかしたいのでなければこうも露骨に変化はしない筈だ」
「つまり…何か隠してるって事 ?」
「…かもな」
フォルトとルーファンが見合っていた時、渇いた物体が割れる音が響く。音のする方を見てみると、ジョナサンがビスケットを齧って咀嚼していた。
「悪い悪い。朝食食べてなくてね…話を戻すが、個人的には本当に弱体化している可能性は捨てるつもりは無いよ。国家ってのはいつも他所様からの見栄を気にするからな…統計弄ってでも、必死に軍隊動かしてでも自国は衰退していないと言い張りたがるものだ。そういう事例を山ほど見てきた。だが、隠し事があるかもしれないっていうのは同意だ」
「どういう事だ ?」
「この間君が皇帝と会った時の話を聞いて、それを踏まえた上で帝国やリミグロンの動きを調べ直してふと思ったんだ。はたして彼らは、本当に<幻神>や魔法、そして君の抹殺を目的に動いているんだろうか ? そこがどうしても気になるんだ」
いつもの向こう見ずな阿呆的態度の無い、やけに思慮深さを醸し出しているジョナサンの態度は、ルーファンの興味を引くには十分だった。一方で僅かながら不愉快さもあるといえば嘘ではない。彼の言う通りに前提がおかしいというのならば、焼き落とされたパージット王国と民はただの無駄死にではないか。
「ジョナサン、どういう事なんだ ?」
「考えてみてくれ。皇帝は君に対して”面と向かって話そう”と言ったんだろ ? でも妙じゃないか ? 自分が決定権を持っている筈の軍が直々に、最優先抹殺対象と定めている君を相手にそう言ったんだぞ。殺したがっている相手なのに、恨み言の一つも無いまま、生きている事を前提にした言葉を投げかけるものか ?」
「ただの挑発と受け取る事も出来る」
「まあな。だがそこで引っ掛かってから、色々考えてみるとやっぱりどこか違和感があるように思ったんだ。リミグロンの攻撃だってそう…たとえば、何で君をこれまで直接狙わなかったんだ ? 基本はうちの国に滞在して、移動する時はなるべく素性を隠して大っぴらにはしていないから狙いにくいとはいえ…やりようはいくらでもあるだろ。民間人を人質に取るとか、そんな感じで。戦う時は基本侵攻や襲撃の際に、ついでに見つけたら仕方なくといった風に扱われていた」
「なるほど…帝国側での名目上の俺の扱いと、実際の対応がかけ離れているという事か」
「まだ確証が持てない要素が多すぎるから、ただの僕の出来の悪い探偵ごっこだと思ってくれ。だがまあ、記憶の片隅に置いてくれてると嬉しいがね。どの道、次の会合で聞き出せる可能性があるんだからさ。別の件も含めて」
ジョナサンは、ルーファンにほとんど妄想に近い推理を繰り広げた上で、箱に入った大量の新聞を床から重そうに抱え上げ、机に音を立てながら置いた。机から嫌な音が聞こえた気がしたのか、少し慌てふためいて随所をくまなく点検していたが、問題が無いと分かってからは再びルーファン達へ視線を戻す。
「さっきも言った”疑問”について、調べるためにウチや他の会社の資料を見ていたんだが、やっぱりだった。リミグロンの動きが活発化し、各地で被害が拡大していた頃から、一度も彼らによる被害が報告されてない地域があるんだよ…ネゾール公国だ。元々国内で行政と民の間で内紛が起きている状況だが、そんな絶好の機会だというのになぜかリミグロンは狙っていないんだ。しかも自分達の標的である<聖地>の保有国だってのに」
「ネゾール公国…」
「不思議だろ ? 思えばこの国は、以前から君の存在をかなり嫌そうに会合でも言及していたそうだし、リミグロンの勢いが削がれる事を不都合に思っていた理由については前々から怪しまれていた。そして、僕がさらに注目する事になったのは…これだ」
ジョナサンが次に手渡して来たのは、これまた分厚い紙の束である。晴れてレイヴンズ・アイ社の社員となったオルティーナが土産として持ってきたらしい資料だが、検査済と書かれた民間人のリストはやはり何度見ても不気味であり、ジョナサンも不愉快さを隠さずに眉間に皺を寄せていた。
「オルティーナ君が持ってきたこの人身売買の手掛かりらしき資料だが、どこから送られて来たのかを調べようとして色んな連中に聞き取りをしてみた。リミグロンの捕虜連中をね。だが、皆言うんだ。”少なくともこのリストは帝国が作ったものでは無い筈だ”と」
そこまで言い終えると、ジョナサンはパイプをふかし始めながら椅子にもたれ掛かる。頭の中で言いたい事を整理しているのか、ぼんやりと白濁とした煙を眺めていた。自分の取っ散らかった脳内の状況によく似ていると、そう思っていたのかもしれない。
「だがそうなると、なぜ帝国がやってない商売の資料を帝国側の人間が持っていたのか…私的な見解だが、可能性として一番に考えられるのはトカゲのしっぽ切りが出来るように、別の人間たちにやらせていた可能性がある。リミグロンの技術を使えば攫うなんざ余裕だろうが、万が一目撃されると厄介だろう。だから別の国を介してビジネスを行わせてるんじゃないか ? 目的は知らんが」
「まさか…ジェトワやシーエンティナとは別に、人身売買に加担している国があるのか ?」
「僕はそう睨んでいる。そして立地を考えれば、それがやりやすい国というのも見えて来るだろ。帝国と隣り合わせで、貿易にも使う運河や国営の会社を持っていて、そしてなぜか帝国の肩を持ちたがる不思議な国…ネゾールを疑うのは不自然じゃない筈だ」
ジョナサンは少しだけ口角を上げていた。特ダネのニオイがすると踏んでいるのだろうが、それと同時にルーファンへ期待を寄せているのだ。また必ず、この男のお陰で一波乱が起きる。そんな予感がしていたのだ。
「次回の”六霊の集い”には僕も随伴する。君の秘書という肩書でね」
「つまり、”六霊の集い”への参加も可能という事か ?」
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社屋に入るや否や、ジョナサンからの経過報告を耳に入れたルーファンは安堵の表れとして息を小さく吐いた。いよいよ、あの悪魔と生身で対峙できる。各国政界の代表が一堂に会する社交の場である以上、血生臭い闘争はもってのほかだろう。しかし構うものか。出方次第ではあの不愉快な言葉を吐き連ねていた顎を砕いてやる。ルーファンは少し体が熱くなっていた。
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「ブルジョワ気取りたいから買ってみたが、やっぱりコーヒーの方が良いや…さて、最近のリミグロンだがここ最近も他の地域で犯罪活動が行われているのは知ってるか ?」
ジョナサンが机の向かいに座っている二人へ新聞を渡すと、フォルトが受け取って開いてみせた。小声でブツブツとつたない形で朗読をしているようだが、しっかりと内容は把握できているらしい。勉強の賜物だろう。彼女の傍らでルーファンも覗き込んでみると、確かにリミグロンによるものと思わしき襲撃や破壊活動に関する情勢が綴られていた。当然の如く、自分に肩入れした地域で引き起こされている事案ばかりだが、今までとは明確な違いがあった。
「紙面での扱いが小さいな…ほとんど鎮圧に成功している上に今までより遥かに規模も小さい。わざわざ一面記事にするまでも無いという事か ?」
「そうだ。これまではリミグロンによる暴挙なんてのは、敵の強大さもあって恐れられていたが、ここ最近は現地の軍隊だけでどうにかできてしまう程に弱体化している。立て続けに大規模な侵攻が悉く失敗したのが効いてるのかもしれない」
どの事件も最後には「鎮圧された」と締めくくられてばかりである事を変に思ったルーファンだが、ジョナサンの話を聞いてもまだ疑念は拭いきれなかった。帝国から派遣をせずとも、現地の反乱因子に物資を提供して陰で動かすといった芸当も出来る連中が、こうも簡単に食い下がるものだろうか。
「姉さんからも確かに手紙来てたっけ。この間砂漠にも現れたけど、村の戦士団とスアリウスから派遣された兵士で何とかなったって書いてた。やっぱりもう、帝国も限界なのかな」
「国家や軍組織が弱体化していると仮定するなら、いくらなんでも劣化が早すぎる。帝国には余力が無いと、周りに見せびらかしたいのでなければこうも露骨に変化はしない筈だ」
「つまり…何か隠してるって事 ?」
「…かもな」
フォルトとルーファンが見合っていた時、渇いた物体が割れる音が響く。音のする方を見てみると、ジョナサンがビスケットを齧って咀嚼していた。
「悪い悪い。朝食食べてなくてね…話を戻すが、個人的には本当に弱体化している可能性は捨てるつもりは無いよ。国家ってのはいつも他所様からの見栄を気にするからな…統計弄ってでも、必死に軍隊動かしてでも自国は衰退していないと言い張りたがるものだ。そういう事例を山ほど見てきた。だが、隠し事があるかもしれないっていうのは同意だ」
「どういう事だ ?」
「この間君が皇帝と会った時の話を聞いて、それを踏まえた上で帝国やリミグロンの動きを調べ直してふと思ったんだ。はたして彼らは、本当に<幻神>や魔法、そして君の抹殺を目的に動いているんだろうか ? そこがどうしても気になるんだ」
いつもの向こう見ずな阿呆的態度の無い、やけに思慮深さを醸し出しているジョナサンの態度は、ルーファンの興味を引くには十分だった。一方で僅かながら不愉快さもあるといえば嘘ではない。彼の言う通りに前提がおかしいというのならば、焼き落とされたパージット王国と民はただの無駄死にではないか。
「ジョナサン、どういう事なんだ ?」
「考えてみてくれ。皇帝は君に対して”面と向かって話そう”と言ったんだろ ? でも妙じゃないか ? 自分が決定権を持っている筈の軍が直々に、最優先抹殺対象と定めている君を相手にそう言ったんだぞ。殺したがっている相手なのに、恨み言の一つも無いまま、生きている事を前提にした言葉を投げかけるものか ?」
「ただの挑発と受け取る事も出来る」
「まあな。だがそこで引っ掛かってから、色々考えてみるとやっぱりどこか違和感があるように思ったんだ。リミグロンの攻撃だってそう…たとえば、何で君をこれまで直接狙わなかったんだ ? 基本はうちの国に滞在して、移動する時はなるべく素性を隠して大っぴらにはしていないから狙いにくいとはいえ…やりようはいくらでもあるだろ。民間人を人質に取るとか、そんな感じで。戦う時は基本侵攻や襲撃の際に、ついでに見つけたら仕方なくといった風に扱われていた」
「なるほど…帝国側での名目上の俺の扱いと、実際の対応がかけ離れているという事か」
「まだ確証が持てない要素が多すぎるから、ただの僕の出来の悪い探偵ごっこだと思ってくれ。だがまあ、記憶の片隅に置いてくれてると嬉しいがね。どの道、次の会合で聞き出せる可能性があるんだからさ。別の件も含めて」
ジョナサンは、ルーファンにほとんど妄想に近い推理を繰り広げた上で、箱に入った大量の新聞を床から重そうに抱え上げ、机に音を立てながら置いた。机から嫌な音が聞こえた気がしたのか、少し慌てふためいて随所をくまなく点検していたが、問題が無いと分かってからは再びルーファン達へ視線を戻す。
「さっきも言った”疑問”について、調べるためにウチや他の会社の資料を見ていたんだが、やっぱりだった。リミグロンの動きが活発化し、各地で被害が拡大していた頃から、一度も彼らによる被害が報告されてない地域があるんだよ…ネゾール公国だ。元々国内で行政と民の間で内紛が起きている状況だが、そんな絶好の機会だというのになぜかリミグロンは狙っていないんだ。しかも自分達の標的である<聖地>の保有国だってのに」
「ネゾール公国…」
「不思議だろ ? 思えばこの国は、以前から君の存在をかなり嫌そうに会合でも言及していたそうだし、リミグロンの勢いが削がれる事を不都合に思っていた理由については前々から怪しまれていた。そして、僕がさらに注目する事になったのは…これだ」
ジョナサンが次に手渡して来たのは、これまた分厚い紙の束である。晴れてレイヴンズ・アイ社の社員となったオルティーナが土産として持ってきたらしい資料だが、検査済と書かれた民間人のリストはやはり何度見ても不気味であり、ジョナサンも不愉快さを隠さずに眉間に皺を寄せていた。
「オルティーナ君が持ってきたこの人身売買の手掛かりらしき資料だが、どこから送られて来たのかを調べようとして色んな連中に聞き取りをしてみた。リミグロンの捕虜連中をね。だが、皆言うんだ。”少なくともこのリストは帝国が作ったものでは無い筈だ”と」
そこまで言い終えると、ジョナサンはパイプをふかし始めながら椅子にもたれ掛かる。頭の中で言いたい事を整理しているのか、ぼんやりと白濁とした煙を眺めていた。自分の取っ散らかった脳内の状況によく似ていると、そう思っていたのかもしれない。
「だがそうなると、なぜ帝国がやってない商売の資料を帝国側の人間が持っていたのか…私的な見解だが、可能性として一番に考えられるのはトカゲのしっぽ切りが出来るように、別の人間たちにやらせていた可能性がある。リミグロンの技術を使えば攫うなんざ余裕だろうが、万が一目撃されると厄介だろう。だから別の国を介してビジネスを行わせてるんじゃないか ? 目的は知らんが」
「まさか…ジェトワやシーエンティナとは別に、人身売買に加担している国があるのか ?」
「僕はそう睨んでいる。そして立地を考えれば、それがやりやすい国というのも見えて来るだろ。帝国と隣り合わせで、貿易にも使う運河や国営の会社を持っていて、そしてなぜか帝国の肩を持ちたがる不思議な国…ネゾールを疑うのは不自然じゃない筈だ」
ジョナサンは少しだけ口角を上げていた。特ダネのニオイがすると踏んでいるのだろうが、それと同時にルーファンへ期待を寄せているのだ。また必ず、この男のお陰で一波乱が起きる。そんな予感がしていたのだ。
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